最後の紹介に…
昨日、紹介した「社会科教育」誌。
その中に、「ここにこの授業あり」という長年続いているコーナーがある。今月号で217回と書かれていたので、18年以上も続いている計算だ。
これは47都道府県の主な実践者とその授業の様子を順繰りに紹介するものだ。時々知っている先生も登場するので、見逃せない。今回は茨城県である。
その中に、時々ブログにコメントをくださる先生が掲載されていた。実際にお会いしたのは昨年の有田和正継承セミナー。それまでネット上でのつながりしかなかったので、嬉しかった。しかも今年度から大学院に通われているということで、「お互いに学生ですね」と談笑をした。
その記事を読んで最後の部分で、血の気が引いた。
「急性白血病を患い、昨年11月に入院してわずか1週間で30年の生涯を閉じた。」
昨年お会いしてからわずか3ケ月のことだ。夏にはあれほどお元気だったのに…。30歳といえば、人生これからである。教育実践者としても、どんどん花開く人生が待っていただろうに…。ご本人も悔しかったに違いない…。そんなことを思った。
紹介の最後には「その授業研究の態度、授業記録は茨城県の先生方の大きな力となり、今後も生き続けるだろう」と書かれていた。その通りである。私の中でも生き続けている。合掌。
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