なかなか本の紹介ができなかったが…
9月から今までなかなか本や雑誌の紹介ができない。
読むペースが落ちたわけではない。(正確には少し減ってはいるが…。ビジネス書は特に。)
しかし、このブログに掲載する…・そのような気持ちになかなかならないのである。
教育書自体は今も次々と新しい本が発刊され、興味ある分野も新刊書が出ている。それを考えたら、自分のニーズや本の読み方・感じ方が変わったのだと思う。
そんな中、「新・社会科授業研究の進め方ハンドブック」(北俊夫・向山行雄著・明治図書)は、大御所のお二人ということで安定した内容だった。
特に、「優れた社会科の理論が支持されない理由」という部分で考えさせられた。「たいしたことではない内容を難しく説明するという社会科教育界の悪しき慣習が理論の普及を妨げている」ということを理由の一つに掲げている。同感である。
社会科の研究会に必要なのは「明快さ」「シンプルさ」だと思う。自分の説明さもこれを心掛けているが、自分も悪しき慣習になっていないか自戒させられた。
考えてみたら、北氏の本も向山氏の理論も昔からわかりやすかった。それでいて深い。この本からも学んでいきたい。
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