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2017.11.11

掲示コーナーをどのように工夫するか

Q:掲示コーナーを工夫しなければいけないと思っていますが、なかなかアイデアが思い浮かびません。どのようにしたらいいでしょうか。

A:どんなに見栄えがする掲示物でも、教育的効果がなければ意味がありません。私が定番としている掲示の工夫は次の3つです。

1 数字入り目標で掲示し、期間を区切ってリニューアルする

 学期や行事の目標を決める時に、私は期間と達成可能数字を明示するように言います。たとえば、「漢字練習を2ページずつ2週間続ける」「図書館の本を今月は10冊読む」というようにです。目標が実際に達成でき、成就感を味わわせるようにするために目標の立て方を工夫するのです。
大事なのは掲示後です。期間を終えたら、達成した子も不達成の子も振り返りをした上でリニューアルします。同じ目標をだらだら続ける必要はありません。長期間更新されていない「目標の取り組み」は見苦しいものです。

2 係連絡コーナーを動きのあるものに

 「係名・仕事・役割分担」等を書いた掲示物を貼る学級は多いものです。ただ、「一度作ったら固定」というようになってはいませんか。そこで、背面黒板等に係ごとに連絡コーナーを設けるようにします。更新日を書かせるようにおくと、子どもたちは競って告知をするようになります。やがて目立つように色紙等で工夫する係も出てきます。「動的な係活動掲示板」になるのです。

3 「今月の詩」を掲示し、暗唱する

 「今月の詩」を模造紙に書いて掲示しておくのも効果的です。教科書の詩でもいいし、教師が気に入ったものでも構いません。朝の会等でその詩を毎日読みます。ずっと継続すると暗唱する子も出てきます。毎月1つずつ掲示すれば1年間で10以上の詩を暗唱することになります。立派な暗唱指導になります。

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