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2018.03.04

校外学習は計画と事前学習が勝負

※連載原稿を転載します。

社会・総合・学校行事と子どもたちが校外学習をする機会は多いものです。ただ、「毎年している通りでいい」と考えると、マンネリ化に陥ります。今回は計画の立て方や事前学習のポイントを紹介します。

1 「体験型」「選択型」の計画を立てる

計画段階で教師が「どのような体験をさせるか」を考えさせることが大切です。「見学のみ」の学習より「班ごとのインタビュー」「見学先の農家のお手伝い」といった方が、価値があります。可能なら、「場所を選ぶ」「活動内容を選ぶ」というように子どもが選択する場面を入れると、学習意欲が増します。

2 校外学習を練習する

あいさつ・取材・お礼等、事前にロールプレイをさせます。そして、よかった点や改善点を学級全体で検討させます。よりレベルの高い取材活動になり、基本的なマナーも身に付きます。

3 メモの取り方を工夫する

 校外学習での限られた時間を生かすために、メモの取り方を工夫させます。
① 質問の答えをすぐに書き込めるようにしておく
「この店で働いている人→(  )人」というようにあらかじめ準備しておきます。
② 自分だけの暗号を使う
 「驚いたこと→『!』」「思ったこと→    」
③ スケッチを多用する
印象に残ったもの、言葉に表現できないものはスケッチさせます。
 メモの取り方の他に、事前に「見えるものはどんどん書きなさい」「数字に注目しなさい」と指示します。これで集中度がぐっと違ってきます。

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