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December 2018

2018.12.31

2018年の振り返り その2

6 社会人学生・研究者として
社会人学生も2年目に入った。今までとは違って研究者になったこともあり,学会での発表は当然である。7月の日本教育工学会研究会(明治大学)で久しぶり発表をした。続いて9月の日本教育工学会全国大会(東北大学),10月の全国社会科教育学会全国大会(山梨大学),11月の日本社会科教育学会(奈良教育大学)と4回発表を行った。それぞれの原稿も提出している。学科の論集にも1本,論文を提出した。このように書くと前進しているように思われるが,これらは当然レベルであって,肝心のメインの研究テーマ自体は,もがいている状態。時間を注いではいるが,結果が出なければ意味がない。努力を続けていくしかない。

7 講師役さまざま
出やすい立場になったということで,今年度もあちこちに行かせていただいた。特に,札幌市と岡山県笠岡市には縁があって3回の訪問となった(笠岡市は1月の予定を含む),また,海外の台北日本人学校にも訪問させていただいた。それぞれ児童対象の飛び込み授業もさせていただいた。岩手や仙台でのセミナーや社会科研究会,UD関係の依頼も嬉しかった。まだまだ自分の活躍の場があると思った。さらに今年は,立場が変わったということで保護者対象の講演依頼と高校生対象の依頼がそれぞれ複数あった。この点では幅を広げることができたと思う。

8 研究会に出かけさせていただいた
同じように出やすい立場ということで,研究会や学会に参加させていただいた機会が多かった。自分が学ぶことの大切さを感じた。特に情報リテラシー連続セミナー(東北大学)の講師の先生方からの話やその方法から多くのことを学ばせていただいた。

9 JEES理事に
JEES(特定非営利活動法人 全国初等教育研究会)の理事に7月に就任した。研究会で発行しているフリーマガジン「WUTAN」2学期号には,特集として私の記事をとりあげていただいた。また,11月には東京でセミナーを開催させていただいた。基本的にセミナーは今後連続していく方針であり,来年の2月には仙台,3月には札幌でJEESセミナーが開催される。日本学級経営学会の理事にもなっており,11月には仙台でセミナーを本学で開催した。実行委員長として無事行うことができ,ホッとしている。

10 共同研究・執筆活動
教育同人社さんと共同研究を始め,2つの論文を出すことができた。来年に向けての方向性も決まっており,順調である。また,原稿も定期的に依頼され,執筆をさせていただいた。3月に単著を発刊し,小学校教員としての原稿は一区切りをつけた。4月以降では,大学のテキストとなる原稿を書いた。来年,3冊の書籍が発刊される。共著者としての喜びである。大学に移ってから原稿内容自体が変わってきたことを感じた。

11 健康面は・・・
4月からの生活で,健康面への意識は小学校教員時代よりは薄れてしまった。学校にいれば体を動かす時間や給食等で,健康面は意識できるが,大学教員はやはり気にしない生活になってしまっている。この点は反省店である。

自分にとって節目だった2018年だったが,取り組みのペースは初年度ということで,ゆっくりペースだったと思う。来年はペースをあげて「努力と挑戦:をモットーにしていきたい。ありがとうございました。

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2018.12.30

2018年の振り返り その1

今年は教員を早期退職し,大学教員に転職した。その意味では節目の年であった。
その振り返り。

1 小学校教員としての最後の3ヶ月
 自分の中では最後の3ヶ月というのは決まっていた(人事なので周囲に伝えていたのは,上司のみ)。そこで,きちんと現職の様々な仕事を次の人に引き継げるようにしなければいけないと考えていた。そのために,自分が不明だった部分が次の人が一からわかるように,副校長マニュアルを作成した。しかし,日々の公務の中で時間的な余裕がなく,結局は最終日までかかってしまった。片付けもぎりぎりまで。多くの仕事量なので不備な点はあったかもしれないが,まずはバトンを無事渡すことができたことにホッとした。また,
 校内で春休みに退職ということで自主講演会を依頼された。1時間の中で,校内でファイナル講演ができたことはとても嬉しいことであった。

2 退職することの手続き
 公務員をやめるために様々な手続きが必要なのは,知識として知ってはいたが,実際にやってみると「こんなことも書くんだ」と勉強になった。公務員関係だけではなく,学生協や保険等々,けっこう時間がかかった。3月末の盛岡での退職者の式は,周囲のほとんどが定年退職者なので,「全うした」という雰囲気だったが,自分が「これから」という思いだったので,決意を新たにしたものだった。

