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August 2015

2015.08.31

8月終了

8月終了。

例年講師役でいくつかの登壇がある夏。今年も徳島、愛知、熊本、そして地元岩手と充実した夏となった。また、スクーリングに3日間通ったのも貴重な経験だった。

○講師役で学びを深める

 8月3日から始まった講師役は貴重だった。昨年度と同じ地での講師役が3ケ所あったが、当然内容を変えなければいけない。また別の講師役も新しいテーマ。その点で、自分の幅も広がった。さらに、参加者の感想から自分が励まされる思いをした。「自分の使命にはこんなこともあった」ということを痛感した。

○自分の学び

 通信制大学院は試験が2科目とスクーリング。スクーリングは3日間、みっしりと学ばせていただいた。講座とは違い、少人数でゆっくりと学び合える経験は何にも代えがたいものだった。何よりも、三十数年ぶりのキャンパスライフ(笑)は、青春時の学びを思い出させるものだった。いくつになっても学び続けることが大事だ。また、レポートも3本、勢いが続いて提出ができた。

○夏休みも通常業務を進める

 長期休業中の執務といえども全く暦通り。講師役(これは休暇を取得している)や出張以外毎日出勤し、次への仕事を少しずつ進めていたことで2学期の始まりは落ち着いて始められている。また、学校評価や研究所のレポートを進めたことも収穫。学期中であれば、厳しいところであった。


○原稿もがんばった

 今年は「書く年」でもある。社会科関係の原稿の残り、連載原稿、本の校正、小さな原稿をいくつか…というように登壇の資料作りと並行してがんばった方であろう。9月は小休止ということで何本か書くだけであるが、10月から再度書く年の続きとなる。

○2学期には…

 2学期が始まり10日たった。夏休み中に比べて、当たり前だが一気に仕事が押し寄せてきている感じである。9月はすべきことを決めている。この勢いを続けることができるとよいと思っている。

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2015.08.30

第2回教育と笑いの会

縁あって、標記の会に登壇することとなりました。
「笑いのある授業、クラス」は大好きです。笑いのセンスはないものの、そういう学級を目指してきました。
有田先生から学んだことです。その一端を話せればいいかな…と思っていますが、何せ周囲は大御所ばかり。きっと小さくなっていると思いますが、それも勉強です。
以下紹介文です。詳しくはこちら。申込みは9月1日からです。

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第2回 教育と笑いの会
平成25年10月、野口芳宏先生から次のように言われました。
 「玉置君に会ったら、ぜひ伝えようと思っていたことがあってね。最近の教育界は、何か怖気づいているようで、あまりにも元気がない。あなたは落語をやるでしょ。教育落語の会をやろうじゃないか。笑うとパワーが出るよ。この困難な時代を生き抜くには、笑いのエネルギーが必要だよ」
 こうした野口先生のご指示により、平成26年8月16日に「教育と笑いの会」を開催しました。開会での野口先生の言葉「ご先祖さまをお送りしなくてはいけない大切な日に、親不孝者がこんなに集まっていただきありがとうございました」から大爆笑。終始、会場には弾ける笑いが続き、おかげさまで第1回目は大成功となりました。

今回は第2回目となる「教育と笑いの会」です。この会を立ち上げたときに、野口先生はすでに、2回目、3回目と続けようと考えておられました。このことは次の指示からわかります。タイトル「教育と笑いの会」について野口先生に相談したときです。「タイトルの前に、『第1回』とつけておきなさい」と言われたのです。

今回は、番組を増やし、寄席のように次から次へと出演者が出てきます。メイン番組は、故・有田和正先生の授業ビデオを見ながらのユーモア分析です。また、池田修先生には、「『こんな時どう言い返す』ユーモア返答術講座」と題したワークショップをお願いしました。もちろん、プロの落語も堪能していただけます。第1回目と同様、これまでにないアプローチで、みなさんと「教育と笑い」について考え、教育界を元気にしたいと思います。どうぞお越しください。

●期 日
平成27年12月19日(土)
●時 間
13時00分~16時40分
●場 所
名古屋ルーセントタワー16階にて
名古屋駅から地下道(ルーセントアベニュー)で直結、徒歩10分
●参加費
3000円
●定 員
200名
●主 催
教育と笑いの会・愛される学校づくり研究会

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2015.08.29

教え子の教育実習先を訪問

いつものように近隣校のブログをチェックして、「もしかして…」と思った。
かつての担任した子が教育実習に来ているという記事が掲載されていたからだ。
確かにそれぐらいの歳。あの子なら…と頷ける。
その学校に勤務している元同僚に確かめる。間違いない。

ということで、昨日急遽教え子を17時過ぎに訪問をした。
小学校の卒業式以来だから8年ぶり。最後に担任した子たちだ。
当時はどちらかといえば余計なことは言わない男の子だった。でも今は逞しくなり、久しぶりにあったら、当時の思い出をあれこれ語ってくれた。

・先生と出会って教師になろうと思った。(当時はそんなことは全く感じさせなかった)
・よく教室にたくさんお客さんが来たことも覚えている。(取材授業は多かった)
・先生が出かけていた時には自分たちは何をしていたのだろう?(出かけることも多く、その時は自習だった)
・ITをよく使っていた(情報教育関係のプロジェクトをしていた)
・自分も時々は怒られた(まあ、これは普通だろう…)

