2017.03.16

自己追試「6年生最後の授業」

とあることから、「6年生最後の社会科授業」を依頼された。

もともとは雑談の中で。6年生の先生方とは席が近いこともあり、授業や学級の話をよくする。今週が最終週なので、「社会科の最後の授業は何をしたのですか?」という話題になった。
「まあ、ふつうに…」と話されていたので、自分の4年前のフォーラムの時の授業を思い出し、こんな社会科授業がありますよと紹介をした。

「それならばぜひ授業を!」ということになった。
学年末の繁忙期ではあるが、授業の依頼なら別である。2クラスでこちらのような授業を行った。

このような時の飛び込み授業は実に楽しい。
もともと指導案も資料もあるので、実態に合わせて少し修正しただけで準備は終えた。
子どもたちも期待しているので、反応もよくなる。中学校への橋渡しの授業ができたと思う。

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2016.08.18

HP移行原稿「学校の自慢CMを作ろう」

★学校の自慢CMを作ろう 1時間目 単元オリエンテーション
 (4年1組学級通信「トゥモロウ」NO.72より 2002・11・8)

 総合的な学習の時間(Zタイム)では、新しい内容に取り組みます。
 今回は、「学校の自慢CMを作ろう」というものです。昨日がその1時間目でした。
「水沢小学校の自慢は何か考えてくること」を宿題に出していました。一生懸命に考えて、家庭学習ノートに書いてきた子も5人いました。
 最初に考えてきたことを発表させました。子どもたちからは次のようなものが出てきました。

 ・おいしい給食  ・いろいろな賞をもらっている人がいる  ・図書館に本がたくさんある ・桜の木がきれい  ・校舎が広い  ・岩手県一古い校歌  ・Zタイムが楽しい ・900人近くいる子ども  ・先生方  ・いろいろな行事  ・あいさつ  ・立生館 ・いろいろな人がいるところ  ・みんなやさしい  ・楽しい学校・・・等

 実に多くの自慢が出てきました。一つ一つの自慢について、「これはどういうこと?」と詳しく聞くと、みんながなるほどと思う理由が返ってきました。すべてみんなが納得のいく自慢です。
 次に子供たちに聞きました。

  これらの自慢は、水沢小学校以外のみんなが知っている人々、たとえば家族や親戚、近所の人には伝わっているでしょうか?

 「伝わっている」と答えた人は3人だけ。それ以外は皆「伝わっていない」ということでした。
 伝わっていない理由を聞くと、「改まってそのようなことを話さない」ということでした。
 「でも、これらの自慢は、みんなぜひ伝えたいものだよね」と確認すると、うなずきます。そこで、「では、これからのZタイムでは学校の自慢CMを作っていきましょう。」と告げました。子どもたちは、「CM」という言葉に喜びました。(知っているCMをあげさせたら、次々に楽しいものが出てきました。)

 ただ、作るCMのイメージがどのようなものか共通理解をしておく必要があります。そこで、完成品のイメージを伝えました。

  ・ビデオカメラによる動画ではなく、デジカメの写真数枚で構成する。
  ・解説等の音声をつける
  ・場合によっては音響効果もつける

 ビデオの方がCMとしてはより効果的なのですが、4年生の段階として撮影のいろいろを指導するのは困難点が多いです。その点、デジカメであれば操作は簡単です。現在、日直の子が学校の様子をデジカメで撮影をして、帰りの会で「デジカメスピーチ(撮った写真をテレビに写してスピーチを行う)」をしています。それほど、子どもたちにとっては身近です。
 次回はテーマ決め。どのようなテーマを選ぶのか楽しみです。


★学校の自慢CMを作ろう 2時間目 学校ウオークで自慢のヒントを見つける(略)

★学校の自慢CMを作ろう 3時間目 テーマが決定
(4年1組学級通信「トゥモロウ」NO.73より 2002・11・13)

