子どもとの信頼関係を築くには?
Q:学級担任として数カ月が経ちました、子どもたちとの信頼関係が十分に築けていないように思われます。どのようにしたらいいでしょうか。
A:子どもたちとの信頼関係を築くことは確かに重要です。同じ叱る行為でも、信頼関係があれば子どものためになりますが、信頼関係がなければ反発を招く場合もあります。ここではすぐに実践できるものを紹介します。
1 一生懸命に話を聞く
まずは子どもたちの話を聞くことです。それも「一生懸命に」聞くことです。授業はもちろん、休み時間に話しかけたら仕事をしていてもその手を休め、子どもに向き合って聞きます。「先生は自分の話を真剣に聞いてくれる」というのは子どもたちが教師を信頼する第一歩です。
2 「あなたを大切にしている」という行動をする
「苦手な学習の時に励まして教えてくれる」「休んだ時に電話やメッセージをくれる」「ノートのコメントがいつも温かい」といった教師の行為は、子どもにとって嬉しいものです。その嬉しさは信頼に結び付きます。
3 自分の得意なことで子どもを認めていく
学級通信は私にとっては学級経営上の大きな武器でした。頻繁に一人一人の子を認めたり、励ましたりする記事を掲載しました。教師なら自分の得意分野があるはずです。その分野から信頼関係を築く切り口が見つかるものです。
4 教師自身の規範意識を見直す
「時間を守る」「子どもとの約束やきまりを守る」といった教師自身の規範意識を見直してみましょう。子どもたちに「時間を守るように」と厳しく注意している教師が、授業に遅れるのでは「先生だって時間を守っていない」と感じるのは当然です。教師自ら範を垂れるようにしたいものです。
Comments