等々、当時の授業のことまでよく覚えていた。なかなか授業のことまでは覚えていないのが普通だ。
一番おもしろかったのは、「いつも帰りの会、一番早かった。あれは嬉しかった!」ということ。これには思わず大笑い。確かに自分のポリシーだったが、裏事情は「早く事務仕事がしたい。その時間の確保」ということもあった。

自分にとってかけがえのない十数分間だった。自著もプレゼント。いつか同じ職場で勤められたら…と思う。

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2015.08.28

飛行機でヒヤヒヤ

熊本の教師塾で飛行機を利用した時の話である。

出発日は25日。羽田空港発だ。
この日は台風15号が熊本を通り抜ける日であった。2日ほど前は「飛行機の時間帯に直撃するのでは…」と心配したが、スピードがあがったので朝のうちに抜けてくれた。

ただ、自分が乗る飛行機は条件付き。悪条件の場合には羽田に引き返すというもの。「たぶん大丈夫だろう」と思っていたものの、引き返したら羽田につくのは22時を過ぎている。もうアウトである。
無事到着した時にはホッとした。翌日教師塾会場は木々が落ちており、台風の脅威を感じた。

今度は帰り。その日のうちに岩手に帰らなければいけない。九州新幹線で福岡に行き、福岡空港から仙台空港。そこから仙台駅まで行き、最後は新幹線である。乗り継ぎにも余裕がある。
ところが、福岡空港で「準備が遅れており、30分出発が遅れます」という連絡。「えー!」と青ざめた。乗り継ぎの時間まで7分しかないからだ。間に合わなければ、仙台に泊まらなければいけない。

祈るような気持ちで仙台空港に着いた。予定より少し早く到着し、電車まで10分あまりある。「よし」と思ったら、今後は「空港まではバス移動です」との連絡。焦ってもしょうがないので、前方に位置をとる。空港に到着したのは、5分前。そこからダッシュで空港を走った。あれほど走ったのは久しぶり。滑り込みセーフで電車に間に合った。乗ってから30秒で出発をした。

行きも帰りもまさにヒヤヒヤ。これも思い出に残った熊本行である。

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2015.08.27

熊本・教師塾に登壇

熊本市教育センターからお招きを受けて「教師塾きらり」で模擬授業と講話を行う。昨年に続いてである。
昨年は半日だったが、今年は丸一日。

あくまでも教師塾の塾生(30名近く)対象なのであるが、午前中は教職10年目研を兼ねて、午後は一般参加も兼ねて…ということで、どちらもプラス数十名が参加された。
教師塾というシステム自体もすばらしいことであるが、その場がさらに広く公開されていることで、各自の学びの場になっていることにも感心した。

さて、午前中は「模擬授業」と「授業づくり講話」。午後は「教師修業」の講話。昨年度の話と重ならないように(リピーターもいるので。ただし1割ほどは重なった)、お話をさせていただいた。聞き手の皆さんが熱心でこちらも熱が入った。

昨年も感じたことであったが、今年も「塾生の学びのシェアリング」これは価値があるものだった。私もコメントを求められ、触発されっぱなしだった。こちらにとっても刺激の場であった。

※今回は所長さんが、二十数年前から雑誌等にお名前を見かけて論文を読ませていただいた先生だった。スペシャリスト直伝シリーズでご一緒させていただいていることもあり、お会いすることも楽しみであった。熱い教育論に学ばせていただいた。

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2015.08.26

今後の登壇

今日の熊本市教育センターの「教師塾きらり」でこの夏の登壇は終了である。教師塾のことは明日記そう。熊本の先生方の熱心さが伝わってくる研修会であった。
これから1ケ月あまりは集中して取り組みたいことがあるので、そちらの頭に切り替える予定だ。もちろん、原稿は書き続けるが。

さて、10月以降もいくつかの登壇が予定されている。
公的なもの、他校の校内研、民間教育団体…。その中でネット上にある2学期内のものを紹介する。

〇第8回 学級力向上セミナー 姫路〈社会科編〉』
 ☆日時  平成27年10月31日(土) 9:45〜16:30
 ☆場所  姫路市民会館 
  ※詳細と申込みはこちら。残席わずかである。

〇第3回授業深掘りセミナー
 ☆日時 2015年12月5日(土) 13:00~17:00
 ☆会場 株式会社EDUCOM 愛知本社(愛知県)
  ※詳細と申込みはこちら

〇河内教員サークルSOYA フィールドワーク&講座
 ☆日時 12月12日(土)
 ☆会場 大阪府八尾市プリズムホール
  ※こちらが案内。10/17から申込み開始。

有難い機会に感謝である。
これ以降も有難い機会を今年度はいただいている。また紹介したい。

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2015.08.25

町内会班長として

日曜日のことになるが、自分が住む小学校区内での地区民運動会が行われた。
しばらくぶり(10年ぶりぐらい?)で参加した。それというのも今年度は町内会での班長だからである。
テントの準備、応援、一部出場、後片付けの大切な役割がある。

