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2016.01.07

発刊!「実務が必ずうまくいく 副校長・教頭の仕事術 55の心得」

2年半ぶりの単著「実務が必ずうまくいく 副校長・教頭の仕事術 55の心得」が、本日発刊となりました。
明治図書サイトはこちら。アマゾンはこちらです。アマゾンはまだ予約段階で2週間ほどかかるようです。
明治図書のサイトでは、「著者インタビュー」もあります。こちらです。
今回はまえがきを紹介します。
新任管理職だけではなく、学校運営の視点を学ぶことができる書籍となったと思います。

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はじめに
 「管理職試験を受けてみよう」
 そう思ったのは,40代半ばのころのことでした。
 当時は情報教育や社会科の様々な実践を行い,充実した日々を送っていました。同時に,ミドルリーダーとして学校運営にも積極的に参画し,学校全体が変わっていくことの喜びも感じていました。
 尊敬できる先輩方に管理職の仕事について尋ねると,「大変だけどやりがいがあるよ」と実に楽しそうに話してくれました。
 そして,校長の勧めもあり,管理職になろうと決めたのです。

 「子どもが変わる」ことは,教師にとって大きな喜びです。
 学級担任は,直接子どもたちにかかわり,その喜びを感じ取ることができます。一方,副校長・教頭が子どもたちの成長に直接かかわる機会は限られています。
 しかし,副校長・教頭は“職員室の担任”としてすべての教職員にかかわり,「学校全体が変わる」ことに喜びを感じることができます。教職員が変われば子どもたちも変わり,学校全体が変わっていくからです。
 ここに,学級担任時代とは違うやりがいがあります。

 もちろん,副校長・教頭という仕事には厳しい側面もあります。
 膨大な量の仕事や保護者のクレームに毎日遅くまで対応しなければいけないという話を聞きます。最近では,一度は管理職になったものの,自らの意思で降格を希望する人もいます。
 しかし考えてみると,仕事が集中するということは,それだけ頼りにされる存在であると見ることができます。また,学校の課題に挑むことは,副校長・教頭の仕事の醍醐味の1つであるとも言えます。
 本書は,はじめて副校長・教頭になった方の仕事の手助けとなれば…と考え,55の心得として著したものです。もちろん,「今後管理職を目指そう」という人にとってのガイドにもなります。
 55項目の内容は多岐に渡ります。
○副校長・教頭のスタートをどうするか
○法律に関する知識をどのように仕事に生かすか
○多くの人と対話するためのポイントは何か
○効率的な仕事術にはどのようなものがあるか
 一つひとつが私自身の経験から学んだものです。
 「より具体的に記そう」「読み手が前向きになるようにまとめよう」という意識で執筆しました。

 多くの副校長・教頭,また管理職を目指す方に本書を読んでいただくことで,教職員が変わり,子どもたちが変わり,ひいては学校全体が変わることを願っています。

 最後に,発刊にあたって,編集担当の矢口郁雄氏に適切な助言と励ましを何度もいただいたことに感謝申し上げます。

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