副校長実践

2016.04.28

副校長通信

副校長通信を週に1回程度発行し続けている。
さまざまなスタイルがあると思うが、今年は「学級びらき」「授業参観」といったように、先生方のヒントになるような具体的なものになればいいなーと思う内容にしている。
たとえば、授業参観では次のようなことを記した。

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1 保護者はどこに注目する?

 23日は今年度初めての授業参観。保護者は何を参観するでしょうか。
 一番注目するのは我が子の様子です。
どんな学習ぶりなのか。ちゃんと発表できるのか。どの子たちも活躍できる参観授業なら、保護者の期待に沿うことになるでしょう。

 また、担任にも当然注目します。
どのような先生なのか。わかりやすく考えさせる授業なのか。この先生で学級はどんな雰囲気になっているのか。掲示物は…。
我が子と同じぐらい熱い視線を担任に注いでいるでしょう。
 保護者からすると初めての参観授業は、このような「どの子も活躍」「保護者が信頼できる授業や学級経営」という視点が大切です。
この視点に沿った授業構想や環境整備、事前の準備をしたいものです。

※「保護者の前だといつも以上に緊張すんだよなー」という先生もいると思います。裏面に「緊張しないトレーニング」の記事を掲載しました。保護者は味方です!!

2 掲示物のチェックを!

 授業参観日には何らかの子どもたちの掲示物が貼られるでしょう。
保護者はまずは我が子の作品を真っ先に探します。事前にチェックしたいのは、次の点です。

〇 全員分貼られているか

 かつて参観日で一人の子の作品が掲載されておらず、その保護者との関係を修復するのに苦労をしたという知人の先生がいました。
 また、清掃後で雑巾の後始末が不十分だったり、黒板下にチョークの粉が落ちていたりといった面も意外と盲点です。
服装と同じように清潔感のある教室環境にしていきましょう。

廊下等の掲示物も季節外れのもの、古いものは、誰も見ていなそうなもの(これが一番多いかも…)はとっていきましょう。スッキリした学習環境が子どもにとっては一番です。(うば杉ホールもスッキリして静かになりした。ありがとうございました。)

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いわば「事前」の通信である。かつての自分の原稿も活用しながらお知らせしたいと思っている。


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2016.04.26

ICT活用ミニミニプレゼン

先週の校内研のあとに、時間をいただいて10分足らずのところで、ICT活用にミニミニプレゼンをした。
担当者からの依頼である。

10年ほど前にかなり整備した関係で、本校にはプロジェクタや実物投影機が何セットかある。
大型モニターも学年一つはある。
学力向上のために効果的に活用できれば…という意図で行った。

今回は「実物投影機を使ってみましょう」というテーマ。

・ICT活用状況の把握(挙手で簡単に)
・自分のICT活用の位置づけ(「名脇役」)
・実物投影機のミニ実演(教科書、作文用紙、鍵盤ハーモニカを提示)
・活用8事例のスライド提示

10分足らずだったが、興味づけの内容にはなったと思う。これから実際に活用していく学級の紹介をしていく予定である。こちらも焦らずにやっていこうと思う。

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2014.06.09

安全衛生管理

先週、第一回の「安全衛生管理委員会」を開催した。
文科省からはこちらの資料が提供されている。また、市教委でも資料が出ている。
推進するのは自分の役目…ということで常時資料収集をしている。
委員会では多くの情報が出され、意義のあるものになった。
これは労働環境の視点を自分が広げるのに役立った。

・見た目だけではなく、「音」「におい」の重要性
・広い校地の中で死角になっている場所
・夏の暑さ対策
・子どもはもちろん教職員の体調に合わせた環境づくり…等々

今までもそれらについては、理解しようとしていたが、視点を広げようとしなければ固定化してしまう。改善のための視点を広げるには、このような委員会は必要である。働く環境がよりよくなれば、それは子どもたちのためにつながるのだから。


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2013.06.11

校内通信で特別休暇について伝える

タイミングが大切・・・といろいろな場で思っている。
先週、教職員の定期健康診断があり、先生方が特別休暇をとる機会があった。朝にとったり、休み時間にとったりと大規模校はその事務手続き量も多い。服務管理は副校長の仕事なのであるが、先生方が事務手続きで迷うこともあり、特別休暇について校内通信を発行することにした。理解してもらうには、よいタイミングだったと思う。

考えてみたら、自分自身も特別休暇については管理職になる前までは十分には把握していなかった。「教えられなければ知らない」ものであろう。
教職員にとって法規を知るということは大切なのであるが、その研修会の機会は限られている。そう考えると校内で情報を流すことも大事である。以前勤めていた学校で給料表の説明を事務さんに依頼して一つ一つの項目を職員会議で話しもらったこともあった。このようなことも大切な「実践」だと思っている。

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2013.06.08

修学旅行で学校ブログに多くのアクセス

前任校も、本校も昨年度から学校ブログをスタートしている。
ぜひとも行ってみたかったことの一つに、修学旅行の速報というものがあった。すでに多くの学校で行われているのであるが、ようやく今年度その機会が巡ってきた。

担任の先生から修学旅行の写真を送ってもらい、それに簡単なコメントを付けて学校ブログにアップする・・・それだけである。
果たして保護者がどれぐらい見てくれるのか・・・という点に注目していた。事前の説明会で担任から簡単にPRがあり、さらに当日はメール配信システムで「学校ブログでも紹介しています」と告知した。
するとぐんぐんアクセス数が増え、ふだん100~150ぐらいのブログが700まで伸びた。2日目も同様で、保護者の皆さんが一日に何度もアクセスしていたことがわかった。
さらに驚いたのが、子どもたちが帰宅した後の夜にもアクセス数がぐんぐんと伸びていた。きっと子どもたちが見たり、家族で見ながら思い出話をしているのでは・・・と想像した。