参加してみるとご近所さんはもちろん、久しぶりにお会いする方々とあれこれお話ができた。
特に、我が子たちの友達の親御さん、自分が担任した子の保護者の方とはあれこれ貴重な話ができた。

特に印象的だったのが、「先生に息子がパソコンを教えてもらったのが今役立っている」と言われたことだ。
確かに十年以上前、「キーボー島アドベンチャー」を使ったり、掲示板を活用した静岡県の小学校との交流学習をしたり、プレゼンテーション指導もしたり(コンテストでお台場も行った)した。
「これからは情報教育」と積極的に研修会に参加し、多くの先生方と知り合ったことは、今も財産になっており続いている。

ちなみにその子は大学院1年生。その頃の自分の実践がどのように役立ったのか、知りたいところである。

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2015.08.24

昨日に続いて主権者教育

いったん注目するとまた情報が入ってくるものである。
昨日紹介した「主権者教育」。
別のことを検索している途中で偶然たどりついた。
小玉先生(母校の先輩)のこちらの記事
この中で次のように書かれている。

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そして、そのような異なる価値が対立している場合に、論争的問題での争点をいかに理解するかにこそ、政治的リテラシーの核心があるということになる。前述したクリック・レポートの全体の構成の中で、その最終章に位置しているのが「論争的問題をどう教えるか」という節であるのは、まさにこの点と深く関わっている。この「論争的問題をどう教えるか」という点こそが、政治的リテラシーの教育において、中心をなしている。
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論争的問題の話し合いこそ、まさに社会科の醍醐味と自分は考えている。
やはり社会科の役割は大きいと感じている。

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2015.08.23

「主権者教育」

教職研修」9月号の特集が「小・中学校から始める主権者教育」である。

主権者教育は選挙権年齢が18歳以上に引き下げる法律が成立してから、話題になっている。
社会科に大きく関わる内容なだけでに以前から興味があった。
今回、社会科教育の専門雑誌ではなく、一般教育誌(管理職向けではあるが)で特集に取り上げられるということは意義があると思っている。
それだけ政治に向き合う教育が現場にも必要だということであろう。

それを考えると社会科教育の役割というのはたいへん大きいと感じている。
自分もその役割を担っている。現場で何ができるか考えていこう。

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2015.08.22

教育課程企画特別部会資料

自分が研修会講師を務めていた8月5日、文科省から重要資料が出された。
そのニュースに注目し、改めてその資料を読まなくては…と思っていたが、あっという間に夏休みは過ぎていく。

そうしたら、通信制大学院スクーリングで資料として読むことができた。
「教育課程企画特別部会論点整理のイメージ(たたき台)(案)」である。
ネット上ではこちら

改めて今後の教育について知らなければいけない資料だと思う。
今後のために記録に残しておきたい。

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2015.08.21

大学院効果?

今週、とある講演会を聞きにいった。
今までも聞いたことがあるし、自分は対象ではない。通常だったら、希望はしなかったであろう。
しかし、大学院に行くようになったので、「講演会を聞いて、理論的なものを改めて学ぼう」と思い、希望をした。

聞いてみると、今までの話と重なる部分も多くはあったものの、内容が新鮮に思えた。
デューイやヴィゴツキーの話なども、今までは興味はなかったものの、自分がリアルに学んでいるところだけに結び付いた。

これらは大学院効果というものであろうか。
ただ、まだまだ自分は勉強不足。もっともっと学ばなければいけないと思っている。

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2015.08.20

本が読めない…

「夏休みに読書」という方も多いと思う。
自分の場合、ここ数年目の前の仕事に追われてなかなか読書ができない。
この夏も同じであった。反省。
ただ、登壇や献本、原稿、レポートがらみの本は読んでいる。ここで「読めない」というのは自己研鑽に関わっての読書である。
そこで、この夏、改めて様々使わせていただいた本を紹介。

〇「スペシャリスト直伝! 通常の学級 特別支援教育の極意」(田中博司著 明治図書)
 この夏全情研の全国大会で助言者としてお世話になった。「スペシャリスト直伝」シリーズにふさわしい本。

〇「子どもと「ぶつからない」「戦わない」指導法!」(城ヶ崎滋雄著 学陽書房)
  実践例が参考になる。講座の問の一つとして使わせていただいた。

〇「実践・カリキュラムマネジメント」(田村知子編著 ぎょうせい)
 スクーリングでの指定図書。カリキュラムマネジメントという言葉はこれからの教育課程を考えるうえでのキーワードになっていくであろう。
 

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2015.08.19

つぶやきより

フェイスブックのつぶやきです。

・水泳記録会見送りのため6:30過ぎに学校へ。いくつかの場所で「ラジオ体操」のために子どもたちが集まって、ワイワイしていた。我が子が小学校を卒業してから全然気に留めていなかったが、夏休みの子ども会ラジオ体操が健在だったと気づいた。調べてみると現在のラジオ体操は64年の歴史がある。「伝統」の一つと言えるかもしれない。

