« テストへの対応・処理をどのようにするか | Main | 通知表作成の取り組みは? »

2017.11.26

ゲストティーチャーから地域を学ぶ(H24)

平成24年の原稿です。

----

 「これが昔の広瀬小学校。今のようにチャイムはなかったから、鐘で授業の終わりを知らせていた。今も学校のどこかにあるよ…」

 写真を大型テレビに写しながら講師が説明する。「どこだろう?」と考える子たち。先生方は「ああ、職員室のベランダにあるのはその鐘か!」と頷く。
 本校の開校記念講演の一こまである。

 毎年、本校では5月12日の開校記念日に地域の方を招いて子どもたち対象の講演会を行っている。郷土芸能の話、学区のお寺や神社の話等、本校の学区にちなんだ内容がテーマである。この講演会で子どもたちは地域について改めて知る。それは貴重な機会である。

 今年度の講師は地区の教育振興会会長さん。「広瀬の昔と今」というテーマでの講演だ。元教員ということで、今回の講演では写真や自作地図等を準備された。1年~6年まで一緒に話を聞くのであるが、小学生段階の5歳の違いは確かに大きい。その点を考えて話の内容が組み立てられていた。

 導入での写真やクイズ。中盤では今と昔の子どもたちのお手伝いや遊びを比較し、興味や関心を高める。そして最後は子どもたちへの熱いメッセージ。子どもたちも熱中して聞いていた。

 もちろん、子どもたちが地域について初めて知ったことも多かった。今の10倍もの子どもたちが小学校に通っていたこと、道路事情が異なっていたこと、農繁期には学校が休みとなり皆手伝いをしていたこと等、昔の地域の様子について、思い出を巡らす時間となった。

 学校に地域のゲストティーチャーを招くことは、子どもたちに新たな学びを促す。地域を知り、地域が好きになる。今の子たちに大事なことだ。開校記念講演はその点では本校にとっては大切な行事なのである。

|

« テストへの対応・処理をどのようにするか | Main | 通知表作成の取り組みは? »

Comments

The comments to this entry are closed.