 子どもたちは、自分たちで自慢について考えたものの、やはり実際に学校の中を歩き回ることが大事ということで、1時間校舎内のあちこちを見学しました。
 ふだん何げなく見ている風景でも、「学校の自慢」という視点で歩くとまた別です。いろいろなことが次々と目に入ってきます。一番多い班で16個もの自慢のものが見つかりました。次のようなものです。

 ・巨大レリーフ「子どもの群像」 ・今までの校長先生方  ・木村栄博士の銅像
 ・いろいろな賞状やトロフィー ・「立生」 ・三偉人  ・交通安全運動  ・うば杉のシンボル
 ・春の自慢の桜の木  ・校訓  ・校歌  ・楽しい給食・・・等

 他の班も「日時計」「タイムカプセル」といったようなふだん意識しないものを見つけていました。

 さて、これですぐにテーマを班ごとに決定というわけではありません。
 決める時の基準が必要です。そこで、子どもたちに「『自慢』というのは、この場合にはどのようなものですか?」と聞きました。
 「めずらしいもの」「歴史のあるもの」等の発表がありましたが、みんなが納得したのが、「他の学校にはない水沢小学校だけのもの」という答えです。確かに、この基準ならば、「学校の自慢CMを作ろう」という学習にぴったりです。

 さっそく、この基準に沿って子どもたちは考えます。ところが、もう一つ問題がありました。それは、「調べる資料が不足しているものは難しい」ということです。
 これをもとに各班で話し合い、決まったものは次のテーマです。

 ■1班→「めずらしい給食」  ■2班→「三偉人」  ■3班→「うば杉」  ■4班→「タイムカプセル」  ■5班→「水小のマーク」  ■6班→「トロフィーと賞状」
 
 伝統的なものあり、今の学校の自慢ありというようにバラエティなものになったと思います。
 「うば杉」「三偉人」「学校のマーク」などは、子どもたち自身は学習をしていいて、知っていることなのですが、「さらに深めた内容を伝える」ということでCMを作ります。「めずらしい給食」と「トロフィーと賞状」は今の水沢小学校にいる人にインタビューが可能です。「タイムカプセル」を選んだ4班は勇気のある選択です。私自身、中庭にあるタイムカプセルのことは、よく知りません。子どもたちと一緒に追究していくことになりそうです。
 子どもたちもやる気いっぱい。これからの展開が楽しみです。

★学校の自慢CMを作ろう 4時間目 学校自慢調査隊
 (4年1組学級通信「トゥモロウ」NO.74より 2002・11・14)

 またまた総合的な学習「学校の自慢CMを作ろう」の話題です。
 各グループのテーマは決まりました。しかし、これですぐにCM作りを行うということにはなりません。そのテーマについてもっと深く知ることが必要です。そうしなければ、自分たちがCMで何を伝えたいのか明確にならないからです。
 そこで、「学校自慢調査隊」の発足です。
 まず、グループごとに「調べたいこと」を考えさせました。ここは、子どもたちにとってテーマについての疑問が次々と出てきました。たとえば、「タイムカプセル」をテーマにした4班は、次のような内容を調べたいと考えました。

 ・「タイムカプセル」はどういう意味なのか。
 ・タイムカプセルをどんな気持ちで立てたのか。
 ・タイムカプセルの塔を作った費用はどれくらいか。
 ・タイムカプセルの中に入っているものを、その年代のことを考えて想像してみる。
 ・タイムカプセルはどうして、あの場所に埋めたのか・・・等

 これらの調べたいことは、調べ始めるとますます増えていくと思われます。ただ、子どもたちには一つ不安があります。「調べたい内容について調べ切れるか」ということです。たとえば上の例でいえば、「タイムカプセルを実際に埋めた卒業年度の人にインタビューをしたい」と考えているものの、実際にその人に会えるかどうかという点が不安なところです。(そのための作戦も考えていますし、もし見つからない場合のCMの作り方ももちろん考えています。)
 また、「インターネットで調べれば何とかなる」と思っている子どももいますが、このような「地域限定の情報」はなかなかないものです。そのような点では、基本的な資料はやはり「本」ということになると思います。
 というわけで、最終的には次のような方法で調べることにしました。