・徳島に向けてまずは新幹線で東京まで。先週と同じ日曜日ということで、車内はいい具合に空いていてしかも静か。冷房もほどよく、予定していた仕事も集中して進む。あまりに快適で少し寝たが、それも体力回復には必要なこと。夏の仕事は冷房によって変わるなーと実感。(ふだんの職員室は平均32℃ぐらいで、毎年苦戦している。前任校と前々任校の涼しさがうらやましい。)

・徳島・東みよし町での講師役終了。4年生への飛び込み授業・解説、午後は2時間の講座だった。「また、行ってみたいなー」と思うような子どもたちと先生方だった。「四国と岩手は何となく似ている」とも感じた。真摯な学ぶ姿から教えられることはこちらである。昨日、今日といい学びだった。遠くに行くと得るものは多い。

・今年は市の教育研究会では、特別支援部会に所属。ずっと社会科だったが、ここ数年はわけありで別の部会だ。2回目の研究会の今回は特別支援学校の見学。初めてである。子どもたちはいなかったが、教育活動の様子が説明から垣間見ることができた。自分の知らない世界がここにはあった。教科書も初めて見た。まだまだ学ぶことが多い。

・愛知県春日井市・小牧市での2つの講師役終了。どちらも3年目。尊敬する先生方がいらっしゃる地でもある。その先生方が育てた先生方が聞き手。ホームのような感じで話をさせていただいた。リピーターも多いが、それは「常に新しい話を」という自分への刺激になる。新たなつながりもできた。お世話になりました。

・愛知も暑かったが、今日は岩手もずいぶん暑かったようだ。奥州市は37℃。自分自身は経験したことがない。明日も同じくらいの予報が出ている。クーラーのない職員室はいったいどうなるのだろう…。

・初めての経験である「中学校の社会科教員のみ」対象の講師役が終了した。当たり前のことであるが、受講生の専門性の高さを実感した。自分自身の役目は別のところにあるので、いつも通り楽しみながら行った。今回今まで購入しなかった中学校社会の図書をかなり読んだ。これはかなりの財産になった。初めての経験は確実に学びを深める。

・講師役の研修のアンケート結果が届く。入力がPCで行わるので結果送付も早いものだと改めて感心。これも校務の情報化の一つであろう。届いたファイルを開ける時は少しドキドキ。自分の役目が果たせたか、振り返りの一助となりそうである。

・通信制大学院の単位認定試験終了。今回は2科目。限られた時間でレポート&テスト対策はしたつもりだったが、やはり難しかった…。それにしていも通信制学部生の多さには驚いた。若い人だけではなく40代以上もちらほら。大学院仲間もそうであるが、この雰囲気を知っただけでも刺激であった。

・お盆ではあるが、スクーリングのため上京。さすがに新幹線は空いている。ふだんの割引がお盆期間中は効かないので、予め申請していた「学割」で切符を購入。「何か言われるかも」と思ったが、学生証を見せたら係の人も不思議がらなかった。他にも年配の学割申請者がいたのだろうなー。

・お盆ではあるが、スクーリングのため上京。さすがに新幹線は空いている。ふだんの割引がお盆期間中は効かないので、予め申請していた「学割」で切符を購入。「何か言われるかも」と思ったが、学生証を見せたら係の人も不思議がらなかった。他にも年配の学割申請者がいたのだろうなー。

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2015.08.18

夏休み終了!

今日で夏休みが終了。
岩手の夏休みは遅く始まり、早く終わる。
今年も一気に駆け抜けた夏休みだった。
いや、例年以上にダッシュした夏休みであった。折り返しの8月8日の半日間、疲れが溜まって何度も休息したが、それ以外は常に動き回っていた感じだった。
これは自分にとっては最適なペース。いったん休んでしまうと、充電ではなく「放電」になりダラダラ…というパターンもかつてはあった。

この夏休みは、自分の仕事の上から大きく3つに分かれた。

○第1週
 水泳記録会を含め、地域活動や校務中心の活動。そのような中で、チエルマガジンの東京での取材や全情研での登壇があった。

○第2週。4つの講師役を行った。全て貴重な経験となった。2日半は通常業務と市教研ということもあって、遠路も懇親会以外はとんぼ返り。それでもよき出会いばかりだった。大学院の単位認定試験も受験。

○第3週。地味な通常業務。これはこれで大切なこと。しかも家に帰ってからは原稿や大学院レポート等。勢いをつけられたまま行うことができた。子どもたちも帰省で家族も揃った。この最後は大学院の3日間のスクーリング。

そして、昨日と今日は登校のための準備。明日は子どもたちも登校。新たな気持ちで取り組みを再開しよう。

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2015.08.17

大学図書館

スクーリングの時の話題を学割に続いてもう一つ。
2日目を終了後、大学内にある図書館に行った。お盆中でも夜まで開いているということだった。

一日スクーリングで頭がフル回転だったが、実はそれは同じジャンルの次の仕事のチャンス。大学院の別のレポートにとりかかろうと思ったからだ。実際に2時間ほどいたが、疲れた頭だったにもかかわらず結構進んだ。

それと別の理由として「大学図書館の雰囲気に浸ってみたい」というのもあった。
実はその日の朝、図書館ってどういうところかなーと興味もあり、15分ほど立ち寄っていた。施設は新しく大変立派。そして学生さんたちも静かで集中している。一人一人が分かれて座れる机と椅子も完備。何かをするには申し分のない環境だ。(近くにあったら…とつくづく思った。実際には東京の日野市なので新幹線・私鉄で4時間以上かかる。)

