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May 2018

2018.05.31

あっという間に・・・

気づけば前回の更新から2週間あいてしまった。4月に続いて5月も毎日が学ぶことばかりで新鮮な日々だった。
簡単にこの2週間の振り返り。

・4月からまずは学内業務を・・・ということでキャンパス・メインで仕事をしていたが,5月後半は研究会に参加して講演を聞いたり,学会研究会で研究発表から学んだりした。東京と大阪。遠いところだが,仙台からだと岩手よりはやはりアクセスが格段に違うと感じた。

・取材も2本。どちらも社会科関係なので,今まで実践してきたことを例にして自分の考えを話した。取材自体は2年ぶりだった。

・講義は順調。気づけば前期分は7回目や8回目だから折り返し。(合計で15回) 毎回新しい内容を考え出すので,教材開発が自分の勝負だと思っている。

・学内業務は今までに比べて会議や打ち合わせが増えてきた。何かしらの取り組みを行うためには不可欠。今までのペースがむしろ少なかったといえるであろう。こちらでも自分の経験を生かせればと思う。

・研究は何とか学会研究会の発表論文に取り組んだ。昨年は学会発表が1本のみだったが,今年は積極的に取り組んでいこうと決めている。力不足と感じた今回の取り組みだったが,努力を重ねていくしかないと思っている。有難い共同研究のお話もいただいた。感謝しながら取り組みたい。

・運動会があったので,前任校に2回伺った。事前と当日である。わずか2ヶ月前はこの職場にいたんだな・・・と思ったが,かなり前のことのようにも思える。それぐらい2ヶ月は密度が濃かったといえるであろう。

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2018.05.16

「人間性にも優れ、技術も優れている人が「プロ教師」」

時々見るブログに有田先生のことが書かれていた。こちら

有田先生がお亡くなりになったのが,4年前の5月。あの頃のことを考えると自分の当時のことも思い出す。
有田先生は次のように述べている。

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 子どもの状態に合わせ、クラスの実態に合わせて
(1)ふさわしい言葉をかけ
(2)ふさわしい指導を行い
(3)ふさわしいほめ言葉をかけ
(4)ふさわしい方向性を示す
 教師であろう。
 今の社会を見ると、人間性より技術の優れている人を腕があると見ている。
 しかし、私の考え方は、人間性の方に重点を置きたい。人間性の方を技術より上に置きたい。
 私の考えは、人生最大の財産は、ユーモアのセンスであり、人間性そのものである。
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名人といわれる指導技術をもつ有田先生が「技術より人間性が上」と言う。実に説得力がある。
あの声が天国から聞こえてきそうである。

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2018.05.15

『教育研究』誌に原稿が掲載

筑波大学附属小学校が発刊している『教育研究』誌に「「つぶやき」は「思考の芽」」が掲載。
教室での子どものつぶやきを拾い,それを生かす意義について書いた。

大学教員としては初めての原稿の掲載。しかも『教育研究』誌も初めてである。
初めて購読をしたのは,もう30年前。当時の有田学級を参観したくて,冬の筑波大学附属小の研修会に参加した。500人以上の参観者を前に堂々と論争をする子どもたちに圧倒され,その日に購読を決めた雑誌だった。
日本で一番古い教育雑誌(100年以上続いているようだ)に掲載された有難さを感じる。

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2018.05.07

第5回あすの社会科を考えるin仙台

4月に一度お伝えしましたが,改めて第5回あすの社会科を考えるin仙台のお知らせです。
6月16日(土)の開催です。詳しくはこちらから
案内文を掲載します。

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 「社会科の授業がうまくいかなくて…。」「自分は社会が好きなんだけど,子どもたちがなかなか乗ってこなくて…。」「どうやったら,楽しくなるんだろう。」「子どもたちがよく考えるような知的な社会科の授業にならなくて…。」

 子どものために頑張ろうとしているあなた。社会科の授業に真剣に向き合おうとしているあなた。実にすばらしいです。そんなあなたのために,社会科授業の達人が,社会科授業の「いろは」について教えます!もちろん,社会科授業を創る力をさら高めたいあなたにも十分満足いただけるような,ディープな話題もあります。あすの社会科の授業をともにつくっていきましょう。

 「あすの社会科を考える会」もご好評いただき,第5回を迎えました。第4回は昨年11月18日に開催され,「学習問題・発問」をテーマに子どもの興味を引くものや,対話的で深い学びを促すものまで,参加者の皆さんに十分満足していただける会になりました。

