ようやく読むことができた
アマゾンで中古本の購入も時々行う。新刊本ではない場合には、経済的(安い)というのがその理由である。人気のあったビジネス書などは、送料を入れてもかなり安い値段となる。
そんな中、先週廃刊になってなかなか手に入れることができなかった本が、アマゾンの中古本で発売されていることを知った。定価が2700円なのであるが、中古本は7000円。しかし、今まで読みたくても廃刊になっていて購入したくてもできなかった本である。
一瞬だけ迷ったが、「やはり欲しい」と思って注文をした。
書名は有田先生の「子どもが生きる社会科授業の創造」である。数日して届いた。その日に夢中で一気に読んだ。有田先生にとっては4冊目の本であり、明治図書では初の著書のようだった。1982年発刊なので、40代後半の有田先生の熱意が溢れている本である。やはり購入してよかったと思う本だった。
思えば、20代の時に教育書を読むのはこういう感覚だった。夢中になって読むあこがれの教師の本。読んだ後、自分もがんばろう、やってみようと実践への意欲は高まった。自分が知らないことがほとんどだっただけに、本を読むことは投資以上の価値があった。その価値からすれば30年近く前でも1冊2000円の本は安いものに思えた。
今はそういう感覚は変わっている。50代になり、読み方も変化してきている。しかし、まだ読んでいない本で価値のあるものがあることが今回わかった。まだまだ学ぶことは多い。
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