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2016.03.31

平成27年度の振り返り

本日が平成27年度の最後の日。
4月1日に3つの目標を立てた。
簡単に振り返りたい。

1 「書く」年に
ここ2年ほどは執筆ペースがダウンしていた。今年はいくつものチャンスをいただいているので執筆チャンスの年である。強制されることの有難さである。そして書くためにはインプットもかなり必要なことも当然である。

→書くことについては時間を多くかけることができた。2冊の単著発刊、1冊の編著発刊、かつての著書をリニューアルして1冊と本については充実していた。さらに連載原稿や単発原稿もいいペースで書くことができた。

2 「研究する」年に
毎年研究はしたいと思っていても中途半端に終わっていた。環境を変えなければいけないと昨年痛感し,今年の環境を整えた。すでに春休みから少しずつ準備は初めている。実行しよう。

→通信制大学院の1年目はまずは単位取得が目標。これについては修論以外の予定通りの単位を全てとることができた。成績も予想以上。レポートと試験については充実していたといえよう。しかしながら、修論については不十分。これからの自分のがんばりが必要である。

3 「変える」年に
副校長職も8年目となった。今までも改善の意識で取り組んできたが,今年はさらに「スクラップ&ビルド」を心掛けたい。変え続けなければ成長はないと思っている。

→現任校3年目。上司をはじめ、スタッフが変わったことにより、学校も変化をとげた。その土台を支える役はできたと思う。異動により、新たな学校でまた実践を重ねることとなる。

毎年、毎年、自分なりに変化していると思う。
さて、平成28年度はどういう年になるか。明日がその始まりである。

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2016.03.30

3月終了

 恒例の月末の振り返り。明日は1年の簡単な振り返りをするので、今日が3月の振り返りである。

・まずは単著1冊と編著1冊が3月17日に発売となった。原稿自体は数ケ月前に終えているし、その後の校正もちょっと前の出来事である。それだけにいつも発売の頃とはタイムラグがある。ただ、実際に本を贈ったり、読んだ方から反響をいただいたりすると、自分なりに「執筆してよかったな」と感じる。今回は初のダブル発刊なので、その相乗効果もあるようだ。また、2ケ月前に発刊された副校長本も明治図書のランキングでアップしている。これも嬉しいことであった。

・原稿については小休止という感じである。3本+Web原稿。圧倒的に少ないが、これはこれで他の仕事に時間を割くことができので、よしとしよう。

・大学院の方は、修論計画書を提出。いよいよ2年目がスタートする。来年度はこちらに時間を注ぐ年。今年のような時間の注ぎ方ではダメだと思っている。

・セミナーでは京都での「0から学べる社会科授業づくりセミナー」に登壇。今回は多くのスタッフ、そして登壇者も複数ということで、自分の中では珍しいパターン。それだけに、学びも大きかった。また、情報リテラシー連続セミナー
に参加し、自分から出かけることの大切さも感じた。

・毎年慌ただしい3月であるが、今年度は転勤も重なり、最後は事務的にハードであった。現任校も新任校も今週引き継ぎが終わり、新たな環境での仕事が始まる。いよいよである。

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2016.03.29

異動のお知らせ

この4月から異動となります。
今までの勤務校・奥州市立常盤小学校副校長から、奥州市立水沢小学校副校長となります。

水沢小学校はかつて教諭時代に6年間勤務した学校です。
平成14年度から平成19年度までの勤務で、様々な実践を重ねました。
今も水沢小学校と私の名前で検索すると、当時の実践のあれこれがネットで見ることができます。

水沢小学校は現任校より児童数は少し多い程度ですが(各学年3~4学級)、県内一古い校歌をもつ伝統校です。
教諭時代とは違った立場で、取り組みをしていきたいと思います。

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2016.03.28

「まんがで知る教師の学び」

前田康裕先生の新著の紹介。アマゾンではこちら
面白すぎて一気に2度読み直した。

自分はあまりまんがを見ないのであるが、「ゴーマニズム宣言」は大好きでけっこう購入している。
そのような作品が教育版で出ないかな…とかつて思ったことがありましたが、それが実現したような感動作だった。

学校現場に勤めたことがある人なら「あるある」と思わずうなずく設定、そこで起きる問題を解決しようとしていく登場人物…そこから自分の仕事のためのヒントがたくさん見つかった。コラムも重みがある。

個人的には前田先生と同世代・同じ立場の仕事なので、有田先生のエピソードや「臨時採用の先生方への応援」というところにグッときた。本校や前任校等でがんばっている臨時採用の先生方のことが頭に浮かんだ。

次回作を予感させる最後の1コマが印象的。「続」を期待してしまうおススメ本である。

※アマゾンでは、嬉しいことに私の新刊本とよく一緒に購入されているようです。

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2016.03.27

4年生学級通信 その2

【HP移行のためのリバイバル掲載です】

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 社会科の学習で岩手県の各市町村に資料を請求しました。すると、続々とカラフルな資料が届きました。このような経験がなかった子供たちは大喜びでした。

学級通信 トゥモロウ 第90号 9月8日

    県内各地からの返信!

 うれしいです。届いたのです。それも続々と。
 「トゥモロウ」78号に書いたように、岩手県12市町村に資料請求をしました。その市町村に関わるパンフレットのことです。
 かなりの確率で返信はくるのではないかと予想はしていました。ただ、一小学生のお便り(私の依頼書も同封しましたが)に返信がなくても、それは仕方ありません。日々忙しい仕事をしているわけですから。
 ところが、発送して2日後には4つの市町村からパンフレットが届いたのです。これには私も驚きました。それからも続々と届き、12市町村目が昨日届いて全部そろいました。そのうれしさに、昨日は社会科がない日でしたが、さっそくみんなにそれぞれの分担した市町村のパンフレットを見せました。
 子供たちは大喜び。小躍りする子もいます。
 「先生、ほら、温泉だよ!」「これ、手紙だよ!」「英語の文もあるよ!」と興奮したように、次々に私に話しかけます。この経験だけでも、資料請求をした意味があります。
 さて、この返信パンフレットの中で気付いたことを記します。

★その1 豊富な資料
 まず、どの市町村のパンフレットも3種類以上入っていました。しかも、各市町村とも見ていて実に楽しいです。全部に資料がオールカラーです。そして、イラストあり、クロスワードパズルありといったように、子供たちも読み耽ってしまいそうです。
 子供たちに新聞作りの参考になります。

★その2 職員の皆さんの心遣い
 送られてきたパンフレットの多くには、手紙が添えられていました。しかも、下のように、わざわざ子供たち相手のメッセージもありました。この心遣いは本当にうれしかったです。いろいろな仕事でお忙しい中で、パンフレットの発送手続きだけでなく、メッセージも添えてくれるのですから。子供たちにとっても大きな喜びでした。

★その3 こんなものも・・・
 滝沢村からの資料には、絵葉書8枚入りが2セット。水沢市からはしおり。岩泉町からは、3人それぞれにということで3部ずつのパンフレット。すべてありがたかったです。

 このように、ご好意で送ってもらったパンフレット。社会科の授業で大切に使いたいと思います。

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子供のよさを見ようとした通信です。

学級通信 ホップ・ステップ・ジャンプ  第183号  2月3日

    生き生き 2題

■ボランティア隊、がんばる
 金曜日の朝はとても寒かったです。天気予報によると、最低気温が氷点下10度とか。まさに凍りつくような寒さだったわけです。
 そんな日でしたから、体育館わきの坂になった短い通路もつるつる凍って、歩く子たちが大変そうでした。そこで、始業前に子供たちに呼びかけました。
「ボランティアを募集します。誰かいませんか。」
「何をするんですか」
「氷を割る仕事ですよ。」
「行く、行く!」
 数名でもいると助かるなあ・・・と思っていたら、何と13名も参加してくれました。なかなか氷は割れなかったものの、何とか滑らない状態にはなりました。
 一生懸命に氷を割ってみると、そとに出ても寒さなどいつの間にか忘れてしまいます。私のほうは、子どもたちのがんばりぶりに心まで温かくなりました。

■競合!新聞係
 3学期になり、教室の壁が学級の新聞で埋まっています。
 係を決める時に複数の新聞係が6つできました。それらの係がいい意味で競合しているのです。
 そのうち、今日は特に休み時間返上で新聞発行に取り組んでいる3つの新聞係を紹介しましょう。

★トップニュース係
 スピードが売り物で、すでに7号の新聞発行です。B6判の画用紙に身近な話題を一つに絞って書いています。

  今日のテーマはストーブです。みなさん、この世にストーブがなかったらさむくて たまりませんね。ストーブを発明した人にかんしゃしましょう。おわかりでございま すか。(中略)
  今は、石油ストーブやにおいのしないストーブが多いですが。まあ、ストーブがあってよかったということ。では、今日はここまで。

 6号は、こんな感じです。軽いノリでぽんぽんとこれからも出しそうです。

★Qちゃんかべ新聞
 「Qちゃん」なんて、とてもなつかしいです。もちろん、オバケのQ太郎のことです。ここは、模造紙の壁新聞。女の子らしい派手な色づかいが目を引きます。内容は、学級のためになるようなことです。たとえば、第1号では次のようなことを書いており、ありがたいです。

    かぜに注意
  最近、かぜがはやっています。外から帰ったら、必ずうがいと手洗いをしましょう。み なさん、呼びかけをしましょう。手洗いはせっけんでしっかりとしましょう。

★おもしろ新聞ニュース
 本当の新聞を切り抜き、ちょっとしたコメントをして貼るというアイデアが売り物です。ちゃんとジャンル別に切りぬいて、「はやり新聞」「おもしろ新聞」「4コマ新聞」「きれい新聞」とタイトルも別々です。
 「はやり新聞」は、「ルーズソックス」と「たまごっち」の話題でした。こんなものも新聞に取り上げられているんだと読み耽ってしまいました。

 他の係も楽しい企画が続々です。また、紹介します。

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 教育実習生が来ることは、子供たちにとって大いなる刺激になります。授業がうまくいかなくても、その教育効果は大きいものです。この通信は私にとって2度目の実習生です。機会があったら、また受け入れたいと思っています。自分も通ってきた道ですから。

学級通信 トゥモロウ・2000 第147号 11月25日

  明日で終わり・・・教育実習

 もう4週目も終わりに近づきました。そうです。T先生の教育実習です。
 この間、休日返上でT先生は頑張りました。今日まで授業すること、16時間。月曜日は研究授業で、他の先生方の前で音楽をしました。さらに、今日は一日学級経営(担任体験)です。
 私の経験では、実習授業の準備は本当に疲れるものです。特に見とおしの立たない時には、不安でしょうがないものです。T先生は3週間目から毎日授業しました。その分の準備、本当に大変だったと思います。
 でも、1時間1時間の授業がT先生にとって、充実したものになっていくことが感じられました。

 さて、教育実習生は毎日「実習日誌」を書きます。自分の実習の所感、授業の反省等を書き、それを私に提出し、私がコメントを書くというものです。
 T先生の実習日誌の内容が、日がたつにつれてどんどん深まっていくことをひしひしと感じました。たとえば、初日は次のような内容でした。

■授業が進む中で印象的だったのは、発言の中で生まれた疑問は、即その場で解決していく こと、指名なし発表にもかかわらず皆はずかしがらずに良く発言していることだった。

 わりとおおざっぱな感想です。それが、1週間後の参観では次のように変化しています。

■道徳は、「自分にできること」という題で、ほかの友達の作文を参考にしながら、自分にできる  ことを考えていく授業だった。最初に自分の生活について振り返り、次に作文を読むという流れ は、作文と自分を重ね合わせて考えることができるので、とてもよいと思った。

 授業に関わる内容が大変具体的になってきています。その視点も鋭くなってきています。自分自身でも授業を行った後なので、今まで見えなかったことも見えてきたのでしょう。

 しかしながら、授業はそんなに簡単にうまくはいきません。体育の授業をした時には、次のような反省を書いています。

 ■指示の出し方など、考えていったのだが、実際授業をやってみたら、展開のところからボロボロで苦笑いするしかなかった。

 しかし、T先生は失敗した授業から大きな学びをしました。「指導の流れをきちんと把握すること」「指示を的確に出すこと」「臨機応変という考えを持って授業に臨むこと」といったことです。
 この授業以降、T先生の授業は変わります。発問や指示を深く意識し、子供たちの様子を見て授業を変える部分も出てきました。
 そして、今週月曜日の音楽の研究授業では他の先生方から、次のようなコメントをいただきました。

 ★子供たちの指示が的確でした。
 ★T先生の終始ニコニコした笑顔、とてもいい。はっきりした声で発問していたこともすばらしい。
 ★指示に迷いがなく、きっぱりとできていたので、すばらしいと思いました。子供とも一体感がありました。

 まさに大きな進歩です。もちろん、T先生自身の真摯な努力があったからこそです。どの努力ぶりに私も拍手を送りました。
 明日が実習最後の日。T先生にとって、どんな日になるのでしょうか。

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やはりスポーツはドラマにはドラマがあります。

学級通信 ホップ・ステップ 第128号  10月28日

   激走・マラソン大会

 金曜日はマラソン大会でした。
 学年ごとに男女が分かれて走ります。3週間前から体育で、「25日にマラソン大会があるから、そのコースを実際に走ってみましょう」ということで、何回か走っていました。そのつど、日記にマラソンのことを書く子もいて、興味は高まっていました。
 ただ、いざ本番になると練習の時とはまた別です。いやがおうにも、緊張感が高まります。さっそく朝の会の健康観察で、子供たちに「今日のマラソン大会で一言どうぞ」と聞いたら、力強い決意が返ってきました。

・ぜったい、〇〇君には負けないつもりです。
・順位を一つでも上げたいです。
・10位以内に入りたいです。
・今日のマラソン大会は出れないけど、応援をがんばりたいです。
・坂ののぼるところでがんばりたいです。
・とちゅうで歩かないで走りたいです。
・去年より順位をあげたいです・・・・等々

 個人の大会であるマラソン大会でありながら、最終的には学級の平均順位を出して、学級対抗という形になります。だから、上位に入ることも大切なのですが、何よりも自分の順位を練習の時よりも一つでも上げることが重要になってきます。
 
 さて、5校時が本番です。3年生以上が一斉の開会式を行い、いざスタートです。
 コースは、学校の門を出て裏手をまわり、また校庭に帰ってきます。距離にして、700~800mぐらいでしょうか。マラソンというには、短い距離かもしれませんが、登り坂、下り坂の連続で最後はバテバテになってしまいます。
 私は記録担当で高学年の子についていたため、詳しくその様子を見ることができませんでしたが、それでもいくつかの「ドラマ」がありました。
 
■その1 おめでとう、上位入賞
 まずは、10位入賞の子たち。女子は2位Kさん、3位Nさん、9位Kさん、男子は1位Y君、7位T君です。トップ10に入るのは、やはり至難なこと。文句なくおめでとう。

■その2 来年がある!
 悔しい思いをした子たちももちろんいました。「練習の時には調子がよかったのに、(順位が)下がってしまった」という声を何人か聞きました。その中に、転んでしまった子も。
T君は、練習の時には優勝したY君に続いて走っていましたが、転んでしまい10位に入れず。悔し涙でした。それでも明るく励ます友達たち。いい光景でした。
 女子でもNさんが転んでしまい11位。「もしも・・・」という言葉はスポーツに禁句ですがふと思ってしまいました。
 「来年があるよ」という思いです。これは、体調不良で走れなかった子たちにも言えることです。

■その3 一人一人がドラマの主役
 「40人いれば40通りのドラマがある」・・・それがこのマラソン大会だと思います。「緊張しておなかがおかしい」と給食後に言っていたK君、お互いに「負けたくない」と言っていたM君とH君。
 紹介はできませんでしたが、それぞれにドラマがあり、自分の記憶にも残ることでしょう。

 教室に入ってから、「去年よりも順位を上げた人も下げた人もいることでしょう。でも、マラソンは練習すれば必ず伸びます。今日で終わりではなく、また来年に向かってスタートです。」と話しました。
 5年生になると距離が2倍ぐらいに伸びます。その時にまた新たなドラマが生まれることでしょう。

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 3月の学年の終わりに何をするか。恒例イベントのことを書いた最後の通信です。

学級通信 ホップ・ステップ・ジャンプ  第216号  3月18日

        別れの時

 この1週間、4年1組としての「別れ」のイベントをいくつかしてきました。

1 20才の「ぼく・私」への手紙
 タイムマシーンができたら、どんなに素敵でしょう。そんなことを誰しも考えたことがあると思います。でも、現実にはできません。ただし、それに似た気分はできます。
 20才になった時、10年前に自分あてに書いた手紙が届く・・・・これはなかなか興味があります。そんな想定で、子どもたちに10年後の自分あての手紙を書かせました。
 私が10年預かります。そして、2007年に発送します。子どもたちはタイムトラベラー気分で手紙を書いていました。
 10年後、子どもたちは手紙のことをきっと忘れていることでしょう。そのほうが、懐かしさがこみあげてくると思います。お楽しみに。

2 感謝状作り
 この1年間で一番お世話になった人に感謝状を書かせました。
 画用紙に丁寧な字で、しかもまわりのデザインも自分で工夫をしてという条件です。半分の子は家族に書いていました。毎日、お世話してくれることへの感謝の気持ちを綴っていました。残りの子たちは、主として友達。一緒に遊んでくれたことへの感謝の気持ちが多かったです。私も、4枚いただきました。
 休み時間も感謝状作りに励む子供たちを見て、こういう機会は大切だと思いました。

3 クリーンデー
 自分たちの生活の場所である教室。いつも掃除の時に、きれいにしていますが、改めて1時間かけてゆっくりきれいになってもらおうということで、ふだん掃除できないところを時間をかけてきれいにしました。名付けて「クリーンデー」。
 一番汚れが落ちたのが壁です。ストーブから出る目に見えないすすが、少しずつついていたのですね。椅子と机の脚のほこりもとれました。気持ちよく次の4年1組の人に引き渡せます。

4 4年生最後の会
 学級集会活動の最後です。ホットケーキ作りは意外と難しく、失敗したグループもありましたが、満足顔で食べました。

 一つ一つの活動が終わるにつれ、私の中にも「いよいよお別れの時がせまってきたんだなあ」という実感がわいてきました。
 そして、今日、いよいよお別れの時です。
 先のいろいろな活動が、私にとってはすばらしい思い出になりました。

       ☆    ☆     ☆     ☆     ☆     ☆

 この学級通信もおかげ様で216号を達成することができました。
 通信名も、1学期は「ホップ」、2学期は「ホップ・ステップ」、3学期は「ホップ・ステップ・ジャンプ」と私の願いをこめて、言葉を増やしていきました。子供たちもその願い通り、大きくジャンプしたと思います。
 5年生になって、心も体ももっともっと大きく育つことでしょう。期待をしています。
 1年間のご愛読、ありがとうございました。

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2016.03.26

4年生学級通信 その1

【HP移行に際してのリバイバル掲載です】

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★私が日々話していることの中からの素材です

学級通信ホップ・ステップ・ジャンプ 第186号(2月6日)

    賢さが子供を伸ばす

■一昨日の午後は私が出張の日でした。
  研究会では、算数・数学の個人研究の発表を聞きました。3人のうちの お一人がおもしろ数学の課題をレポートに書くという内容で、なかなか興味深い内容でした。
  実例として8人の子供たちの作品があげられていました。それを見て、胸にこみあげてくるものがありました。そのうち4人の子が、小学校時代に 私が担任した子供たちだったからです。
  発表を聞きながら、その子たちの小学校時代の様子が浮かんできました。不思議なもので、エピソードや会話までが鮮明に浮かんでくるのです。時間を超えてタイムスリップしたような感じでした。
  それくらい子供たちの様子は教師の心に刻まれています。

■さて、昨日学校に行って、私が不在の時の様子を子供たちに聞きました。
 するとそうじ時間に、具合が悪くて吐いてしまった子がいたとのこと。体のことですから、それ自体は仕方のないことです。
  感心したのは、その子のとった行動です。
  すぐさま、近くにあった防火用の砂を吐いた所にまいたとのこと。確かに、ティシュやぞうきんでふいてもあまりうまくいきません。砂をまいて、それをほうきで集めれば、処理に時間がかかりませんし、においも残りません。事実、他のそうじ区域だった子供たちは、そのようなことがあったこと知らないくらいです。

■ その機転のきいた行動に感心した私は、子どもたちに聞きました。
 「もし、君たちが同じように具合が悪くて吐いてしまったら、どうしますか?」
  かなりの子が「わからない」「困ってしまう」と答えました。
  そこで、子供たちに「かしこい人」について話しました。

  「かしこい人」とは、勉強ができるという意味とはちょっと違います。何か困った時に、自分でどうしたらいいかわかる人のことです。
  ふだんの生活の中で、いろいろと考えなければいけないことがあります。
  そんな時に、どうしたらいいかしっかりと考えることができる人です。

■ たとえば・・・・ということで、次のように聞きました。

  君たちが1階廊下を歩いていました。玄関からお客さんがきました。図書室がわからないようです。君たちが、「図書室はどこですか?」と聞かれました。君たちはどうしますか。

 もう4年生ですから、このような場合にもきちんと応じる力はあると思います。すぐに出てきた答えは2つでした。
・「ついてきてください」と言って、一緒に行く。
・その方向を指差して、「階段をのぼって3階まで行って右側にあります」というように詳しく説明する。
 私は、「すぐにそのように考えることができれば、かしこい人です」と話しました。
 このようなかしこさは、きちんと学習できることと同様に大切と私は考えています。

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子どもたちのトラブルも、「子どもたちのよさ」の発見につながる場合がありま
す。だから「トラブル」があった時は、場合によって「チャンス」でもあります。

学級通信 ホップ  第27号  5月17日

    水槽がこわれた!

