【HP移行原稿】発見!わたし、ぼく流ヘルシー野菜炒め2
★ 調べたことにチャレンジ
■3時間目
■ねらい・調べ活動の発表や試しの活動を通して、野菜いために関わる基礎的な知識と技能を身につけることができる。
■事前に、前時で書いた資料の発表者を決めておく。各項目一人。
本時で準備しておくものは、フライパン6つ(班ごと)、さいばし、キャベツ1玉(事前に切っておいた)、油(サラダ油とごま油)、試食用皿とはし(各自が用意)
■指示・今日の課題を読みましょう。
・どのような工夫をすればヘルシー野菜いためになるのだろうか。
■説明・今日は5つの内容のうち、「カロチンとビタミン」「炒め道具の使い方」「野菜の種類」について発表してもらいます。最初に「カロチンとビタミン」、どうぞ。
・カロチンとビタミンの発表。
内容はビタミンやカロチンは炒める時間が長いほど吸収が悪くなることを
グラフで示したもの。
■指示・付け加え、質問、感想をどうぞ。
・「カロチン」「ビタミン」の言葉の説明やその効果の付け加えが出る。
・カロチンとビタミンについて言葉は聞いていたけど、初めて内容がわかったといった感想が出る。
■指示・次に「炒め道具の使い方」について、どうぞ。(発表後)付け加え、質問、感想をどうぞ。
・発表は、フライパンの使い方、油の種類、熱してから油を入れること等について。「どうして熱してから油を入れるのか」「油は入れなかったらどうなるか」といった疑問が出てくる。のちほど試すことを伝える。
■指示・最後に「野菜の種類」についてどうぞ。(発表後)付け加え、質問、感想をどうぞ。
・どんな野菜にどんなビタミンがあるか、そのビタミンがどんな働きをするのか発表。教科書で淡色野菜と緑黄色野菜の種類を写真で確認。
■説明・それでは実際にフライパンを使ってみましょう。注意点を確認します。(教科書をもとに)。では、班ごとに一人ずつ使ってみましょう。
・班ごとに一人一人シュミレーション。実際に加熱や野菜は入れずに真似のみ。「熱くなったら油を入れる」といったように注意事項を口に出しながら行う。
■指示・それでは、さっき疑問に出たものの試しの活動をします。
① 熱しないで油を入れた時と熱してから油を入れた時の違い
② ごま油とサラダ油の違い
どちらもモヤシを炒めて試してみます。〇〇さん、炒めるのをお願いします。(経験のある子を指名する。)他の人はノートに違いを観察しなさい。
・4つ場所でモヤシを炒め始める。火力、野菜を入れるタイミング等は教師が指示する。他の子は観察する。味付けは塩、コショウで。教師が行う。できたら、試食をして味覚を確かめる。
■発問・気付いたこと、思ったことを発表しましょう。
★①について
・熱しないで炒めたキャベツは色がそのままで生のようだった。
・熱しないとかきまぜるのが大変
・熱したの方はすぐに小さくなった。→水分がへったこと
★②について
・ごま油はいい香がした。
・どちらも見た目はいい感じがした。
・油があるとカロチンはにげないと思った。
(いろいろな発表が出て、そのつど必要な説明をする。)
■発問・ヘルシー野菜炒めにするためには、一言でいえば何をすべきですか。
・カロチンがよく吸収できるようにする。
・フライパンを熱してから炒める。
・ビタミンやカロチンが豊富な野菜を選ぶ・・・等
■説明・熱してから炒めた方が素早く栄養の面でもいい炒め方ができます。また油も工夫することによって、いろいろな炒め方ができます。
■指示・今日の授業の感想を書きなさい。
・今日は、いろいろなことを学んだ。たとえば、熱したフライパンで炒めると、水分がとび小さくなるということです。それと、炒めるよさは、見た目がよくなり、香りもOKとなることがわかった。
・野菜を炒めると、一口で言えば、ヘルシーになる。フライパンを熱してから炒めるとヘルシーになる。それに味もよくなる。
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★ 調べたことにチャレンジ(県大会授業)