3 何とか書籍も発行
 昨年書いた文例集の書籍を無事3月に発行することができた。小学校教員としては最後の単著である。そして,このようなハウツー本は今後発行しないであろうから,まさに記念の書籍になった。おかげさまで今年中に3刷が決定している。

4 新たな環境へ
 4月から仙台にある東北学院大学へ。文学部教育学科ということで,52名の新入生を迎えた。学科自体は少人数だが,大学自体は東北一の学生数,伝統のある大学なので,モットーにしている「努力と挑戦」を4月に心に改めて刻んだことを覚えている。学科の先生方で大学教員の経験がないのは,自分だけだったので,周囲に助けられながら無事9ヶ月が過ぎようとしている。痛切に感じているのは,当たり前のことであるが,学び続けなければこの仕事は続けられないということである。(他の仕事もそうであろうが,特に強く感じている。)

5 学生への指導と学内業務
 担当している講義も,大学で教えることも初めてであるから,その準備には相当の時間をかけている。当然のことである。強みは指導法であるが,それは専門性があってこそ。関連文献を必死になって読み,資料を作成し,授業スライドを作成して,学生たちのレポートを読んでいる。このサイクルでよき学びをしている。また,学内業務もいくつかの担当を割り当てられている。学内業務一つ一つが重みがあり,頭を使ったり配慮をしたりしなければいけない。どちらも2年目になれば,慣れてくるのだろうけど。(新たなことも入ってくるだろうが・・・)

(つづく)

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2018.12.28

第13回JEES教育セミナー in 札幌

3月2日に標記のセミナーを開催します。
くわしくはこちらから。

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○イベントタイトル 第13回JEES教育セミナー in 札幌

○日程 2019年3月2日(土)13:00~16:30(受付開始12:30)

○テーマ・内容  新学習指導要領 全面実施まであと1年!
            ~授業・学級・学校づくり実践講座~

○場所 北海道大学 地球環境科学研究院 D101講義室
        (〒060-0810 北海道札幌市北区北10条西5丁目)

○定員 60名(対象:教育関係者) 
        ※定員になり次第、締め切らせていただきます。

○参加費 無料

○内容 13:00~16:30 ※休憩含む
■プログラム
・講義1 「新学習指導要領のポイントと学力向上に向けた授業づくり」
・講義2 「学力の基礎基本を身に付ける,教材活用実践報告」
・体験  「教材を活用した基礎基本習得のコツ」
・模擬授業「佐藤正寿先生による模擬授業」
※プログラム内容は変更する場合がございます。ご了承ください。

講師
■東北学院大学 文学部 教育学科 教授 佐藤 正寿 先生
■札幌市立屯田小学校 校長 新保 元康先生
■札幌市立屯田小学校 教諭 中川 宗先生

[講師プロフィール]
佐藤 正寿(さとう まさとし)先生:
特定非営利活動法人 全国初等教育研究会 理事。
岩手県公立小学校教諭,副校長を経て,2018年4月より現職。
教員時代から「地域と日本のよさを伝える授業」をメインテーマにした教材開発や授業づくりで知られる。主な著書に『スペシャリスト直伝! 社会科授業成功の極意』(明治図書),『社会科重要資料の指導法30選5・6年生』(共著・教育同人社)など。

新保 元康(しんぼ もとやす)先生:
札幌市立小学校や北海道教育大学附属札幌小学校勤務を経て現職。
北海道社会科教育連盟委員長,文部科学省「次世代学校支援モデル構築事業」事業推進委員等を歴任。管理職として,ICTを活用しながら働きやすく質の高い教育の実現を目指している。

中川 宗(なかがわ そう)先生:
神奈川県平塚市立小学校勤務を経て現職。
研修部長として,ICTを活用した日常授業の改善に取り組んでいる。特に,教員の負担を減らしながら質の高い授業づくりをするための教材活用について研究している。
主催 NPO法人 全国初等教育研究会(JEES)
後援 北海道教育委員会(予定)、札幌市教育委員会
協力 株式会社教育同人社


