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2016.09.17

【HP移行原稿】学校公開研究推進Q&A2

★ Q3 「研究授業ではどんな視点で参観しているのですか」

★Aのポイント     1 研究主題がそのまま視点に
               2 参観カードに記録化を
               3 子供を追う
               4 参観者の座席は子供たちの横に

1 研究主題がそのまま授業の視点に
 何も視点なしに漠然と授業を見るのと、視点を持って授業を見るのではおのずと深さが違ってきます。基本的には、その学校の研究主題が大きな視点になります。たとえば、本校の場合には次のようにです。
〇視点
・子供たちの意欲ぶりはどうでしたか?
・見通しについてはどうでしたか。
・一人学びについてはどうでしたか。
・深め方はどうでしたか。
・その他気付かれた点はありませんか。
 まずはこの大視点が基本です。この視点をもとに、「学習課題は子供たちの意欲を喚起するものでしたか?」「一人学びの教師の支援は適切でしたか?」といった下位の視点が出てきます。

2 参観カードの記録化を
 視点から気付いたことを、各自がメモをして研究会の時に発言することが一般的です。しかし、本校では研究会で参観者の気付きを有効に生かすために、参観カードに記録化しています。
 これについては、Q4をご参照ください。

3 子供を追う
 指導案の中に座席表があります。その中に教師の支援が具体的に記されている子がいます。「抽出児」というわけではありませんが、教師が「何とかしよう」と考えている子たちです。
 参観者も自然に注目して、その変容ぶりが研究会の時の話題になります。このことにより、座席表が参観者にとっても大切と言えます。

4 子供たちの横から参観することが鉄則
 子供たちの意欲ぶりを見るために、本校では後ろからではなく横から参観をしています。

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★ Q4「研究会で参観カードをどのように活用しているのですか」

★Aのポイント      1 司会者がカードから研究会のポイントを構成する
               2 展開の代案を引き出す
               3 エピソードから子供理解を深める

1 司会者がカードから研究会のポイントを構成する
 司会者があらかじめ参観者の考えを知っていることは大切なことです。授業の時に、机間指導をして、話し合いの場面の構成を考えることはないでしょうか。
 それと参観カードを使った研究会を似たようなものと考えます。つまり、次のようなことが言えるのです。

  参観者の情報を事前に司会者が知ることにより、研究会を効率的に組み立てることができる。

 「ここのポイントはT先生に」「E先生がここで貴重な提案をしている」・・・このようなことがわかり、意図的に指名するだけで研究会はぐっと深まります。

2 授業展開の代案の手がかりに
 「この課題だと子供たちは考えにくかった。別の課題の方がよかったのでは。」・・・・面と向かっていいにくいことも、カードだと書くことができる場合もあります。そのような時には、研究内容を深めるチャンスです。
 「では、どのような課題がよかったのでしょうか。」というように参観者全員で代案を考える方向に研究会を進めることによって、会が意義あるものになります。特に、疑問を提示した人は何からの代案を曖昧にでも考えているはずです。それを引き出すことが、参観カードに書いてくださったことに対する礼儀と考えます。

3 エピソードで浮かぶ子供の姿
 授業の中で子供たちは様々な姿を表します。それが授業者一人の目で全て網羅するのは不可能です。
 ならば、参観者にぜひ子供たちのいろいろな面をカードに書いてもらいましょう。
「A君がこの発問の時に表情が変わり、一生懸命に教科書に文を追っていた。」
「Bさんが〇〇とつぶやいていた」・・・・こんなことでいいのです。
 研究会で子供たちの理解を深めることになります。しかも、エピソードなら参観者も気軽に書くことができる点もメリットです。

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★ Q5「他校の研究成果をどのように取り入れているのでしょうか」

★Aのポイント      1 本校の研究に生かせる部分を明らかにする
               2 似たテーマの複数の公開校を参観する

1 報告だけではなく、生かせる部分を明らかに
 他校の公開に参加する。自分なりの視点で参観する。
 育てられた子供たち。
 工夫した学習指導過程。
 学んだことはたくさん。
 さあ、自校に帰って自分が得たものを生かそう・・・そんな思いで出張したものの、いつの間にか忘れさられてしまう。そんなことはありませんか。
 「報告をしています」「参観資料を回覧しています」・・・それはそれで必要なことです。
 しかし、あえて言いましょう。

 他校を参観した時に、報告だけでは不充分である。自校の研究に生かせる部分を具体的に明らかにして、すぐに取り入れることが大切である。

 昨年度の本校の課題の一つとして、「一人学びの発表後にどのように練り上げを図るか」ということがありました。説明文の研究をしていた他校を参観した先生から、「練り上げが自然ですばらしかった」という報告がありました。
 改めてその学校の研究紀要や学習指導案を検討しました。すると、練り上げにおける吟味された発問にそのよさがあると思われました。その時から、さっそく本校の指導案にも練り上げでの具体的な発問と、期待される反応を盛り込むようにしました。これは、他校の研究を生かすことができた部分です。

2 公開前年度は県内説明文公開校5校を参観 
 公開前年度である昨年は、他校の参観も「公開につながるものを」という意図のもとに行いました。北は久慈から、南は東和町まで、県内の説明文公開校を5校参観しました。他に紀要を2校分取り寄せました。
 それぞれが力を入れた研究校だったので、本校で生かせる部分は具体的に研究通信に掲載し、研究推進の一助としました。多くの情報が集まることは、選択の幅が広がることで本校にとっては有り難いことでした。
 むろん、どんな資料を添付しているかといったことや公開運営上の工夫等、直接指導に関わらない部分も参考になったことは言うまでもありません。

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