休み時間後で落ち着かない時に、どのように授業するか?
Q:休み時間の後の授業では子どもたちが落ち着きません。
どのようにしたらいいでしょうか。
A:休み時間で楽しく思いっきり遊んだ後、すぐに学習に切り替えられない子もいます。
教室に入ってくるのが遅れたり、入ってもざわざわしていたりしていると、「遅い!いつまで遊んでいるんだ!」「静かにしなさい!もう授業は始まっているのです!」と注意したくなるでしょう。
その気持ちをグッと我慢をして、その時間の開始と同時に授業に入りましょう。
ただし、落ち着かない子どもたちを一気に惹きつける工夫が必要です。
子どもたちが興味をもつ資料を提示したり、学習ゲームをしたりして集中させます。
フラッシュカードや音読のように「声に出す活動」は、休み時間後の方が元気な声が出る場合も多いものです。
このように、工夫した導入で教師のペースに引き込んでいくことがポイントです。
「今日の授業はそういう工夫ができない」という場合には、「目も口も閉じましょう」と指示をして黙想させてみるのも1つの方法です。
ざわざわしていた学級がシーンと静かになったところで、「さあ、始めるよ」と言って笑顔で授業を開始します。
また、当たり前のことですが、教師自身が授業の始めを守らなくてはいけません。
チャイムが鳴ってから職員室から出ていくようでは、授業の始まりには間に合いません。
「先生はいつも始まりには来ていない」と思われると、子どもたちも「ちょっとぐらい遅れても大丈夫」と考えます。
教師の行動がそういう子を作っているのです。
隙を作ってはいけません。
もちろん時間通りに授業を終えることも大切です。
休み時間に食い込むと集中力も落ちます。
そして何よりも子どもたちは時間に正確な教師を好みます。
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