■1班 テーマ「めずらしい給食」
 ・給食の栄養士さん、調理師さんにたくさんインタービューをします。そのつながりから資料を探します。
■2班 テーマ「三偉人」
 ・「本で調べる」「記念館に聞く」「他学年にアンケートをとって調べる」という3本立てです。
■3班 テーマ「うば杉」
 ・まず本で探します。次に「うば杉」について知っている先生方にインタビューをします。
■4班 テーマ「タイムカプセル」
 ・先に書いたようにインタビューとカプセルの埋めている場所の観察が主です。
■5班 テーマ「水小のマーク」
 ・本のマークの由来等を調べます。さらに校長先生にお話を聞きます(以前にも聞いたことがあったので)。校舎内にあるマークも探します。
■6班 テーマ「トロフィーと賞状」
 ・トロフィーや賞状について「一番古いもの」「大きさ」を見て調べます。さらに実際に賞をもらった6年生にもインタビューをする。

 次はいよいよ調査隊がスタートをします。

★学校の自慢CMを作ろう 5~7時間目 テーマについて調べる

★学校の自慢CMを作ろう 8時間目 決定!キャッチコピー
(4年1組学級通信「トゥモロウ」NO.78より 2002・11・25)

 総合的な学習「学校の自慢CMを作ろう」のお話です。
 どの班も自分たちが決めたテーマについて調べました。調べ方もいろいろです。「水沢小学校百年史」を見たり、インターネットで水沢小学校のホームページを見たり、実物をじっくりと観察をしたり、自分の家にある資料を持ってきて考えたり・・・・というようにです。
 「人」から学んだ班もあります。校長先生をはじめ、給食の栄養士さん、斎藤實記念館の方等、実に多くのことを子どもたちは調べました。

 次は「キャッチコピー」の段階です。
 最初に「キャッチコピー」の意味の確認です。今回は、「調べる対象の特徴を表したもの」です。作る方法はNHK教育番組「体験!メディアのABC」を活用して、次のような方法をとりました。

 ① テーマについて調べたこと、思ったことをカードにどんどん書く。
 ② 気に入ったものを数枚選ぶ。
 ③ 数枚組み合わせてキャッチコピーにする。
 
 たとえば、給食グループは次のようなものをカードに書いていました。

  ・世界で一つの給食  ・ゆめがある  ・アレンジ  ・選べる  ・ほかの学校では食べられない  ・いろいろな食べ物  ・具だくさん  ・ごうか  ・すごい  ・すばらしい  ・工夫がある  ・えいせい面に気をつけている  ・健康になる給食  ・安全・・・等

 この中から数枚選び、それをキーワードにしてキャッチコピーを考えます。子どもたちは選んでからが一苦労。キーワードを逆さにしたり、「もうちょっといいのがないかな・・・」と考えたりしていました。開始して1時間でキャッチコピーは完成しました。次の通りです。

■1班 テーマ「めずらしい給食」
 ゆめがある世界で一つの給食

■2班 テーマ「三偉人」
 とってもえらい三偉人 やっぱりすごいぞ三偉人

■3班 テーマ「うば杉」
 歴史がある大きな水小のシンボル「うば杉」

■4班 テーマ「タイムカプセル」
 気持ちのこもった世界に一つの宝物

■5班 テーマ「水小のマーク」
 希望キラキラ水小マーク

■6班 テーマ「トロフィーと賞状」
 協力・がんばりでつかんだ栄光

 このキャッチコピーはそのままCMの基本となる考えになります。
 次の時間は具体的なCMの計画を立てます。子どもたちも「早く作りたい」と乗り気です。

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2016.08.17

HP移行原稿「合成写真」

★NHK教育テレビ「体験メディアABC」を活用した
   メディア・リテラシーの授業「合成写真」 1・2時間目(2001年)


