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2018.02.10

授業を活性化し、知識を定着させる板書

※連載原稿を転載します。

1 板書の基本
 板書のよさは、授業内容を視覚化できる点です。授業終了時に「1時間の授業内容がわかりやすく表現されている板書」になっていれば、知識の定着も促進されるでしょう。次の点が基本です。
・「早く、丁寧に、正しく」書くようにする。教師の板書のしかたを子どもはまねる
・記号や囲み等を使って構造的で見やすい板書になるようにする
・色チョークの使い方(例:まとめは赤で囲む)を工夫する
・板書とノートの約束事(何をノートに写すか)を決めておく

2 子どもたちにも板書させる
黒板は何も教師だけが書くものではありません。子どもたちに開放してみましょう。授業が一気に活性化します。
特に子どもの意見をストレートに全体に伝える時が効果的です。たとえば、社会で消防署についての数多くの質問を書かせたり、理科の実験結果を班ごとに一覧表にさせたりする時に活用します。そして、「出てきた消防署の質問で、似たものをグループにしよう」といった発問を準備しておくことが、それらの板書を生かすこつです。

3 板書効果が何倍にもなるグッズを活用する
板書に関わるグッズは板書効果を高めるのに必需品です。たとえば、「マグネット付きの小黒板」を準備しておけば、子どもたちが自席で考えを書き、そのまま黒板に貼り付けることができます。発表者が複数の場合には指示棒をたくさん準備しておくと便利です。これらのグッズにより、板書もより効果的になります。

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