【HP移行原稿】ふるさとの人から学ぼう1
「ふるさとの人から学ぼう」・・・平成13年度に担任をしている5年生の総合のテーマである。ふるさと高浜、ふるさと宮古には学ぶべきたくさんの人がいる。その実践の記録である。
1 チリ地震津波の体験者・岩田アイさんから学ぶ
■1時間目・・・・・・チリ地震津波で知っていることは?
単元の第一時間目である。津波に関わっての興味関心を高めること、自分たちが
津波について知らないことも多いこと、今後の学習に見通しを持つことがねらいであ
る。
★授業の概略
■ 津波のことで「学習したこと」や「知っていること」は何ですか。
・前の高浜小学校の校舎が津波で流された
・津波は大きな波だ
・津波の体験者を訪問した
・チリ地震津波の記念碑がある
・学校だけではなく、ほかの建物もこわれた
・日本と遠く離れたチリから津波が来たこと
・津波は人々の命を簡単にうばってしまうおそろしい大きな波
・津波のあといろいろなものが配給された
・津波で道路もぐちゃぐちゃになった
・自然のものだから誰にもとめられない
※子供たちは4年生の総合で「地域のことを調べよう」という学習を行っている。その中で、
数名の子は津波の聞き取りを体験者に一度行っている。
■ 津波について「思うこと」を発表しなさい。
・津波はこわい
・津波はおそろしい
・来てほしくない
・記念碑があるからよほどすごい津波だったのだろう
・津波にあった人はかわいそうだ
・学校がボロボロになるぐらい津波の力はこわい・・・等
※ここでは「チリ地震津波30周年記念誌」を合わせて紹介した。津波後の写真が掲載されていて
改めて津波の恐ろしさを子供たちは感じた。
■ みんなが津波についてはわかることもあるけど、まだまだわからないことが多いです。
では、これから「津波」の学習をするときに、「知りたいこと」を書きましょう。
・なんで津波はおこるのか
・津波のあと、どんなふうになったのか
・津波の今までの歴史について
・チリ地震津波についてくわしく知りたい
・どれくらい波が高かったか
・津波にあった人の話を聞いてみたい
・津波は時速何キロメートルくらいか
・今までに何回ぐらい津波は起きているのか
・津波を体験した人の気持ち・・・・等
※これからの学習につながる部分である。津波について、「知っていること」「思ったこと」を確認して
から発問をしたので、多くの「知りたいこと」が出てきた。
★調べたいことを次の4つにまとめる
1 津波の歴史について
2 チリ地震津波そのものについて
3 チリ地震津波のあとのエピソードについて
4 津波そのものについて
4つのグループを編成する。
■ どんな方法で調べたらいいですか。
・人から聞き取りをする
・インタ―ネットで調べる
・本や資料で調べる
・ビデオがあるはずなので、それを使う
※それぞれのグループに一番適したのは何か考えさせて、次の時間に調べることと方法を
確認する。
■ 「人に聞く」ということですが、チリ地震体験者を教室に招いてお話をしていただきたいと思っています。(誰を呼ぶの?)本に津波のことを書いていた人を呼びたいなと考えています。
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