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2017.09.18

「鍛える遠足」は価値がある(H21)

H21の原稿です。

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 本校の校歌は「久慈平岳の峰遠く・・・」という始まりである。久慈平岳は洋野町と軽米町の境に位置する標高七百六mの山である。校歌にも歌われるぐらいであるから、周辺はまさに風光明媚である。

 この久慈平岳を「遠足登山」という行事で、二年に一回本校児童全員が登る。
 もっとも、「登山」といっても、山道は車が通ることができ、登山道入口からも一時間半ほどで山頂につく。
 自然豊かな学区の本校児童もふだん登山することはあまりない。それだけに子どもたちはこの登山を楽しみしている。今年は十月二日に行った。

 登りやすい山であっても、登りは厳しい坂道が続く。大人でも「これは少しきついなあ」と思うほどである。初め登山をする一・二年の子たちも必死に上学年の子たちについて行った。
 かつては、このような体力を使う遠足は多くの学校で行われていたが、最近では珍しくなった。今回、この「鍛える遠足」のよさをいくつも感じた。

 一つ目は達成感があることである。苦しんで登った後の達成感は何にも代え難い。山頂から見えた美しい太平洋の景色に子どもたちは歓声をあげた。がんばったからこその絶景という「ご褒美」である。
 二つ目は上級生と下級生への関わりが深まるということである。一・二年生が大変そうな時には高学年がリュックを持ってあげていた。「大丈夫?」といったやさしい声がけも多かった。実に微笑ましい光景だった。
 三つ目は自然の中で過ごす気持ちよさを体験させられるということである。汗をかき、涼しい山風にあたる心地よさを子どもたちも感じることができた。

 今回の遠足は、間違いなく子どもたちの記憶に強く残るものであろう。「鍛える遠足」もいいものである。

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