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November 2014

2014.11.30

11月が終わった

11月終了。学びの多い月だった。

●ここ数年も11月は、「学び月間」としていた。今年も興味のある研修が多いこと、そして校務や自分の都合も併せて同じようにすることができた。岩手UD研、秋田教育フォーラム、有田和正継承セミナーと様々な研修会からよき学びができた。アウトプットのために必要なのはインプット。常に新しい情報を入れていくことの大切さを感じている。

●そんな中で大阪での登壇の機会に恵まれた。告知されて一週間で70名の定員が満員御礼になるような集客力のあるサークルのご招待。3時間にわたって、模擬授業、基礎技術、そして授業づくりについて話させていただいた。10月の姫路セミナーにも参加された方々がいるということで、8割方は内容を変えている。(考え方は一緒だが)
 また新たな部分を社会科で作ることができたと思っている。

●校務でも県の国語の大会が無事終了し、ホッとしている。自分が授業をするわけではない(前のこの地区での20年前の大会は自分が6年生の授業者だった。これも縁である)が、会場運営で責任を果たさなければいけないということで可能な限りの力は注いだ。裏方には裏方のやりがいがあると感じた大会だった。本校の先生方は全員スタッフとして本当にがんばったと思う。

●副校長として、研究所の調査研究のレポート作り、副校長会での発表(地区と県大会のダブル)も行った。昨年に続き…のものであるが、今年度は県大会の発表が加わった。文書で告知されていることもあり、副校長仲間からは多くの激励をいただいた。有難いことである。

●いくつかの原稿を書き、読書もいつものペース。ただ、これらについては「いつものペース」ではいけないであろう。限られた残りの教員生活を充実させるためにはペースは上げないと…。今年もあと1ケ月。せめて来月だけでもペースを上げよう。

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2014.11.29

はたはたの教材開発

先日居酒屋で久しぶりに「はたはた」をいただいた。
自分にとっては小学校・中学校とよく食べた魚である。
当時は安くて箱で購入していたことを覚えている。

このはたはたは、乱獲によって簡単に食べられる魚ではなくなった。
そのため数年間、漁を止めることによってようやく漁獲高も増えてきた。ただし、今も簡単に購入することができていないことは同様である。
これは、日本の水産業の一例として教材化できる。(実際に教材化した知人もいる。)

考えてみたら11月下旬から12月ははたはた漁の季節。
ふとその教材化をした情報がネットにあるかと思い探してみた。

そうしたら、「はたはたのうた」という詩がヒットとした。
こちらの教材化はそういえば、購読していたメルマガに掲載されていたものだ。そして、このような詩が教科書に掲載されていたことは知らなかった。(メルマガは読み流していたのであろう。)

「はたはたやいてたべるのは 北国のこどものごちそうなり。」
「はたはたみれば 母をおもふも 冬のならひなり。」
という部分などは自分の思い出とまさに重なる。

社会での教材と国語での教材。
はたはたの教材開発をしたくなった。

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2014.11.28

「小学校の見せて教える社会科5年生」

自分がかかわっているプロジェクト「小学生の見せて教える社会科5年生」が、本日リリースされました。
こちらです。アマゾンにも反映されていました。こちら

まさにお勧めの教材です。部分を隠してデジタルでグラフ提示ができます。この教材なら授業も変わっていくことでしょう。以下、詳細情報です。

〇小学校の見せて教える社会科5年生

 監修:東北大学大学院情報科学研究科 教授 堀田龍也
 制作協力:札幌市立幌西小学校 校長  新保元康
        奥州市立常盤小学校 副校長 佐藤正寿

小学校5年生社会科の一斉授業で活用できる、グラフツールアプリ(インタラクティブ型教材)です。グラフを用いて統計的な学習を行う5年生社会科において、従来の書籍ではなしえなかった、特定の項目だけの提示・年代別の提示など、ポイントを押さえた効果的な提示により、児童の理解度を深めることが可能です。

〇厳選されたグラフ30個を収録

本教材は、株式会社教育同人社発行の『社会科資料集5年』に掲載されているグラフから、5年生の授業で重要なグラフを30個厳選して収録しています。

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2014.11.27

違う地域であれこれ感じる

先日の大阪行きはJR新大阪駅から会場まで車で30分ほどあった。帰りも同様である。
これはこれで貴重な話を聞いたり、地域との違いを感じたりする時間となった。
たとえば…

〇淀川について知ったこと。うなぎもとれる川で教材化もあったこと。その日に行った模擬授業は海の授業だった。かつて島の授業もしたことがあった。先日は新保先生が道の授業をした。川の授業があってもいいと感じた。

〇あれこれ話しながら「まちを教材開発の視点で見るには?」と聞かれた。確かに講座でも「まちを歩くだけで教材の種が見えてくる」と話した。まちをどう見ていくかというのは今後の自分の大事なテーマである。

〇大阪府の先生方は校内敷地にスペースがないので、電車やバス・単車通勤が多いとお聞きした。この点は岩手とかなり違う。ただ学校行事のたびに逆に駐車場問題が出ることはないんだろうなーと感じた。