■「先生、4年教室の水槽がこわれて、水が教室に流れています!」
 昨日のそうじの時間、1年生の教室掃除の手伝いをしていた私にSさんとMさんが教えにきてくれました。
 1年生にはまだ掃除が大変ということで、4年生が掃除をするシステムになっています。4年生の教室から1年生の教室までは結構距離があります。だから、二人とも少し息がはずんでいます。私がすぐに教室に向かおうとすると、今度はD君が「大変!大変!」ととんできました。

■「教えてくれてありがとう」とまず言いました。
 そもそも、水槽が割れるという経験は初めてです。廊下を歩きながら、いくつかの心配をしました。
・教室が水浸しで、学習用具等にも被害がいったのでは?(水槽はカラーボックスや ロッカーの近くにありました。)
・ガラスが割れたのだから、ケガをした子がいる可能性もある。
・何よりも、子どもたちがパニックになっているのでは?

■不安げに行ってみると、子どもたちはぞうきんで水を絞り、バケツにどんどん水を入れていました。その行動も落ち着いたものです。まずは、一安心。
 そんな中でH君が「魚は大丈夫かな?」とつぶやきました。私は、ハッとしました。割れた時に、魚のことは思いつかなかったからです。子どもの生き物に対するやさしさです。
「そういえば、魚は?」
 あわてて聞くと、ちゃんともう一つのバケツに入れていました。

■「さすが4年生、こんな時にもきちんと対処できるんだなあ」と感心して、割れた水槽を教室から持ち出しました。
 戻る途中、廊下でY君とNさんと会いました。プラスチックの水槽を持って、「先生、これをさがしてきました。使っていいですか?」と聞きます。
 学校でいくつか買っておいたものの一つです。二人の頭の中には、「魚がバケツの中だったらかわいそう」という考えがあったのでしょう。そして、水槽探しの行動にうつったのでしょう。そのやさしさと自主性。

■次から次へと子どもたちのやさしさが出てきて、私はうれしくなってしまいました。5時間目のはじめに子どもたちに、そのうれしさを話しました。

  みんなも知っているように、学級の水槽がこわれてしまいました。
  水槽はなくなってしまいましたね。でも、それよりももっともっと大きなものを得たような 気がします。
  それはみんなの「やさしさ」です。教えにきてくれた人、一生懸命に水をとってくれた人、 魚のことを心配してくれた人、別の水槽をもってきてくれた人・・・みんなやさしいです。
  そのやさしさに拍手を送りたいと思います。

■ところで、なぜ水槽が割れたのかと思った方もいると思います。自在ぼうきの棒の部分が間違ってあたってしまったのだそうです。もちろん、責められることではありません。
 でも、帰りの会、その子から「ぼくが、間違って水槽をわった時に、みんなが手伝ってくれてありがとうございました。」と感謝の言葉を述べてくれました。それが自然に出てきたことにも拍手です。

■ハプニングがあっても、それが時には道徳教育のいいチャンスとも言えます。そんなことを感じました。

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子供たちのちょっとした様子や変化のことを書いた通信は、親御さんがよく読みます。

学級通信 トゥモロウ 第7号 4月13日

  ささいなことも喜びです

 毎日子供たちと生活をしていて、微妙な変化(いい面)やささやかな成長が見られる場合があります。それは、どんなささやかなことであっても、教師にとって大きな喜びです。今日は昨日の出来事から、その喜びをいくつか拾ってみました。

■「どうぞ!」「ありがとう!」
 昨日の給食のこと。
 当番の子供たちが一人一人に対して、「どうぞ!」と声をかけて給食を渡していました。それに対して受け取る方も、「ありがとう!」「はい、どうも!」と明るく受け答えをしています。何ともほほえましい光景です。
 実は子供たちとの出会いの日に、一つ布石を打っておいたことがあります。それは、「どうぞ・ありがとう作戦」です。プリントを配布する時に無言で後ろに渡す子供たちに次のように言ったのです。
 
 プリントを後ろに渡すときにには「どうぞ!」と言って渡しましょう。もらった人も明るく「ありがとう!」と言おうね!

 ささいなことです。プリントの受け渡しには「どうぞ」と言おうが言うまいが、何ら変わりありません。
 しかし、これを毎日続けているうちに子供たちが気軽に「ありがとう」と言えるようになるから不思議です。それが1週間後の給食で出てきたのです。
 これは、私にとっては大きな喜びでした。「ありがとう」がたくさん出てくる学級になってほしいからです。言ってくれた給食当番の子たちにありがとうです。

■自分たちの力でやりきった!「1年生を迎える会」
 これも昨日の話題です。「1年生を迎える会」がありました。この会で各学年で出し物をします。先週の木曜日から取り組んで2週間で出し物を完成させました。
 内容は「〇×クイズ」と「劇・ドラえもん」です。実はこの二つとも、私はほとんど手をかけませんでした。子供たちなりに今までの経験から内容を決めました。特に劇は、短い時間の中で配役を決め、大まかな劇の流れを決め、さらに実際の練習をしました。練習風景を見ていると、ワイワイガヤガヤと言い合っていました。そこに、「自分たちで成功させるんだ」というパワーを感じました。
 この自主性があれば、学級の係活動も楽しみです。

■必死に練習、交通安全教室
 延期になっていた交通安全教室をしました。
 実際の自転車練習では、手信号がなかなかうまくいかなかったり、左端に寄ることがなかなかうまくいかなかったりといった面が見られました。しかし、何度も練習をして路上での運転も大丈夫になりました。
 さて、昼休みの校庭では4年生の子供たちの自転車練習の列が続けていました。安全教室だけでは練習不足と感じたのか、自主的に練習をしているのです。
 この意欲ぶりにも拍手です。
 ささいなことでしたが、これまた大きな喜びでした。

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大きな行事にはいろいろな裏話があります。

学級通信 ホップ 第35号 5月26日

   運動会余話

■一昨日の運動会、天気がよくて何よりでした。
  練習の時には、半袖で寒い日もあったのですが、本番は半袖短パンが本当に気持ち よかったと思います。
  私も半袖でいたら、腕時計のあとをのぞいて日焼けのあとがくっきり。実はこの日焼け、 私の運動会の楽しみ?の一つです。もう一つの楽しみは、昼食後に水分補給をしないこと。こちらは、反省会でのビールの一口目を最高に味わうためにです。
  今年の運動会は両方ともでき、私にとっては大満足でした。

■さて、ふだんの練習通りに実力を発揮すれば、運動会での子供たちは心配ないと思っ ていました。練習段階で天候に恵まれ、順調に仕上げることができたからです。
  ところが、ハプニングは予期できないものです。団体競技の「アレーすい星」で、事前に準備していたフラフープの色が違うことに気付きました。チーム別にフラフープの色を「赤・青・白・黄」にしていたのですが、実際に出てきた色が、「黄2本、白2本」でした。「あれ?」と思ったのが、スタート直前。子供たちは、次に渡す人をもちろん覚えてはいるものの、今まで慣れた色のフラフープを見て間違う子もいるのでは・・・と不安がよぎりました。
  でも、フラフープを変えるには時間がありません。せっかくテンポよく進んでいる運動会にも水をさすことになります。

■子供たちの力を信じてスタートです。
  無事アンカーの子までトラブルなくリレーできた時にはホッとしました。
  考えてみれば、一番時間をかけたのが団体競技でした。その分、「いざ」という時に力が発揮できたのだと思いました。これが、中途半端な練習だったら、トラブルがあったかもしれません。

■さて、私は今年は審判係でした。順位を判定したり、その順位の子を並べて座らせたり、等賞リボンをもらいに行かせたり・・・という仕事です。仕事自体は高学年の子供たちがしますが、一番忙しく動かなければいけない係でした。
  特に徒競走。
  ゴールして、ゴールテープが少しからまってしまった。あわててとったら、もう10m前には次の人たちがかけこんできていた。そんなあわてる場面もありました。
  まさに時間との勝負。一瞬の判断が要求される中で、子供たちはよく動いていたと思います。
  今の4年生の子たちも来年は、この係活動をすることになります。きっと嬉しそうに活動するだろう・・・そんなことを考えました。

■運動会には中学生も見にきます。
  私は、現在の中学校2年生の子どもたちを担任しました。昨年は、卒業したてということでかなりの子供たちが見にきていました。(今年は、かなり少ないだろう)と思っていたら、それでも10人くらいの子供たちと会いました。
  係の仕事についていたので、十分に話す時間はとれなかったものの、「〇〇くんと同じになっちゃたのよ。6年生の時と同じように(その子を)鍛えているから。」と元気な女の子の話を聞いて、思わず小学校時代の様々なエピソードを思い出しました。
  卒業生に会える・・・これも元担任からすれば大きな楽しみです。

■ いずれ子供たち一人一人のがんばりぶりがよく見えた運動会でした。

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★社会科でこんな形の学習をしてみました

学級通信 ホップ・ステップ・ジャンプ 第176号  1月24日

    沖縄に引っ越しするには 1

 社会科で、暖かい地方の沖縄の学習に入りました。自分たちが住んでいる岩手とは、同じ日本でも気候、風土、農産物等いろいろと違いがあります。教科書を読んでその知識を得るだけでもおもしろいのですが、ちょっと工夫をしてみることにしました。

 あなたたちが、岩手から沖縄に引っ越すことになりました。引っ越しする時にはいろいろと大変です。持ち物や家のこと、仕事のことなど考えなければいけません。
 今日は、引っ越しの持ち物を考えてみましょう。

 まず、どんな服を用意したらいいですか。
 沖縄はあたたかいということを子供たちは知っていますから、「半袖、短パン」といった夏向きの服がどんどん出てきました。
 さらにおもしろいものとして、「水着」「ダイバースーツ」も出てきました。「どうして?」と聞くと、「沖縄の海がたいへん美しく、サンゴ礁があるから、それを見る」とのこと。確かにそうです。
 「マフラーやジャンバーは必要ないですか」と聞くと、「必要ない!」という答え。それはそうです。昨日の沖縄の最高気温は20度ということですから。

 その他に、沖縄にぜひ持っていきたいものは何ですか。

 沖縄の気候に合わせたものが続々と出てきました。

・サングラス、麦わらぼうし、うちわ、せんぷうき、クーラー(暑さ対策のもの)
・台風が来た時に家に打ちつける板、ラジオ、カッパ(台風対策)
・雪(沖縄には雪がふらないので、ぜひ見せたい)
・地図(全く見知らぬ土地の行くので必要)

 このほかにも、虫網、うきわといったものが出てきました。
 こんな形で、引っ越しをする時の持ち物を考えていく中から沖縄の気候の様子がみえてきました。
 今度は、引っ越しをして実際に家を設計するお話です。これまた気候に合わせるわせた家になるわけで、どんなアイデアが出てくるか楽しみです。

■このあと、次号では引っ越し先の検討、家の設計、仕事選びをしました。教科書と 地図帳をもとに楽しい学習になりました。

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子供たちが進んで活動をした時には、ついその様子を学級通信に書きたくなってしま
います。

学級通信 トゥモロウ・2000 第54号  6月24日

    自主的に、自主的に

■子供たちが自主的に活動をしてくれる時ほど、うれしいことはありません。たとえば教室のすみにゴミが落ちていて、それを拾ってくれた時。窓を進んであけてくれた時。
 そんな小さいこともうれしいものです。
  それとは別に、「自分たちの学級で、こんな企画をしたい。そしてそれを実現したい」 という大掛かりな活動を自主的に行ってくれることもうれしいです。それは、子供たちに 「自主性」という力をつける点でとても大切だからです。そして、それを実現させるための システムを作っておくことが教師の役割です。

■教室に「プラズマ・ボックス」があります。学級に対する提案、意見や悩み等を入れる箱です。「プラズマ」は子供たちから決めたキャッチフレーズからとりました。ここに入れられたものは毎週月曜日に取り出し、朝の会や学級会で取り上げられます。「給食をグループごとに食べたい」という希望もそこに入っていました。

■今まで給食は勉強の時の席と同じでした。それを変えたいという希望です。さっそく学級会で取り上げました。議題は「給食の席を工夫しよう」です。
  子供たちが工夫のアイデアを出し合います。

  ・好きな人と食べる  ・男女別にして食べる  ・学級を半分のグループにして向かい
  合って食べる  ・輪になって食べる  ・班ごとに食べる 等

■先に出たアイデアから「いくつにしますか」と議長が聞きました。
  私からすれば「全部いいです」というようになっても構わないのですが、子供たちは「3つがいいです」が圧倒的。1週間に5回の給食と考えると、「いつも通りの席での給食」も2回あった方がいいのでしょう。
  一番最初に選ばれたのが「男女別に食べる」です。次が「向かい合って食べる」ものです。
 ここまではすんなりです。あと一つが大変でした。「輪になって食べる」派と「好きな人と食べる」派で完全に、真っ二つに分かれたのです。
 
■「輪になって食べる」派の主張は、「好きな人と食べるとなると、残る人が出てしまうかもしれない」ということです。それに対して「好きな人と食べる」派は、「そういう時には入れればよ い」と反論します。
  片方の主張が出るたびに、「よし!」という声が出たり、拍手が出たりと白熱した討論です。意見が出尽くしたところで、教師の出番です。「どちらの意見も取り入れた形で新しい提案は ありませんか」と言いました。「輪になって、好きな人と食べる」という意見が出て、みな納得です。

■ さっそく昨日の給食から工夫した席で給食を食べ始めました。ふだんと違う雰囲気に、みんなにこにこ顔です。話題も盛り上がっているようです。
  私からすれば一人のささやかな提案から、みんなが真剣に考え、決まったことを実行する・・・それができたことがうれしいです。そこにみんなの自主的な姿が出ていました。今回だけではありません。これからも、きっといろいろな活動が生まれてくることでしょうね。

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2016.03.25

つぶやきより

フェイスブックのつぶやきです。

・3月は評価の時期。通信制大学院生としての自分も、先日の試験結果が出た。予定通りの単位取得。来年度の試験は「なし」となり、修論に集中できることとなった。例年通りの「自分の業務+第2の仕事」があり、「これ以上入らない」と思っていたが、入れてみたら結構入った感じである。

・少し考えたいことがあり、「家本先生のコラムで大切なことが書かれていたなー」と思い検索。まだ、こちらに掲載されていました。お亡くなりになって10年が経ちましたが、コラムを読むと声が聞こえてきそうです。

・以前掲載されたチエルマガジン「これで、子供も先生も、社会科が好きになる!」がWeb版として公開されています。暑い夏に撮影した写真で時期外れとなりますが、尊敬する新保先生と楽しく対談させていただいたことを思い出しました。

・幼稚園卒園式での来賓役終了。卒園児の立派な態度ときらきらとした目が印象的だった。聞けば、日本ハムの大谷選手の出身幼稚園とのこと。ユニフォームも飾られていた。理事長の話の中に、フレーベルの言葉が出てきたことに驚いた。いろいろなところで教育学がつながっている。

・平成28年度は「社会科教育」(明治図書)で「スペシャリスト直伝!アクティブな社会科授業づくりの基礎基本 」を連載させていただくことになった。4月号が発刊されたところである。社会科におけるアクティブ・ラーニングを自分なりに考え、発信していく年になりそうだ。

・やはり出かけて学ばなければいけないと痛感した日だった。断片的にお聞きしていたお話を、体系的にお聞きすることで学校運営のヒントがいくつも見つかった。次年度の構想に取り入れよう。そして、28年度はこのセミナーにもっともっと参加しよう。

・大学のキャンパスに来ると「学びたいな…」という思いにさせられる。歴史あるレンガの建物。洒落ていて、落ち着いた雰囲気。こういうところでのセミナー開催。学ぶ意欲がさらに増します。

・京都での講師役終了。実によいセミナーであった。今回は1時間の講師役が3名で、同世代の方々から学ぶ点が多かった。特にもUDの村田先生の講座からは多くのヒントをいただいた。それにしても企画者・運営者は20代・30代。すごいなー。新しい流れを作ってくれている彼らに私は混ぜていただいている。ありがとうございます。

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2016.03.24

離任式

19人の異動者。その中での挨拶。1人1分程度。短い人は30秒ほど。
長年勤務されて話したいことが本当はたくさんあったという人もいたと思う。
それをあえて短くして話されていた方が何人も。すばらしかった。
自分の分を記録のために掲載。

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大好きなみんなとお別れするのがさびしいです。

1年生の皆さん、2年生の皆さん。
4月には新しい1年生が入ってきます。
やさしく教えてあげてください。

3年生、4年生の皆さん。
明るい挨拶は常盤小の良い点です。
4月には学校中に明るい挨拶を響かせてください。

そして最高学年となる5年生の皆さん、中学生になる6年生の皆さん。
失敗を恐れずにチャレンジしてください。
失敗してもそこから学べばいいのです。
本当の失敗は何もしないことだと私は思います。

私は隣の小学校に行きます。
また、会いましょう。さようなら。お元気で。

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2016.03.23

「行動力が現在の活躍に」

新聞掲載のコラムです。

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 教え子の活躍は実に嬉しいものである。

 先月、かつて担任した子どもたちが、「ビジネスマナーの講習会」を地元である奥州市江刺区で開催した。「子どもたち」といっても、もう33歳になる立派な社会人だ。

 企画したのはA君。小学校時代から行動力や企画力が抜群だった。学級だけではなく児童会の中心になり、全校への呼びかけもよくしていた。そんな彼が、同世代である20代、30代のために立てた企画である。