※参加者の感想  会の内容  十分満足 21名中20名 満足1名
      会の進め方 十分満足 21名中20名 満足1名

<第4回明日の社会科を考える会参加者の感想(一部)>
〇考えたくなる問いにたくさんえあうことができました。わかりそうでわからない問いや自分事としてとらえやすい問いを子どもたちに投げかけていきたいなと思いました。
○前回に引き続き参加させていただいて,たくさん学ばさせていただきました。発問が教科書や指導書と同じになってしまうことが多いので,分類された発問をもっと意図的に取り入れていきたいと思いました。
○ワークショップで同じ学年の方々とこれからの単元について構想を練り,深めることができました。


 今回は「私の社会科授業を大公開!」をテーマにします。今回は『模擬授業祭り』です!中堅どころのみなさんの社会科授業を大公開します。それを佐藤正寿と佐々木潤の二人がトークや質問で深堀していきながら,授業の「肝」を明らかにしていきます。
 恒例のあすから使える社会科授業をつくるワークショップも行います!今回も充実した会になることでしょう。初任層の方,歓迎します!社会科が苦手な人,大歓迎です!!今さら聞けないような話も,全然問題なくOKです!

それから,模擬授業をやってみたい方を募集しております。スキルアップしたい方ぜひどうぞ!

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日時 平成30年6月16日(土)
    13:00~17:00
会場 仙台市生涯学習支援センター(パルシティ内)仙台駅東口より徒歩5分
定員 30名
会費 3000円
テーマ「私の社会科授業を大公開!」

プログラム
13:00 チェックイン 「今日は何を目標に?」
13:10 模擬授業①20分 検討20分
13:50 模擬授業②20分 検討20分
14:30 休憩
14:40 模擬授業③20分 検討20分
15:20 模擬授業④20分 検討20分
16:00 授業づくりワークショップ
16:50 チェックアウト「今日の収穫は何?」

※ 懇親会も企画しております。仙台駅周辺を予定しています。


☆ 講師紹介
佐藤正寿:1962年秋田県生まれ。1985年から岩手県公立小学校に勤務。今年4月より,東北学院大学文学部教育学科教授。「地域と日本のよさを伝える授業」をメインテーマに、社会科を中心とした教材開発・授業づくりに取り組んでいる。主な著書に「スペシャリスト直伝! 社会科授業成功の極意」(明治図書・2011年)、「ゼロから学べる小学校社会科授業づくり」(編著・明治図書・2016年)、「これだけははずせない! 小学校社会科単元別「キー発問」アイディア」(明治図書・2010年)がある。

佐々木潤:1962年宮城県生まれ。現在,宮城県公立小学校勤務。楽しく,笑えて,知的な社会科授業を目指して日々研究と実践に尽力している。「一番受けたい授業」(朝日新聞社編)で全国76人の「はなまる先生」の一人に選ばれる。主な著書に「社会科授業がどんどん楽しくなる仕掛け術~どの子も社会科好きになる授業ネタ&アイデア~」(明治図書・2016年「学級開き入門」(明治図書・2015年),「一日一笑!教室に信頼・安心が生まれる魔法のネタ」(学事出版・2011年)がある。教育技術(小学館),月刊社会科教育(明治図書)に多数原稿執筆。

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2018.05.06

大型連休

4月28日から始まった大型連休が終わった。この間は暦通り。前半はそれまで着手できていなかった書籍関係の整理や転勤の挨拶状の第一弾を行うことができた。後半の休みは次の仕事に向けてのもろもろを含め,焦ることなく自分のペースで仕事ができた。この数年間に比べて時間の流れがゆったりした連休だった。(昨年度は延び延びになっていた本の原稿を書いていた。)

家族でも車で出かける機会があった。前半には,まだ桜が咲いているという情報で秋田県に向かった。生まれ故郷の五城目インターで降り,大潟村の菜の花と桜の景色を楽しんだ。それにしても故郷の景色はいいものだ。車中から地元の森山を見た時に,40年以上前の小中学生のときの思い出が一気に蘇ってきた。大潟村もそうだった。6年生の夏休みの他校生との2泊3日の宿泊研修が大潟小学校で行われたことを思い出した。「自分が変わった」というほどではなかったが,他校の参加者のアクティブさには驚くばかりだった。単式で同じクラスメートと長年過ごしていた自分にとっては「違うものだな」と実感した記憶がある。その小学校も今は廃校になっている。

今度は廃校になった小学校にも訪れてみたいと思った。

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2018.05.05

教職員支援機構の研修教材

ネット上の研修教材といってもなかなかお勧めのものはないのだが,今回は「今までなぜ見つけることができなかったのだろう」というもの。

それは,独立行政法人教職員支援機構の研修教材である。こちら

著名な先生方のスライドとともに見ることができる。もともと校内研究会向けに作成されたものであるから,時間も20分から30分前後と手ごろ。もちろん,校内研究会ではなく,自分自身が学ぶためにも効果的だ。(むしろ,そういう使い方の方が多いのではないだろうか。)

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