〇東海道新幹線で紅葉しはじめた山々が見えた。岩手はすでに終わっている。狭いようで日本は広いと感じた一瞬であった。

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2014.11.26

「「頭ほぐし」の学習ベスト50」

福島の阿部さんを代表とする東北青年塾が本を発刊された。
『「頭ほぐし」の学習ベスト50』である。
「頭ほぐし」という言葉が魅力的であり、目次にある通り、授業での導入でどんどんやってみたい実践が紹介されている。
考えてみたら自分が講師役の講座でも「3クエスチョンクイズ」「三択クイズ」「ダウトをさがせ」等、これに似たゲーム・クイズを紹介している。「やってみたい」「できそう」とアンケートでの声をいただくので、このような「頭ほぐし」はニーズがあると考えている。

2007年にスタートした東北青年塾。自分もその立ちあげに関わっただけに、卒業した今もその動向は注目している。今回執筆に関わった皆さんのうち半分は当時も参加していたメンバー。彼ら、彼女らの活躍を嬉しく思う。

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2014.11.25

有田和正継承セミナー

3連休の中日に標記セミナーに参加。
都合があり参加を迷っていたものであるが、午前中だけでも…と思い申し込んだ。
会場の四谷のビルには30分近く早く到着。このセミナーでは知っている先生方が何人かおり、ご挨拶。
さらに今回の講師の横山先生、古川先生、俵原先生にご挨拶。今後の支援に関わってお約束。

それにしてもディープなセミナーだった。
有田先生の本を数多く読んでいる教師なら、「そうそう」「あるある」という事例が数多く出て、ひらすら頷いてばかりであった。参加者も有田先生を慕う人はもちろん、有田先生について名前は聞いたことがあるが講座等を受けたことはないと思われる若手教師も参加していた。
これから有田先生の実践を伝えるのは自分たちの役目。お亡くなりになって半年あまり。この1年が大事だと感じている。

それにしても、昨日の大阪でのセミナーに参加されていた方でお二人の先生が本日東京に参加されていた。それも私より年上の校長先生やベテランの先生。「インプットしなければ発信できない」と話されていた。まさにその通り。その姿勢からも学ばせていただいた。

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2014.11.24

裏方には裏方のやりがい

県国語教育研究大会が21日に本校会場に終了した。
県下だけではなく、北海道や静岡、秋田も含め400名以上の参加だった。
教室からあふれる参観者、そして体育館の400脚の椅子が埋まる講演会の様子に、県大会に関わることができた嬉しさを感じることができた。

さて、大会のプログラムは「提案授業」「授業分科会」「発表分科会」「講演」である。
参加者のお目当てもこれらである。
そして、このプログラムを実現するために裏方(会場校責任者)が自分の役目。
ほぼ1ケ月前から(それまでは研究内容対応)準備をしてきた。事務局校は他校なので、他校の先生方と連携をとりながらの準備であった。
それを通して感じたのは400人を招くことのスケールの大きさと本校の先生方のがんばりぶりであった。

ふだん一昨年の県の造形教育大会の総事務局や地区社研セミナーの開催で、段取り等は慣れているものの、今回は様々な準備があった。
たとえば、駐車だけでも次のような準備が必要だった。

・校庭に200台の駐車場ライン書き
・スムーズな移動の確認
・他駐車場の確認
・指示棒の準備
・バスの止まる位置の確認
・来賓用スペースの確保
・本校職員駐車(詰める形)指示…等

このような形が「授業会場準備」「分科会場準備」「受付準備」「体育館全体会場作り」「接待準備」…等いくつもあった。素案を出すまで結構時間がかかった。前日まですべきこと、前日すべきこと、当日の流れと3段階に分けたプリントも10ページ以上のものになった。

それらを先生方が共通理解し、それぞれの持ち場で工夫したり、丁寧にやってくださったりした。急遽の対応はいくつもあったが、結果的に大変スムーズな運営になったと思っている。終了後は「裏方としての達成感」を感じた。

授業者は授業者としての達成感があったと思う。それとは別のやりがいも改めて経験できた(一昨年の県造研は事務局校ではあったが、会場校ではなかった)大会だった。

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2014.11.23

社会科のニーズはある

昨日は大阪のsoyaサークル主催の講座に招かれた。
こちらのサークルページをご覧になるとわかるが、筑波大学附属小学校の先生方を次々とお招きしている。そんな中に自分が入っていいのか…という思いもあったが、「社会科を知りたい」という声が多いのでぜひという言葉に引き受けた。

参加者の皆さんは、社会科自体は好きだが、教え方が得意というわけではないという方が多かった。その分、熱心に真摯に聞いてくださった。有難いことだった。

今回は教材開発面での内容を組み入れることができた。1回1回が自分にとっても幅を広げる場ということがわかる。今回も熱心な聞き手の皆さんだった。
終了直後に感想用紙をいただいた。「社会の指導に悩んでいた・困ったいた」という声が目立つ。
子どもが「できる・わかる・楽しい」も大切だが、「教師もできる・楽しい社会科」にしなければ…と感じた。まだまだ使命はあると実感した。