 講師はB君。何事にも前向きな子だった。年度末に発行する学級通信に一人一人の思い出を書いていたが、B君には、「何の授業の時にも、熱心という言葉があてはまる君」と書いたほどだった。大学を卒業して会社勤めをしていたが、2年前に独立をして、今東京で仕立て関連の会社経営をしている。その知識を生かしての講師ということであった。

 教え子2人が企画者と講師なら、ぜひとも応援をしたいと思うのが担任である。しかし、都合があり参加はかなわなかった。

 その講習会の記事が地元紙に掲載されていた。「どんな丁寧な言葉遣いでも、声のトーンや声の大きさで、不快な印象を受けることも多いので注意を」というB君の言葉に、彼らを担任した21年前を思い出した。 

実に行動力があった子どもたちだった。冬にいつだったか、授業が始まるのに彼らが戻ってこない。10分遅れてきたら、「みんなのために雪かきを続けていた。今は授業に間に合わせるより、雪かきを終わらせる方が大事と考えました」と話したことを覚えている。

 そのような彼らの行動力を思い出したら、このような活躍は納得がいく。彼らを担任して卒業させたのは私が33歳の時。彼らも同年齢だ。これからの活躍が楽しみである。

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2016.03.22

0から学べる社会科授業づくりセミナー

昨日は「0から学べる社会科授業づくりセミナー」だった。
80名を超える参加者。
「0から学べる」ということで若い参加者が多いだろう…と想定していたが、中堅・ベテランも多数。今まで関西で登壇しているセミナーとはまた違う雰囲気を楽しむことができた。

自分は著書の第1章の1項目目を執筆したので、その内容の「社会科で大切にしたいこと」の5つの内容を具体例を示しながら話す。今回は模擬授業を入れなかったが、15分ほどでも入れた方がより具体的だったなあと反省。

発表者の若手中堅の先生方だけではなく、今回は私学の管理職の先生方もご登壇。同世代で皆さんのお話を拝聴させていただいた。こういう機会はなかなか自分自身になかったので、学びの多いセミナーとなった。

それにしても関西でのセミナー熱、すばらしいの一言に尽きる。企画者・運営者は20代・30代の先生方。そういう先生方にお声をかけていただいて、自分も生かされている。有難いことである。

 ※会場の同志社大学キャンパスは本日が卒業式。伝統あるキャンパスのいい雰囲気の日に参加できた。大学の1年生の同級生が中退し、同志社大学に入学し直した。こういう雰囲気にあこがれて入り直したんだろうなあ…と、思った。

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2016.03.21

奥州市出身の社会科の先達・佐島先生

教育展望」に「わたしはなぜ教育の道を志したか」というコーナーがある。
年配の(70代後半から80代が多い)教育学者さんたちの人生がそこに書かれている。
3月号は佐島群巳先生(東京学芸大学名誉教授)であった。そして我が奥州市出身である。日本で環境教育を始めた方であり、私も著書を数冊読んだことがある。

もう30年前であるが、初任校の学区が佐島先生の出身地であった。同僚に、「ここの出身で有名な教育学者さんがいる。それも社会科。6年生にいる佐島さんは、その親戚だよ」と話され、「そういう有名な先生がここの出身なんて…」と思ったものだった。農家が中心の地域だったから、不思議に思ったのであった。

先のエッセーには、佐島先生の小学校時代のことが書かれている。やはり、10歳か農作業と家畜の世話を行っていた。そのような中で、父から大切なことを教えられている。

〇手塩にかければ、作物はよく育つよ
〇人様には迷惑かけるなよ、人のためになることをすること
〇人からいわれたら素直に「はい、ありがとう」といえ

何事にも通じる教えである。家庭の中での道徳教育がしっかりと行われていたことがわかる。

現在佐島先生は86歳!最後に次のように書かれていた。
「私は、今、五十数年来追い求めてきた「授業臨床学」の事例研究をとりまとめているところである」…まだまだ学者として現役!佐島先生にしたら、50代の自分など、「まだまだ」の世代なのであろう。このような生き方を知ると、一生勉強と感じる。

佐島先生とは残念ながら一度もお話を聞いたり、お会いしたこともない。いつか我が奥州市出身の社会科の先達にお会いしたいものだと思う。

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2016.03.20

3年生学級通信 その2

【HP移行に際してのリバイバル掲載です】

学期初日の様子。子供たち一人一人の様子を全員伝えたいと思いました。なお、ここに出てくる子供たちの名前は全て仮名です。

学級通信 ファンタジック・スピリッツ  第175号 1月22日

          3学期初日

■冬休み中、静かだった学校に元気な声が響きました。
 1月21日。第3学期の始業の日です。
 前日が大寒で、昨日も校庭には雪が積もっていました。雪の中を子供たちは、冬休みの宿題を手に登校です。
 この日は、私も学校の坂を登って行きました。
 途中であった香里さん、沙耶さんに「おやよう!」と声をかけました。「年賀状、届いた?」と二人からの返事。前方には、隆君と香さん。やはり、「おはよう!」と声をかけると、今度は「おはようございます!」という声。
 教室に入ると、真美さんが私より先に「おはようございます!」とあいさつをしてくれました。
 これだけでも、つくづく「子供のいる学校はいいものだ」と感じました。

■教室では、冬休みの作品についてさっそく話し合っています。綾香さん、明くんがとなりどうしで工作の話です。やはり、自分が力を入れたものだから、話したくなるのでしょう。
 絵あり、自由研究あり、感想文ありとがんばりました。

■提出物を一通り出させた後、子供たちに聞きました。
 「冬休みは短かったですか?長かったですか?」
 すると、ほとんどの子は「短かった!」という答えです。「おじいさんの家に行っていたから」と勇気君、敏明君。「雪かきをしていたから」と芳隆君。短いということは、充実していたのでしょうね。
 朝はすぐに掃除です。もう、普通通りの学校生活です。黒板ふきのほこりをしっかりととる早智子さん、ほうきをしっかりと後片付けする亜紀絵さん、きびきびと反省会の司会をする実君。みんないつも通りです。

■2時間目。全校一斉の始業式。翔太君、和博君、佑君の目が真剣でした。転校生の紹介で埼玉から来た子がいました。武君が、「あっ」とした表情で反応しました。自分が住んでいた県というのは、やはり反応するものです。
 休み時間といえども、昨日は雪ふりでなかなか外には出ず。でも、その中でも寛君、彰光君、雄幸君、成司君たちは元気に外へ。雪と遊んでいました。

■3・4時間目は発表会。
 自由研究は少なかったです。でも、雅裕君(こおりのかんさつ)、憲彦君(目のさっかく)、真紀さん(私の生まれた日)、望さん(おぞうにのふるさと)というように、工夫した内容が光りました。
 工作は大人気でした。私が初めて見るものがけっこう多かったです。たとえば、「プレートビーズ」の美緒さん、万理さん、「チャクラ」のひとみさんはその言葉も初耳でした。「トラのはり絵」の大祐君、「折り紙の鶴」の恵子さん、絵理佳さんは努力賞といった感じです。

■3学期も元気一杯な子供たち。謙一君、可南さんは欠席でしたが、みんなやる気まんまんです。どうぞ、3学期もよろしくお願いします。

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教室を「レストランにしよう」・・・子供たちから楽しいアイデア続出でした。

学級通信  ファンタジック・スピリッツ 第116号 10月6日

   「レストラン給食」実況中継

■ 先週の木曜日から「レストラン給食」を始めています。きっかけは、先々週の学級活動の時間に「楽しい給食」という学習で、いろいろなアイデアが出てきたからです。

■ そのアイデアをふまえて、先週の学級会で「レストラン給食をしよう」という議題で話し合いました。子供たちは、このような議題が大好きです。何たって、「休み時間」と「給食時間」は子供たちの大きな大きな楽しみなのですから。
  「食べる」「遊ぶ」は誰にとっても魅力的ですよね。

■ その学級会は、アイデア続出でした。
  ・希望する友達と食べる  ・お花をもってくる  ・かざりをつける
  ・自分でテーブルクロースを持ってくる。
  これらは、みんなの賛成ですることにしました。
  「うちから食べ物を持ってくる」「カラオケをする」といったアイデアも出ましたが、これらは否決されました。なかなか子供たちも良識があるものだと感心しました。

■ さて、子供たちが決めたものだけですぐに実行というわけには行きません。私のほうでも条件を提示しました。
 ・希望する友達と食べる時に、一人だけで食べる人が出ないようにする。
 ・ふだんより騒がしくなった場合や、後片付けが遅くなった場合には中止する。 
  あくまでも給食指導の中の一つですから、「レストラン給食」を実行することによって、トラブルが起きたのでは困ります。

■ さて、実行の日。
  さっそくお花を8人の子が持ってきてくれました。(ご協力、ありがとうございました。)しかもH君は一輪挿し持参です。
  飾り付けも休み時間に折り紙で輪を作って、壁にかけています。テーブルクロースは実際には持ってくることができませんが、ハンカチ等を代用して雰囲気作りに一役買っています。
  これで、もう準備OKです。
  あとは食べるだけです。

■ 「いただきます」の声。希望する友達と向かい合いながら食べる味はやはりふだんと違うようです。
  そして、花の存在はやはり大きいです。食もどんどん進むようです。しかも、大きなメリットは、ふだんより「静か」なのです。好きな友達と一緒なら、話に花が咲いて、にぎやかになりそうですが・・・。

■ 「どうして?」と聞くと、「心が安定するから」という答え。「なるほどねえ~」と思いました。(「じゃあ、ふだんは・・・」とは考えないようにしましょう!)
  子供たちのアイデアいっぱいの「レストラン給食」。当然ですが、大好評です。

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ート指導の大切さを自覚させるために行った実践です。

学級通信 ファンタジック・スピリッツ 第176号 1月23日

     ノートのありがたさ

 3学期に今まで以上に力を入れようと考えているのが、ノ―ト指導です。
 子供たちの「書く力」を伸ばすには、やはりノートが一番です。昨日は、算数の時間にノートの大切さを自覚させるために、次のような学習をしました。

 今、学習をしているのは、小数の学習です。
 「0.8-0.6」といった計算をしました。すぐに分かる問題です。だから、時間が10分ぐらい余ってしまいました。
 そこで、追加問題です。
「みんな、今までの計算は簡単でしたか?」
「ハーイ!」
 そして、私は「6326-3598」の筆算を板書しました。
 子供たちはこの問題も余裕のようです。
 (そんなの簡単だよ)という声が聞こえてきそうです。そこで、私は言いました。

「これをノートを使わないでしなさい。」
 子供たちは、「エッ!」「むずかしいよ!」といった表情で私を見ます。
「時間は2分です。はじめ。」
 簡単といった手前、子供たちは必死に考えます。ウーンと考えこんでしまう子、指をおる子、そろばんを習っている子は指先を動かしています。
 さっきの余裕の表情とは違い、けっこう深刻な顔です。
 2分がたちました。答えを出すことができた子は3分の1ほどでした。
 しかも、答えを聞いてみると合った子は、さらに半分。

「先生、やっぱりむずかしいよ。」
「じゃあ、今度はノートを使ってごらん。」
 今度は、さっきの困ったような表情とは全く変わって、ホッとした顔で問題に取り組んでいました。もちろん、時間もかかりません。
 子供たちに感想を聞きました。

■(ノ―トが)ないとふべんで、あると楽です。
■2年生の問題だから、かんたんだと思ったけど、すごく時間がかかってたいへんだった。
■ノートがないといきなりむずかしくなった。
■ノートがあると、どんな問題もとける。
■(ノ―トが)ないと計算しづらくて、答えを出すのがむずかしい。
■ノートがあると、暗算よりもはやくできてやりやすい。

 最後の感想では暗算で早くできた人の感想です。筆算ができる子にとっても、やはりノートの方がいいわけです。
 この筆算で、子供たちはノートのよさ、大切さを実感したようです。

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 どのような地域でも、見学に行くとふだんとは違った発見があります。2校目で勤めた
学校は、伝統のある街でした。そこを子供たちと歩くのは、本当に大好きでした。

学級通信 ファンタジック・スピリッツ 第199号 2月21日

   まちの昔のもの発見

★ 火曜日は社会科見学の日でした。
  これで社会科見学は七度目。「百聞は一見にしかず」のたとえ通り、やはり実際に見ることは価値があります。
   しかし、ふだん見ているものでも、「社会科見学」という視点で見ると別のものに見えてくるものです。
   今回の見学の対象は、「まちにある昔のもの」です。いくら時代が変わったといえども、昔からまちに残っているものは、けっこうあるものです。

★ 最初に子供たちが見つけたのは「蔵」です。
   といっても、本当に昔からある「蔵」もあれば、最近作った「蔵」もありますから、様々です。
   六日町から川原町への向かう途中で多くの「蔵」を見つけては、「ここにもあるよ」と次々と発見して大喜びでした。

★ 次に向かったのが、明治記念館です。  
  かなりの子が実際に中に入ったことがあるとのこと。しかし、それはあくまでも「入った」という経験だけです。
   昨日は入ってから、実際に明治記念館(元病院)で使われていたものをスケッチしました。
   一つは薬の箱です。もう一つは金庫です。
   どちらもおそらく病院時代に使われていたものです。およそ百年ぐらい前のものですから、子供たちも興味を持っていました。

★ 一通りスケッチした後に、子供たちから「上に行きたい!」という希望が出てきました。
  急な階段があって、しかも上にいくほど狭くなってきます。さらには、床がミシミシ言います。2階からは、まるで忍者屋敷のようです。
   そこが逆にスリルがあるのでしょう。男子は希望者が殺到です。
   女子は途中までのぼったものの、「こわい」と言って降りてくる子もいました。

★ 明治記念館のまわりは「昔のもの」の宝庫です。とんがり帽子の記念碑あり、多聞寺あり、忠魂碑あり、筆塚ありと見るべきものがたくさんです。
   中でも多聞寺の鐘は大人気。「つきたい人はどうぞ」といったら、長い行列ができました。
   希望通り、一人ずつ鳴らしました。中には何かをお願いする子も・・・・。一体何を願っていたのでしょうか。

★ 多聞寺から学校へ直行です。
   春や秋ならば、快適な学校への道でしょうが、冬場ということで、子供たちもかなりのエネルギーを消耗したようです。2番線の急な階段では、さすがに疲れ気味のようでした。
   予定していたもので見つけることができなかったのは、「かやぶきやね」の家です。向山公園に行けば、「旧後藤家」があるのですが、残念ながら昨日のコースにはありませんでした。
   でも、昔のものに興味を持った子供たちです。きっと、どこかで見つけることでしょう。

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お別れを「お別れ会」で終わらせるのは、さびしい。そんな考えから始まった「思い出ウィ―ク」です。

学級通信 ファンタジック・スピリッツ 第214号 3月12日

      「思い出ウィーク」に向けて

 3学期も残すところ、あと1週間を切ってしまいました。
 一日一日と3年生の終わりが近づいてきます。そこで、「3年生のまとめ」として、昨日の学級会の時間に次のように提案しました。

 3年生もあと1週間で終わってしまいます。
 そこで、1年間のまとめとして、今週の13日から「思い出ウィーク」と名付けて、思い出になるようなことをしましょう。
 実は決まっていることが二つあります。
 一つは「スペシャルタイムのそうじ」です。これは、児童会の取り組みで決まっていましたね。
 もう一つですが・・・実はY君が4月からM市の小学校に転校することになっています。そこで、「Y君の会」をしましょう。

 Y君の転校のことは初耳という人もいて、一瞬「エッ?」といった雰囲気が教室にただよいました。3月は別れの季節ということを改めて感じます。
 さて、事前に提案してもらったことをもとにして、次のような計画で「思い出ウィーク」を進めることになりました。

 13日 スペシャルそうじ(教室の壁の汚れ落し、といったふだんの掃除でできないことをします。)
 16日 感謝状作り(私が毎年行っていることで、子供たちが感謝したい人を一人選び、感謝状を手作りします。)
 17日 お楽しみ会
 18日 Y君の会

 子供たちが実際に話し合うのは、「お楽しみ会」と「Y君の会」の内容です。
 お楽しみ会は、恒例の「班の出し物」にすることが決まりました。「授業時間を使って準備することはできません。休み時間になります。」と子供たちに念を押したら、それでも構わないということで、これはOKです。
 そのような意欲のある時には、子供たちに任せておいて大丈夫です。さっそく、学級会終了後の休み時間から、計画を立てて準備をはじめていました。
 「Y君の会」では、次のようなものが出てきました。

  ・Y君へのスピーチ  ・最後の一言  ・ハンカチおとし  ・げき
  ・Y君の好きな事をする(サッカー) ・フルーツバスケット  ・なぞなぞ
  ・ゲーム  ・キックベースボール

 私の考えでは、「ゲームやなぞなぞは、お別れ会ではする必要はないのでは・・・」と思っていますが、学級会なので私の考えをストレートに言うわけにもいきません。
 でも、子供たちは、きちんと「Y君へのスピーチとY君の好きなこと(サッカー)」というように、別れの会にふさわしいものを選びました。
 あとは、思い出に残るウィークにすることを願うのみです。

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2016.03.19

3年生学級通信 その1

【HP移行に際してのリバイバル掲載です】

受け持つ学年が異なるといろいろと見えてくることがあります。

学級通信 トゥインクルキッズ 第14号 4月25日

    4才の違い

 私は昨年度、6年生の担任でした。その6年生は、5年生からの持ちあがり。つまり、2年間連続高学年の担任でした。
 今の3年生の子供たちとは3学年の違いですが、今の時期は実質的に4年間の開きがあります。大人の4才違いはあまりギャップを感じませんが、子供の4才違いは大きいです。
 ふだんの生活の中から、「うん、高学年とは違うなあ」ということを紹介しましょう。

■その1 漢字・言葉を選ばなければ・・・・
 まずは、私が自分自身のことで、「うん、変えなければいかない!」ということがあります。
 それは、3年生に合わせた言葉を使わなければいけないということです。この間、日記を渡したあとにある子供が、「先生、これ何ですか?」と日記の私のコメントを指さしています。そこには、「新記録」という漢字が書かれてありました。
(あっ、そうか。3年生では、この漢字は習っていないんだ。失敗、失敗。)
 これが授業中にもあります。
 私が説明をしていると、「先生、〇〇って何ですか?」と不意に質問がきます。また、私は、(ああ、そうか。もっとわかりやすい言葉で言わなければ・・・)と思ってしまいます。
 たかが言葉、されど言葉。大事なものであることを、今実感しています。

■その2 教師の応援を素直にしてくれる
 教師とて人間。勘違いや間違いなどをすることもあります。
 私が黒板に1回、写しまちがいをした時のこと。一人の子が、「先生、ちがいます」と言いました。私は、冗談半分で次のように言いました。
「これは、君たちが私の間違いに気付くかどうか、試したんだよ。気付いた君はすばらしいね。」
 これが6年生の前で言うものなら、「ま~た、先生、本当に間違えたくせに~」と言われるのがオチです。
 ところが、3年生は真剣に私の話を聞いてくれます。素直にその通り受け取ってくれます。
 そればかりではありません。私が、「だから、みんなが私に教えてくれるというのはうれしいことなんですよ。」と言うと、けっこういろいろと応援してくれます。この素直さ、やはり中学年です。

 これらのギャップは私にとって、楽しく、そして新鮮なものです。
 そして、3年生の特徴は何といっても親しみやすさです。私が仕事をしていても、「先生、何をしているの?」と寄ってきます。「一緒に遊ぼう」とも言われます。子供がより身近に感じるこのごろです。