タイミングよく昨日は5年生の林間学校の説明会。今回の修学旅行の例をあげ、林間学校でも同様に速報で伝えることをPRした。これまた楽しみである。
ちなみに本校のブログはこちら。今日もふだんの休日とは違いぐんぐんアクセス数が伸びている。

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2013.04.20

PTAに恵まれている

本県ではPTAの事務局は副校長職の役目。
最初に事務局をした学校は5年前。県北の複式学級のある小学校だったが、いつも参観日は100%以上の参加率だった。全員参加プラスご夫婦の参加で子どもたちの数より多かった。
前任校は前年度のうちに次年度の役員が決まり、少ないPTA会員でも活動が盛んだった。この2校で「自分はPTA活動に関わっては恵まれている」と思ったものだった。

そして赴任した現任校。今回も「恵まれている」と感じた。
本日が授業参観日。24学級あるだけに参観者も多い。皆さんが、授業では真剣に参観されている。廊下での保護者同士の雑談もなし。
PTA総会では今までの学校であれば、たとえ赴任した直後でも事務局長が提案することが慣例だったのだが、それも役割分担をして役員保護者の皆さんが行う(これは新鮮だった)・・・。
今回もすばらしいPTAの皆さんと出会ったと感じた。

夜の懇親会も何とも楽しいものだった。本校でもPTA活動も充実したものになりそうである。

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2013.03.21

学校ブログは保護者と学校との距離を縮める

19日の卒業式の日の夜に、保護者の皆さんとお祝いをする会があった。
保護者の皆さんとお話をして結構話題になったのが本校のブログの存在である。オープンして半年なのであるが、毎日60~80ぐらいのアクセスがある。児童数46名の小規模校である本校にとっては多いアクセスだと思っている。

「子どもが毎日真っ先に見ている」
「学校からの情報量が変わった」
「画像の効果は大きい」等々、嬉しい声が続出だった。

このような声は発信者の励みにもなり、冬休みも含めて平日の毎日更新を達成することができた。しかも記事が一つだけという日は稀である。
卒業式の日は終了直後の昼休みに校長式辞を含め3本をアップ。フェイスブックなら「いいね」だろうが、本校の場合には「拍手」となっている応援カウントもどんどんと増えていった。

この学校ブログについては「愛される学校づくり研究会」から学んだことが大きい。先日は朝日新聞全国版に研究会の記事が掲載されていた。(こちら。無料会員登録すれば全文を読めます)
記事の小見出しは「発信すれば、近づける」。まさにこの通りだと感じた学校ブログであった。

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2012.04.19

今年も通信を発行

自分の場合、通信を発行することは苦にならない。むしろ、自分の実際や考えを伝えることができる・・・ということで、担任時代から学級通信を頻繁に発行してきた。担任外になった時には、分掌であった「研究通信」を。そして管理職になってからは、校内通信や校報を発行してきた。

そして今年度。ようやく今週になって「校内通信」と「校報」を発行することができた。
校内通信には、学校経営に関わること、授業のこと、学級経営のこと、コンプライアンスのこと等を校内の先生方向けに掲載する。昨年も月2~3号のペースで発行した。今年度は昨年度以上の発行が目標だ。もちろん、号数が多くなることより、「伝わる中身」が大事だが。
校報は、今まで自分が出してきたスタイル(B4判3段横組み)を変えた。今年度は依頼原稿も組み入れて、幅広い校報にしようと思っている。参考にした図書はこちら。学校ホームページの参考になるこちらの本と共に、情報発信をする管理職には必須の本である。

これらは自分にとっての「副校長実践」。年度末にどれだけのことができたか、検証したいと思っている。

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2011.09.05

2学期意識している「習慣」

2学期になって1学期以上に意識していることがある。
それは校内外を回ることを増やしていることである。もちろん1学期も巡回はしてはいたが、それを意識的に増やそうと思ったのである。

子どもたちがいれば、同じ場所を回っていても学校は表情を変える。今日などは、ある学年が別の学年に入って発表したり、効果的な理科のデジタルコンテンツ活用場面を見ることができた。自分の実践に関わるヒントも浮かぶし、先生方への声がけも違ってくる。
人だけではない。施設にしても掲示物にしても、何度も回っていると違った視点で見ようとする自分がいることに気づく。
まだまだ多くの「巡回効果」がありそうである。

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2011.06.20

時間短縮への道

会議の時間を減らすことは大事だと思っている。
しかし、現実はなかなか時間が減らない会議が多いのではないか。
逆に「多くの時間をかけて話し合いをする会議ほど充実している」と考える人もいるかもしれない。

自分の場合は、「会議で同じ内容が理解されるのなら、時間は短いほどよい」と考える。
これは読書も同じ。本を読んで、ある本を同じ内容を理解するのなら、2時間で読むより1時間で読む方がいい。たとえ、「薄い本だから1時間で読めた」としても、それはそれで「損をした」とは思わない。

会議も同様と考える。そのために前回から「余裕をもって提案資料を配付」「事前に各自で読む」「読んでいることを前提に提案」ということを推し進めている。その結果、今回はいつもより早く会議が進んだ。時間短縮の第一歩である。
もちろん、ただ単に「会議時間が短くなればよい」というのではない。共通理解され、討議が必要な場合にはその時間も確保されることがポイントである。前任校の最後の年には、ずいぶん効率的な会議ができたと思っている。本校でもこだわっていきたいところである。

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