記録のために今回の概略を記しておく。

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1 楽しい社会科授業のこつ(模擬授業)

■1 ゲーム・クイズで楽しく
   「都道府県3クエスチョンクイズ」
   「ダウトをさがせ」
   「探究クイズ」
■2 「日本の海洋」

2 社会科授業の基礎技術

・視点1 まずは「見えるもの」を問う
・視点2 「知りたい」「困った」を引き出す
・視点3 資料提示を一工夫
・視点4 「覚える」ためのバージョンを
・視点5 地域のよさ・日本のよさを伝える
・視点6 学習技能を小刻みに育てる
・視点7 社会的思考を迫る課題・発問を組み入れる
・視点8 「提案」で社会参画意識を

3 社会科授業づくりのポイント ~教材研究と教材開発~

1 教科書の教材研究
2 単元を通して子どもたちが追究する構成
3 地域の特色の教材化

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2014.11.22

勤労と生産に感謝して 勤労感謝の日

※明日の勤労感謝の日に向けた小話です。

1 五穀の収穫に感謝する祭りがルーツ
 十一月二十三日は勤労感謝の日です。
 勤労をたっとび、生産を祝い、国民が互いに感謝する日です。
 もともと日本は昔から農業が盛んな国でした。そして、古くから神々に五穀(ごこく)の収穫を祝うならわしがありました。ちなみに五穀とは、主食になる大事な食料で、米や麦、豆などです。皆さんも毎日食べていることでしょう。
 それらの収穫に感謝するお祭りが千数百年前の飛鳥時代から行われていました。それにちなんで十一月二十三日が勤労感謝の日になっています。
 もちろん、今では食料生産だけではなく、働いている人への感謝の気持ちを表す日になっています。

2 食料自給率の低い日・日本
 さて、日本は昔から農業生産が盛んと言いましたが、実は今は日本で作られたものが少なくなっています。
食べられた食料の中で、日本で生産される割合を「食料自給率」と言いますが、四十%ほどです。五十年ほど前、その割合は七十%を超えていたのですが、どんどん下がり続け今は多くの食料を外国から入れています。たとえば、天ぷらそばの原料である小麦やえびなどはほとんどが外国産のものです。また、日本人は一日一人あたり五十グラムの食品を残したり、無駄にしたりしていると言われています。食料自給率の低い日本ですから、感謝の気持ちをもって食べたいものですね。

3 手紙で感謝の気持ちを伝える
 ところで十一月二十三日の「二三」は、「ふみ」とも読みます。毎月二十三日は「ふみの日」です。「ふみ」は漢字で書くと「文」ですね。
 手紙を書く楽しさや受け取る喜びを広める日として「ふみの日」が始まりました。今は手紙よりも、電子メールを使う人の方が多いかもしれません。
 でも、手紙には手紙のよさがあります。その人が直接書いた文字からは、温かみも感じられます。
 この勤労感謝の日に、簡単な手紙に感謝の気持ちを書いてみましょう。皆さんの感謝の気持ちと心がきっと相手の心に残ることでしょう。

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2014.11.21

「教師は子ども好きの名人にならなければならない」

「教師は子ども好きの名人にならなければならない」という言葉にネットで出会った。
こちら

家本芳郎先生らしい言葉である。
かつて読んだ家本先生の本に「『先生なんて嫌いだ』という時に何と教師は答えるか」という問題があった。
家本先生だったら、「君は嫌いでも先生は君のことが好きだよ」と答えると書いていた(はず)。
まさに子ども好き。強烈な印象に残っている。

このエピソードは時々講座で話をする。
演習形式である。皆さん、一生懸命に考える。
そして家本先生の答えを言うと「なるほど」と頷く。
シンプルで、「子ども好き」がわかる答え。
教師になろうする原点は「子ども好き」という教師は多いであろう。
その原点を思い出す答えである。

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2014.11.20

なかなか本の紹介ができなかったが…

9月から今までなかなか本や雑誌の紹介ができない。
読むペースが落ちたわけではない。(正確には少し減ってはいるが…。ビジネス書は特に。)
しかし、このブログに掲載する…・そのような気持ちになかなかならないのである。
教育書自体は今も次々と新しい本が発刊され、興味ある分野も新刊書が出ている。それを考えたら、自分のニーズや本の読み方・感じ方が変わったのだと思う。

そんな中、「新・社会科授業研究の進め方ハンドブック」(北俊夫・向山行雄著・明治図書)は、大御所のお二人ということで安定した内容だった。
特に、「優れた社会科の理論が支持されない理由」という部分で考えさせられた。「たいしたことではない内容を難しく説明するという社会科教育界の悪しき慣習が理論の普及を妨げている」ということを理由の一つに掲げている。同感である。
社会科の研究会に必要なのは「明快さ」「シンプルさ」だと思う。自分の説明さもこれを心掛けているが、自分も悪しき慣習になっていないか自戒させられた。
考えてみたら、北氏の本も向山氏の理論も昔からわかりやすかった。それでいて深い。この本からも学んでいきたい。