 この授業は「体験メディアのABC」というNHKの番組を使って行ったメディアリテラシーの記録である。本校が、実践協力校に選ばれたことが縁である。
 授業に関わっては千葉大学の藤川大祐氏から助言をいただいた。改めて感謝をする次第である。

■単元名 「作ろう!合成写真」(全4時間)
■単元の目標
・合成写真を作る体験を通して、合成写真は作成者の意図を反映したメディアであることを理解することができる。

★授業記録(1時間目)

1 「体験メディアABC」(合成写真)視聴と感想発表

 子供たちの反応に手応えがあった。興味をもって番組を見ていた。(笑いあり、感嘆の声あり)
 例示の写真が、「合成写真」とわかった時には「作るの?」「やってみたい」という声が続出であった。北条時宗の合成映像の例の時には驚きの声が出た。
 見終わった後、子供たちの感想を発表させる。

・合成写真を作っているなんて、すごいと思いました。思ったより簡単に作れるだなあ。ドラマで使っているなんて知りませんでした。
・合成はすばらしいと思いました。なぜかというと、困っている人も助けるからです。
・合成写真はおもしろいことがわかりました。でも、それをだますことに使っている人がいることもわかりました。
・家にある身近なものを使って、合成写真が作れるなんて初めて知りました。
・最初合成写真は、どうやって作っているのかと思ったら、意外と簡単に作れるのをはじめて知りました。作ってみたいです。
・一番驚いたのは、コンピュータで合成写真ができることです。あと、よくテレビでみるリアルなのは、合成のもあることがわかりました。私も合成写真を作ってみたいと思いました。

 「合成写真」に圧倒的に興味を抱く感想であった。

2 テレビの合成映像の発表

「みんがテレビや写真などで見たことがある合成のものを発表しなさい。」と聞く。

・マトリックス  ・タイタニック ・ドラマで車とまわりの景色が別 ・CMで一人の人が何人にもなってでてくる

といったものが出てきた。

3 合成写真のよさと困る点を発表

「よい点は何ですか」「困る点は何ですか」と聞く。
■よい点  ・楽しむことができる  ・できない写真もできる  ・リアルな写真になる
■困る点  ・悪いことに使われることがある(人をだます)

4 合成方法の確認と製作計画

・3種類を確認。このうちできそうなのは、ノリとはさみを使う方法と確認。そのあと、一人一人が合成写真を作る計画をたてる。

・クモの巣にひっかかっている自分
・海の上を自分が歩いている
・ゴジラの横に自分がいる
・モー娘のメンバーに自分がなっている
・口を開いたぼくから、炎が出ている
・東京タワーの上に立っている

といったように発想をしていた。

5 感想発表

 「おもしろい」「次の時間が楽しみ」といったものばかりであった。

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★授業を終えて
 まずもって子供たちの反応に、嬉しい手応えを感じた。しかも、こちらが準備をしたのは、録画ビデオとワークシートだけである。このような授業の場合、資料の準備で大変なのであるが、価値のある番組ということで、子供たちにとってもインパクトが強かった。
 ただ、実際に今度合成写真を作る時に、自分の写真はいいとしても、背景の写真をどうやって入手するかが課題と感じた。教師が準備するのはわりと簡単にできそうだが、子供たちの力で準備するのが難しい。(本校は図書館の本も少なく、インターネットの接続もしていないので。)

★授業記録(2時間目)

1 「体験メディアABC」の出演者(あかねちゃん)が作成した合成写真をもとに話し合う
  「合成写真のよさは何ですか。」
  ・楽しませることができる ・現実ではない世界が作れる ・簡単にとりたい写真ができる(例・海外に行った写真) ・夢をかなえる
  →合成写真はこのように作り手の意図が表されたものであることを確認

2 作成計画を立てる
  ・作り方の確認(はさみとのりの方法)
  ・テーマを決め絵コンテに表す
   →図書館の本や自分の持っている写真をもとに考える

3 自分の写真をとる
  「体験メディアABC」の出演者(あかねちゃん)と同様にコンテに基づいたポーズで写真をとる(一人3枚ずつ)

