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2014.12.23

天皇誕生日子ども向け小話

1 憲法第一条「日本国の象徴」
 十二月二十三日は天皇誕生日の祝日です。今の天皇陛下の誕生日です。
 天皇は日本国憲法の第一条で「日本国の象徴」とされています。古代から代々受け継がれてきて、今の天皇は百二十五代です。
 六年生の社会では、天智天皇や聖武天皇、明治天皇について学習をします。天皇は日本の歴史の中でも大きな役割を果たしてきました。
 天皇誕生日は時代によって変わり、昭和時代は天皇誕生日の祝日は四月二十九日でした。今は「昭和の日」になっています。

2 「平成」という元号
 天皇の在位期間を表すものが元号です。今は「平成」です。
 もともと平成という名前の由来は、「内外、天地とも平和が達成される」という意味です。一九八九年一月八日から「平成」という元号が使われています。この平成という元号は、当時、特別のグループがいくつかの候補から選んだものです。
 ちなみに平成の前は昭和、その前は大正、さらにその前は明治です。それぞれの元号で天皇は違います。

3 天皇の公務
 ところで、天皇陛下はどのようなお仕事をされているのでしょうか。
 日常では多くの大事な文書を一つ一つを丁寧にご覧になって、毛筆で署名されています。その文書の数は一年間で三千件以上です。
 また、数多くの儀式や行事にも出られています。植樹祭や国民体育大会等の大きな行事で、ご挨拶をする機会もあります。皆さんもテレビで、行事に出られるお姿を見たことがある人もいるでしょう。
さらに、外国の大切なお客様にもお会いして、一緒に食事をする場合もあります。日本を訪れる外国の代表の方々にとっては、天皇陛下とお会いすることを名誉なことです。
 天皇陛下ご自身も、国内だけではなく、海外を訪問される機会も多いものです。皇太子時代から数えて五十数ケ国訪問されたと言われています。
 このような天皇陛下のお仕事により、外国人も日本に対する理解や信頼を深めているのです。

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