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2016.10.18

採用試験に落ちたからこそ

嬉しい電話をいただいた。
かつての同僚から採用試験合格の報告である。
首都圏は大量採用が続いていると聞いているが、東北地方は厳しい状況の県が多い。
岩手はここ十数年厳し時代だ。
その先生も30代半ば。今まで毎年毎年苦労したことと思う。
その苦労が報われた。心からお祝いをしたい。

私自身は教員採用試験に3度落ちている。大学卒業年度で2つの県(東北と関東)で落ちた。
会社員として勤めていた時に一つの県(関東)を落ち、最後に岩手に拾ってもらった。
大学時代に教育実習も一生懸命に行い、「自分には教員の道が一番」と思って、勉強に励んでいただけに、落ちた時のショックは大きかった。

ただ、「落ちたらからこそできる経験もいいだろう」と考えて、学校の常勤講師にはならず、学習塾関係の会社に入った。社長も上司も社員も皆若く、活気のある会社だった。かなり厳しく叱られもしたが、この時に鍛えられたから、初任時につらい時にがあっても乗り越えられた。

また、落ちて浪人している間に、「やはり学校の教員になって担任をしたい」という思いは募った。
その思いが、会社員をしながらの勉強を支えていくエネルギーになった。
そして、そのエネルギーは教員になってから、プラスに働いた。

そして、生まれ育った秋田ではなく、岩手で教員をしたからこそ、教師として成長することができたと思っている。落ちたのは運命だったが、その運命は自分にとっては幸せをもたらしたのである。

こう考えると、「落ちたからこそ、自分の人生はよりよい方向に向いた」と思わざるをえない。
もちろん、落ちた時にはそうは思えなかった。先が見えない苦しさもある。
しかし、長い人生を考えると「落ちることによるプラス」は必ずあると思っている。

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Comments

こんにちは。お久しぶりです。
「失敗は成功のもと」ですね。佐藤先生の投稿を読んで、あぁ、自分は教員採用試験どころか、大学受験に3度も失敗し、結局は国外へ出てしまい、早16年。未だ日本では仕事ができていませんが、これも運命で、自分の人生だから、と肯定的に捉えています。「あの時うまくいかなかった」からこそ、今、本当に別の人生になっているんだなぁ、としみじみ思ってしまいます。
中東から、上海へ。そして、今年度からはインドのニューデリーの学校にお世話になっております。もしおヒマさえあれば、ぜひ、こちら(と言っても遠いですが)へも社会科見学に来てください。学ぶところがたくさんあります。
それでは、健康に気をつけてお互い頑張りましょう。

Posted by: Fumi in New Delhi | 2016.10.20 at 23:33

宮田さん、ごぶさたしております。
こちらのブログでのお付き合いも長くなりましたね。もう10年以上でしょうか。今年はニューデリーですか。本当に世界各地を行っていますね。
いつかは日本に戻ってくるのかなと思いますが、日本のためにそれらの経験が生きそうですね。ありがとうございました。

Posted by: サトマサ | 2016.10.21 at 06:02

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