 □子供たちが作ろうとしている合成写真例
  ・ミニモニのメンバーになっている自分
  ・松井選手を球場で応援している自分
  ・危険な崖で落ちそうになっている自分
  ・モアイ像を見ている自分
  ・溶岩に飲み込まれそうになっている自分

★NHK教育テレビ「体験メディアABC」を活用した
   メディア・リテラシーの授業「合成写真」 3・4時間目

■3~4時間目 (2時間連続)
□本時のねらい
・ 自分の計画に沿って合成写真を作り、その写真をもとにした簡単な話を作り、発表することができる。
・ 合成写真のよさを感じ取ると共に、合成写真が作成者の意図を反映したメディアであることを理解することができる。

□本時の活動
 1 本時の学習活動の確認をする
   ・合成写真を作ること(「体験メディアABC」を再度部分的に視聴し、合成の構成を考えさせる)
   ・タイトルをつけること
   ・写真をもとに簡単な話を作ること(その場面に「なりきった」もの)
   ・最終的には発表会をすること

 2 計画に基づいて合成写真作りをする
   ・タイトル、話まで終わったら発表の練習をさせる。

 3 発表会をする
   ・全員行いたいが時間不足の場合には早い子にする。他は、朝の会等で行う。
   ・友だちの作品に対する簡単な感想も発表させる。

 4 合成写真のよさと製作意図について話し合う
   ・合成写真を作った感想を発表させる。→感想から「よさ」を束ねる。
   ・製作者の意図が合成写真には表現されていることを、子供の作品例から理解させる。(時間があれば、「体験メディアABC」の北条時宗のシーンを視聴させ、製作意図を考えさせる。)
   ・テレビ番組の合成写真はどうあればよいかについても考えさせる。

 5 授業の感想を発表する

★「合成映像CMの秘密をさぐろう!」

 この授業は、「合成写真」の続きとして、「合成映像」について考えさせるために行ったものである

★授業のねらい  CMの分析を通して、合成映像他の効果について考え、CMに対する見方を深めることができる。

★本時の展開

1 子供たちに人気CMについて発表を聞く
 ・CM人気アンケート結果を発表する。合わせて、合成映像が使われているCMについて確認をする。
 ・そのCMについて、CM観察日記を書いている子の日記を紹介する。

2 二つのCMについて、分析をする
 ・合成映像だけではなく、その他の工夫について考えさせる。

★1本目のCM
  人気NO.1のドリンク剤のCM。小さい人がいて、サラリーマンの人と会話をするもの。シリーズ物となっている。
「思ったこと、気付いたことは何ですか。」
・どうしてあんなに小さくなるのか      ・どうやったら小さくなるのか不思議 
・なんで普通の人と小さい人を組み合わせているのだろう ・人を小さくするのはいい工夫
・だれが見ても合成映像ということがわかる ・みんなが見たくなるように工夫している
・商品の「〇〇〇〇・ドリンク」というのがおもしろい。

★2本目のCM
 同じくドリンク剤のCM。独特の音楽で有名サッカー選手が炎がついているボールをけるもの。
「思ったこと、気付いたことは何ですか。」
・なぜボールが燃えているのか       ・曲がとてもおもしろい
・コマーシャルの商品と関係がない    ・おりみたいなものをボールで破るのがおもしろい
・サッカーをなぜしているのか       ・ける人がマッチョでかっこいい

3 CMで合成映像等の工夫を使う効果について考える
 ・その商品のイメージについても考えさせたい。
 「合成映像だからできることは何ですか」
 「それはどんな効果がありますか」
 「これらはどんな感じの商品だと思いましたか」といった発問で深める。
 ちなみに、どちらも同じ種類の商品。なのに、こんなにCMのイメージが違う。そのことを子供たちは興味を持って発言していた。


