「遠回りしようよ」
「遠回りしようよ」という題の新聞記事があった。
今年から大学に通っている萩本欽一さんのインタビューだ。新聞の2分の1ページ以上使っている記事。
「大学に通い始めた」というだけで特に親近感を感じる。(自分も通信制大学院に入ったので。)
その中で、芸人をやめようとした話が掲載されていた。才能がなく、演出の先生に「やめるのなら早いうち」と言われた。
そうしたら、先輩が掛け合ってその先生に頼んで残れるようになった。
「お前みたいな下手くそを止めにきた奴がいる。こういうのが芸の世界では大事なんだ。応援したいってまわりに思ってもらうのがおれたちの仕事だから。」
と演出の先生は言った。
このエピソード、確か10年以上も前にテレビで聞いたことがあった。当時自分もなかなかうまくいかない出来事があり、共感したから鮮明に覚えている。
その後も遠回りをしてから人気者になるエピソードが記事に書かれていた。
確かに、遠回りと思えるようなことが実は一番の近道だったということが世の中、あるような気がする。自分もそうである。
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