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2018.12.27

12月後半

 学内業務も今日で終了。今月後半のメモ。

16日(日)…2月のセミナーの告知が立て続け。中旬1週間で4回の講師役。有難い。
17日(月)…学生たちのプレゼン(リハーサル)に感心。
19日(水)…今月分の講義終了。学生アンケートも終了。夜は岩手県採用試験説明会対応。
20日(木)…教材打ち合わせ。学科会議。学科忘年会。
21日(金)…シラバス作りに時間を割く。
22日(土)…前日に続き,シラバス。出張のための移動。
23日(日)…台北へ。現地の日本人学校の先生方のご案内で,台北の名所を回る。
24日(月)…台北日本人学校訪問。授業参観で学ぶ。講話を20分ほど。夜は先生方と懇親会。明るくパワーのある先生方だった。
25日(火)…同じく2日目。6年生に飛び込み授業。楽しい45分間だった。1時間ほど先生方とディスカッシょン。充実した2日間だった。午後は移動。台北~羽田~東京~岩手で9:30帰宅。
26日(水)…疲労回復日。3日間の振り返り。
27日(木)…事務仕事。教授会。打ち合わせ。今年度の業務終了。

学内業務は終了したが,提出物関係や研究は年末年始に関係なく続く。むしろ,これから10日間あまりはがんばりどきである。

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2018.12.17

第7回授業UDカレッジ(東京)

第7回の授業UD(ユニバーサルデザイン)カレッジが2月16~17日に東京・筑波大学附属小学校で開かれます。
17日の午後に社会コースの講師役として登壇します。くわしくはこちら。チラシはこちらです。
以下概略です。

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●日時・会場
2019年2月16日(土)・17日(日)
筑波大学附属小学校(東京都文京区大塚3-29-1)

●参加費
半日(90分×2コマ) 各 3,100円(正会員)     
           各 3,600円(正会員以外の方)

*午前・午後と別の講座を受講できます。
*上記金額に入金手数料がかかります。
*カレッジ当日、受付にて領収書をお渡しします。
*お申し込み時に正会員である場合は、正会員価格となります。カレッジお申し込み後、当日までに正会員になられた場合は、会員の割引はございません。ご了承ください。
*カレッジ当日、正会員の申込書を提出された方には(2日間の受講、初回に限る)、1,000円をキャッシュバックします。
*申込書は、後日、常任理事会にて審議いたします。その結果を学会よりご連絡いたします。入会手続き書類の送付まで、3ヶ月程度かかります。ご了承ください。

●昼食
お弁当の販売はありません。
ご昼食が取れるお店、お弁当を購入できるお店が学校の近くにはありません。
予めご昼食をお持ちの上、お越しいただくことをお勧めします。

●申し込み開始日時
正会員(学会員)   2018年12月10日(月)午前7時より
メーリングリスト会員 2018年12月12日(水)午前7時より
非会員(一般参加者) 2018年12月14日(金)午前7時より
*申し込み締め切りは、2019年2月15日(金)23時まで

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2018.12.16

第6回あすの社会科を考える会in一関


2016年から開催されている「あすの社会科を考える会」を今回は一関で開催します。
くわしくはこちらです。(申し込みも)

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第6回あすの社会科を考える会in一関 (一関地区社会科教育研究会共催)

 「社会科の授業がうまくいかなくて…。」「自分は社会が好きなんだけど,子どもたちがなかなか乗ってこなくて…。」「どうやったら,楽しくなるんだろう。」「子どもたちがよく考えるような知的な社会科の授業にならなくて…。」
 子どものために頑張ろうとしているあなた。社会科の授業に真剣に向き合おうとしているあなた。実にすばらしいです。そんなあなたのために,社会科授業の達人が,社会科授業の「いろは」について教えます!もちろん,社会科授業を創る力をさら高めたいあなたにも十分満足いただけるような,ディープな話題もあります。あすの社会科の授業をともにつくっていきましょう。

 「あすの社会科を考える会」もご好評いただき,第6回を迎えました。今回は「わくわく社会科授業 ~私の実践紹介~」をテーマにします。会場も岩手県一関市と初の出張セミナーとなります。地元社会科研究会の皆さんの実践紹介をはじめ,講師役の佐藤正寿と佐々木潤の二人も自分の実践を紹介します。またワークショップに代わって,トークセッションを行い,参加者同士の交流を深めたり,QAで実践を深堀したりします。
若手教員の方,歓迎します!社会科が苦手な人,大歓迎です!!今さら聞けないような話も,全然問題ありません!

