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2014.12.13

今年の漢字のミニ実践

今年の漢字」が発表された。
その日のブログを見てみると、「今年の漢字 授業」の検索で入ってきたパターンが何件かあった。
かつて自分のブログでも学級通信でも定番のものだった。
今は実践することはできないが、世相に注目したり、自分の1年を振り返ったり、漢字を楽しんだりするという点では、「今年の自分の漢字」をさせてみるのもおもしろいと思う。
以下はかつて掲載したエッセーである。

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 どんなところにも授業のヒントはあるものだ。
 師走になって発表される「今年の漢字」。日本漢字能力検定協会が、その年をイメージする漢字を公募し、十二月に発表されるものだ。一九九五年に始まったが、その年の漢字は「震」。阪神・淡路大震災の年だった。

 ある時、「授業で子どもたちに『今年の漢字』を考えさせたらおもしろいのでは?」とひらめいた。
 四年前、最後の担任の年には六年生の子たちに次のように授業をした。

1 「今年の漢字」のニュースを紹介し、その漢字(この年は「命」)と選ばれた理由を教える。
2 今年、自分に関係することで、思いついた漢字をいくつか書く。
3 そのうちから一つ選び、その理由を書く。
4 四人組で発表しあい、ベストの人を一人選び、全体の前で発表する

 さっそく取り組む子どもたち。今年の自分を振り返り、さらにそれに合う漢字を考える。
実際の発表では、感心したり、「なるほど」と思う声が続いたりした。たとえば、次のような漢字である。

・「思」・・今年は人を思いあったし、たくさんの思い出ができた。
・「蹴」・・今年はサッカーをたくさんやったから。
・「笑」・・毎日が楽しく、いっぱい笑ったから。
・「演」・・金管クラブで一生懸命に練習し演奏した。
 
 確かに子どもたちなりに考えるものである。
一人一人個性的なものが多かったが、四人の子が同時にあげたのが「力」である。「学力」「体力」「行動力」などいろいろな力がついたというのが理由だった。子ども達の成長は教師にとって一番の喜びである。この「今年の漢字」にその成長を表す漢字が登場した。私にとっても忘れられない授業である。

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