雰囲気に浸りながら、もう30年以上前の大学時代を思い出した。
事情があって住環境が悲惨だった自分の大学時代。採用試験対策(その年は落ちてしまったが)も卒論の多くを大学の図書館で行った。当時、そういう学生は多くはなかった。ぎりぎり最後までいたということも何度もあった。
他の優秀な友達に比べたら、何事にも時間がかかっていた自分が多くの時間を費やしたのが、大学の図書館だった。

その頃のことを思い出せたのも、この図書館のおかげだ。そういう意味でも意義のあるスクーリングだった。

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2015.08.16

「学割」の経験

通信制大学院での3日間のスクーリングが終了した。
自分が「通信制大学院に行きたい」と数年前からリサーチしていた時に、常に壁になっていたのがこのスクーリングであった。
今の立場だと、夏休み中の休暇はなかなかとれない。一方、他の月の土日や3連休といっても、行事が入っていることもある。スクーリングは一般的には必須なので、いくつかの候補校を予定を見ては諦めていた。

ところが通っている大学院は、スクーリングは今回のみ。しかも今年度に限っては、3日間のうち2日は土日で平日を休みにするのは1日のみである。これほど有難い巡り合わせはなかった。
しかも、この3日間の充実ぶりはいいようがなかった。学ぶことの意義を改めて感じた。

ところで、今回、「学割」を使ってみた。「学割」は自由に申請できるものではない。「学科試験」や「スクーリング」等の場合に限り使えるものである。しかも「権利」ではなく、「経済的負担の軽減」が目的。
確かに自分が大学時代に使っていたものは、クラブの合宿や旅行等のための権利として使っていたものだった。

その点では今回限りの使用となるかもしれないが、窓口で予め申請していた用紙を提出した。学生証も一緒である。
駅員さんは様々な経験があるからか、すんなりと発行してくれた。(当たり前だが…)
1度このように「学割」制度を使ってみると、学割の言葉が目に入ってくる。いろいろな場面で使うことができるかもしれない。

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2015.08.15

母校の閉校

通信制大学院のレポートで「小学校時代までの原風景・原体験を」という内容のものあった。
取り組んでいて、ネットで現在の生まれ故郷(秋田)の様子を調べていた。
グーグルマップで見てみると当時の記憶と合致する。やはり小さい頃の印象は強いんだな…と感じて、何気なく母校の小学校を見ると「閉校」という印が。

「あれ?」と思い、あれこれ調べてみると、平成26年度限りで統合となったようだ。
最後の児童数は1~6年まで34名。
自分がいたころは、自分の学年が36名。全校でも180名は越えていたと記憶する。
それが5分の1に減ったのである。
これだけの人数なら統合もやむをえない。
ちなみに当時は確か6つの小学校があったと記憶しているが、今年度から町に1校のみだ。

もともと自分も中学校入学の時に統合となり、7km離れた町場の大規模校(1学年6学級)に冬はスクールバス、それ以外は自転車で通った。
小さな学校から来た自分にとっては刺激の大きい中学校で、よき思い出も苦い思い出もたくさんできた。そのまま出身小学校と同じメンバーで中学校を過ごしていたら、あのような経験もできなかったであろう。
その点では、統合のよさもよくわかる。

ただ、地域にとっては小学校が一つのシンボルだったであろう。
灯が消えるまではいかないにしても、さびしくなるのは事実である。

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2015.08.14

登壇アンケートから学ぶ

自分にとっては、ここ数年講師役として各地に伺うのが夏休みの大きな仕事となっている。
終了後にアンケートが送られてくる場合、自分にとって大きな学びになることがある。
数的な部分(4段階評価)も気にはなるが、それ以上にコメントが有難い。

・模擬授業が大変参考になりました。時間があっという間に過ぎてしまったという思いです。
・ゆっくり立ち止まって自分を振り返る時間を持てた佐藤先生のお話でした。
・ 明日にでも使いたくなるような案が体験でき、とても楽しむことができました。まだまだ教材研究や自分自身の勉強をしたいと思いました。
・教師自身も日々変わっていく努力をする必要を痛感した。
・模擬授業を解説までしていただけることで、より実践的なこと学ぶことができました。また、先生の学ぶ姿勢を感じることで、若い自分はその何倍も学びなければならないと思いました。

このような声をお聞きすると、つくづく有難いことだと思う。アンケートに励まされる思いである。むろん、「見られる」ということでのリップサービスは入ってはいると思うが-。

同時に模擬授業を示すということは先生方にとって効果のある方法なのだと感じる。
一定時間の講座ではやはり行っていくべきだと感じた。

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2015.08.13

先祖を供養するお盆

1 お盆とは

 お盆は亡くなった先祖の霊を家に迎い入れ、供養する行事です。八月十三日~十六日に行われるのですが、地方によっては七月のところもあります。
 先祖の霊が帰ってくるということで、様々な行事が行われます。お墓参りをするだけではなく、多くの親戚の人たちと会う人もいることでしょう。先祖がいなかったら、自分はもちろん、家族や親戚の人たちも生きていません。改めてその先祖に感謝する行事と言えます。