4 CM制作者の意図について考える
 ・何のためにそのような効果を狙っているのか考えさせる。
 ・自分たちもターゲットにされていることも理解させたい。
「何のためにこんなコマーシャルを作っているのでしょうか」
・おもしろくて、みんなに噂されてできるだけ、多くの商品を買ってもらうため。
・みんなに注目してもらうため
・商品を広めるため  ・流行をつくるため

5 授業の感想を発表する
・合成映像は、私たちがひきつけられつい注目してしまうものばかりだなあと思いました。それに私たちを楽しませてくれる事も分かりました。
・合成映像は、商品を買ってもらうために作っていることがわかった。そしておもしろい。
・合成映像は不可能を可能にする。(商品購買対象として)ぼくたちをねらっていることもわかった。
・合成映像は商品がうれるようにという願いが込められいるんだなあと思ったし、同じのみものでもかっこいいし、おもしろいしいろいろ個性があるんだなあと思いました。

★二つの同じ商品で、合成映像の違い、イメージの違いを追究させるのは価値があるということを感じた授業であった。

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2012.04.03

教職ネットマガジンに書評&授業掲載

教職ネットマガジンにダブル掲載です。
一つは「スペシャリスト直伝!社会科授業成功の極意」の書評、もう一つは3学期に行われた5年生の飛び込み授業の紹介です。

書評については、ユニークな視点から記されています。目次や一つの節の構成を見抜いているからです。このような書評は今までの自分の本にもなかったことであり、私があまり意識していない部分を教えていただいた感じです。
「内容は平易で、具体的に書かれています。ですから、読んでいるうちに社会科の授業ができそうな気持ちがしてきます」という部分は自分の意図した部分ですから嬉しくなりました。わかりやすく具体的に記す。読み手のモチベーションを高めるような内容にする・・・これらは本を書く時に常に留意している点です。

5年生の飛び込み授業は動画です。会員限定ですから、会員になることをお勧めします。
これについては5年生の学習で新しい学習内容に挑戦しました。8人の学級、子どもたちの実態、指導したい内容等、指導案自体は吟味しましたし、発問も精選したり、ICT活用も効果が出るものに絞りました。
ただ、自分の授業については、正直見るのが恥ずかしいところが多いです。うまくいかなかったところ、自分の授業のまずさが目につくからです。今回も「ここで子どもたちを見ないでなぜ画面を見ているのだろう・・・」と冒頭から反省しました。
しかしながら、村岡社長さんのコメントは実に的確です。こちらの授業意図を見抜いています。コメントを読みながら動画を見ると、私の授業スタイルが理解できると思われます。

この飛び込み授業は、昨年の10月ごろにお話があったものです。模擬授業をする機会は年に数回あるのですが、取材授業自体はおよそ2年半ぶりです。久しぶりということで、一瞬引き受けるかどうか迷ったのですが、今このように公開されて実によかったと思っています。自分自身が子ども相手の社会科授業を真剣に考える機会も得ましたし、示唆に富むコメント付きの授業動画も記録として残りました。
ご覧になった皆様からもお気付きの点や感想等がありましたらぜひお願いします。私自身の授業改善につながります。

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2011.11.11

授業実践のことを書く

担任時代であれば日々の授業実践をブログに書いて発信することは日常だった。
担任外でも社会科を2クラスで受け持っていたり、公開授業・取材授業等をしていたので、それらを発信できた。
管理職になってからはそれらは厳しくなった。自然と発信も減っていった。
自分の中でもそれが当たり前という意識があった。

しかし、これではいけないと思っている。
たとえば志水先生のブログで次々と授業に関わる情報が発信されている。
このような情報発信が社会でもできないかなあ・・・と思った。
自分にもまだまだ授業実践の情報発信が可能ではないか・・・そう思わせるブログである。