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3年生は何をしても「楽しい」と言ってくれます。

学級通信  トゥインクル・キッズ 第34号 5月29日

    楽しさ百倍

■探検は子供たちの宝物

 先週の金曜日に、理科の石の学習で人首川川原に行ってきました。
 学習したことは、「石のもようわけ」「石のかたさくらべ」などです。その学習内容も楽しみでしょうけど、子供たちにとってもっと大きな楽しみは、教室から出て、街や自然の中を探検することです。
 3時間目に、「これから川原に行きます」と行ったら、「ヤッター!」という歓声が自然にあがりました。あたりまえのことです。

 いざ出発。子供たちの心はウキウキです。
 横断歩道で待っていると親切な車の方が止まってくれました。
 「ありがとうございました!」「ありがとうございました!」の連呼です。しかも、ちょっとおおげさなくらいです。楽しげな心がよく出ています。
 川原につきました。場所は重染寺橋のすぐ下です。学習のために適当な石がたくさんあり、楽しく学習を進めました。

 学習活動が終わったら、子供たちが、さかんに川をのぞき込んでいます。
 どうしたのかな?と思って見てみると、小さな小さなメダカがいるのです。自然学習の時には爆発的なパワーを発揮する男子が、さっそくつかまえました。そして、近くにある袋に入れて何と教室に持ってきました。
 今、大事に教室の水槽で育てています。

 帰り道は、来た時と違うルートで帰ろうと考えました。川の向い側が整備されていて、ちょうどミニミニ遊歩道みたいになっています。空からは、気持ちのいい陽射しが差し込みます。まさに散歩日和です。
 その遊歩道を歩いて行くと、明治記念館につきました。あたかも、「みなさん、どうぞお入りください」と招いているかのように、入り口の戸が大きく開いています。
 しかも「入場無料」の看板。子供たちの「入ろう、入ろう」という声にさそわれて見学をしてきました。
 初めて入ったという子もいて、大喜びでした。社会科の学習にもなったわけです。
 
 わずか2時間ばかりのミニ探検。子供たちの表情から、本当に探検が好きなんだなあということがよくわかりました。
 まさに、「探検は子供たちの宝物」です。

■一挙にブーム! ~数字ゲーム~

 私は授業が早く終わった時等に、ミニゲームをします。ほんの3分ぐらいのものですが、子供たちはとても喜びます。
 金曜日に「数字ゲーム」をしました。ルールは次の通りです。

1 1から数字を順番に言います。3つまで言えます。それを交互にくりかえします。
2 20を言った方が負けです。

 具体的に書いてみましょう。たとえば、A君対B君。
 A「1、2,3」 B「4、5」 A「6」 B「7、8、9」 A「10、11、12」
 B「13、14」 A「15、16、17」 B「18、19」
というわけで、A君が20を言わなければいけないので、B君の勝ちとなります。(何か書くより実際にお子さんとした方がいいですね。)
 単純なゲームなのですが、これが休み時間、大人気。友達と数字を言い合う姿が見られました。
 そして、勝った子たちは、私にどんどん挑戦してきます。ところが、みんな私に簡単に負けます。それはそうです。勝つコツを知っていますから。勝つコツを発見した子が早く出てこないかと願っています。

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学級への所属感を深める方法はいくつもあります。私の学級では、学級歌をよく作ります。学級会、集会、大会の応援の時など、歌う時はいろいろです。

3年学級通信 ファンタジック・スピリッツ 第109号  9月26日

  誕生!「3の1の歌」

 学級固有の活動となると子供たちは喜びます。
 今週の学級活動の話し合いの時間に子供たちに投げかけました。

 3年1組になってから半年近くたちました。もっとみんなが3年1組の一員として仲良くなるために、「3年1組の歌」を作ってみましょう。みんなが知っている曲に、みんなが考えた歌の詩をつけてみましょう。楽しくて、おぼえやすい曲がいいと思います。

 この提案の子供たちも乗り気です。
 さっそく学級会の話し合いに入りました。
 学級会の話し合いも、最初は進行上のことで迷ったり、私を頼ったりすることが多かったのですが、このごろはどうにか自力でやっています。3年生として、すばらしいことだと思います。
「どんな曲がいいですか」
と議長が言ったら、次々と曲が出てきました。

♪「あの青い空のように」(3年生で一番最初に習った曲です)
♪「さんぽ」(音楽朝会で習っている歌です)
♪「おかしの好きな魔法つかい(2学期に習った曲です)
♪「ミッキーマウスマーチ」(昨年練習した曲です)
♪「富士山」(まだ習っていませんが、なぜか???)・・・・等々

 私としてはアニメのテーマ曲でもいいと考えていましたが、全て学校で習った曲でした。
 次は出てきた曲の検討です。それぞれ理由をつけて、どの曲がいいか発言しました。

■私はミッキーマウスマーチがいいと思います。提案理由にあるように楽しく、歌いやすいからです。
■ぼくは、さんぽがいいと思います。大きな声で歌えるし、楽しそうだからです。
■ぼくは、あの青い空のようにがいいと思います。喜びを伝える歌だからです。
■私は、おかしの好きな魔法つかいがいいと思います。改造しやすいし、楽しいからです・・・・。

 こんな感じでどんどん賛成意見が出ました。最終的には、「さんぽ」が圧倒的な支持を得て、『さんぽ』の替え歌にすることに決まりました。
 歌詞は子供たちのアイデアで二つの班が集まって、3種類作ることになりました。班ごとに実際に歌いながら出来た「3の1の歌」は次の通りです。

 ♪ 「3の1の歌」  「さんぽ」のメロディーで ♪
★1番  歩こう3の1 元気なみんな
      わらってニコニコ 歩いてゆこう
      坂道あがって 学校見えた
      セミがミンミン ないてい・る・よ
      わらい声たくさん うれし・い・な
★2番  歩こう歩こう 3の1は元気
      歩くの大好き どんどん歩け
      電線じゃり道 下り道
      どんどん歩こう にじの向こうまで
      みんなは元気 いつま・で・も
★3番  ニッコニッコニッコニッコ 明るい3の1
      みんなで行こうよ 行きたいところ
      1組やさしい 人だから
      絶対行ける このみんなで
      みんながたくさん うれし・い・な

 学級会や何かの機会にいろいろと歌えそうです。

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ただ単に運動するだけが体育ではありません。

学級通信 ファンタジック・スピリッツ 第122号 10月15日

    体 育 2 題

★ 「パワーがないぞ、子供たち!」と言わせないぞ!

 先週の10日、体育科教育に携わる者にとってはちょっとショックな記事が新聞に掲載されていました。「パワーがないぞ、子供たち!」という見だしで、「走・跳・投、10年前を下回る」と言う内容のものです。
 文部省調査によると、小・中・高校生の体力と運動能力は相変わらず低下傾向が続いており、深刻とのことです。たとえば、小学校5年生の走り幅跳びの記録は10年前に比べると25cmも低下しています。
 実際の調査データの分析のコメントはおおよそ次のようなものでした。

・体力低下の背景はテレビゲームの流行に代表される遊びや生活の変化があげられる
・柔軟性の落ち込みが目に付く。これは普通にスポーツをやっているだけでは身につかず柔軟体操などを入念に繰り返すしかない。

 当たり前のことですが、体力を育てるのにも「継続は力なり」という言葉があてはまるようです。
 さて、3年1組に置き換えてみます。体育の授業で、「子供たちにとってはきついかな?」と思われる部分をよく取りいれています。たとえば、外での体育は、最初に学校のまわり(600mくらい)を全力で走ります。鉄棒運動で、懸垂の静止15秒に挑戦させています。
 最初は、「エッ」という声が出たり、表情が曇ったりしていました。でも、何回もしているうちに体力的に慣れたり、上達してきたりして、そんなことはなくなってきました。
 理想的なのは、体育の時間だけではなく休み時間も子供たちが、どんどん走る運動や鉄棒に挑戦することでしょう。何せ「継続は力なり」なのですから。
 私も、声がけをして「パワーがないぞ、子供たち!」というように言わせないないようにしたいと思っています。

★ ルールの必要性を理解させる
 
 体育館での体育ではボール運動を始めました。内容はポートボールです。
 最初は、ポートボールのルールを教えずに、台に人が乗って行うパス運動をしました。やがて、それにディフェンスをする人が入ります。そして、慣れたところで「じゃあ、みんなでパスゲームをしよう」と決めました。この時点でもルールはなしです。自由です。
 実際にゲームです。ルールなしですから、ある程度の混乱はおきます。
 たとえば、ボールを奪い合って両方の子が離さないということがありました。
 さて、ゲーム後に子供たちに聞きました。

 「今のゲームで一番困ったことは何ですか?」
■ボールを持ってずっと走る人がいて、とれない。 
  →では、ボールを持って歩けるのは2歩までにしましょう。
■ボールを二人の人が持ってなかなか離しません。
  →その時にはジャンプボールにしましょう。
■タックルをされました。
  →そういう時には、タックルをされたチームのボールにしましょう。

 こんな風にして、ルールを作っていきました。自分たちが実際に困ったことですから、ルールの必要性を分かったようです。その後のゲームでは、ポートボールらしくなっていました。
 といっても、まだルール全部を教えたわけではありません。また、同じ方法でルールが増えていきそうです。

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子供たちの言葉に注目した書いた通信です。

学級通信 ファンタジック・スピリッツ 第95号 9月6日

   「やさしい言葉」集め

 児童会の9月の目標は、「正しい言葉づかいをしよう」です。3年1組では、「やさしい言葉集め」をしようと決めています。たとえば、次のようにです。

■「だいじょうぶ?」
 朝。今日も元気にRさんは登校してきました。校庭を横切っていたら、たまたまサッカーボールが当たってしまいました。あてた子はびっくりして、すぐに「ごめんなさい」。そして、一緒にいたSさん、MさんがRさんに「だいじょうぶ?」と声をかけていました。涙が出るくらい痛かったそうですが、友達にやさしい声をかけてもらって笑顔になったようです。

■「ありがとう」
 日本語で一番美しい言葉は、「ありがとう」だと思います。いつだったか、テレビ番組で「あなたの好きな言葉」という特集をしていました。その中で第1位が「ありがとう」でした。響きも好きですし、言う方も言われる方も喜ぶ言葉だからです。だから、一日に何回も子供たちに対して言っています。
 ところが子供たちは照れがあるのか、友達に親切にしてもらってもすぐには「ありがとう」が出てこない場合があるようです。
 この間の学級会の時に、座席をコの字型の会議形式にしていました。この隊形になると、お互いに向かい合うのですが、狭くなります。Y君がその狭いところを通ろうとしたらU君がスッとよってくれました。思わず「ありがとう」。
 何げない行動にさりげない言葉。ほのぼのとしています。

 このような形で実際にあったエピソードを紹介しながら、教室に掲示しています。9月に入ってから一日1~2個ぐらいのペースで出てきています。
 今までに集まったものを紹介すると、「ありがとうございます」「ぼくがするよ」「どういたしまして」「すばらしいなあ」「いっしょにあそぼうよ」といったものが出てきています。
 子供たちが実際に話している中から私が見つけた言葉もありますし、子供たち自身からの申告もあります。一種の「遊び感覚」で集めています。

 実は、これは私にとっても大切な「言葉集め」です。子供たちにとっての「やさしい言葉」というものは、教師が子供たちを勇気付ける言葉でもあるからです。
 子供たちに対して、教師が先のような言葉かけをすることによって、子供たちはやる気を持ったり、自信をつけたりすることでしょう。そう考えると「言葉」というのは、本当に重要なものです。

「がんばろうよ。君たちは昨日よりちょっと大人なんだから!」
 これは今の小学校に来てから、他の先生が子供たちに投げかけた言葉です。とても印象に残っています。
 子供たちは毎日毎日成長しています。何かトラブルがあったとしても、それを乗り越えて、一歩一歩大人へと近づいています。その辺を上手に言った言葉だなあと感じました。
 3年生の子供たちも日々成長しています。9月全体でこの「やさしい言葉」がいくつ集まるか楽しみです。

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 子どもたちの発想は本当に豊かです。教師の仕事の一つは、その発想を引き出す仕組みを学級の中に作ることです。

学級通信 ファンタジック・スピリッツ 第94号 9月5日

   「ていあんカード」からクラブ誕生

 「ていあんカード」を2学期になってから、教室においています。これには、「3の1でこんなことをしてみたい」「係へのきぼう」「こんなことでこまっている」といったことを書くものです。
 子どもたち個々の声を全体に反映させて、よりよい学級にするためのものです。書かれていたカードを見ると、なるほど・・・と思うような子どもたちの希望が出ています。

■休み時間に自由に工作をしたい。ぼくは工作が上手だから。
 →確かに工作は男の子にとっては、外遊びの次に価値のある活動です。
■毎日、お楽しみ会をしたい。
 →「毎日」という点が新鮮です。現実には無理だけど・・・。
■虫とりをしたい。
 →休み時間はけっこうしているみたいだけど、それだけじゃ満足しないのかな。
■ゲーム大会をしたい。クイズ大会をしたい。
 →これは、「ゲーム係」があるので、そちらに連絡すれば企画実行してくれるでしょう。

 こんな具合です。生活上の問題もあります。「わるぐちをやめてほしい」といったものです。こういうのは、直接私に訴えてくる子もいますから、そのつど対処しています。
 さて、これらの「ていあんカード」の中で一番多いのが、「学校でしてみたいこと」です。やはり、いろいろなおもしろいことを子どもたちはしたがっています。
 そこで、それらを一気に行おうということで、「3の1クラブ」を発足させることにしました。
 子どもたちの希望をもとにして誕生したクラブは次の通りです。

 ■工作クラブ(手作りペットボトルロケットを作る)
 ■研究クラブ(虫などを研究する)
 ■イラストクラブ(イラストをかく)
 ■おしばなクラブ(いろいろなおしばなを作る)
 ■アンケートクラブ(いろいろなアンケートをとる)
 ■4コママンガクラブ(4コママンガを作る)

 クラブ名を見るだけではなかなかおもしろそうです。「研究クラブ」などは、(こんなものを希望する子はいないだろう)と思っていたら、内容を見て合点がいきました。これらのクラブの掲示物で、教室はにぎやかになりそうです。
 さて、クラブ活動で問題になるのはその時間です。教科の授業時間を充てるわけにはいきません。休み時間は外で元気に遊びたいだろうし、放課後といってもそれぞれに都合があります。
 でも週に1回は活動したいです。そこで、「土曜日のゆとりの時間」か、金曜日の朝活動から朝の会にかけて」ということにしました。これなら全員一斉に参加できます。
 ただ、このような活動はあくまでも期間限定にする必要があります。活動にメリハリをつけるためです。そこで、「9月のみ」ということを私から提案しました。
 活動の1回目は明日です。私も楽しみにしています。

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2016.03.18

「ゼロから学べる小学校社会科授業づくり」本日発売!

昨日と似たような内容ですが…長瀬先生はじめ関西の私学の先生方と共に書いた「ゼロから学べる小学校社会科授業づくり」が、本日発売になりました。

明治図書のサイトはこちらです。(アマゾンは予約段階ですが、こちらです。)

明治図書サイトには、目次、まえがき、立ち読み等のコーナーがあります。目次でおおよその内容がわかると思いますし、「社会科が苦手」という先生にとっても読みやすい内容だと感じることができると思います。
ぜひお手にとってください。

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第1章 楽しい社会科授業をつくろう

社会科で大切にしたいこと
授業づくりのベースに子ども理解を

【授業びらき】
授業びらきは「なぜ学ぶの?」から始める
子どもを“その気”にさせる授業びらきのコツ
子どもが喜ぶ授業びらきの面白アイデア 3年
子どもが喜ぶ授業びらきの面白アイデア 4年
子どもが喜ぶ授業びらきの面白アイデア 5年
子どもが喜ぶ授業びらきの面白アイデア 6年

【単元計画】
単元をつくるときに考えておかなければならないこと
単元づくりで大切にしたいこと 3・4年
単元づくりで大切にしたいこと 5年
単元づくりで大切にしたいこと 6年
総合的な学習の時間や生活科との関わりで大切にしたいこと

【授業の進め方】
活動時間の保障を大切にする
授業の進め方のポイント 3・4年
授業の進め方のポイント 5年
授業の進め方のポイント 6年
導入・学習問題ではやる気のスイッチをオンにする教材準備を
導入や学習問題づくりのアイデア
資料の読み取りのポイントは「全体」「部分」「理由」に着目する
グループ活動で大切にしたい3つのポイント
話し合い活動は場の設定によって効果が高まる
学習用語を身につけるための工夫
「書く」活動を行うときのポイント
まとめ・振り返りの時間に大切にしたいこと
子どもが喜ぶ振り返りの面白アイデア
社会科こそ学級づくりを大切に

第2章 社会科授業力を高めるポイント

【教材研究】
教材研究で大切にしたい3つのポイント
教科書を教材研究する3つのポイント
人物を教材研究する2つのポイント

【教材開発】
教材開発で大切にしたい4つのポイント
子どもを惹きつける教材開発のコツ
地域を生かす教材開発のコツ

【発問】
子どもの学習参加意欲を高める発問のつくり方&考え方
子どもの思考を深める発問のアイデア 3・4年
子どもの思考を深める発問のアイデア 5年
子どもの思考を深める発問のアイデア 6年

【ノート・ワークシート指導】
ノート指導は基本を大切に
ノート指導で大切にしたいこと 3・4年
ノート指導で大切にしたいこと 5年
ノート指導で大切にしたいこと 6年
ワークシート・プリントづくりで大切にすること

【板書】
板書づくりではノートへのつながりを意識して
板書では課題とまとめを一致させる

【資料の扱い方】
教科書・副読本で学び方を学ぶ
地図帳・資料集は使わせ方を意識する
映像・動画はねらいをしぼって用いる
自作資料はシンプルさが肝心
ICT機器の扱い方では適切な活用法を教える

【見学・調べ学習】
地域探検は事前指導がポイント
調べ学習が成功する3つのポイント
具体的な指導が効果的な学校図書館使用につながる
ICTを使った調べ学習のポイント
社会見学は子どもの力を引き出すきっかけとして
社会見学を記録する力は日常授業から

【評価】
知識を習得する4つのアイデア
基本的な評価の方法とテスト問題のつくり方

【研修・研究授業】
授業参観における見る視点
目的意識のある指導案の書き方
研究授業当日までにしておきたいこと
研究授業当日の取り組み方
研究実践は形に残そう

第3章 アイデア満載! 社会科授業づくりのアラカルト

アクティブ・ラーニングの授業づくり
ハテナノートで見る目を鍛える
授業のユニバーサルデザインを取り入れる
単元のまとめは新聞づくりで
レポート作成は繰り返しを重ねて
劇&ロールプレイで学びを深める
ディベート学習のよさを実感させる仕掛けづくり
明確な目的に基づいて行うクイズ&ゲーム
授業を活性化させる教科係
事前・事後指導の徹底でゲストティーチャーを生かす
ICT・タブレットはねらいに応じて効果的な活用を

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2016.03.17

「子どもたちに伝えたいお話75選」、明日発売!

