HP移行原稿「発見!わたし、ぼく流野菜クッキング」1
★ 家庭科発見シリーズ
教師生活16年目にして、初めて家庭科を研究することとなった。平成12年11月1日に行われる岩手県家庭科教育研究大会宮古大会の授業者になったからである。
いざ研究をはじめてみるとこれが実におもしろい。子供たちと一緒に家庭科のいろいろを「発見」することになった。その延長で、一回目の研究授業で、「発見!わたし、ぼく流野菜の食べ方」という単元で行った。以来、家庭科の授業は、「発見シリーズ」となった。
このサイトはその発見記である。(授業は全て5年生対象)
★ 「わたし、ぼく流」がポイントの調理実習
・とみた流コショウたっぷり玉ねぎいため
・中沢家の味・キャベツのいため方
・吉川流スペシャルフレンチドレッシング
聞いたことのないレシピ名の登場である。
これらは、今回、5年生になっての初めての調理実習で、子供たちが名付けた「わたし、ぼく流の野菜レシピ」である。
一人一人が自分流にこだわって野菜の調理実習をすることができた。それを象徴するレシピのネーミングである。
通常、最初の調理実習といえば教えることが多い。たとえば、野菜サラダの場合、まず作り方を教え、それに必要な包丁の使い方といった調理技能を教え、そして実習というパターンである。これはこれで悪くない。
調理実習そのものに子供たちは大いに興味を示しているから、子供たちは大喜びで取り組む。ほとんどの子が「調理実習大好き」「家庭科大好き」と答える。
しかし、その意欲が全員同一調理ではもったいない。もっともっと個性的な調理の追究活動に活用したいと考えたのが今回の実践である。
そのポイントは次の点である。
「わたし、ぼく流」野菜の食べ方
一人一人が自分で野菜の素材を選び、それについて自分なりに調べ活動をして、試し作りを重ね、最終的には「わたし、ぼく流」野菜の食べ方を発見するというものである。
今回の指導にあたって私が留意したのは次の5点である。
1 導入段階で新鮮な野菜との出会いで興味づけを図り、子供たちの思いを耕す。
2 自分の課題を発表させる過程で、基礎的な技能や知識の習得を図る。
3 試しの調理の後に「わたし、ぼく流」を追究させる
4 調理活動を通じて、野菜の調理のよさを感じ取らせる
5 指導と評価を一体化させ、子供のよさを伸ばす
これらについて具体的な授業場面の即して、紹介したい。
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