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2010.06.28

暗記は暗記だけの効果だけではない

今年も週に一回、5・6年生の社会(歴史に入っている。プラズマテレビが入ったので、自分がストックしていた歴史関係のクリップ動画を効果的に使いながら学習している。

しかしながら、月曜日の2時間目は教室の雰囲気が重い時がある。
どうも子どもたちが「ノッていないなあ・・・」という時だ。
そういう時には、ミニネタ活動が役立つ。ちょうど鎌倉時代に入るところが学習範囲だったので、「時代名暗記に挑戦!」と言って、平安時代まで言わせた。

・最初に年表で時代名を確認
・「暗記できた人、起立!」と言って立たせる。
・立った子から言わせる。ちょっとでも迷ったり、間違ったりしたらやり直し
・できた人には「合格!すばらしい!」と大声でほめる。

 次々に子どもたちは挑戦し、どんどん合格していく。教室が子どもたちの練習の声で一気に活気づく。学級はわずか9人なので、「全員合格」までは5分もかからなかっただろう。
 そのまま活気づいた雰囲気のまま本題の授業に入った。教室に入った時とは空気も変わっていた。
 暗記させるミニネタの効果は、暗記して覚えるだけではない。教室の雰囲気をプラスに変え、授業に活気をもたらすのである。

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2010.06.24

新聞の切り抜き実践

小規模校の中学校では、いくつかの教科を非常勤講師が担当する。小中併設の本校中学校は全校生徒が13名に対して教諭は4名の配置。社会も非常勤講師が週3回担当している。(午前中のみの勤務。別の時間は他校に勤務している)
昨年度も同様の体制だったが、勤務時間も限られているし、非常勤なので制約が多く大変だなあと思いながら、その勤務ぶりを見ていた。

そんな中、今年の社会の先生は子どもたちに週一回の「新聞レポート」を提出させている。廊下の掲示板に貼らせているが、これがなかなか面白い。切り抜きをして指定用紙に貼り、120文字程度のコメントを書く。1回1回は20分~30分程度でできるシンプルな取り組みだが、積み重なってくるとこれは大きな成果になりそうだと感じている。
まずどの記事を切り抜くか。そのためには新聞を見ざるを得ない。今の子たちは新聞購読時間は相当低いからこれは有効だ。
次に記事を選んだあとは、コメントを書くために何度も記事を読まなければいけない。
そして短いコメント書き。だらだら書いていると、すぐにオーバーしてしまう。何をどのように書くかを短いから吟味せざるを得ない。
何よりも、子どもたちが社会の出来事に関して興味をもつのが一番大きいであろう。今のところ、他校の出来事や食べ物等が記事としては多いが、政治や経済のことも2割ぐらいの割合で選ばれている。私が6年担任だったら、同様に「やってみたいな」と思う実践である。

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2010.05.06

教科書通りに学習問題設定

 急遽入った高学年で社会をすることとなった。
 「学習問題をつくろう」という部分だった。
 教科書を見ていくと、単元での学習計画の立て方を学ぶところだった。
 よく読んでみるとここの教科書の構成は実にわかりやすい。

・学習問題を作ろうとしている子どもたちの写真。パンフレットや写真、参考書をもとに話し合っている様子がわかる。参考になりそうなファイルもある。
・学び方コーナーにはカードを使ったKJ法による学習問題の方法が示されている。
・学習計画の黒板への板書例もノートの記入例も示されている
・子どもたちの発言が絶妙。「調べたこと」→「つぶやき」→「課題」というように一人一人が関連したものになっている。

 この見開き2ページを教科書通り学習していけば単元の問題解決型のスタートは切れると感じた。
 この学習課題を作る部分は教師によっては簡単に終わってしまうかもしれない。時間的に厳しい面もあるし、どうのようにして行ったらいいか難しいという気持ちも働くであろう。
 確かに研究授業でもなかなか選ばれない場所である。私自身も社会の研究授業では一度しか学習課題設定の場面は行っていない。
 しかし、教科書通りに行えばある程度の見通しをもって行うことは可能である。そして、このような学習が先日書いた社会科があまり好きではないという子を少なくすることにもつながるのではないかと思っている。