新刊書「朝の会・帰りの会&授業でそのまま使える!子どもたちに伝えたいお話75選」の発売が明日となりました。
明治図書のサイトには目次が紹介されていました。(アマゾンでは、予約段階ですがこちらです。)
どのような中身かわかりますので、ここに紹介します。
なお、先のサイトにはまえがきや「立ち読み」サイトもあります。ぜひご覧ください。

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第1章 日々の暮らしから再発見 日本のよさを伝えるお話

日本を代表する衣服 美しい着物
正座 しびれるのに正しい座り方?
和室は日本人の知恵の宝庫
お辞儀と握手が大切な理由
世界へ進出する日本の醤油
切っても切れない「日本人」と「お茶」
季節と節目を彩る和菓子
世界に羽ばたく折紙
賢さを鍛えるそろばん
文化としてのランドセル
外国人が驚くトイレの技術
昔話・伝説・神話で楽しむ不思議な世界
日本語が「外国語」になる?!
歌い継がれてきた民謡・わらべ歌・子守唄
「道」が示す修行の文化
世界に広まる日本の武道
守り継がれる世界遺産・世界無形文化遺産
物作りの心―発明国日本
驚くべき長寿国―長生き日本人

第2章 四季を大切にする子を育てる 年中行事にまつわるお話

[一月]おせち料理に込められた願い
[一月]今年の干支はなあに?
[一月]伝えていきたい お正月にまつわる伝統行事
[一月]昔ながらのお正月遊びに興じる
[二月]節分で邪気を追い払え
[三月]ひな祭りで女の子の成長と幸せを願う
[三月~五月]お花見は笑顔と共に
[六月]衣替えはなんのため?
[七月]七夕飾りに願いを込めて
[七月・八月]世界に誇る日本の花火
[八月]ご先祖様を供養するお盆
[九月]桜と双璧を成す「菊」のお話
[九月]お供えでお月見を楽しむ
[九月~十二月]紅葉前線を知って紅葉狩りを楽しむ
[十一月]子どもの健やかな成長を願う七五三
[十二月]風邪を吹き飛ばす冬至の行事
[十二月]願いが込められた大みそかのならわし

第3章 明日は何の日? 祝日の由来を知るお話

[一月一日]元日・元旦―お年玉はお餅?
[一月第二月曜日]成人の日―おとなになるお祝い
[二月十一日]建国記念の日―古代を知るきっかけに
[三月下旬]春分の日―年によって日にちが変わる
[四月二十九日]昭和の日―変化の大きかった昭和時代
[五月三日]憲法記念日―憲法とくらしの関係
[五月四日]みどりの日―緑化について考える
[五月五日]こどもの日―端午の節句と共に
[七月第三月曜日]海の日―島国・日本が誇る海の恵み
[八月十一日]山の日―最も新しい祝日
[九月第三月曜日]敬老の日―漢字からわかるお祝いの歳
[九月下旬]秋分の日―彼岸花のイメージをふくらませながら
[十月第二月曜日]体育の日―外遊びに誘うきっかけに
[十一月三日]文化の日―博物館の楽しさを伝える
[十一月二十三日]勤労感謝の日―勤労と生産に感謝して
[十二月二十三日]天皇誕生日―天皇=日本国の象徴

第4章 子どもの心に留める 記憶に残したい日のお話

[一月八日]平成が始まった日―「平成」ではなかったかも?
[一月十七日]阪神・淡路大震災が起きた日―ボランティア元年
[二月七日]北方領土の日―教師自身が理解を深めて
[三月十一日]東日本大震災が起きた日―未来に生きる教訓
[五月十五日]沖縄が本土復帰―今も続く基地問題
[六月十日]時の記念日―時間を守る日本人
[八月六日・九日]広島・長崎に原爆投下―平和を願う日
[八月十五日]終戦記念日―忘れてはいけない平和国家の原点
[九月一日]防災の日―避難訓練で備える
[十月十日]東京オリンピック開催―アジア初開催
[十月十四日]鉄道の日―世界に誇る高い技術力
[十二月十日]湯川秀樹博士・日本人初のノーベル賞受賞

第5章 ここぞというときに伝えたい 名言・格言で心を育むお話

小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道。(イチロー)
電池はすぐにとりかえられるけど命はそう簡単にはとりかえられない(宮越由貴奈)
しつけの三原則
(一)朝のあいさつをする子に。
(二)「ハイ」とはっきり返事のできる子に。
(三)席を立ったら必ずイスを入れ、ハキモノを脱いだら必ずそろえる子に。(森 信三)
人に好かれたいなら 人を好きになる事だ やさしくされたいなら やさしくしよう 自分を信じてほしいなら 人を信じよう(『ROOKIES』)
胸の中の〈思い〉は見えない けれど〈思いやり〉はだれにでも見える(宮澤章二)
ひとはひとをよろこばせることが一番うれしい。(やなせたかし)
成功の反対は失敗ではなく、本当の失敗は何もしないこと。(栗城史多)
「ありがとう」と言う方は何気なくても、言われる方はうれしい。 「ありがとう」これをもっと素直に言い合おう。(松下幸之助)
ならぬことはならぬものです。(会津藩・什の掟)
走った距離は裏切らない。(野口みずき)
想定にとらわれるな。(片田敏孝)

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2016.03.16

最後の紹介に…

昨日、紹介した「社会科教育」誌。
その中に、「ここにこの授業あり」という長年続いているコーナーがある。今月号で217回と書かれていたので、18年以上も続いている計算だ。
これは47都道府県の主な実践者とその授業の様子を順繰りに紹介するものだ。時々知っている先生も登場するので、見逃せない。今回は茨城県である。

その中に、時々ブログにコメントをくださる先生が掲載されていた。実際にお会いしたのは昨年の有田和正継承セミナー。それまでネット上でのつながりしかなかったので、嬉しかった。しかも今年度から大学院に通われているということで、「お互いに学生ですね」と談笑をした。

その記事を読んで最後の部分で、血の気が引いた。

「急性白血病を患い、昨年11月に入院してわずか1週間で30年の生涯を閉じた。」

昨年お会いしてからわずか3ケ月のことだ。夏にはあれほどお元気だったのに…。30歳といえば、人生これからである。教育実践者としても、どんどん花開く人生が待っていただろうに…。ご本人も悔しかったに違いない…。そんなことを思った。

紹介の最後には「その授業研究の態度、授業記録は茨城県の先生方の大きな力となり、今後も生き続けるだろう」と書かれていた。その通りである。私の中でも生き続けている。合掌。

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2016.03.15

4月号教育雑誌

4月号の教育雑誌が発刊されました。

今年は「社会科教育」誌で、「スペシャリスト直伝!アクティブな社会科授業づくりの基礎基本 」を連載させていただくことになりました。社会科におけるアクティブ・ラーニングを自分なりに考え、発信していく年になりそうです。
今月号では、「解決せざるを得ない学習問題と出会わせる」というテーマで書かせていただきました。

なお、4月号には、「私がしている社会科授業開きの準備」という原稿も書かせていただきました。

また、「授業力&学級経営力」誌には、「凄腕教師の授業開き」というテーマで書かせていただきました。先と似たテーマですが、内容は異なるものです。

雑誌にも書かせていただける機会をいただき、有難いと思っています。

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2016.03.14

出かけて学ぶことの大切さ

先週の12日は、東北大学での「情報リテラシー連続セミナー」に参加した。

昨年度から始まって、今回が12回目であったが、都合が重なって今回が初参加。(仙台という行きやすい条件だったのに…)
「やはり出かけて学ばなければいけないなー」と痛感した。

土日は講師役や大学院のゼミ・試験等がある場合には、その近辺はなかなかセミナーには参加できない。しかし、今回は日頃からお世話になっている北海道の新保先生が講師ということで、参加させていただいた。

やはり多くの学びがあった。
まずは、テーマが「ICTを活かした学校経営のコツ」ということで、実際の学校運営のヒントをたくさんいただいた。また、自分も講師役をすることがあるので、「このようなスライドの示し方はわかりやすい」「このエピソードは途中で挿入するとおもしろい」といったような別の目線での学びもあった。さらに、ふだん参加するセミナーの参加者とは異なった方々との情報交流も刺激的であった。

このような経験をすると「やはり出かけなくては」と思う。しかも「情報リテラシー」というセミナー名は、自分の修論と関わりがある。来年度は可能な限り参加したいと感じた。

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2016.03.13

学級通信2年生版 その2

時にはこういう話題もいいかな・・・

学級通信 ピーターパン 第128号 10月12日

      コーヒーブレイク

 たまには休息。

■その1 「正しい日本語」

 子供たちが時々使う変な日本語。
 例。「ぼくのほうが、ちょう大きいぞ」「この本は、ちょうおもしろいなあ。」
 新聞にも、巷でも「超~」という言葉が流行っていると出ていた。
 しかし、子供たちと一世代違う私は、違和感を感じてしまう。
 この間の図工で、A君。
「ぼくの作品は、ちょうすばらしい。」
「その『ちょうすばらしい』の『ちょう』の使い方は正しくないよ。『ちょう』はつけなくてよろしい。」
 そうしたら、B君。
「えっ、じゃあ、算数の『ちょう点』(習いたてのほやほや)はただの『点』でいいんだ!」
 これにはがっくり。

■その2 「やらせ?」
 先週の木曜日のこと。
「今日は大事なお客様が学校に来ます。教室にも、来るでしょう。」
 いつもと違うことがあると、子供たちは必ず何かしら期待をする。
 ところが、1時間目になっても2時間目になっても教室には来ない。休み時間にも、誰も会わなかったと言う。
 3時間目。机をコの字にして、文化祭で作る工作の話し合いを始めた。話し合いが盛り上がってきたところで、C君が突然、戸の方を指さして、
「アッ、きた!」(そ、そんな大声で・・・)
 それだけで終わるかと思ったら、大きな声で、
「こんにちは!」(あらあら、授業中だぞ・・・)
 そうしたら、まわりもつられて、一斉に、
「こんにちは!」(ムムム・・・・)
 それは、まるで事前に練習したかのように、ぴったりと声がそろってしまったのである。自然のままなのに、「やらせ」と思われたのではないかと、担任はまたがっくり。

■その3 「チャチャチャ」
 朝の会の宿題点検が盛り上がらない。「全員持ってきました」とその日の班長が言った時に、その班に対して祝福の意味の拍手を送ってほしいのだが、いつもぱらぱら拍手。
 手のひらが小さくてそうなのかと言えば、そうでもない。「手が痛くなるくらい拍手をしなさい」と言えば、ちゃんと盛大な拍手ができる。
 そこで、「かけ声手拍子」に変えることにした。次のように。
「全員持ってきました。」
「イイゾ!チャチャチャ!」
(イメージしにくい方は、全日本バレーの「ニッポン、チャチャチャ!」を思い浮かべてください。)
 そうしたら確かに盛り上がる。そして、宿題点検の結果に前より期待をこめるようになった。さらに付け加えるのなら、朝の会のムードも活気づいてきて、「やるぞ」という気分になる。
 しかし、すぐに悪ノリするのが子供。休み時間、見ているとさっそく違うバージョンを作り出した。
「ワルイゾ!チャチャチャ!」「おもちゃの!チャチャチャ!」
 三たび、担任はがっくり。
 しかし、それを楽しいなあと感じている今日この頃です。

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150号記念を「3」という数字でくくってみました。

学級通信 ピーターパン 第150号 11月9日

「3」にこだわって ~感謝のうちに150号~

 150号です。一つの区切りです。
 教師生活も今年で8年目です。(注:今はもう何年も過ぎています。)その中で学級通信が150号を越えたのは5度目です。例年は雪が降る中での150号なのですが、今年は紅葉の中での150号。もちろん新記録です。
 これも読者の皆様のお陰と感謝しております。
 さて、節目の号です。「3」という数字にこだわってみました。

その1 子供の努力は3ヶ月で実を結ぶ
 この間、校内の研究会で大脳生理学のことが話題になりました。
 人間がある行動を習得するためには、大脳細胞に同じ刺激を100回ぐらい与えなければいけないということです。たとえば、逆上がりができるようになるまで、毎日練習をしていれば100日ぐらいでできるようになるということだそうです。
 100日と言えば3ヶ月。この間、根気強く取り組むことが必要だということです。
 かけ算九九も完全にマスターするのも100日。つまり3ヶ月です。
 この話を聞いて、教育とは長い目で見なければいけないものだということがわかります。
 教師の役目は、子供達に、具体的な努力の方法を教え、継続させるように励まし続けることだと思います。逆上がり、かけ算九九とも現在子供たちが取り組んでいるものです。長い目で援助していきたいと思います。

その2 教師は3年目までが勝負だ!
 大学卒業時に恩師にこう言われました。最初の3年間の勉強ぶりで、40年近い教師生活が決まってしまうのだと。
 社会生活に旅立つ若人たちへの、厳しいはなむけの言葉とその頃は受け取りました。そして、教師というのは常に研修が必要なのだということもその言葉から読み取りました。
 さて、その3年が過ぎ、その倍の6年も過ぎました。来年度は、その倍の9年目になってしまいます。(注:今はもうこれから何年もすぎています。しつこいようですが。)
 しかし、不思議なことに経験年数が増えるほど、学びたいことも比例して増えていきます。だから、2年生の担任も2回目ですが、毎日が新鮮です。

その3 努力は人に見せるものではない
 「3」という数字が似合うある野球選手の言葉です。そう、長嶋茂雄さんです。
 天才的といわれた人ですが、実は自他共に認める努力家だったとのこと。そして、自戒の意味でその努力を見せるべきではないと考えていたそうです。
 何か、イメージしている性格とは違うようなエピソードです。そのギャップが、私がこの言葉を好きになった理由かもしれません。

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いろいろと出張に行きます。その研修記を通信に書くこともあります。

学級通信 ピーターパン 第161号 11月27日

        研 修 記

 3日間、研修をさせていただきました。
 3日間以上の出張は教員になってからこれで3度目です。前の2回は、研修をしながら、「子供たちは、しっかりと勉強しているかな?」とつい考えてしまいました。今回もやはり同様でした。
 訪問した学校は、〇〇県のI小学校と〇〇県のT小学校です。

I小学校は実は昨年度の10月に学校公開授業を見に行った学校です。生活科の授業の公開でした。その時に見た授業が1年生の「落ち葉で遊ぼう」でした。
 そして、今回も授業を見せてもらいました。やはり1年生の「落ち葉で遊ぼう」です。「また、同じような授業かな?」と思ったら、実はぜんぜん違っていました。
 昨年度のものは、落ち葉でいろいろな模様や飾り物を作るものでした。今回は、教室の真ん中に落ち葉をたくさん集めて、「落ち葉のベッド」を作っていました。ベッドといっても、30人の子たちが全員入って遊べるぐらいの広さです。寝転がったり、落ち葉を投げ合ったりする様子を見て、「落ち葉のプール」と言った方がいいかなと思いました。
 そこで、子供たちは思い思いの遊びをします。遊びが発展していって、大きなビニール袋や両面テープを使って、すてきな洋服を作ったり、自分たちでゲームを考えたりして授業は進んでいきました。残念ながら時間の都合により、2時間続きのうちの1時間しか見ることができませんでした。
 毎年、同じことをするのではなく、新しい教材を開発していくという心掛けに感心しました。

 T小学校は4年前に校舎が新築されたばかりの学校でした。
 その設備には目を見張るばかりでした。教室の廊下側の壁がないオープンスペース。開放的な感じがしました。250人が入ることができるランチルーム。(私は大学の食堂を思い出してしまいましたが。)
 そして、床暖房に会議室は畳部屋。廊下は広く、体育館は二つありました。まあ、学校の設備を見にいったわけではないのですが、「こんな学校があるんだなあ」と皆で目を丸くしたものでした。
 ここでも、授業を1時間見せてもらいました。国語の作文、それも同じ2年生の授業でした。「自分が生まれたときの様子」の説明文を書くというものでした。落ち着いた教師の語りかけに、学級全体がしっとりとした雰囲気で学習をしていたのが、印象的でした。私自身も自分の話し言葉を見直すいいきっかけになりました。
 この3日間で学んだことを今後に生かしていきたいと思います。

■人面魚、あらわれず
 T小学校を訪問した後に市内のお寺を見学しました。普通のお寺と思っていたら、『人面魚の里』という看板が目に入りました。「あ~、ここが去年一大ブームになった人面魚のあのお寺か・・・」。
 全員張り切って、お寺に向かいました。ところが、お寺には池らしきものはありません。
そうしたら、また看板。「池まで700m」
 山の中の700mですから、けっこうな距離です。しかし、珍しいもの見たさに誰も文句を言わずに雨の山道を歩いていきました。そして20分ぐらいしてようやく池につきました。
 が、どうやら人面魚の機嫌が悪かったらしく見ることができませんでした。
 世の中、そんなに甘くない。

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「子供のよさ」をメインキーワードに実践をしていたころの通信です。

学級通信 ピーターパン 第202号 2月12日

   友だちの「よさ」を認め合う

 友だちの「よさ」を認め合う。
 このことは、学級の人間関係における望ましい状態だと思います。
 ところが、最初からそのような人間関係はできません。やはり教師が働きかけることによって、育つものだと思います。

 一昨日、私にとってさわやかなことが二つありました。
 その1.国語での音読の場面。説明文の「たこあげ」です。
 一斉に音読させた後、「ここを読みたい人?」と聞きました。
 ここで、全員の手が一斉にピンと挙がると嬉しいのですが、この時は7人の子の手が下がったままでした。私の場合、どうしても手を挙げない子の方に目が行ってしまうのです。
 この場合、「どうして挙げないの・・・」などと聞くのは野暮です。音読の時に「自信がない」のですから。誰だって自信のないものは尻ごみします。それならば、教師の役目はその子たちに自信をつけさせることです。

「手を挙げなかった人、立ってごらん。君たちは、少し自信がないだけです。でも大丈夫。
 他の人たちが、君たちの音読のよい点に拍手をします。さあ、読んでみよう。」と言い、その7人の子たちが一人一人、不安そうに緊張しながら読みました。
 音読の後、どの子にも拍手がありました。逆に言うと、私の方で「拍手が絶対にある。そのような子供たちだ。」と信じているから、先のようなことが言えるわけです。
 友達の拍手は、友達を認めることになります。自信のない子たちにとって、それは大きな励ましになります。もちろん、読み終わったあと、「それでいいんだよ」と私も励ましました。

 その2。音楽。無伴奏で「さよなら」を一人一人歌わせたときのことです。
 この音楽や図工、そして体育といった教科は、友達同士が認め合う機会が多いものです。一人一人の発表の場が多いからです。図工の作品も、意味なく教室に掲示しているわけではなく、お互いによい点などを鑑賞させています。
 半分の子たちが歌い終わった時に、残りの半分の子たちに、「君たちが、もう一度聴いてみたい人は誰ですか?」と聞きました。「頭声的発声がきれいに出た子が出てくるだろう」と思ったら、意外にも次のような意見のほうが多かったです。
・「(もう一度聴きたいのは)A君です。前よりもきれいな声が出るようになったからです。」
・「B君です。大きな口をあけて歌うようになったからです。」
 ひとつの尺度に合わせてその人を見るのではなく、個々の進歩を認める考えが出てきたのです。2年生で、このような価値観が出てきたことは驚きでした。

  1年生・・・自分の気持ちをあらわす 
  2年生・・・よいと思ったことをまねる
  3年生・・・グループで相談して決める
  4年生・・・活動を分担して進める
  5年生・・・相手の立場に着目する
  6年生・・・友達のよさを引き出す、他に貢献する

 上の表は、ある小学校の「認め合いの発達段階表」です。(実際には20項目あります。)
 低学年では、まず自分の心の中を表現することが基礎となり、よさを認め合うことを学ぶのが大事ということです。
 これからも、日常の指導の中で、認め合う場面を増やしていきたいと思います。