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2014.11.19

地区副校長会で発表

毎年、研究発表・講師役があるが、その多くが授業づくり・学級づくり・教師力等に関わるものである。
ところが今年は地区の副校長会研究発表会、県の副校長会大会、そして市の教育研究発表会で副校長という立場に関わっての発表がある。これは貴重な機会である。

副校長会の発表は特別支援教育体制と副校長としての関わりに関するもの。アンケートをとったり(これはかつての自分の研究が役立った)、視点を決めたり、他校の実践例を考察したりと、自分の中ではまだまだ学びが少ない特別支援教育についてのいい学びとなった。昨日の地区の副校長会の発表でも、質問・意見・助言から学びをさらに深めることができた。(県大会は来週。)

市の方は教育研究所の中での関わりであり、今回が4年連続の委員で3年連続の発表(委員長としての発表)。今までの内容に加えて、今回は本校での情報モラルの取り組みについて加えた。これについては1月に発表をする。

担任時代から発表の回数は多い方であったが、副校長の今もこのような機会がある。それは自分の視点や学びの場を幅広くさせてくれるのは確かである。

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2014.11.18

裏方の大切さ

本校会場に今週の金曜日に県国語教育研究会の大会が開催される。
本校の先生方6名と他校の6学級が本校で午前中に提案授業+分科会。午後からは中学校と高校の先生方も含めて、本校会場に分科会と講演会が開催される。
全県から400名以上の参加者があり、それを受け入れる準備のピークである。自分は会場校として運営の責任があり、自校および他校の先生方と協力して準備を進めてきた。

一昨年、県の造形教育研究大会の総事務局としての経験が生きており、それを生かしながら準備を進めているが、本当に細かいところまで準備をしなければいけないとつくづく感じている。そして、同僚の先生方の働きに助けられている。
今まで自分はどの勤務校でも県大会に縁があった。これもなかなかないことである。

・1校目(江刺愛宕小)は造形教育研究大会。初任者で参観だけだったが…。
・2校目(岩谷堂小)は国語教育研究大会で全校で授業提供をした。また県造形教育研究大会で授業者補助。
・3校目(高浜小)は家庭科教育研究大会で他校に行って授業を行った。
・4校目(水沢小)では県教育発表会で児童と教師が教育センターに移動し、授業提供と研究会自体を提供した。
・5校目(笹渡小)は、学校としての県大会はなし。ただ、県放送教育研究大会で助言者として参加。
・6校目(広瀬小)では2年間、県造形教育研究大会の事務局となり、運営を行った。

4校目からは授業者としてではなく、裏方としての仕事がメイン。裏方の大切さをつくづく感じている。
県大会まであと3日。よりよい大会となるように最後の詰めをしっかりとやっていきたい。

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2014.11.17

「津波から命を守るために」

大震災から3年と8ケ月が過ぎた。
被災地以外ではニュースが少ないかもしれないが、岩手では今も地元ニュースや新聞では被災地関連の情報が毎日のように流れている。自分自身も忘れてはいけないと心がけている。

岩手では復興教育が県の教育の重点に置かれている。そのための副読本も発刊され活用されている。

そんな中、ネットでこちらの副読本冊子を見つけた。
大川小学校には石巻に行った折、2度訪れた。改めて判断の難しさも感じた。この冊子から学ぶことも多い。部分的にも活用したいと感じた。

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2014.11.16

有田先生の本が発刊されます

有田先生の本の予約が始まっています。
今こそ社会科の学力をつける授業を」(さくら社)です。

私も第1章に「学習技能の鍛え方を学ぶ」というテーマで、ノート指導と地図帳指導で有田先生から学んだことを書かせていただきました。有田先生を慕う皆さんと一緒に仕事ができたことが嬉しいです。
第2章は「有田式社会科で行いたい授業とネタ」ということで、有田先生が連載された3~6年生のネタが書かれています。
有田先生が書かれた原稿では、もしかしたら最後になるのかもしれません。本から改めてじっくりと学びたいと思っています。

また、小学館の「人を育てる」(小学館)も同じ頃に発売です。こちらは読んでいた連載であり、また私も登壇した昨年2月の東京ビッグサイトでの有田先生の授業も収録されているということで、同じように予約をしました。こちらも楽しみです。

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2014.11.15

七五三 子どもの成長を祝う行事

1 その名の通り七歳、五歳、三歳でお祝いをする
 七五三は子どもたちの健やかな成長を願う行事です。男の子は三歳と五歳、女の子は三歳と七歳でお祝いをします。だから、「七五三」なのです。
十一月十五日がそのお祝いの日とされています。ただ、実際のお祝いは、それぞれの家庭で十月から十一月にかけて都合のよい日にしています。
男の子、女の子とも最初は三歳でお祝いをしますが、次は男の子は五歳、女の子は七歳になっています。これは、昔は男の子がその家の後継ぎになるということ、また病気等で死ぬ割合が高かったためと言われています。