2 迎え火・送り火、きゅうりとなす

 お盆で先祖を迎える時には、家の前で「迎え火」をたきます。燃やしたけむりに乗って先祖の霊が家に戻ってくると言われています。また、お盆の最後の日には先祖に帰ってもらうために「送り火」をたきます。「灯篭(とうろう)流し」といって、川に灯篭やお供えものを流す行事をありますが、この送り火の行事の1つです。
 ところで、お供えものの中にきゅうりとなすにマッチ棒やわりばしなどで足を付けたものを見たことはありませんか。これは先祖の霊があの世とこの世を行き来するための乗り物としているものです。
きゅうりは馬のかわりとされ、「早く家に帰ってくるように」という願いが込められています。なすは牛のかわりとされ、「少しでも遅く帰るように」「お供え物を持っていってもらうように」という願いがこめられています。

3 お盆に帰省し、盆踊りに参加する

 お盆の間は親戚などに帰る人もいることでしょう。テレビなどでは、混雑する新幹線や渋滞の高速道路がよく映し出されます。「混雑するのなら別の時期に移動すればいいのに・・・」と考えるかもしれませんが、お盆の時期に先祖の霊を供養するわけですから変更はできませんね。昔は、田舎から働きに出ていた人もお盆と正月だけでは帰ってきていたものでした。それくらいお盆は大切にされてきたのです。
 このお盆の間に「盆踊り」に参加する人いるかもしれません。これも、もともとは先祖の霊が帰ってきているうちに行う行事でした。今は踊りを楽しんだり、地域の人と仲良くなったりすることが目的となっているところが多いと思います。それはそれで大切なことですね。

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2015.08.12

本を出し続けること

いろいろなところで講座をもたせていただく。
その時に、自分のことを知っている人の多くは発行した「本」を読んでの参加…ということを知る。

先日、小牧で講演をした際には、一番前の席で熱心に反応をされている方がいた。
休憩時間のその先生が「授業のアイデア3・4年」の本を出された。サインのためだったが、もう11年以上前に発刊された本をもってこられたことに驚いた。
その先生は、本を読んでいたので、小牧市で私が講演をする際に喜んで参加されたという。
他の研修会でも「先生の本をもっています」と声をかけられることもよくある。

こういうことで感じるのは、本というのは、やはり大きなメディアであるということだ。
これは自分自身、新しい本を読むたびに、「この先生の実践をもっと知りたい」と感じるからよくわかる。
そして、本を出し続けることの大切さを感じる。
最近「スリー・ステップでものにする授業のすご技34」(フォーラムA)をリニューアル本として発刊したが、新たに購入された方からの反応が多い。
やはり本を出しているからこその反応だと感じている。

ちなみに今年は「執筆」の年であり、来年3月の年度末にはいくつかの書籍(単著も編著も)が並ぶ予定である。1冊以外はまだ執筆中。がんばろう。

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2015.08.11

単位認定試験

通信制大学院はレポートのみで単位をもらえるわけではなく、「単位認定試験」が行われる。
先日仙台に出向き、試験を行った。1科目4単位のところ2科目である。
レポートを送付していることが試験を受ける前提条件である。

この手の試験は大学以来であるから三十数年ぶり。その頃の試験の記憶などほとんどない。毎回毎回それなりに対策をして臨んだのであろう。

今回はレポートでかなり学んでいるので、復習の時点でも「レポートを書くこと自体の効果は大きい」と実感した。
ただ、肝心の試験は簡単とはいかなかったがー。

それにしても驚いたのは、通信学部生で試験を受ける人が多かったことだ。(大学院生は2人だけで、それ以外は学部生)
若い人はもちろん、40代以上と思われる方もちらほら。学びに年齢は関係ない。そんな刺激を受けた試験であった。

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2015.08.10

夏休みの登壇役も一区切り

先週の金曜日で夏休みの登壇役も一区切り。
もともと夏休みが短く、しかも7月末までは校務で重要なものが続く。そういうわけで例年登壇役を依頼された時には、7月末から8月の10日前後までである。
今年は7/31~8/7までに5回登壇の機会があった。校務もあるから、遠い地区も全てとんぼ返りであった。8月分としてはまだ下旬にあるが、これはすでに2学期に入ってからのことになる。
どれも自分にという依頼であるから有難いことである。

さて、今回は「初めて」と「3回目」に分かれた。
初めというのはその会のために、それなりに学びを深めて準備をしなければいけない。
また「3回目」は、今まで2回に出た人もいるから、これはこれで新たに話す内容を工夫しなければいけない。
いずれにせよ、自分を鍛える場であることは間違いない。

もちろん、そのために時間を費やすのは確かである。
それだけに得るものは多い。自分の幹を太らすのはもちろん、旧知との皆さんとの縁を改めて確認したり、新たな出会いもいくつもあった。さらに今後のアイデアも。
執筆活動も大切であるが、このような登壇も自分のペースで続けていきたいものだと思っている。