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2016.03.12

学級通信2年生版 その1

教師にとっては4月の入学式が「元旦」みたいなものです。1年生担任から持ちあ
がりの2年生。こんな出会いでした。

学級通信 ピーターパン 第1号  4月7日発行

    教師にとっての「元旦」

■昨年度に引き続き担任をすることになりました。まずはよろしくお願いします。
 (注:担任の自己紹介は学年通信に掲載済み)

■今年で教師稼業も8年目。2年生は2年前に前任校で一度経験をしています。
  前年度に受け持った子たちを引き続き、担任することを教師用語で、「持ちあがり」  と言います。前回の2年生担任の時も1年生からの「持ちあがり」でした。
  つまり、ここ4年間は「1年→2年→1年→2年」とずっと低学年を続けて担任して いることになります。

■学級通信名も「ガリバー」を卒業させました。1年間の子供たちの成長ぶりがすばらしく、もはや「たくさんの小人の中にいる大人」ではないと感じたからです。
  でも新しい通信の名前になじむには時間がかかりそうです。なにせ、昨日も「1年生、はやく並びなさい!」と言って、子供たちに「先生、1年生、どこにもいないよ・・・(子供たちは2年生になったという自覚が強いようです)」と言われたほどですから。

■前置きが長くなりました。
 1学期の始業式は、教師にとっても大きな意味を持っています。(もちろん、子供にとってもです。)
  新しい「出会い」がそこにあるからです。3年生や5年生のように新しいクラスになった場合は特にそうでしょう。2・4・6年生のように、学級が変わらない場合でも、「進級するんだ」といった意識からやはりふだんとは違った気持ちがあります。
  その意味では、昨日の始業式が教師にとっての「元旦」と言えます。
  気分が一新するわけです。

■さて、昨日の紹介式。新しく転入された8人の先生方が次々とあいさつをします。
 子供たちはいくぶんか緊張した様子でしたが、どこか落ち着きがありません。担任のことが気になるからでしょうか。
  続いて1学期始業式。担任発表の時間です。1年生がいないので、2年生からの発表です。
  教師自身は誰が担任になるか、もちろんわかるわけですから、興味は発表された瞬間の子供たちの表情です。「にこにこするだろうか。それとも残念そうな顔をするだろうか・・・」といったことを考えるわけです。
 「2年1組は、佐藤正寿先生です。」
 と校長先生が言った後、子供たちの前に立って、表情をみてみました。
  ところが、ところがです。それほど、にこにこすることもなし、残念がるでもなし、言ってみれば「正寿先生になるのは当たり前」といった感じでした。(喜んでいいのか、どうか・・・)

■それでも、私としては2度目の「出会い」と考えて、教室で「2年生でがんばりたいこと」を全員に発表させました。
 「算数の九九をおぼえることをがんばります。」
 「やさしい2年生になることをがんばります。」
 といった決意が子供たちから出てきました。私は一人一人が発表をするごとに、「そうだね。がんばろうね。」と声をかけて握手をしました。

■こんな感じの「元旦」でした。
 まずは、「ピーターパン」をよろしくお願いします。

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 「ちょっとした話」、まとめて時々発行します。この通信もその中の一つです。

学級通信 ピーターパン 第61号  6月20日

      このごろ情報

■「パチ、パチ、パチ」
 このごろ、とても気分がいいなあと思うのが音楽の時間です。
 子供同士の認め合いが十分にできる時間だからです。どんな場面かと言うと、一人ずつ歌う時です。と言っても一曲すべて歌うのではなく、一部です。たとえば「たなばたさま」だったら、「ささのはさらさら のきばにゆれる」といったようにです。
 この部分だけを途切れることなく、次々と歌うのです。さながら、「歌のリレー」みたいです。
 いつからか、その合間(ほんの1、2秒ですが)に、友達の歌声を賞賛する拍手が起きるようになりました。しかも、私がいいなあと思うのは、「拍手なし」になる子がいないということです。(もし、いるのであれば私は即刻このことを止めさせようと思っています。)
 これは、友だちのよさを見とめていることだから、できることなのでしょう。
 「パチ、パチ、パチ」という拍手が増えるたびに、子供同士の絆が深まっているなと感じています。

■バースデー
 この「人」クイズ。(先生から)

 1 今日が誕生日です
 2 四角です
 3 みんながそうじの時に、1番ふれあっています
 4 今年で119才です

 朝の会で、子供たちに出したものです。
 班で話し合わせたら、次のような反応でした。
「そうきん」「たいいくかん」「きんさん・ぎんさん」「まさとし先生」「学校」・・・119才というところがポイントだったのですが、私も年をとらされたものです。「きんさん・ぎんさん」は出てくると思いましたが、まさか私まで出てくると思いませんでした。

 むかしの学校のようすは、どうだっただろうね。

と聞きました。
「かいだんなどが、古い板だった」
「ふむと音がしてた」
「まわりの建物が高くなかった」
「戦争をしていた」
「学生ふくだった」
「黒っぽいごはんだった」
「おにぎりが最高のごちそうだった」
といった答えが出てきました。けっこうお家の人から、昔の様子を聞いていることがわかりました。

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出張があるといろいろなことがネタになります。

学級通信 なかよしⅡ 第57号  9月17日

   礼儀正さに驚く

 先週の火曜日、水曜日は出張でした。それに関わることを記します。
 先週の火曜日は貯金日なので、月曜日に貯金通帳の配布となります。
 ところが、帰りの会では、私の頭の中は翌日から出張の連絡ばかり。「先生がいない時に一人一人の力がためされるんだよ」「困った時には、お互いに教え合ってね」といったことを話しているうちに、貯金日のことはすっかり忘れてしまいました。

 貯金通帳が教室にあることに気付いたのが、子供たちが帰ってから15分後ぐらいです。すぐに、外で遊んでいる子を探したら、3人いました。さらに、上学年の兄姉等に頼んでどうにか残り12枚になりました。
 「これぐらいだったら、すぐに配布できるだろう」と思って仕事を進めていたものの、翌日の出張の発表資料製作等で時間がかかり、配布し始めたのが6時半でした。行く先々で事情を話し、割と好意的に接してもらいました。

 それよりも私が感心したのは、子供たちの態度です。夜に担任が家庭訪問をすることは珍しいので、たいていの子が家の人と一緒に出てきました。そして、多くの子が何も言わなくとも、「ありがとうございました」とお礼をするのです。
 とんだハプニングから、違う子供の一面を見せてもらった感じです。

 翌日の日記にも何人かの子が、私が家に来た事を書いていました。H君は、「先生は、せきにんかんがつよいんだなあ」と有難い感想を書いていました。

■出張にて

 火曜日、水曜日の出張は北上で行われました。
 5年間教職を経験した人が必ず受講する研修会です。私は昭和60年4月の採用ですが、同じ地区の小学校で同一校に6年間勤務している者は、同期採用では私のみでした。(確か十数名いたはずですが)

 さて、今回は「話題提供者」という役割がありました。「自分にとって、1年生担任がとても貴重な体験であったこと」を中心に、今の学級経営について話をしてきました。やはり、6年間で1年生から6年生までの6学年すべてを担任するという経験には、驚かれました。

 翌日、午前で出張が終わり、昼休みに学校に戻りました。
 裏の駐車場で5人の子がお出迎えをしてくれました。さっそく、「〇〇君がせんせいのいうことを聞かなかったんだよ」と、私のいない時のことを教えてくれました。
 職員室に入ってから、数分するとそうじの時間になりました。
 少々トラブルを起こしながらも、自分たちの力でそうじをしようとしている子供たちの姿を見て、「やっぱり子供と一緒にいるのは、いいなあ」と心から思いました。

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低学年では、事故にあわないような配慮をいろいろとしたつもりです。それでも・・・。

学級通信 ピーターパン 第101号 9月3日

   自己判断力をつける

 「ちょっとおおげさな題だな」と思われるかもしれません。
 しかし、自分の命にかかわる場面では、この自己判惰力はぜひ子供たちにつけたい力です。たとえば、遊び場所のことや遊びの種類でもそうです。誘拐などでも、同様でしょう。
 昨日、避難訓練がありました。あくまでも「訓練」ですから、避難する際の行動様式を身につけることが第一です。それと共に、やはり非常事態での判断力(そのような行動をすべきかという判断)もつけさせたいものです。
 さて、朝の会でのこと。子供たちには、その日に避難訓練があることは告げていません。いきなり、私は子どもたちに指示しました。

 これからあることを調べます。すぐに、口にハンカチをあて、廊下に2列に並びなさい。始め!

 予想20秒。ただし、完璧に並びおわるまでです。
 ところが、ところが・・・・何とかかった時間は2分。
 大きな原因はハンカチにあります。朝、運動着に着替えをする時に、私服にハンカチを入れたままにして、それをさがしていた子。ハンカチを持ってこなくて、友達に借りて手間がかかった子。
 ただ、並ぶだけだったら10秒もかからないでしょう。しかし火災を想定した避難訓練ですから、ハンカチで口をおさえることが必要です。

 このようなことのあとは、子供たちへの話も具体的にできます。

・火災の際には、1秒の時間も貴重であること
・いざという時のために、ハンカチは常にポケットに用意しておくこと
・火災の際には、窓をしめること
・移動の際の合言葉は、「お・は・し」
 お・・・・おさない  は・・・・走らない し・・・しゃべらない

といったことを話しました。
 実際、どんな場合に非常事態になるかわかりません。学校にいる時でも、休み時間だったら、担任がそばにいるわけではありません。それだけに、それぞれが自覚をもった行動が必要なのです。

 新聞やニュースで、小学校低学年の水の事故や誘拐のことを聞くたびに、実に悲しい思いをします。
 一人一人の行動に全部つきあえるわけではありませんから、私にできることと言えば、「自己判断力の育成」になるわけです。もちろん、この一回の避難訓練のみでそれができるわけではありません。日常生活の中で、根気強く指導していきたいと思います。

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言葉のトラブルは低学年にはつきものです。その対処も担任の大事な仕事です。

学級通信 ピーターパン 第125号 10月6日

   言葉のプレゼント

 めずらしい日記が出てきました。

 きょう、〇〇くんがわるぐちをいいました。1年生のときからいわれていました。〇〇くん、〇〇くん、〇〇くんがいっていました。バーカ、ドジ、エッチマン、くせっといいまいした。そしてないてかえりました。

 全て友達への抗議です。このようなトラブルは教室の中では、考えられませんが、帰り道などには、私自身の経験からもあり得ることだと思われます。
 さて問題はどう指導するかです。きっとそのトラブルのもとがあるはずです。まず、当事者の子たちにそれを聞きます。その様子によって、また指導の方向性は違います。
 聞いてみると今回は、この子が何もしないのに悪口を言われたようです。
 ここで、私がすぐに注意をしてしまってこの件を終わらせてもいいのです。しかし、このようなことが学級で表立って出ることは珍しいことなので、さらに発展して指導したいと考えました。さりとて1時間もとるようなことではありません。10分程度の指導です。

 みんなにも、友達に悪口を言われた経験があると思います。その時、どんな気持ちでしたか。いやだったでしょうね。
 反対に、友達にいろいろと励まされてうれしかったこともあるでしょう。言葉一つでいやな気持ちになったり、うれしくなったりするのです。
 (「ことばのプレゼント」と板書してから)どうせなら、友達が喜ぶことばをプレゼントしましょう。

 そして、子供たちが言われたことのある「いやだった言葉」と「うれしかった言葉」を考えさせました。

★いやだった言葉
 ばか、あほ、まぬけ、エッチ、おまえの母ちゃんでべそ、チンドンヤ、ドジ、ブス、なによ、ベー、ばかやろう、ぶっころすぞ、かば、げり、でめきん、カス、デブ、ガリガリ、しね、なかまにいれない、へんたい、いいかげんにせんか、大ばかやろう、ちび、からすのカーカーばっかじゃない、おたんこなす、まんねんボケ、ねしょうんべんたれ、大食い・・・・・・

★うれしかった言葉
 ありがとう(ほぼ全員が書いていました)、ごめんなさい、すごい、てんさい、ともだちになって、おしえてね、いっしょにあそぼう、おめでとう、いつまでも友だちでいようね、ごくろうさま、あたまがいいね、かしこいね、だいじょうぶ、サンキュー、うまい、がんばったね、かわいいね、しんせつだね、なかよくしようね、またあおうね、できたね、よかったね、ていねいだね・・・・

 「ことばのプレゼントは、ただです。何回やってもです。そして、友だちに喜ばれます。さっそくプレゼントしましょう。」と言って終えました。それにしても、子供たちの「うれしい言葉」、いいです。私も心がけたいです。
(誰が悪口を言ったかは聞かないでください。いったん、解決したことなので。このピーターパンが「叱るネタ」にならないようにお願いします。)

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2016.03.11

あの日から5年…

 あの日から5年が経った。
 今思い出しても胸が締め付けられる。3月に入ってから、3・11関係の報道や特別番組も増え、なおさらそう思う。むろん忘れたり、風化させてはいけないことである。

 今日は14:46に全校で黙祷。改めて復興教育のための思いを新たにした。
 自分の中でも忘れないために、その頃に書いた日記を掲載する。

---(2011.3.11~14の仕事日記より)---


★2011年03月11日(金)  未曾有の巨大地震

 3学期も残り3日。卒業式に向けての練習、様々な事務仕事を行っていた14時46分。今まで経験したことのない地震が襲った。

 最初揺れた時には、「また地震か」と思った。一昨日に大きな地震があり、その余震と思ったのだ。緊急マイクのそばに行き、全校児童に机の下にもぐるように指示。しかし、いつものなら揺れがおさまる30秒程度が過ぎても揺れ続ける。いや、むしろ大きくなる。戸や窓ガラスも大きな音で揺れるので、あわててガスを止める。電気も切れた。外にいる子たちに「校舎に近寄らないように」と指示。その後も校舎内を周り、文集配付で廊下にいた6年生を職員室の机の下にもぐらせた。時間にして3~4分ぐらいだっただろうか。

 思わず、「無事でよかった」とホッとする。相当の地震ということで、学校として即下校とすることにした。手分けして子どもたちを送る。全員帰したのを確認してから、先生方にも帰ってもらう。まずはこれで一安心するが、我が家のことも心配だが、やはりケータイはつながらない。

 17時過ぎになっても電気はつながらない。大変な地震なので、待機しても電気がつながらないだろうということで給水ポンプの停止、水道の元栓を閉めて、電気が復旧した時点で学校に来ることにした。17:10退庁。

 そのまま水沢に向けて帰るが、当然高速は閉鎖。国道を使って帰るものの、県内全域停電。信号もついていない。晩御飯を食べたいが、店はどこも開いていない。100kmほど走ったら盛岡大学前のコンビニが営業していた。真っ暗な中、発電機でレジだけ部分照明をしていた。食料品はすでにほとんどなかったので、お菓子類と飲み物を購入して凌ぐ。

 帰る途中で聞こえてくるラジオ放送から大変な地震だったことがわかる。しかし、そこで聞いたことはあとで考えるとあくまでも序章に過ぎなかった。何度も渋滞に巻き込まれながら22:30に自宅着。長い長い5時間だった。「おかえり、意外と早かったね」という家内の言葉に少し安心した。ローソクとラジオ、反射式ストーブでの生活が始まる。

★ 2011年03月12日(土)  自分は不便なだけ

 大地震のあった日に限って寒い夜。何度も何度も震度4~5の強い余震があり、そのたびに跳び起きて外に出る。停電中の外は美しい星空。その美しい自然と全く正反対の自然の恐さ。寒さと睡眠不足で5時ごろに起きてしまう。

 まだパソコンにバッテリーがあるのでネットにつなぐ。MLの皆さんからの温かい声に励まされる。ラジオにスイッチを入れると、地元ラジオ局がずっと特別放送をしている。不眠不休でがんばるアナウンサーに励まされる思いである。

 やがて日が昇ってくる。恐怖心も少し和らぐ。家内は卒業式の日だったが、当然延期。二女も卒業式前の登校日だったが、何も連絡がなかったので一応登校時刻に一緒に中学校に行ってみる。先生方が玄関前に立って、生徒や保護者に必死に連絡をしていた。「地震があってもすべきことをしているんだ」とこれまた元気をいただく。

 自分自身も公務でいつ軽米に行くのかわからないので、できることをどんどんしていく。近くのスーパーが開くという情報がラジオから入ったので、さっそく行って並ぶ。1時間近く待って買い出し。停電の中で電卓で計算して会計。こういう時こそ開くスーパーの心意気に頭が下がった。買い物客も整然と並び、「5世帯ずつ」というルールにも従って混乱はなかった。かつて関東大震災で外国人が驚いた日本人のモラルの高さを90年近くのちの時代に今、自分が体験するとは思わなかった。

 自分が困るのがガソリンだ。勤務地まで15リットルは必要だ。これまた探したら長蛇の列があったので、ピンと来た。さっそく並んで1時間ほどで給油してもらう。疲れるだろうに手動式で一生懸命に給油してもらった。2千円分でも有難かった。この作業を何時間も続けるのだからまさに頭が下がる。

 家に戻ってからラジオで津波の惨事を聞く。停電なので、どれだけの惨事かが映像でわからない。結局、被災地が一番情報が届かない。MLやブログを読むと、とにかく「信じられない映像」のことだ。

 ラジオでは、学校情報や知人の安否を問い合わせる情報も入っていた。とにかく関係者の無事を祈るしかない。いつでも避難できる服装で横になり、目を閉じる時間が続く。ローソクの火を見ながら、体をとにかく休めていた。「自分は不便だが、それだけだからな・・・」と感じる。

 ふと思ってローソクの灯りで県内の教職員の職員録を見る。壊滅といわれている陸前高田、大槌の先生方を調べてかつての同僚や知人が多くいることを知る。一人一人の先生の笑顔を思い浮かべる。何とか生きていてほしい・・・。

★2011年03月13日(日)  「生きているだけでよかった」

 電気が通じるようになってライフラインも復旧。
 朝から一気に様々な情報が入るようになった。特に注視したのがテレビだ。きっと被災地以外の全国各地には一昨日からこのような映像が流れていたのであろう。

 宮古市を襲う津波。かつて自分が勤務したところだ。あの市役所が高いところまで水浸し。自動車がどんどん流される。高浜も似た様子だったに違いない。家内が勤務した重茂は分断されたのではないか。娘が入っていた藤原保育園は海のすぐそば。ちゃんと避難しただろうか・・・。大好きな宮古の惨状を目の当たりにしてショックを受ける。

 それだけではない。陸前高田市と大船渡市が津波に襲われる映像はもっとショックだった。まさに壊滅状態。今後どれだけの犠牲者が出てくるのか・・・。昨日に続き、同僚だった先生方のことを思う。インタビューに答えた人が「家もすべて流されたけど、生きているだけでよかった」と涙ながらに話していた。今の時代にこの地獄絵。

 現実に戻り、校長や中学校の副校長と明日からの学校体制の連絡。軽米に向けて早々と出発。内陸自体は被災状況はたいしたことはないのだが、たまに開いているコンビニに寄ると食料品はほとんどなし。ガソリンスタンドも長蛇の列。鉄道には地震の時に止まった電車。あちこちに地震の跡は残る。

 職場に行き、明日のための準備。休校となった。諸連絡と卒業式の日の段取り。それ以降に地震の影響があるものを確認し、17時過ぎにアパートへ。軽米も今日通電して生活するのに不便はない。