2 七つ前は神のうち
 今の日本では病気になっても、治す技術が発達して、子どもが亡くなるということは少なくなってきました。
 しかし、昔の日本はそうではありませんでした。特に、七歳より小さい子どもたちが病気などで亡くなることは決して珍しいことではなく、そのため「七つ前は神のうち」と言われていました。これは「七歳までの子は神に属している。そして神がその運命を決める」と考えられていました。それ以上生きることができる子どもは幸せと考えられていたのです。
 そこで、三歳、五歳、七歳と一定の年ごとに成長してきたことをみんなでお祝いをしてきました。皆さんもお祝いされたと思いますが、「無事に成長しますように」と家族が思っている気持ちは、昔も今も変わりません。

3 千歳(ちとせ)飴はなぜ長い?
 七五三のお祝いと言えば千歳飴を思い浮かべる人もいいと思います。長い飴で、袋には鶴や亀などが描かれています。皆さんがお店で買う飴は小さいですね。その方が食べやすいはずです。では、なぜ千歳飴はあのように長いのでしょうか。
 それは「長生きしてほしい」という願いが込められているからです。千歳飴は千年飴とも言われています。その名前に長生きへの思いが表れています。しかも、飴の色は紅白、袋の鶴や亀、松竹梅も全て縁起がいいものとされています。
 千歳飴は三百年~四百年も前から作られていたと言われています。我が子の成長を願う気持ちは、やはりその頃から変わらないのです。

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2014.11.14

ようやく読むことができた

アマゾンで中古本の購入も時々行う。新刊本ではない場合には、経済的(安い)というのがその理由である。人気のあったビジネス書などは、送料を入れてもかなり安い値段となる。

そんな中、先週廃刊になってなかなか手に入れることができなかった本が、アマゾンの中古本で発売されていることを知った。定価が2700円なのであるが、中古本は7000円。しかし、今まで読みたくても廃刊になっていて購入したくてもできなかった本である。

一瞬だけ迷ったが、「やはり欲しい」と思って注文をした。
書名は有田先生の「子どもが生きる社会科授業の創造」である。数日して届いた。その日に夢中で一気に読んだ。有田先生にとっては4冊目の本であり、明治図書では初の著書のようだった。1982年発刊なので、40代後半の有田先生の熱意が溢れている本である。やはり購入してよかったと思う本だった。

思えば、20代の時に教育書を読むのはこういう感覚だった。夢中になって読むあこがれの教師の本。読んだ後、自分もがんばろう、やってみようと実践への意欲は高まった。自分が知らないことがほとんどだっただけに、本を読むことは投資以上の価値があった。その価値からすれば30年近く前でも1冊2000円の本は安いものに思えた。

今はそういう感覚は変わっている。50代になり、読み方も変化してきている。しかし、まだ読んでいない本で価値のあるものがあることが今回わかった。まだまだ学ぶことは多い。

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2014.11.13

中学校教科書を読む

とある調べごとでここ数日、中学校社会科教科書の2社を見ている。
中学校社会科教師には見慣れているであろうが、小学校教師には新鮮。何度か借りている自分にとっても新鮮である。

これらを見ていると、小学校の教科書だけではなかなか広がらない授業の発想が広がる。そして、さらに調べごとをしたくなる。これぞまさに教材研究である。

小中連携では、子どもたちの行動や特性等の連携が多く、授業についてはあまりされていないと思われる。
中学校の視点からの要望は小学校教師にとっては本来大切なもの
そのためにも中学校の教材研究も必要と思っている。むろん全教科は無理だとしてもせめて自分が得意とする教科ぐらいは。それ故にこれからも、図書館通いは続くであろう。

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2014.11.12

つぶやきより

フェイスブックでのつぶやきです。

・廃刊になった有田先生の本。初版が1982年のハードカバー本ということで中古本にもなかったが、今日久しぶりに探してみたら1冊売りに出されていた。定価の3倍だったが、即注文。今日ほどネットで中古本が売られていて有難いと思ったことはなかった。

・「『たいしたことではない内容を難しく説明する』という社会科教育界の悪しき慣習」…今日読んだ本で痛烈に入ってきた言葉。確かに、この面が「社会科は難しそう…」という意識を教師に植え付けてきたのかもしれない。「社会科実践をやってみたい」と後輩たちに思ってもらえるような伝え方が今必要だと感じている。

・今日の全校朝会。校長が「このような取組みは、ABCDの原則とも言われています」と話した。挨拶や返事など「5つのあたりまえ」の話題の時だ。もしかして…と思い、終了後に校長に「先のお話は愛知の小牧中のことですか?」と聞いたら、「そうそう、ネットで調べたらたくさん出ていた。その中学校だよ」というお答え。思わず、「よく知っている校長先生の学校です」と5分間ぐらい小牧中学校のことを話させていただいた。いいものは広がっている…ということを実感した出来事であった。明日はピンク色の本を紹介する予定。

・明るい笑いの多い学級はいい学級だと思う。今日、補欠授業で入った2つの学級とも、明るい笑いの多い学級だった。先日の講座でも「有田学級で一番大切だったことは何でしょうーそれはよく笑うこと」と紹介させていただいた。確かに子どもたちの笑いは自分のエネルギーになっている。

