ペア学習・グループ学習で学び合う
※連載原稿を転載します。
発表やその様子を評価させる場合、一斉指導の中では限りがあります。そういう時には、「ペア学習」や「グループ学習」で学び合いをさせましょう。幅広い学習が可能となります。
1 ペア・グループで発表を行う
作文といった各自が作業したものを、全員が全体の場で発表するのは時間的に厳しいものです。そういう場合には、ペアやグループ内で発表させます。ふだん発表で緊張する子でも少人数であればリラックスしてできます。また、全体で発表する子がいる場合には、事前の練習を兼ねることにもなります。
2 相互評価をする
1のような発表場面においては、お互いの発表を評価しましょう。教師が一人一人の発表を評価するには限界がありますが、ペアやグループでの相互評価であれば全員分できます。また、「評価する」という目的をもつことにより、聞き手も視点をもって聞くことになり、意識も高まります。
3 グループで発想を広げる
話し合い活動で自由にアイデアを出すという場合には、個人よりもグループで考えた方が幅が広がる場合が多いです。友だちの発想にヒントを得て、考えが広がるものです。ただし、事前に個人で考えたうえで行うことが前提です。
4 ペアでチェックする
学習活動でチェックが必要な場面はいくつもあります。「岩手県を指さしなさい。隣同士で確認しなさい」といったペアのチェックは「全員に徹底させる」という点で有効です。「授業の最後にノートをお互いに見合います。いいところを伝え合います」と予告するだけでも、子どもたちのノートは変化します。
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