■ 4時間目
■ねらい・調べ活動の発表や試しの活動を通して、野菜炒めをするよさを感じ取り、自分流の調理に見通しを持つことができる。
■事前に準備するものは、次の試し作りに必要な道具である。
1 強火の時もやし炒めと弱火の時のもやし炒め
2 ニンジンとキャベツを同時に炒めたものと、最初にニンジンを入れ次にキャベツを炒めるもの
3 キャベツ炒めで塩とコショウの薄味
■指示・課題を読みましょう。
・どのような工夫をすればヘルシー野菜いためになるのだろうか。
■指示・今日の学習の最後には、わたし、ぼく流で自分が行いたい工夫に見通しを持つことができればよいと思っています。最初に1時間目に出た野菜炒めについての疑問を発表しなさい。
・どんなふうに順番に炒めたらいいのか。
・炒める時に火の強さは関係あるのだろうか。
■解説・今日は、そのような疑問について勉強していきます。
■発問・最初にどのような発表でしますか。
・調べた事の発表です。
■発問・その時に大切なことは何ですか。
・付け加えや質問を多く出すことです。
■発問・その後は何をするのですか。
・チャレンジタイムです。
■指示・それではさっそく発表してもらいます。必要なことはプリントにメモをしなさい。では、「炒め方」についてどうぞ。
2時間目で作成していた発表用画用紙をもとに一人の子が発表。内容は次のようなものである。
・ニンジンとキャベツの野菜いために必要な量
・切る大きさをそろえておくこと
・作る順番(強火を強調)
■発問・付け加え、質問はありませんか。
・「なぜニンジンを先にいためるのか」「強火でなければいけない理由は」といった本時の内容に関わるものが出てくる
■指示・次に味付けの工夫について発表してもらいます。どうぞ。
・塩分控えめがいい内容を発表。その理由も付け加える。
・具体的に「一日に必要な塩分はどれくらいか」といった質問が出る。他にもオイスターソースがおいしいといった付け加えが出る。
■指示・では野菜炒めで今のような工夫をするとどう変わるでしょうか。実際に試してみましょう。次の3つで試し作りをします。
1 強火と弱火のモヤシ炒め
2 ニンジンとキャベツの同時炒めと、ニンジン先キャベツ後炒め
3 うすい味付けキャベツ炒め
です。お願いしていた皆さん(それぞれ代表で炒めてくれる人を事前に依頼し、材料を切ってもらっていた)、お願いします。他のみんなは観察します。
・実際に観察する。気付いたことを子供たちはどんどんメモをしていく。
野菜炒めができた時点で試食をして、食感を確かめた。15分ぐらいで活動は終了。
■指示・わかったこと・思ったことを発表しましょう。
★1 強火と弱火のモヤシ炒め
・弱火は時間がかかって、かたかった ・弱火はカロチンが吸収できなくなると思った ・強火の方がだんぜんおいしい ・色がちがう ・弱火は生っぽい
・弱火のもやしはまずい
★2 ニンジンキャベツの同時炒めと、ニンジン先キャベツ後炒め
・同時に炒めたニンジンは固く、別々だとやわらかかった ・別々にやった方がおいしかった ・同時だとキャベツがこげてしまう ・同時に入れてはいけないことがわかった
★3 うすい味付けキャベツ炒め
・ちょっと甘い感じがした ・炒めたら小さくなることがわかった ・うす味もなかなかいいと思った。
■発問・強火や別々に炒める、うすい味付けといったそれぞれの工夫は、何を考えていると言えますか
・栄養 ・健康 ・ヘルシー
■指示・今日学んだことと、工夫したいことを発表しなさい。
・わたしは、友だちの発表を聞いて、ヘルシーな炒め方は強火で、そして調味料は少ない方がよいことがわかりました。なので今度から、なるべく塩分控えめにしようと思いました。
・いためる時に別々にするといいことを初めて知りました。
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