ようやく挨拶状に返信
先月下旬から今月にかけて、退職・転勤の挨拶状が届いていた。どの方も添え書きがしてあり、新天地でもご活躍の様子が伺える。
お一人お一人のことを思い浮かべながら、ようやく返信を書き終えた。ふだん「葉書を書く」ということはあまりながいが、この挨拶状への返信は別である(ただし、今年はとても遅い。反省!)。
初任校時代は転勤の挨拶状をいただいても、返信はしなかった。2校目に勤務したときにも同様だった。自分が初めての転勤で隣の学校に移った時に、挨拶状を出して返信がわずかだったからである。いつの間にか「挨拶状は一方的なもの。返信する必要なし」と思うようになっていた。
しかし、その考えが変わったのは、3校目に転勤してからだった。初任以来13年いた江刺市から、車で2時間半かかる宮古市への異動。築5年の我が家を空き家にして、家族一緒の県北勤務(岩手では義務付けられている)ということで、挨拶状を出した後、多くの方々から励ましの返信や電話をいただいた。未知の地に行った者としてこれほどの励ましはなかった。同時に今まで挨拶状への返信をほとんど書かなかった自分の鈍感さを恥じた。
これがきっかけで可能な限り返信は書くようにしている。考えてみれば挨拶状であるから、返信を出さないということは、向こうから挨拶されたのにこちらが無視しているのと同じようなものである。
返信ということであれば、その速さで驚くのは有田和正先生であった。何かの機会に葉書を出すと、4,5日後には返信がもう返ってきた。つまり、届いた時点ですぐに返信を書いていたのでは・・・と思う。私の転勤挨拶状についても同様であった。なかなか、真似できないが気持ちはその通りにもち続けたいと思う。
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