地図指導
学級力向上セミナーで飛び込み授業をさせていただいた。
模擬授業ではない。子ども相手の授業だ。
休日だから、どこかの学校1クラスではなく、希望を募って保護者が連れてきてくださった子どもたちだ。
もちろん基本は見知らぬ者同士。
そして異学年。3~6年の9名である。
子どもたちにすれば、休みの日に、しかもたくさんの先生方の前で(+保護者の前で)、知らない者同士で知らない先生の授業を受ける・・・もうこれだけで拍手である。子どもたちが緊張しているのがありありとわかった。
自分はこの話を受けた時に、「地図指導しかないだろう」と思っていた。
条件を逆手にとっての発想だ。
内容は3年生・4年生・5年生の内容というように順番に難易度をあげていった。
〇地図記号のフラッシュ型教材
〇地図帳における地図記号
〇隣接する県
〇日本の都道府県クイズ
〇日本の国土の特徴
〇統計資料の見方
これらは学級担任時にパーツで行っていたことだったが、それを一気に1時間の中に関連づけて行ってみた。
一生懸命に考える子どもたちは何ともかわいらしかった。
授業後に子どもたちの感想をいただいた。「社会科が好きになった」「〇〇を初めて知った」というように社会科のことを書いていた他に次のようなものもあった。
・授業ではあまり発表しないけど、先生が聞いてくれるから発表できました。
・間違っても優しくしてくれて発表しようという気持ちが高まりました。
・クイズなどは特に勉強なのかとうたがうくらい楽しかったです。
むろん、日常ではない特別の場の授業だ。しかも一期一会。その点で子どもたちの感想は差し引いてみなければいけないが、このようなメッセージは次のエネルギーになる。子どもたちに感謝!である。
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