「朝の会」の運営のこつは?
Q:「朝の会」がいつも決まり切った内容でワンパターンになりがちです。
どのようにしたらいいでしょうか。
A:基本的に朝の会には次の3つの機能があります。
①管理的機能・・・出欠・健康観察・提出物確認・事務連絡等
②指導的機能・・・挨拶・歌・1分間スピーチ・話し合い等
③自主活動的機能・・・係の連絡及び活動・ミニイベント・自主提案等
ベースになるのは管理的機能です。
子どもたちの健康観察は重要ですし、連絡事項をおろそかにはできません。
その上で指導的機能と自主活動的機能を、学級の実態と教師の願いをもとに充実させることが大事です。
私はそれぞれの機能にキーワードをもって取り組みました。
管理的機能のキーワードは「一工夫かつ効率的に」です。
たとえば、出欠確認や健康観察で、単に名前を呼ぶだけではなく、「いい返事!」というように全員に一言かけるだけでも子どもとの距離が縮まります。
毎日は無理でも週に1回行うだけでも違うものです。
また、家庭学習やハンカチ調べの点検活動は実態に合った目標を決め、期間限定にしてて行うと、マンネリになりません。
指導的機能のキーワードは「一点集中で伸ばす」ということです。
たとえば、「読書好きになってほしい」というのであれば、「本の紹介」をプログラムに入れ数人が紹介します。
話す力を伸ばした時には、「1分間スピーチ」を交代でさせます。
他にも群読・歌・ことわざ紹介等が考えられます。
ポイントは、教師が事前のサポートをすることです。任せっきりでは効果も薄くなります。
自主的活動機能では「係活動の活性化」がキーワードです。
2~3分でできるゲーム係やクイズ係によるミニイベントや、実際に各係が話し合う時間にしてもいいです。
新しい提案が出てくるものです。
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