・昨日は地区の社会科セミナー。事務局としての運営者側。いつも感じるのは本校の先生方の有難さだ。基本的に校務ではなく、あくまでも一団体主催のセミナー。会場が本校というだけ。それなのに機器や会場準備、片付けはもちろん、講師対応、給食対応、駐車対応等多くのお願いに応えていただいた。また授業の合間をぬって二十数名参加。これはこれで「学びの場」を提供できたと思っている。

・今年度の2学期の講師役の遠征は、基本的に月1回といいペース。各地に出掛けて学んだり、地元で発信することがそのベースになって、新たな準備ができる。次は11月の大阪。今回の姫路の参加者で参加される方もいらっしゃる。だから模擬授業も講座も基本的には新しいものを行う。こんどはどんな工夫をしていくか。これが自分の実践を太くしていく。

・勤務時間終了後の新幹線で東京。そしてこれから西に向かって移動。今日のはやぶさはこまち車両だったのか、横4席で快適だった。快適過ぎて熟睡。乗り換えたのぞみは岡山行き。そうか、勤務時間終了後に移動してもその日のうちに岩手から岡山まで行けるのか…。便利な時代だ。

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2014.11.11

12月21日三重県教育工学研究会で登壇

今年の8月、三重県に行きましたが、折からの大雨でセミナーが中止となりました。
そのセミナーに代わる企画で、12月21日に三重県津市で登壇することとなりました。
有難いことです。
詳しい内容と申込方法はこちらです。以下、広告からの抜粋です。

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「三重県教育工学研究会」では、自らの授業力や教師力を磨いていこうと研修を続ける一方で、仲間と一緒に学ぶセミナーを企画し、できるだけ多くの方々と共に学びたいと考えています。
今回は、「日常の授業の中で ICT 機器をどのように使えば学力の向上によりつながるのか、活用型学習とは何か。」等の課題を解決するための学びの場として、今回のセミナーを企画しました。
皆さんの参加をお待ちしています。今後も下記の研究会 Web にて案内を行います。(第 1 部は、今夏の台風 11 号で延期になったセミナーにかわる企画です。)

◎第1部 「学力向上に生かすICT活用」

1 日 時 平成26年12月21日(日) 午前9時30分~12 時 ( 受付 9時~ )
2 会 場 三重県総合文化センター 男女共同参画センタ 多目的ホール( 津市一身田上津部田1234 )
     主 催 三重県教育工学研究会

 講師 佐藤 正寿

◎第2部 「学校放送番組・ICT活用講座 メディアのめ 活用法」

この講座では、放送教育番組の実践者による先進的な授業の研究発表や模擬授業・メディア教育研究者によるワークショップを通して、教育現場での NHK 学校放送番組やデジタル教材の情報モラル、ネットモラルを中心に具体的な活用方法をご紹介します。
授業づくりのヒントやアイデアをお持ち帰りください。情報モラル・ネットモラルの授業づくり 他
(NHK 学校放送番組「メディアのめ」などを使います。)

講師 中橋 雄 教授(武蔵大学)
佐藤 和紀 教諭(東京都北区立豊川小学校)
楠本 誠 教諭(三重県松阪市立三雲中学校)ほか

1 日 時 平成26年12月21日(日) 午後1時~5時(受付12時30分~ )

2 会 場 三重県総合文化センター 男女共同参画センター セミナー室 C
     主 催 三重県教育工学研究会 ・ NHK 津放送局
     共 催 (一般財団)日本放送教育協会
     協 力 三重県視聴覚教育研究会

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2014.11.10

りんごとみかんの交流学習

今年もりんごの季節がやってきた。
我が奥州市でも「江刺りんご」の生産が盛んで、NHKニュース全国放送でも「初競り1箱100万円」のニュースが流れたほどである。前任校の広瀬小もりんご生産農家で4年生が学習させてもらった。

そして、このりんごの話題が出ると思いだすのが、自分がかつて実践して「りんごとみかんの交流学習」である。
ネットで記録がまだ残っているかな…と思い、検索したらあった。こちら

自分が交流学習を本格的に行ったのは、この時のみである。相手があっての実践なので藤原先生に感謝である。(その後藤原先生が佐藤学級を訪問して授業されたり、昨年は私が藤原先生の学校の校内研に参加したりして、教師の交流は続いている。)

交流学習をした11年前に比べ、今はICT環境も変わっている。さらに新しい形で交流学習の実践も可能ではないかと思っている。

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2014.11.09

フォーラムで昔を思い出す

昨日は秋田での学力向上フォーラム。
一昨年の能代、昨年の湯沢と参加しており、今年は3年目。他校での授業を見る機会が限られている中にあって、土曜日に参加できるということで、有難いと思っている。
今年は本荘市。「学力日本一」という評判が定着している県のフォーラムだけあって、参加者も全国各地から。社会科の授業は自分の行った学校ではなかったのであるが、国語・算数の落ち着いた学習ぶりから、秋田県の基礎学力定着の根本を学ばせていただいた。