 ネットでは、地震の中でもすばらしい日本というエピソードが流れている。本来であれば、自分が積極的に話したい話題だ。
 今回もご家族もあるのにお店を開いた方々、整然と並ぶお客さん、全国各地から助けに来る救援隊、眠らずに惨状を伝えるラジオ放送・・・。
 しかし、今回は自分はまだまだ語らないつもりだ。関係者の安否がまだまだはっきりしない今は、まだ大地震が終わっていない。とにかく無事を祈りたい。

★2011年03月14日(月)  やはり祈るだけしかない

 まだまだ余震は続く。昨日から単身赴任生活なので、いざという時にすぐに外に出られる用意をして眠る。昨晩は3回ほど起きた。それでもずいぶん少なくなった方だ。

 学校は臨時休業日としたものの教職員は出勤日。お互いの情報交換。明日の卒業式に向けての準備を粛々と進める。今回の地震でとある会をするか否かという話が2件。確かに悩むところであろう。外部の方から見たら、「当然中止」と思われるかもしれないが、その会の趣旨+復興に向けて決意しようというのであれば別か・・・・そんなことを思う。

 悲惨な現実は受け止めなければいけない。同時に、歩けるものは明日に向かってやはり歩いていくべきなのだ。そう言いながらも、地元の新聞紙を見ながら、まだ涙。今後もどれだけの涙を流さなければいけないのだろうか。でも、それは生きてるが故の涙なのだ。とにかく無事を祈るしかできない。

 帰り際の話題はガソリン問題。遠距離通勤の本校の先生方にとっては大きな問題だ。単身赴任の私も同様。でも、これも単に「不便」なだけ。不幸なわけではない。

 アパートに帰ってからもあれこれ考えると落ち着かない日々。心のダメージは自分が考えているよりも大きいのかもしれない。

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2016.03.10

5年生で情報社会の授業

 5年生3学級で社会科の授業をさせていただいた。「情報社会」に関わるものであり、情報の単元の発展である。各学級2時間ずつ。題材は、コンビニエンスストア、ネットショッピング、交通施設の情報化といったようにそれぞれ異なる。

 「やっぱり授業っていいなー」とつくづく感じる。準備過程も楽しかったし、子どもたちとのやりとりも実に楽しい。もちろん、貴重なデータも収集。時間をかけてこれから分析である。

 ところで、感心したことがあった。それは3学級ともよい意味で違いがほとんどなかったことである。子どもたちの反応ぶり、集中ぶり、プリントの書き方…どの学級が何組になってもよい感じであった。確かに学年経営で同一歩調であれこれ取り組んでいる成果がここに出ていると感じた。

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2016.03.09

地元紙で嬉しい記事

 ちょっと前の出来事だが、ここに書き留めておきたい。
 いつもと同じように朝早く職場で地元紙チェック。本校児童が掲載されていないか+お悔やみ欄を見るためだ。その中で嬉しい記事を見付けた。

 地元青年会議所主催のビジネススキル研修会のことである。
 その研修会の企画代表も講師(東京在住)も21年前に担任した子たちだったのだ。
 代表者によると「すぐに使えるビジネスマナー」を20代、30代対象に研修したとのこと。その彼も30代前半。同世代のための企画だとわかる。
 講師のコメントも掲載されていた。「どんな丁寧な言葉遣いでも、声のトーンや声の大きさで、不快な印象を受けることも多いので注意を」というようになるほどと思うことが多く書かれていた。
 自分たちと同世代のために、このような企画を立てていること、そして語ることができることが凄い。

 21年前に記憶を戻すと行動力があった子どもたちだった。冬にいつだったか、授業が始まるのに彼らが戻ってこない。10分遅れてきたら、「みんなのために雪かきを続けていた。今は授業に間に合わせるより、雪かきを終わらせる方が大事と考えた」と話したことを覚えている。

 そのような彼らの行動力を思い出したら、このような活躍は納得がいく。くしくも彼らを担任して卒業させたのは33歳。彼らも今33歳。これからも活躍が楽しみである。

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2016.03.08

おススメ雑誌

昨日の「プレジデントFamily 2016年 04 月号」の記事の続きです。
ちなみにおススメ教材として紹介した雑誌はこちらです。

〇「DAYS JAPAN
 現在の世界のホッとな話題がビジュアルで紹介されている。

〇「ナショナルジオグラフィック
 扱う範囲が社会問題だけではなく、幅広い点が特徴。

〇「ジュニアアエラ
 その名の通り、アエラのジュニア版。子ども向けなので、平易な文章です。

これらは今回の取材の過程で知ったものです。

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2016.03.07

「プレジデントFamily 2016年 04 月号 」

「プレジデントFamily 」という一般ファミリー向けの教育系雑誌があります。
1月に取材を本社(国会議事堂が近くだった…)受け、2016年 04 月号に記事が掲載されました。

「教科別!一生モノの力がつく簡単な習慣」というテーマで、14人の先生方が教科別に2ページずつ紹介をしています。こちら。アマゾンはこちら

私は社会の公民分野で、一枚の写真をきっかけに家庭で親子で話し合うことの大切さを話しました。編集の方が上手にまとめてくださって、よい記事にしてくださいました。

それにしても、掲載が恐縮するほどの有名人先生が登場する雑誌です。一般雑誌は初めてです。

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2016.03.06

学級通信 1年生版その2

 最初の1年担任の時には、学級作りが自分のテーマでした。この学級通信も、当時の自分の思いが色濃く出ています。

 学級通信 なかよし 第27号 7月4日

    学級「集団」になってきました

 「まとまりのある学級」とか、逆に「まとまりのない学級」というような言い方があります。
 「学級」といっても、一人一人がバラバラな状態では単なる「群れ」であり、それをお互いのことを考えることのできる「集団」にいかにしていくか、というのが我々担任の仕事でもあります。
 いわゆる「学級作り」というものです。

 さて、ではどんな状態が「集団」と言われるものかというと、私は「学級内に自己指導力が出てきた時」と思います。
 初めての一年生担任ですから、「学級内に自己指導力が出ることなどあるのだろうか・・・」と皆目見当がつきませんでした。
 しかし、6月校半からそのきざしらしきものが見えてきました。
 具体例をあげてみましょう。

■係活動(はいたつ係、ほけん係、はな係、きゅうしょくてつだい係、きんぎょ係)や日直の仕事(小鳥の世話、おぼん洗い)を確実にするようになった。
■給食準備や、そうじで私が今までしていた「指示」を子供がするようになった。
■並んでの教室移動も子供が先頭になってするようになった。

といった具合です。
 特に私が待っていたのは、給食準備とそうじを子供たちだけで行うことができるということです。
 最初は、私の指示が絶対でした。そして、私は誰かが、「指示したい」という要求があるまではずっとするつもりでした。
 逆にいえば、誰かがそう言うのをじっと待っていたのです。そうじも同様です。
 そうしたら、先々週の2班の給食当番の時、H君が「ぼくが、言いたい」と立候補してきました。
 また、そうじでも先々週、Yさんが進んで「〇〇して下さい」といったのを聞いて、私の方から「全体の指示を言えますか?」といってやったものです。
 このようなものは面白いもので、一人が実行すると必ず波及するものです。特に、掃除の指示などは先週はJ君がしたのですが、他にもH君やO君が「やりたい」というようになりました。
 このようにして、学級内の集団が作られていくのでしょう。
 むろん、1年生の子供たちですから、指示の手落ちやうまくいかないところはあります。そこは私がフォローすることで、十分にことが足りています。

 そうじや給食が自分達でできるようになると、他の何かの場面に遭遇しても、子供たちの力で何とかなるものです。
 そこに学級「集団」の意味があり、子供達の自主性も育つものだと考えています。

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1年生を担任すると、基礎的な学習を身につけることの大切さがよくわかります。

学級通信 ガリバー 第144号 11月18日

    つまずき

■つまずき
 教えていて、「よくまちがうなあ」というものが必ずあります。
 たとえば、漢字だったら、「人」と「入」、「白」と「自」といったものです。数は多くはありませんが、いざテストをしてみると間違える子がいます。
 「右」と「左」の書き順もそうです。「右と左の書き順は違うんだ。」と覚えていても、わざわざご丁寧に反対に覚えている子もいます。
 カタカナでは、「ツ」と「シ」、「ン」と「ソ」が一番です。中には知能犯?がいて、どちらにも読み取れるように紛らわしく書く子もいます。
 恐ろしいのは、これらの間違いがいったん子供たちの頭の中にインプットされてしまうと、そのままずっと記憶に残っていることです。
 これは、私自身の経験からも明らかです。
 あえて恥をさらしますが、教員になる前に私が間違えて使っていた言葉がけっこうありました。
 たとえば、「場合」を「ばわい」と発音していて、大学の先輩に「ばあいだぞ」と大勢の人の前で言われたことがありました。また、ひらがなの「よ」の書き順を間違えて、ずっと学生時代を過ごしていたり・・・というようにです。
 これからは、小学校の時にしっかりと基礎的なことをマスターしなかったためです。
 だから、改めて基礎的なことを重視したいと考えます。

■正しい文章をかく
 その「つまずき」といっても、算数の場合、それほどでもありません。
 基礎的な方法を身につけていれば応用がきくからでしょうか。
 ところが、「聞いて正しい文章を書く」というのはなかなか困難なようです。
 たとえば、国語の教科書の「かいもの」という児童作文を私が読んで、子供たちに2回ほど書かせました。ところが、すべて正しく(原稿用紙の使い方も含めて)書くことができた子は半分ぐらいでしょうか。
 「とおく」が「とうく」になったり、「はだかの王さま」という本の題名にかぎかっこをつけなかったり、私の読むペース(かなりゆっくり読んだのですが)についていけなかったり・・・・というような間違いです。
 前号までのような表現力をのばすのも作文指導の一つですが、正しい文章を書く力をつけるのももちろん重要です。2本立てでいって、よりよい文章が書くことができるようになるのでしょう。

■手紙
 このごろ、家に帰ると、去年担任をした子からの手紙が何通かずつ届いています。
 4月から毎月数通ずつは来ていたのですが、このごろは連日です。
 今、その子達は3年生なのですが、国語で「手紙を書く」学習をしているらしいのです。そして、そのターゲットに私を選んだということらしいのです。
 私自身はふだんあまり手紙を書きません。
 しかし、担任した子供たちから手紙がきた場合には、何よりも優先して返事を書くようにしています。
 それには理由があります。以前、夏休みに手紙をもらって2日おいて返事を出したことがありました。その2日間、子供は何回も何回も家のポストをのぞいたそうです。そして、手紙がないことを知るたびにガックリしていたという話を聞きました。
 その時に「子供は、担任からの返事を待ち焦がれている」と強烈に感じました。自分の鈍感さを恥じた次第です。

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低学年に時には下品な笑いも必要かな?

学級通信 ガリバー 第145号  11月19日

   ちょっと下品ですが・・・

 国語で「かみなりさまの手つだい」の単元に入りました。
 ここは、昔話の独特の言いまわしが多いので、音読に力を入れています。特に会話文のところを、子供たちにどう読んだらいいか考えさせながら授業を進めています。
 この物語の中に「こやしを3ばいやると・・・」というくだりがあります。
 そこで、子供たちに「『こやし』とは何でしょう」と聞きました。
 手をあげたのは3分の1ほど。
 全員に発表させました。
 ほとんどの子が「ひりょうのことです」「くすりのことです」とといった発表をしました。そんな中で大笑いしたものがありました。
「小さなヤシだから、『小ヤシ』というのです。」
 なるほど。考えています。しかも理由をつけた発表です。そのことをまずほめました。

 1年生に言葉についての発表をさせると、こちらが噴き出してしまうようなことがたびたびあります。(子供たちには失礼なのですが・・・)
 いつだったか、「白」という漢字と「自」を間違えて書いている子がいました。いい機会なので、「自」の漢字の読みがなを教えようと思いました。
 「自ぶん」と私は板書して、「これは、みんながよく知っている言葉だよ」といってどう読むか聞きました。
 そうしたら、勢いよく手をあげたA君。
「『さぶん』です。」(そういえば、近所に「さぶんストアー」があるなあ・・・)
 続いてB君。
「『さくぶん』です。」(作文が好きだもんね・・・)
 さらにC君。
「『ぶんぶん』です」(さすが虫好き!)
といった調子で笑いが続きます。「小ヤシ」もその一例です。

 さて、「むかし」の「あるむら」のお話なので、私は「こやし」のことについて、さらにつっこんで言いました。
「むかしの話ですから、今のひりょうとはちがいます。何を使っていたと思いますか。」
 これはむずかしかったらしく、4人目でようやく「ふんです」という言葉が出てきました。
「先生の小さなころは、人間の小便などを肥料のかわりに使っていたのですよ。」
 そう言ったら、「エー!」という反応。中には、「そんな下品な話をしないでください」という声も。
 「野菜はお店できれいに売られているもの」といったイメージを持っていた子供たちにとって、このことを意外だったようです。

 そういえば、4年前の国語の全国大会で、著名な先生が「低学年の子供たちに、下ネタとダジャレを言うことは、授業を盛り上げるうえで大切だ」とけっこうまじめな顔で言っていました。
 この「こやし」はまさにその典型例だったわけです。

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学級通信の文体を変えてみて、好評だった通信です。

学級通信 ガリバー 第147号 11月21日

  校内球技大会実況中継

 「ガリバー」をお読みの皆様、こんにちは。
 今日は、子供たちにとって待ちに待った校内球技大会の日です。
 この校内球技大会というのは、児童会主催で行われているもので、いわば「小学生版学級対抗」というものですね。そうですね、「クラスマッチ」というのが合う人もいるかもしれません。
 する種目は、サッカーです。未来のJリーガーを目指してがんばるわけです。

 さて1組の子供たちも、この球技大会に向けて必死の練習をしてきました。と言っても2回だけですが。
 最初の練習では、珍プレーの続出でした。思わず手でボールをつかんでしまう子、ボールがラインから出てもそのまま遠くへける子などがいました。まあ、これも「一年生だから」という理由で許しましょう。
 
 さあ、前置きはこれくらいにしましょう。いよいよ試合が始まります。
 今日は天気がいいものの、昨日の雨がたたって、グランドでのゲームはできません。やむをえず体育館でのゲームとなります。
 私は、白組の実況を担当させていただきます。
 すでに一試合目に2組対3組の対戦が終了しております。白熱した試合の末、2組が勝利を収めています。敗れた3組の女の子たちの目には、うっすらと涙が光っていました。
 さて、まちくたびれた1組の子たちがいっせいに並びました。
 「おねがいします!」という声とともに、いよいよ開始です。

 1組のキックオフです。
 けったボールにいきなり両チーム全員が寄ってきました。まるで、餌に群がるハト・・・いや失礼、プロ野球で優勝したチームの胴上げに集まる選手たちのようです。
 さて、攻防は一進一退です。おっと3組が強くけったボールをN子さんが体で止めました。しかし、3組のロングシュ―ト。
 1組のゴールまで一気にボールがいきました。あらかじめT君とI君が守っています。
 が、どうしたことでしょう。二人の間をぬけていってしまいました。ゴールです。まず3組が1点先取です。
 今度は1組のキックからです。R子さんがいきなり強くキック・・・おっと、そのままゴール!何とハーフラインからの一気のシュート。体育館のサッカーでしかできないプレーでした。

 さて、時間は経過し、試合終了のホイッスルが鳴りました。
 9対6で3組の勝ちです。得点を審判が言った瞬間、3組は飛び上がって喜びました。それに対して、1組は相手を拍手する余裕さえありません。やはり勝負は厳しいものです。

 ここで、総合結果を改めて紹介します。おっと、白組、赤組とも同じ結果になりましたね。
 1位は2組。2位は3組。そして、3位は1組です。
 練習をしたかいもなく敗れ去った1組の子たち。来年はもっと力を蓄えて雪辱をしてほしいものです。
 これで、実況中継を終わります。

  いろいろな作文を子供たちだけにさせるのではなく、自分に課してみました。が、どうしてもカタイ文章になります。
 球技大会の結果は残念でしたが、親御さんの応援をとても喜んでいました。改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
 次号で子供たちの球技大会の作文を紹介します。

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一年生といえども、指導によって変わります。また、その指導は全ての学年の基本になると思います。

学級通信  ガリバー 第6号  4月14日

   言葉にこだわると・・・

 毎日、子供たちと過ごしていると、気になるということも出てきます。
 今日は子供たちの言葉づかいです。
 といっても、以前書いたような単語のみの発表(たとえば、「紙!」というように「です」を抜いたような発表の場合)のことでは、ありません。
 それは、

 「〇〇していいですか?」と聞くことが多い

ということです。
 たとえば、給食の時間のおわりごろに、どうしてもトイレに行きたい子がでてきます。
 そんな時に、ほとんどの子供はこう言います。
「トイレに行っていいですか?」
 中学年や高学年を担任しているときには、こういう言い方には、やや意地悪く、「『だめです』と言ったら、トイレに行かないの?」と答えたものでした。

 私自身の考えとしては、このような場合には、許可を求めるのではなく、きっぱりと「トイレに行かせてください」と言うべきだと思いますのです。
 考えることは同じでも、「トイレに行っていいですか?」と「トイレに行かせてください」では、子供の姿勢に違いがあります。
 前者は指示待ちの受け身型、後者は自分の意志で決定する自立型というところでしょうか。
 私達教師は、「自立できる子供を育てる」ということも仕事としています。そう考えると、ささいなことではありますが、先のような言葉づかいにこだわってしまうのです。
 子供たちにも、そのような意味をかみくだいて話しました話しました。そうしたら、昨日はさっそく、「せんせい、トイレにいかせてください」と言いにくるようになりました。
 一年生らしく、「言われた通りすぐに実行」というところでしょうか。

 ただ、一年生ですから、このように書いても、失敗(私がです)もあります。
 例によって、「オシッコに行ってもいいですか?」と言いに来た子がいました。
「あれ?こんなとき、どういうんだっけ?」
と私は答えます。先のような答えを求めてです。
 しかし、その子はわからずに困ったような表情。そのうちに、腰が横に揺れ出しました。もれそうになってきたのです。私の方も「まずい」と思って、思わず一言。
「はやくトイレに行っトイレ!」
 でも、急ぐ子にはこんなシャレは通じなかったでしょうね。

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2016.03.05

学級通信 1年生版その1

 初めて1年生を担任したのは教職5年目のことでした。当時はベテラン教師が多かったので、自分が1年生を担任することなど思いもよりませんでした。でも1年生を若いうちに担任していて、本当によかったと思います。この学級通信は、その第1号です。

学級通信  なかよし  第1号 4月14日

小人の国に来たガリバー

 学級通信「なかよし」の第1号です。
 学年通信としての「なかよし」はすでに2号発行しています。この通信は、学年通信で伝えることのできない学級内の様子、私の考え等を伝えたいと思います。
 今年の3月まで6年担任だったせいか、1年生の子供たちに接することは私にとり、すごく新鮮です。
 たとえて言うなら、

 小人の国に来たガリバー

のような気分なのです。
 言葉でも「1年生にわかるものを」ということを常に考えていますが、時々、「ニッチョクってなあに」といった質問を子供たちにされてしまいます。
 なかなか難しいものだと改めて感じています。

 さて、1年生担任になって強く感じているのは、「御家庭との距離がとても近い」ということです。
 お家の方々の子供たちに対する愛情を目の当たりに感じるのです。たとえば、
・算数セットの細かなもの一つ一つにすべて記名されている
・貯金日に全員の貯金通帳が集まる(今まで4年間の経験で、1回しかありません
 でした。)
・私服の全員名札がついている。
といったことです。
 当然、子供たちが一人でできることではなく、すべてお家の方々の手がかかっていることでしょう。
 そのようにして大切にして育てているお子さんです。私の方でも気を抜くことなく育てたいと思います。ますますのご協力をお願いします。

■ケンカがありました
 入学してから昨日で1週間。
 初めのうちは、おとなしくしていた子供たちも、友だちの顔を知り、名前を覚えるようになり、にぎやかになってきました。
 女の子に比べたら、男の子たちがにぎやかかな・・・という感じです。
 そんな中でおこったのが元気な男の子二人によるケンカです。
 昨日の朝、私が連絡帳を集めている時に、そのケンカは始まりました。
 最初はつかみあいでした。私からすれば、「いずれやめるだろう」という思いと「他の子がどんな反応をするだろうか」という興味があり、すぐに止めには入りませんでした。
 そうしているうちに、床に取っ組みながらの本格的なものになりました。
 「そろそろ出番かな・・・」
と思ったその時、女の子たち二人の大声が教室に響きました。
「やめなさい!!」
 AさんとBさんの勇気ある声でした。私も、上になっている子を持ち上げ、けんかをやめさせました。
 理由を聞くと、お互いに「〇〇君が最初にたたいた」と主張します。その場では、両方に注意して終えました。

 「ケンカは人間形成にとって必要」とよく言われます。
 私の教職経験(短いのですが)では、学級内にケンカやトラブルや事件があった時には、学級集団をまとめるよき機会でした。
 子供たちにとっては、集団生活のルールを学ぶことになりますし、私にとってはよき児童理解になります。
 「ケンカ」も大きな目で見るつもりです。(度が過ぎたのは別ですが)

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新鮮な一年生との出会い、その2です。

学級通信 なかよし 第2号 4月17日

    いつ「べんきょう」するの?