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2015.08.09

中学校の教科書

ふだんなかなか見ることがないのであるが、今回中学校社会の教員対象の講座をするために、中学校の教科書に目を通した。
いくつも感じるところがあった。

・蒙古襲来絵詞、長篠合戦図屏風等、小学校の教科書で使われている絵図がけっこう使われている
・小学校社会でもちょっとだけ紹介したい資料が出ている
・1時間に指導すべき内容はやはり多い
・公民分野は子どもたちの生活に関連するものが多く、興味を示しそうである

実際に自分が授業をした経験があるわけではないので、あれこれ想像する。
それもまた貴重な経験である。
小学校社会の指導を考える立場としては、中学校に進学するためにはきちんと覚えるべきことは覚えて(たとえば、都道府県名と位置、世界の主な国々、歴史内容)送り出したいものだと思う。
かつて中学校の先生から、「先生が受け持った学年の社会は(基礎が身に付いていたので)授業がしやすかった」と言われたことがあった。そのようにしなければいけないと思う。

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2015.08.08

雑誌原稿掲載

月1回の連載のお知らせです。
「授業力&学級経営力」9月号が発刊されました。
アマゾンではこちらです。

この雑誌に若手教師のための「指導案の書き方」教室 を連載しています。今回が6回目です。
「活動の流れを生かす指導案づくりを」という内容で総合的な学習の時間の指導案をもとに書かせていただきました。毎回毎回の連載が自分の学びの場にもなっています。

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2015.08.07

初めての講師役

初めての経験である「中学校の社会科教員のみ」対象の講師役が本日終了した。
当たり前のことであるが、受講生の専門性の高さを実感した。
自分自身の役目は別のところにあるので、いつも通り楽しみながら行った。
今回今まで購入しなかった中学校社会の図書をかなり読んだ。これはかなりの財産になった。
初めての経験は確実に学びを深まる。
読んだ本のうち、講座で紹介したのは3冊。
ここにも紹介しておこう。

〇「中学社会「アクティブ・ラーニング」授業モデル」(北村明裕著 明治図書)
〇「スペシャリスト直伝! 中学校社会科授業成功の極意」(河原和之著 明治図書)
〇「社会科固有の授業理論・30の提言」(岩田一彦著 明治図書)

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2015.08.06

3年目も熱かった

昨日は愛知県の春日井市・小牧市の研修会。
ともに3回目である。
しかも、リピーターがともに多いという状況。ありがたいことであった。

3回目だから、今まで話した内容と8割ぐらいは違うように行っている。(もちろん他地区で最近話した内容はあるが…)
それは自分にとっての修業になっている。今回も熱心に聞いていただき、いくつかの新たな出会いもあった。出かけることは、このような人との直接的なふれあいがあるから、止められない。依頼されたら、都合が悪くない限り、即引き受けるのもそのような理由からだ。

そして、もう一つ。自分より年配の先生方が学び、メモをとる真摯な姿を見るからである。
学ぶのに年齢は関係ない。どこまでも学びである。
そして、太陽は夕日が一番輝いている…そんな言葉があれこれ浮かんでくる。
そのような先生方に失礼にならないように、これからもしっかりと準備をして講師役を務めようと思った。

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2015.08.05

東京のマクドナルドで

今週の日曜日に徳島に行く途中で、空港行のモノレールに乗るために浜松町へ。
ここでポストに校正ゲラを投函。新幹線車中で終えると決めていたので、集中できた。(昔はポスト探しも大変だったが、今はネットで簡単にできる)。

近くに電源が使えるマクドナルドがあるはずなので少し立ち寄る。東北新幹線は電源がついている車両の方が少なく、東京ではよく探している。(これもネットで容易に見つかる。)

入って驚いたのが年配の外国人女性(60才台以上)が対応した点だ。
「イラッシャイマセ」「テンナイデメシアガリデスカ?」とマニュアル用語を使いこなすので、スムーズ。私が「電源は?」と聞くと、店長さんらしき人に問い合わせていた。質問の理解していたが、1階のみかどうか確認していたらしい。「ソチラデス」と言われて席についた。

「高齢者でも国籍に関係なく働くのが今の世の中だな…」と思っていたら、外国人観光客がどっと入ってきた。確かに近くには東京タワーが見える。
そうするとその女性がペラペラの英語(当たり前だが)でやりとりをし始めた。「そうか、ここのお店では英語を話せるスタッフが必要なんだ!」と理解した。店にとっては貴重な英語スタッフだったのだ。

このような雇用も観光地では珍しくないのであろう。そのうち地方でも珍しくなくなるかもしれないなーとふと思った。

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2015.08.04

貴重な経験・東みよし町研修会で

昨日、一昨日と8年ぶりに徳島を訪れた。今まで2度行ったことがあったが、どちらも教諭時代。久しぶりであった。東みよし町教育委員会主催の研修会講師である。
何度も担当の先生方とやりとりをしてこの日を迎えた。

まずは、到着した夕方に直行した懇親会に驚いた。
美味というのはもちろんだが、途中から「研究会」になったからだ。思わず頭がスパークして、実践へのコメント。充実した時間だった。
この研究会のメンバーはもちろん、そういう研究会に育てたことが本当にすばらしいと感じた。