 ※なお、「社会科教育」4月号の特集は「新社会科“価値ある学習問題”テーマ100選」だった。
  私も「社会科授業と学習問題づくり=疑問に答えるQA」というテーマで4ページ執筆した。この原稿があったからこそ、ここの部分に特に注目したのかもしれない。

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2010.04.20

地図指導に時間を割く

かつて5年生を担任した時に、子どもたちがもってきた地図帳を見て、「ずいぶん新しいなあ・・・」と残念に思ったことがあった。
というのも、「新しい」ということはそれだけ使われなかったということだからだ。かなり使われていれば、それなりにボロボロになってくる。それはそれで使った分だけ愛着が出てくるだろう。

さて、今日は学習定着度調査であった。こういう時に複式学級では一方の学年を受けもたなければいけない。お願いして、5年生に地図指導をさせてもらうことにした。今年度は5・6年とも歴史を一緒に学習するので、なかなか指導の機会がないからである。それでも6年生は昨年度ある程度知っているので知識はある。5年生だけに教える機会はいいチャンスだと思ったわけである。

「47都道府県」「索引の使い方」「地図ゲーム」というように今までの持ちネタで行った。子どもたちも地図帳自体に興味を示した。もちろん、今回一回だけではダメで定期的に指導は必要であろう。昨年度は1学期に私の社会(週一回)の導入の10~15分は地図指導に使っていた。「継続は力なり」という言葉の通り、47都道府県を子どもたちは覚えたものだった。
今年は歴史なので、関連した内容を指導するにしても地図帳活用は限られてしまうが、子どもたちの今日の意欲ぶりを見て、指導の機会を増やしたいものだと思った。

ところで、多くの教育雑誌が刊行されているものの、市販での地図指導専門誌はない。ただ、帝国書院さんが発行する「子どもと地図」(年3回)には、様々な地図指導のヒントや実践記録が掲載されている。バックナンバーも見ることができ、参考になる。さらに最新号(まだWebには掲載されていない)には、地図指導の手引きもついてきた。ビジュアルで、手元に置いて実践を広めたい一冊である。

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2010.04.19

定番の授業はやはりいい

今年度も5・6年(複式)社会科の歴史を週に1時間受け持つ。
今日がその授業日。担任に進度を聞くと、それほど進んでいない。
では・・・ということで、オリエンテーションを行うことにした。

最初に子どもたちが教科書や資料集を興味深げに見ていたので、一人一人を指名して、「何を見ていましたか?」と聞いた。「大仏です」「聖徳太子です」「ザビエルです」と答える。私からはすかさず、子どもたちの興味をさらに高めるクイズを出す。「聖徳太子が手に細長い板をもっています。「しゃく」というものですが、これは何のために使われたものでしょうか」。こういう問題は3択がいい。「そんな答えはあるはずがない」というものが案外正解で、意外な子があたることがあるからだ。今回も然り。
こんな感じで15分ぐらい盛り上がる。

そして、「みんなは今、教科書だけではなくいろいろなことを学びましたね。では、何のために歴史を学ぶのでしょうか」と問う。
学ぶことの価値を自覚させるためである。「知識を増やす」といったことしか最初は出てこなかったが、話し合っているうち、「日本のことを日本人の自分たちが知るため」「歴史を学んで今に役立てるため」といったいいものも出てきた。その時間の学びを振り返るためにも、この発言は重要だった。

そして残り20分ぐらいで地球の歴史を行った。6年担任の時には授業開きで行っていたものである。たとえば、こんな感じで。
今回は時間も限られているということで、教室の黒板にチョークで長い横線を書いた。人類誕生はホントに最後の数ミリという事実に、「エーッ!」と子どもたちは驚いていた。

1時間にあれこれ詰め込んだ時間になったが、少しは歴史のおもしろさに興味をもったと思う。
そして、私は社会を教える楽しさを改めて実感した。定番の授業はやはりいい。

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