さて、秋田出身の自分であるが、今回の会場の由利本荘市は今まで通ったことはあるが、ゆっくりと訪問したことがない地である。国道7号線を山形に向かって行き、象潟や鳥海山に行ったことはある。大学時代のGWに登った鳥海山は猛吹雪でつらい雪中行進だったことを覚えている。翌日は快晴で山スキー日和だったことも。

本荘にはかなり余裕をもって到着したので、久しぶりに日本海まで足を伸ばす。大学時代は時々日本海を見るのが好きだったことを思い出す。昨日は快晴だったが、冬の鉛色の日本海の方がそれらしい感じがする。そんなことを思い出せたのもこのフォーラムのおかげ。いい学びだけではなく、昔の自分も思い出させてくれたフォーラムであった。

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2014.11.08

一関地区社研学習会

昨日は久しぶり一関地区社研に参加。かなり久しぶりである。
調べてみると、昨年の10月以来。その時の日記にも「久しぶりに」と書かれていた。(その時は5ケ月ぶり)
ただ、感覚としてはそれぐらい空いている感じはしない。学習会メンバーからフェイスブックで情報が入ってくるからであろう。

学習会に参加して若い先生、中堅の先生の悩みや課題を聞くことの意義を改めて感じる。
自分もくぐり抜けてきた(抜けられなかったものも多いが…)ことに直面している様子に、自分の経験したことをアドバイスさせていただいた。(様子はこちら

自分のアドバイスがどれほど役立つかはわからないが、続けて参加しなければ…と思う学習会だった。
彼ら彼女らの話を聞くことで、自分の職場での視点も広がるのは確かである。

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2014.11.07

情報化ランキング

毎年出ているこちらの資料。今年も公開されている。
本県の各市町村の様子が一覧で出ている。
記録のために掲載。

自分の勤務地だけではなく、かつての勤務地にも注目。

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2014.11.06

「定刻主義」

毎月楽しみにしているこちらの連載。頷くことが多い。
自分の立場は職員会議での司会。これは時間を意識せざるを得ない。
前任校からそうだったが、定刻には会議を始めている。わけがあって遅れてくる人がいるということがわかっていても定刻は定刻。「ヒドゥンカリキュラム」が職員間でもあると考えているので、「少し遅れてもいい」という意識にならないように…と思っている。
幸いほとんどの職員会議で全員が揃って始められている。

「時間をお金に置き換える」ことも、終わりの時刻を決めることも意識している。ただし、堂々と話すまでには至ってはいないが。

「仕事術」へのこだわりはある。今までの書籍で考えは伝えているが、「学校運営上の視点から」というのは少ない。いつかまとめてみたいと思っている。

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2014.11.05

有田和正継承セミナー

有田先生がお亡くなりになって半年。次のようなセミナーが開催されます。
私も半日だけ(午前)ですが、参加予定です。
申込はこちらからです。

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有田和正継承セミナー

「授業の名人」の一人であり、「教育界の巨星」と言われた有田和正先生が2014年5月にお亡くなりになりました。多くの教師が有田先生に学び、その背中を追ってきたことと思います。
今回は、有田実践の継承を目的とし、有田先生に長年学び続けてきた横山先生、古川先生、俵原先生からご講演いただきます。関西から古川先生、俵原先生にお越し頂き、3名の先生からお話を聞ける大変貴重な機会です。
たくさんのご参加、お待ちしております。

【日時】 11月23日(日)10:30〜17:00

【会場】 TKPスター貸会議室四谷(JR四ツ谷駅から徒歩2分)
     東京都新宿区四谷1-8-6 ホリナカビル

【参加費】 一般4000円/学生2000円

【日程】
10:15〜10:30 受付
10:30〜10:35 開会行事
10:35〜11:20 第1講座 俵原正仁先生「俵原が選ぶ有田和正実践ベスト9」
11:25〜12:10 第2講座 古川光弘先生「古川が選ぶ有田和正実践ベスト5」
13:00〜13:45 第3講座 俵原正仁先生「Then Now & Forever. 〜有田先生からの学び〜」
13:50〜14:35 第4講座 横山験也先生「『材料7分に腕3分』に触発されて!」
14:45〜15:30 第5講座 古川光弘先生「有田和正は、45分の社会科の授業はこのように構成する!」
15:30〜15:50 シェアタイム
16:00~16:40 対談型Q&A
16:40~16:45 閉会行事

【問い合わせ】
有田和正継承セミナー実行委員会
1123.seminar@gmail.com

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2014.11.04

大学キャンパスの快適さ

3連休の初日、第2回目のユニバーサルデザイン授業研究会に参加した。
1回目は地元奥州で桂先生をお迎えして現地責任者だった。
今回は盛岡・岩手大学。前回の恩返しも兼ね、スタッフとして機器担当&外での案内役を行った。
スタッフとして実に快適な研修環境だった。

