帰りの会の運営で大切なことは?
Q:帰りの会がどうしてもワンパターンになって新鮮味がなかったり、時には「さとしくんが悪口を言ってきます」といったトラブルの言い合いになったりします。
連絡事項が長引いて予定の時間をオーバーすることもしばしばです。
A:学校や学級の事情によって帰りの会の時間設定や位置づけは異なります。
私自身、「帰りの会で十分に時間をとって指導できた学級」もありましたが、「連絡事項中心の学級」の時もありました。
後者は6年担任の時で、帰りの会の後に課外クラブ等の練習があり、5分ほどで終わっていました。
ただ、どのような帰りの会でも「その日を評価し次につなげる」という点がポイントです。
まずは翌日の連絡事項をきちんとします。
必要があったら連絡帳に書かせます。
書かせっぱなしだといいかげんになる子もいるので、教師が点検したり、隣同士で見合ったりします。
連絡事項が多い時などは子どもたちからの質問も多いものです。
質問はあとでまとめてとるようにして効率的に連絡をします。
机・椅子の整理整頓や教室の美化も短時間で行います。
毎日継続していれば、1分もあれば十分にきれいになります。
連絡事項を徹底することや学習環境を整えることは翌日の学級経営のためには必須のことです。
また、「次につながるその日の評価」をします。
「楽しかったこと」「友達への感謝の一言」等を発表させます。
時間が限られているのなら教師からの短いメッセージでも構いません。
「全員にしっかりと振り返らせたい」というのなら、高学年では「3分間日記」がお勧めです。
気軽にその日印象に残ったことを専用ノートに書かせます。
数人発表させ「いい一日だったね」と締めくくります。
むろんその学級独自の工夫はどんどんしましょう。
私は学級通信に「今日のヒーロー・ヒロイン」コーナーを作り、配付時に読み上げていました。
学級全体から大きな拍手が送られるハッピータイムになりました。
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