研修日の最初は4年生への飛び込み授業。水の学習の導入場面。
水が何に使われているか、そして調べたいことがたくさん見つけられるかが大事な時間だ。
一生懸命に考え、問題解決のためにがんばる子どもたちだった。
後半になってどんどんと発言もつながってきたところでちょうどよく終了。帰りには記念写真に喜んで映る子どもたちだった。
終了後、授業解説&質問タイム。こちらも鋭い質問ばかりで答えがいがあった。

ランチの後、会場を役場内のホールに移し講座を2時間。途中模擬授業風のところも組み入れて、たくさん反応していただいた。よき子どもたちだけではなく、よき先生方だった。

講師役であるが、今回のような研修会は実に自分のためになる。
まずは飛び込み授業。補欠授業以外でなかなか授業をする機会のない自分にとっては真剣勝負の貴重な場。行えば行うほど「授業の腕を上げたい」と思いたくなる。特にも自分の得意な授業をするのではなく、その学級の進度にあわせて行うので、飛び込み授業の場面も学年も様々だ。自分を鍛えるいい場になっている。

そして講座も以前聞いた人もいるので、その分内容も工夫して変えようと考えている。その準備も貴重だ。
いずれ今回の講師役も貴重な経験になったのは確かである。

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2015.08.03

貴重な経験・全情研全国大会2

本日は徳島・東みよし町での講師役。すばらしい子どもたち、すばらしい先生方だった。
少し整理してから明日書きたいと思う。

そこで昨日の記事の続き。
第4分科会は「ユニバーサルデザインの授業」がテーマである。
発表者2人・助言者1人。
前半はじっくりと発表と助言。
後半はフロアーでシェアリング&フロアーとの交流という設定だった。

参加者はおよそ60名ほど。これは予想以上の人数だった。
要項を見てわかる通りユニバーサルデザインの分科会があっても、大会名称で「特別支援の全国大会か」ということで中身がスルーされることもある。特に通常学級の担任はそうだろう。
会場自体も通常学級の担任は2~3割ほどらしかったが、それでもこれだけの参加者は嬉しいことであった。
しかも岩手は3分の2。地元開催の意義があったと思う。

発表者のお二人は意欲的な先生方。
お一人は遠く神奈川から。大学の先生が顧問のサークルの副代表なだけに、理論もしっかりとしていた。
もうお一人は県内から。地区社研の縁であり、過去の自分の仕事が結び付いた。進行の先生とあわせて、岩手にもこのような先生がいると思い嬉しくなった。
どちらも動画を準備され、具体的な提案をしてくださった。
助言は旧知の田中博司先生。新著をいただいた。(のちほど改めて紹介します。)
10年ほど前に「先生の講座が受けたいので参加しました」とネットワークの夏大会(福島)で出会ったのが縁ができたきっかけだった。特別支援教育の造詣の深さに学ばせていただいている。
今回の助言も、いくつものアプローチからのお話で私自身大変勉強になった。
今回のキャスティングは大会として本当に充実したものだった。

心配していたフロアーとの交流も充実し、盛り上がったまま終了した分科会となった。
全体会、他分科会も盛況で大会自体が大成功だったようである。
私自身も貴重な経験をさせていただいた。
ユニバーサルデザイン関係のつながりも、地元岩手での特別支援教育関係者とのつながりも今後も続いていく。大切にしたい縁である。

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2015.08.02

貴重な経験・全情研全国大会1

先月の30日、31日に全国情緒障害研究大会が花巻で開催された。
要項はこちら

縁があって事務局長さんから電話がかかってきたのが12月。
「ユニバーサルデザインの授業関係」ということで、最初はお手伝いか、もしかしたら発表なのかと思っていた。
ところが会議に出てみると、企画の立場だった。
情緒障害研究大会はもちろん、特別支援の研究大会自体にも出たことはない。そのような自分が果たしてスタッフとしての大切な役割が果たせるのか…とも思ったが、各種事務局を経験をしているので事務局の立場もわかる。サポートする方もつくということだったので引き受けた。

それ以降は会議に参加する余裕もなく、もっぱらメールと電話で事務局スタッフと頻繁にとる。2度ほど本校に来校もいただいた。大会に関する意気込みを感じた。
せっかくの機会なので、自分も大会に向けての動きを加速させた。

〇過去の大会の記録を読む
〇ユニバーサルデザインの授業にかかわる文献を広く読む
〇大会発表者、助言者をさがす(これは全国の著名な実践者にご推薦いただいた)
〇紀要原稿を執筆
〇分科会運営を工夫
〇基調提案プレゼン作成
〇関係者との頻繁な連絡・打ち合わせ

一つの大会の一分科会に過ぎないが、実際に「企画・司会」となれば、このようなことが必要である。
考えてみたら、このような形での全国大会参加は初めてだったので、まさに貴重な経験だった。
(続く)

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2015.08.01

1月9日(愛知)のこと

以前にもお知らせしましたが、来年の1月9日(土)に教師力アップセミナーに登壇します。
こちらです。

さらに同日の午後、縁あって「徹底反復研究会冬合宿セミナーin名古屋」に登壇します。
こちらで申込みが始まっています。

招いてくださるのは有難いことです。


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