〇机・椅子の準備が必要なし
〇機器類は持参も設置も必要なし。しかもPCをケーブルでつなぐだけで一発で見やすい環境だった。
〇岩手大学は広く駐車場も心配なし。(これは岩手では重要)
〇準備に時間がかからない分、スタッフの皆さんとあれこれ話もできた。(スタッフとしては新入りのようなもの)
〇昼食は大学生協で。明るく元気いっぱいの学生を見て、娘もこういうふうな生活をしているんだろうなーと想像した。

今回は現場の著名実践者ではなかったので、どれぐらい集まるか…と思ったが、当日参加・スタッフを含めて50名ほどの参加。この研究会が定着していることを感じた。
先の参加のしやしさも大事な要素であろう。

これで本県での2回の研究会は終了。あとは来年になるが、個人的にはこれからがユニバーサルデザイン授業の勉強どきとなる。社会科で成果を出せるようにしていこう。

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2014.11.03

文化に触れよう 文化の日

1 文化の日に文化勲章授与

 十一月三日は文化の日です。「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日となっています。
そもそも「文化」という言葉はどういう意味でしょう。一般的には「人類が築き上げてきた成果」を指します。たとえば「日本の文化」と言えば、茶道、落語、俳句といったものが思い浮かぶでしょう。
それらの文化の中でも、芸術や科学などは時代ごとに大きな発展をとげてきました。
この文化の日には、科学技術や芸術などの文化の発展につくした人たちに「文化勲章」が渡されます。今まで、画家、俳優、小説家、科学者、ノーベル賞受賞者など、年に5名ぐらい文化勲章を受けています。

2 いろいろな人に贈られる「勲章」と「褒章(ほうしょう)」

 文化勲章は限られた人に対してですが、一般的な勲章となるともう少し多くの人に授与されます。しかも春と秋の二回に渡っての授与となります。文化の発展に築かれた人だけではなく、警察官や自衛官など危険な仕事についている人、外国人で日本の発展のために尽くした人にも贈られます。
 また、勲章とは違うもので「褒章(ほうしょう)」というものもあります。これは、社会のための奉仕活動に努めた人や多くのお金を寄付した人などに授与されます。人命救助をした人にも贈られる場合があります。過去には、十五歳で人命救助をして受賞した人もいます。

3 博物館に行ってみよう

 皆さんは博物館に行ったことがありますか。
 博物館とは、ある分野に関するものを集めて展示している施設です。たとえば、美術館だったら、絵や彫刻といった美術作品が集められています。科学館であれば、皆さんが興味をもつような実験機器があります。
 そのような博物館に行くと、「人類はすごいなあ。このような機械を発明するなんて」「このような絵を描くことができるとは、何とすばらしいことだ」といつも感じます。人間の偉大さを感じるとともに文化のすばらしさも感じるのです。
 皆さんも、ぜひ近くの博物館に出かけてみてください。きっとすばらしい文化を感じることができますよ。

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2014.11.02

椅子の話

久しぶりに「がっちりマンデー」を見た。椅子の話だった。
ちょうど昨日の研究会で岩手大学の教室で、新しい講義用の椅子を使ったばかり。その椅子も出ていた。
座らない時には斜め前に収納されており、さらに座っても前にスライドができる。固定式の大学講義用の椅子としては初めて見た。
だいたい席は通路側から埋まり、中に最初から座る人は少ない。そうするとあとで中に座る人が来ると一度席を立って譲ることが多いのだが、先の席だと前にスライドさせても通れるということがポイントのようだった。
ふだん学習環境や労働環境としての椅子をあまり意識することはないが、ちょっと椅子にも興味をもってみたいと思うような番組だった。

ちなみに私の職員室の椅子はずいぶん立派なものである。校長室用ではないかと思うくらいもの。(校長室の椅子ももちろん立派)。背もたれが長く広い。それなのに、ほとんど背もたれに背をつけて、じっくりと思考をめぐらすことはない。時間があれば実務優先、思考も実務をしながらすきますきまで考えていく。そんな感じである。

ところで、これから注目の椅子で「紙の椅子」が紹介されていた。ネットで調べると多くのものが販売されていた。持ち運びに便利で安価。何かの時に活用できそうだ。

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2014.11.01

ハローウィーンで思い出した

ハローウィーンのことが昨日から今日にかけてのニュースで話題になっていた。
「定着してきましたね」とも。
もっともニュースは「いろいろな仮装やコスプレ」の視点のようだったが。

もう20年以上前のことだが、アメリカに2ケ月研修に行かせていただいた。当時の文部省の若手教員派遣。予算があったいい時代だった。
時期が9月下旬から2ケ月。10月の1ケ月はホームステ―しながらの小学校研修だった。そして、10月31日のハローウィンも小学校に行っていた。(最終日)
その日はいつもと違って、子どもたちが仮装をして登校してきた。子どもたちはやはり楽しそうで、挨拶の声がいつも以上に元気だった。さらに驚いたのが先生方。先生方も全員仮装をしてきた。校長先生も魔法使いになって登場。自分は仮装道具がなかったのでレセプション用にチームで作った法被を着ていって、それはそれで「オー、ジャパニーズ」と喜ばれた。

学校中で楽しむハロウィーン。そんな感じだった。ニュースを見て思い出したことだった。

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