日時 平成31年2月16日(土)
    13:20~16:40
会場 一関文化センター(一ノ関駅西口から徒歩5分)
   http://ichi-bun.com/access/index.html
定員 20名
会費 1,000円
テーマ「わくわく社会科授業 ~私の実践紹介~」

プログラム
13:00~20 受付
13:20 オープニング
13:30 実践発表① 15分 検討・コメント10分
     一関社研若手メンバー(コメントは一関社会中堅メンバー)
13:55 実践発表② 15分 検討・コメント10分
     一関社研若手メンバー(コメントは一関社会中堅メンバー)
14:20 講座1「わくわく社会科授業にするポイント ~模擬授業形式で~」
     佐藤正寿(東北学院大文学部教育学科教授)
14:50 休憩
15:05 講座2「社会科授業がどんどん楽しくなる仕掛け術」
     佐々木潤(宮城県公立小学校教員)
16:00 わくわくトークセッション
    「社会科授業のQA」(コメント:佐々木潤)
16:30 エンディング(終了16:40)

※一関駅前での懇親会も企画しております。希望者はお申し込みください。

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2018.12.15

第12回JEES教育セミナー in 仙台

l理事を務める全国初等教育研究会(JEES)は今まで東京でセミナーを開催してきましたが,これから全国各地でセミナーを開催します。その第1弾が仙台です。本学で開催します。くわしくはこちらへ。

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特定非営利活動法人 全国初等教育研究会(東京都豊島区/理事長 堀田 龍也,以下JEES)は,小学校新学習指導要領の全面実施を1年後に控え,主に若手教員を対象に,「見方・考え方」を育む発問や,「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた実践的な授業づくりを学ぶセミナーを,2019年2月11日(月・祝)に仙台で開催いたします。JEES教育セミナーはこれまで東京で開催していましたが,仙台での開催を皮切りに,順次全国で開催してまいります。

■第12回JEES教育セミナー in 仙台

○日程 2019年2月11日(月・祝)13:00~16:30(12:30受付開始)

○テーマ・内容 新学習指導要領 全面実施まであと1年!~授業づくり実践講座~

○場所 東北学院大学 土樋キャンパス ホーイ記念館 303
      (〒980-0022 宮城県仙台市青葉区五橋2丁目7の25)

○定員 60名 ※定員になり次第、締め切らせていただきます。

○内容 新学習指導要領が全面実施されるまで、あと1年となった今、改めて、授業づくりを考える上で大切にすべきことを学び合いませんか?「見方・考え方」を育む発問や「主体的・対話的で深い学び」を、佐藤正寿先生の模擬授業(小学校社会科)を通して実体験できます!

○時間 13:00~16:30 ※休憩含む
・講義:新学習指導要領 全面実施まであと1年! 授業づくりに必要なこと
・模擬授業:小学校社会科
・ 体験:教材を活用した基礎基本習得のコツ
・ワークショップ:実践講座をふり返り、明日の実践に生かす
※プログラム内容は変更する場合がございます。ご了承ください。

○講師 東北学院大学文学部教育学科 佐藤正寿教授 NPO法人 全国初等教育研究会 理事

○講師プロフィール:
岩手県公立小学校教諭、副校長を経て、2018 年4月より現職。教員時代から「地域と日本のよさを伝える授業」をメインテーマにした教材開発や授業づくりで知られる。主な著書に『スペシャリスト直伝! 社会科授業成功の極意』(明治図書)、『社会科重要資料の指導法30選5・6年生』(共著・教育同人社)など。

○主催 NPO法人 全国初等教育研究会(JEES)
○後援 宮城県教育委員会(予定)、仙台市教育委員会
○協力 株式会社教育同人社

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2018.12.14

12月前半

ブログ更新がイベントのお知らせやその期間の足跡のメモになってしまっているが,ご容赦を。
12月前半の記録です。

1日・・・オープンキャンパス。終了後に東北大学での情報リテラシー連続セミナー。赤坂先生に久しぶりにお会いする。
2日・・・大学院ゼミ。どんどん前進しないといけない。
3日・・・入試対応
4日・・・人間ドック。夜は同期メンバーで懇親会。
5日・・・講義でゲストティーチャー。意義あるものになった。
6日・・・社会科関係で打ち合わせ。今後も関わることになりそう。
7日・・・市内の学校参観。情報活用能力を伸ばすカリキュラムに感心。
8日・・・金沢へ。1泊。よき街だった。
10日・・講義も13回目。プレゼンにいよいよ入る。
11日・・岩手の社研に参加。5年の授業参観。講演から学ぶ。
13日・・大学そばの小学校の授業参観・研究会参加。学生にとっては貴重な学び。夜は懇親会。

12月も一気に過ぎている。後半も同様であろう。

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