■やさしさがいっぱい
 1年生の子供たちの行動を見ていると実に楽しいです。
 集団生活をそれほど体験していないためか、実に様々な「個性」を発揮するからです。
 そんな中で目立つのは「やさしさ」です。たとえば、教室の戸があいているとします。すると必ず誰かが戸をしめてくれます。それも、戸口に近い席の子供たちだけでなく、窓際の子でもしめます。
 他にも、席をたって移動する時、いすがあいている子がいたとします。そうすると、これまた必ず誰かが黙々といすを入れてくれます。
 教室内に、大きなゴミがある時、拾ってゴミ箱にすててくれる子、かさがランドセルに入らない友だちを一生懸命に手伝い子・・・。
 実にやさしい心の持ち主が多いといった感じなのです。
 その様子を見ていると、こちらまで心が洗われる思いがします。
 一人一人の個性も集団生活の中では、埋没されることもあります。
 しかし、この「やさしさ」だけは、大切な個性として育てていきたいと思います。

■ひらがなをならっています
 先週から、教科書を使った学習に入っています。
 国語の最初の単元は、「はる」です。ここでは、絵を見ながら、物の名前や動作を表す言葉をいうのが学習の目標となっています。
 先週の水曜日に、教科書の絵をみながら「さくらがあるね」「子供がいるね」というような話をしていたら、「いつ、べんきょうするの?」と一部の子に言われてしまいました。
 その子達にしてみれば、勉強イコールノートに鉛筆で字を書くことという感覚らしいのです。
 教科書では、字を書き始めるのは1週間ぐらいあとからです。
 しかし、私は子どもたちの学習意欲を考えて(これは教師の私からすれば相当なもので驚いてしまいます)、国語の中で必ず1回は書く作業を入れることにしました。
 今までに習った字は「う」「つ」「く」「し」です。
 最初の「う」をノートに書かせた時のこと。ノートのマスの使い方を確認したくて、「う」を一文字だけ書かせて、ノ―トを持ってこさせました。
 そして、正しく書くことができている子には丸をつけ、一行全部書くように言いました。そして、ある子のノートを見たら、私の丸の下の「う」という文字全部に、自分で花丸をつけていました。
 1年生の心理ってこのようなものなのかと私には、その黒い花丸がやけに新鮮でした。

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  1年生の子どもたちが学校に慣れる過程は、楽しいものです。

学級通信 なかよし 第6号 4月22日

   学校になれました

 入学して今日がちょうど2週間目。子どもたちが学校に慣れた様子を伝えます。

1 8時15分まで
 学校の開門が8時で、子どもたちは8時15分まで着替え、学習道具を机の中に入れる、担任に連絡帳を出す、トイレに行く等の行動を完了しなければいけません。
「けっこう大変だろうな・・・」
と思っていましたが、それが全員時間までに、終了できるようになりました。立派なものです。

2 授業で
 授業もようやく学習する姿勢らしきものが形成されてきたかな?というところです。たとえば、指示された作業を注意されずにするようになった、1時間の授業の長さに慣れてきた・・・というようにです。

3 給食で
 これが私の1番の悩みです。
 準備は早くなって15~20分程度でできますが、食べるはやさに個人差が大きいからです。
 はやい子は15分、ゆっくりととる子は40分ぐらいかかります。もちろん食べることに関して急がせることは個人差を無視することで禁物です。
 問題は、早く食べ終わった子への対処です。昨日はかなり勝手な行動が見られたので、ついにどなってしまいました。
 しかし、私自身も本の読み聞かせをする等の工夫をすればよかったと反省をした次第です。

4 最後までやり通そうとする
 以前ある本で、「小学校に入った子どもたちは、最初に『まってー!』と言うが、やがて言わなくなる」ということを読んだ記憶があります。
 その趣旨は、「『まってー!』と言っても先生が待ってくれず、子どもは言っても意味がないと悟る。それほど、教えることが多い。」というものだったと思います。
 私にとっては耳が痛い話です。
 突然、この話を思い出したのは、子どもたちが強く「まってー!」と主張するからです。
「チャイムがなったから」と言っても、「給食の時間だから」と言っても関係なしです。
 最後まできちんとやり通そうとがんばるのです。
 そんな子どもたちの姿を見て、「この意欲を失わせないように子どもを育てなければいけないなあ」と強く感じています。

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 運動会練習は子供にとっては忘れ得ぬ行事。1年生は興味津々で練習をしていました。

学級通信  なかよし  第14号   6月1日

  がんばっています 運動会練習

 日曜日の運動会まであと3日。
 毎日の練習の量も増えてきました。
 昨日などは1校時が全体練習(入退場、ラジオ体操練習)、2校時がダンスの練習、3校時が紅白玉いれの練習というように3時間連続になりました。
 しかも、2校時のあとの休み時間は地区対抗リレーの練習、昼休みは紅白リレーの練習があり、多い子は5種類の練習をしたことになりました。
 「つかれるんじゃないかな」「あきるんじゃないかな」と思っていたものの、そこは初めての運動会をむかえる子達です。
 元気一杯に活動をしています。

 特に私がほほえましく思うのは、「勝った!」という喜びを素直にあらわすという点です。
 たとえば、昨日の紅白玉入れ。
 はじめてということでなかなか玉が入りません。それどころか、上になかなかいかず、棒を支えている私にまっすぐに当てる子もいます。
 それでもl、3分ぐらい続けると十個以上は入ります。
 しかも、かわいらしいことに、「せんせい、はいったよ・・・・」と競技中にわざわざ言いにくるのです。
 私からすれば、「言いにくるより、そのまま続けて投げた方が勝つのに・・・」と思うのですが、子供からすれば入った喜びの方が大きいのでしょう。

 さて、時間が終了し玉を一つ一つ数えます。
 相手方の玉がなくなり、こちらがあるとわかると、心の中で「勝った」と思い、そしてこちらの玉もなくなった時に喜びが爆発します。
 たまたま、昨日は3回行ったうち2回勝ったので、子供達は「ヤッタ―!」といった感じでとびはねていました。とてもほほえましく思いました。

 なお、お忙しい中、紅白玉を作っていただき、たいへん有難うございました。
 また、玉が入っていたビニール袋等も学級で使いたいと思います。よろしくお願いします。

■よみきかせをしています
 月曜日と水曜日は5時間授業で国語が2時間あります。
 そこで、5校時の終わり10分ぐらいを本の読み聞かせの時間にしています。
 ある本によれば、子供を本好きにさせるのは、この読み聞かせが一番のこと。というわけで始めています。
 最初は私が「昔話」を中心に読んでいましたが、そのうち「もっとこわ~いおばけの本を読んでほしい」と要求されてしまいました。
 「じゃあ、本屋さんに行って買ってくるから」と私は言ったものの、なかなか時間がとれずに買いそびれていました。
 そうしたら、子供達が次々に本を自分から持ってくるのです。「先生、よんで」とです。
 さっそく読みました。そして、学級文庫として本だなに置いています。
 やはり、他の本と違い人気があるようです。

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家の人に学習状況を伝えることの大切さを意識して発行した通信です。

学級通信 なかよし 第21号 6月20日

わたしは、へやへおかしをもっていきました

 国語の授業の最後に「わたしは、へやへおかしをもっていきました。」という文を書かせました。
 この文を書くことができると、今まで学習したことがすべてきちんと習得できていることになります。
 これは教科書に出ている文ですが、子供たちが間違えそうな点がかなりあります。
 どんな点かというと、

1 書き出しは一マスあける。(マス目プリントに書かせましたから)
2 「わたしは」が「わたしわ」になる。同様に「へやえ」「おかしお」も。
3 「もっていきました」が「もていきました」になる間違い。
4 点や丸の書き忘れ。

というようにです。いくつものハードルをこえなければいけないわけです。
 この中で比較的容易なのは2のくっつきの「は」と「を」です。これは、国語で学習する時点でかなりの子が「知っているよ」と言っていました。
 それに対してむずかしいのが1、3です。
 1に関しては、実際に私が文を読む前に、「書き始めも注意するんだよ」とヒントを与えました。それだけだったら、正答率はそれほどではなかったのでしょうが、それを聞いたJ君が「みんな、一マスあけるんだぞ!」と大声で言ったものですから、何と正答率100%でした。
(こんなところは1年生だな・・・と楽しくなってしまいます。)
 さて、どれぐらいの正解であったか書きます。

1 すべてあったもの・・・9人
2 書き出しを一マスあけなかったもの・・・なし
3 「わたしは」を「わたしわ」とした子・・・なし
4 「へやへ」を「へやえ」とした子・・・13人
5 「おかしを」を「おかしお」にした子・・・2人
6 「もって」を「もて」とした子・・・9人
7 点や丸の間違い・・・2人

 「へやへ」は発音通り「へやえ」と書いてしまいがちなのです。
 また、「もって」というのは「っ」という発音があるということが理解しがたいのでしょう。
 いずれにしても、このような基本的な作文ができるのとできないのとでは大きな違いがあります。
 算数の文章題でも、読解力がないと問題が理解できないわけですから。
 国語の授業では、毎日ノート1ページぐらいの教科書の視写(文をそのまま写す)をさせて力をつけさせようとしています。
 しかし、今までの視写を行っただけでは、さきほどの結果からみるとまだ不十分のようです。
 なおいっそうの習得をはかるように授業を進めたいと思います。

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2016.03.04

ホームページ移行

2000年8月にホームページを開設した。
自分の教育実践の蓄積庫であり、発信の場として4年間更新をしてきた。
そのうちこのブログが便利ということで、更新をストップして発信はブログに移してきた。
中途半端にしているサイトもあるが、そのままにしておいて、いつの間にか12年が経とうとしている。

先日、このHPのプロバイダーから、「9月でサービスを終了します」という連絡が入った。
今までそのままにしておいたホームページを改めて見てみる。
実践自体はすでに十数年のもの。しかも書籍化した内容もけっこうある。
別にホームページを閉じても今は困らないなーと最初は思った。

しかし、サイトをじっくり見ているうちに、自分の記録としてやはり残しておきたいと思うようになった。
書籍化や原稿化していないものもけっこうあるし、学級通信の厳選集なども自分の実践史の一つであるからだ。
また2年間ほどの仕事日記(今の仕事日記サイトに移る前のもの)も記録として残しておきたい。

そういうわけで少しずつこのホームページに移行を始めようと思う。
主に土日の更新は旧ホームページの内容を掲載していく。自分にとっても過去の実践を読む直す意義はあるだろう。

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2016.03.03

ひな祭りで女の子の成長と幸せを願う

1 なぜ人形を飾るのか
 三月三日。ももの節句です。
 ひな人形を飾るお家もあることでしょう。どうして、ももの節句の時にひな人形を飾るようになったのでしょうか。
 昔の中国には、三月の初めに川に入って、身のけがれを清めるというならわしがありました。それが日本にも伝わってきましたが、やがて紙でできた人形に自分のけがれを移して、川や海に流すようになりました。「流しびな」という行事です。
 それが時代が変わるにつれ、「流しびな」と「人形あそび」が結び付いて、今のように人形や道具を飾って、女の子の成長と幸せを願う日になったのです。

2 早くしまわないと・・・
 ひな人形を飾ったことがある人はに、「おびなとめびな、どちらが右、左?」と迷いませんでしたか。おびなは向かって左、めびなは向かって右に並べます。ただし、関西では逆になっています。
 もともと川や海に流してしまう人形ですから、ひな祭りが終わっても飾っていると、厄を祓(はら)ったことになりません。そこで、「しまい遅れると、お嫁に行くのが遅くなる」といういい伝えができました。これは「片付けができない娘さんはお嫁には行けないよ」という気持ちも込められているという説もあります。

3 色には意味がある
 ひな祭りで出てくるものにひしもち、ひなあられ、白酒があります。
 ひしもちは白、緑、赤の三色が多いです。白はとける雪と清らかさを、緑は草がめばえることを、赤はももの花を表していると言われます。ひなあられも似た色で作られています。これらのお菓子を食べることで、自然のエネルギーをもらい、健康の育つと言われています。白酒は飾られるもので、ももの紅色と白酒の白色で「紅白」となり、めでたいとされているものです。それぞれの色にこめたれた意味があるのです。
もともと「ももの節句」ですから、「もも」にも大きな意味があります。ももの花は、「悪魔を祓う」と言われている木です。鬼退治に行くのが桃太郎というのも関係がありそうです。

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2016.03.02

つぶやきより

フェイスブックのつぶやきより。

・東北青年塾に4年ぶりの参加。お招きいただいたことに感謝あるのみ…という会だった。やはり「ホーム」と実感。立ち上げ時のメンバーであるあべたかさん、JJさんと当時のあれこれを思い出した。それはもう9年前。新しい息吹を感じる皆さんの前での模擬授業も楽しかった。代表の武田さん、運営してくださった優太さんにも感謝!「ご無沙汰しています」の挨拶したメンバーにも感謝の気持ちでいっぱいだった。

・昨日所用があって学区内の書店へ。また教育書が少なくなっていることを実感。棚自体のスペースは変わらないが、空きスペースが増えていた。平積みコーナーも1冊ずつ。(平積みではない?)でも、その中に自分の新著があり、いつも定期購読の書籍を学校に届けてくださるなじみの店員さんに、「ありがとうございます」と思わず声掛け。考えてみたら、今年初めて書店に入った。ずっとネット注文。自分も足が遠のいていることを反省。

・盛岡で通信制大学院の今年度最後の試験。一気に4科目。通信制大学の学部生さんも一緒だが、4科目は自分だけで最後は担当者と2人きり。45分×4で3時間、手書きで文字を書き続けた。こんなに集中したのは久しぶり。手も痛くなった。昔、手書きの学級通信を頻繁に出していた頃、同じように手が痛くなった頃を思い出した。

・参考文献探しのために、閉館間際の図書館へ。ぎりぎりセーフ。教科書室へ。中学校と高校の社会の教科書を借りる。小学校だけではなく、その先を見ることは大切だ。「借用名簿」には、ここ2年間で借りた人が書かれていた。2年間でわずかのべ7人。教科書を見比べて見えてくることもあるのになー。そもそも教科書センターの存在も知られてないかもしれない。ちなみにのべ7人のうち4人分は自分である。

・東京で2つの学びの会。通信制大学院ゼミでは、研究面での自分の不足の点を指導していただいた。人間、年をとると指摘されたり指導されたりすることが少なくなり、自力で反省をしなければいけないので、このような機会は本当に有難い。もう一つは遅れて参加の学習会。短時間だったが、皆さんの生き生きとした雰囲気に刺激を受ける。インプットの大切さを感じた一日。

・昨年のネット注文の書籍を調べていたら、一昨年の2倍になっていた。確かに学術書や専門書はほとんどネット注文であり、それが増えた結果。今まで購入してきた教育書も例年通り購入はしていたが、専門書との比重が少し変わってきたことが、このことからもよくわかる。

・昨夜は他校の定年退職される先生を囲む会。元同僚であり、図工関係でたいへんお世話になった。印象的だったのが「やり残したことはない…とはとても言えない」というメッセージ。最後まで現場であれこれチャレンジするからこそと感じる。残り年数が確実に少なくなるのは自分も同じ。そのことを意識するほど、同じ気持ちになる。

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2016.03.01

100年後の未来予測

これが1920年から見た100年後の世界だ!」というサイトがフェイスブックで紹介されていた。
100年前の人々(大正時代だ…)が考えた現代の姿。「対面電話で芝居も寄席も居ながらに」「東京の地下には地下鉄や高圧電線が」というように、当時の夢だったようなことで実現しているものもある。「立候補者は品行方正で立派な人間ばかり」というのは当時も今も変わらない希望だったんだ…と思わず笑う。

そういえば…と思い出したのが、自分の「100年後の未来予測」の実践である。「ミレニアム」という言葉が流行った2000年に授業をしたものだ。記録が残っていたので紹介する。5年生対象である。

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★ 20世紀最後の授業 100年後の未来予測

 2000年12月25日、私にとっても子供たちにとっても20世紀最後の授業があった。何か特別なものをと考えていたら、テレビで「100年前の未来予測」という特集をしていた。「これだ」と思い、考え付いたものである。

■今日は何世紀ですか。(20世紀) 来年になったら?(21世紀)
  そうですね。となると、今日は20世紀最後の授業になります。そこで特別の授業をします。

■今から100年前、19世紀の最後に「100年後の未来予測」というのをしまし た。その中で当たったものがいくつもあるのです。紹介します。
 NHKのニュースの特集の画像を紹介しながら説明する。
 ・「飛行機で買い物へ」
 ・「相手の姿を見ながら電話ができる」
 ・「人造人間の誕生」等を紹介する。

■100年前の人々の想像力はすばらしいですね。
 さて、今日は特別授業です。君たちが100年後の人類に向けて発信です。
 ずばり、ぼくたち、わたしたちが考える100年後の未来予測です。
 100年後、こうなっていると思うことを考えましょう。

■さっそく考える子供たち。次のようなものが出てきた。

 ・車の代わりに個人飛行機で行き来をするようになる。
 ・人の心と体が入れかえることができるようになる。
 ・ロボットが人のかわりに働くようになる。
 ・タイムマシーンが完成する。
 ・人間と同じようにロボットも生活するようになるだろう
 ・家にいても何でも買えるようになる。
 ・誰でも宇宙に行って、住むことができるようになる。
 ・動物と話すことができるようになる。
 ・テレビに入って、その場所に行くことができるようになる。
 ・机がパソコンと合体し、授業は全てパソコン。(鉛筆、教科書不要)
 ・海の中を車が簡単に泳ぐようになる。
 ・人間を冷凍・解凍して保存できるようになる。
 
■子供たちもなかなか考えるものである。
 それぞれのアイデアを発表させて、授業を終える。

■この日は終業式で時間不足でできなかったが、余裕があったら絵に書かせタイムカプセル等に入れたらいいなあと思った。

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テレビのニュースから得たヒントであった。どこにも授業の題材はあるものだと思う。

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