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2018.01.20

ノート指導のコツ1 ~「きちんと書かせる」「意欲を育てる」方法~

※連載原稿を転載します。

授業でのノート指導は、具体的に教えた分、子どもたちに力がつきます。指導をしている学級としていない学級のノートを比べると、その差は歴然としています。今回は、ノート指導の基礎である「きちんと書かせる」「意欲を育てる」方法を紹介しましょう。

1 きちんとノートに書かせる時間を確保する
日付、題、課題等、子どもたちが書き終わるまで待つことが大事です。時間がかかっても書かせ、「最後までしっかりと書く」ことを習慣化させます。
2 数を提示し、意識させる
「題名と課題を2分で写しなさい」「感想を5行以上、3分以内に書きなさい」といった数字を入れた指示を出します。時間と量の目安を示すことによって、書く力を少しずつ引き上げます。
3 どの子にも声がけをして意欲を育てる
書くことが遅い子には「まとまりを覚えて写しなさい」、速い子には「書き終わった子?速い!目指せ一番!」というように具体的な声がけをします。ちょっとした目標をどの子にも持たせるように励ますことがポイントです。
4 授業感想で自分の考えを書く習慣をつける
授業の終末段階で、「今日の学習で思ったこと、感じたことを書きましょう。短くていいです。一言でかまいません」と指示をします。これによって、自分の考えを書く楽しさを子どもたちは覚えます。慣れてきたら、「分かったことや思ったこと」「友だちの発表やそのよさ」というように観点を示していきます。

 きちんと書く態度と意欲があれば、子どもたちの力はどんどん伸びていきます。そのための声がけは、ほめて励ますに限ります。授業時間以外でも、「今日の算数のノート、丁寧に書いていたね」とほめるのも一つの方法です。

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