2018.05.15

『教育研究』誌に原稿が掲載

筑波大学附属小学校が発刊している『教育研究』誌に「「つぶやき」は「思考の芽」」が掲載。
教室での子どものつぶやきを拾い,それを生かす意義について書いた。

大学教員としては初めての原稿の掲載。しかも『教育研究』誌も初めてである。
初めて購読をしたのは,もう30年前。当時の有田学級を参観したくて,冬の筑波大学附属小の研修会に参加した。500人以上の参観者を前に堂々と論争をする子どもたちに圧倒され,その日に購読を決めた雑誌だった。
日本で一番古い教育雑誌(100年以上続いているようだ)に掲載された有難さを感じる。

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2018.05.07

第5回あすの社会科を考えるin仙台

4月に一度お伝えしましたが,改めて第5回あすの社会科を考えるin仙台のお知らせです。
6月16日(土)の開催です。詳しくはこちらから
案内文を掲載します。

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 「社会科の授業がうまくいかなくて…。」「自分は社会が好きなんだけど,子どもたちがなかなか乗ってこなくて…。」「どうやったら,楽しくなるんだろう。」「子どもたちがよく考えるような知的な社会科の授業にならなくて…。」

 子どものために頑張ろうとしているあなた。社会科の授業に真剣に向き合おうとしているあなた。実にすばらしいです。そんなあなたのために,社会科授業の達人が,社会科授業の「いろは」について教えます!もちろん,社会科授業を創る力をさら高めたいあなたにも十分満足いただけるような,ディープな話題もあります。あすの社会科の授業をともにつくっていきましょう。

 「あすの社会科を考える会」もご好評いただき,第5回を迎えました。第4回は昨年11月18日に開催され,「学習問題・発問」をテーマに子どもの興味を引くものや,対話的で深い学びを促すものまで,参加者の皆さんに十分満足していただける会になりました。

※参加者の感想  会の内容  十分満足 21名中20名 満足1名
      会の進め方 十分満足 21名中20名 満足1名

<第4回明日の社会科を考える会参加者の感想(一部)>
〇考えたくなる問いにたくさんえあうことができました。わかりそうでわからない問いや自分事としてとらえやすい問いを子どもたちに投げかけていきたいなと思いました。
○前回に引き続き参加させていただいて,たくさん学ばさせていただきました。発問が教科書や指導書と同じになってしまうことが多いので,分類された発問をもっと意図的に取り入れていきたいと思いました。
○ワークショップで同じ学年の方々とこれからの単元について構想を練り,深めることができました。


 今回は「私の社会科授業を大公開!」をテーマにします。今回は『模擬授業祭り』です!中堅どころのみなさんの社会科授業を大公開します。それを佐藤正寿と佐々木潤の二人がトークや質問で深堀していきながら,授業の「肝」を明らかにしていきます。
 恒例のあすから使える社会科授業をつくるワークショップも行います!今回も充実した会になることでしょう。初任層の方,歓迎します!社会科が苦手な人,大歓迎です!!今さら聞けないような話も,全然問題なくOKです!

それから,模擬授業をやってみたい方を募集しております。スキルアップしたい方ぜひどうぞ!

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日時 平成30年6月16日(土)
    13:00~17:00
会場 仙台市生涯学習支援センター(パルシティ内)仙台駅東口より徒歩5分
定員 30名
会費 3000円
テーマ「私の社会科授業を大公開!」

プログラム
13:00 チェックイン 「今日は何を目標に?」
13:10 模擬授業①20分 検討20分
13:50 模擬授業②20分 検討20分
14:30 休憩
14:40 模擬授業③20分 検討20分
15:20 模擬授業④20分 検討20分
16:00 授業づくりワークショップ
16:50 チェックアウト「今日の収穫は何?」

※ 懇親会も企画しております。仙台駅周辺を予定しています。


☆ 講師紹介
佐藤正寿:1962年秋田県生まれ。1985年から岩手県公立小学校に勤務。今年4月より,東北学院大学文学部教育学科教授。「地域と日本のよさを伝える授業」をメインテーマに、社会科を中心とした教材開発・授業づくりに取り組んでいる。主な著書に「スペシャリスト直伝! 社会科授業成功の極意」(明治図書・2011年)、「ゼロから学べる小学校社会科授業づくり」(編著・明治図書・2016年)、「これだけははずせない! 小学校社会科単元別「キー発問」アイディア」(明治図書・2010年)がある。

佐々木潤:1962年宮城県生まれ。現在,宮城県公立小学校勤務。楽しく,笑えて,知的な社会科授業を目指して日々研究と実践に尽力している。「一番受けたい授業」(朝日新聞社編)で全国76人の「はなまる先生」の一人に選ばれる。主な著書に「社会科授業がどんどん楽しくなる仕掛け術~どの子も社会科好きになる授業ネタ&アイデア~」(明治図書・2016年「学級開き入門」(明治図書・2015年),「一日一笑!教室に信頼・安心が生まれる魔法のネタ」(学事出版・2011年)がある。教育技術(小学館),月刊社会科教育(明治図書)に多数原稿執筆。

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2018.04.14

第1回 学級経営実践セミナー(横浜)

私が理事を務める「日本学級経営学会」でセミナーを開催します。
お勧めします。申込はこちらから。


第1回 学級経営実践セミナー(横浜) ~6月危機を乗り越え2学期に備える~

 「子どもたちは,学校に行くのではない,学級に行くのである」「学力向上は学級経営から」などなどと教育活動の基盤として学級経営は重視されながらも,大学の教員養成では「学級経営」という専門科目はなく,教員研修(現職研修)においてもその学びの機会は十分とは言えない状況です。その結果,授業改善や授業づくりにかかわることは地域ぐるみ,学校体制で取り組まれながらもその根幹を支える学級経営については個人的な努力に任されているのが現状です。現在,学級経営は,多くの教師がその必要性や意義を認めながらも,それを体系的な共通事項として学ぶ機会ことがなく,実際はそれぞれの教師の経験則に頼らざるを得ないのが現状です。経験は,一人ひとり異なります。ある教師にとっての成功が別な教師の成功を予期するかというと必ずしもそうではありません。学級経営は個別の教師の文化論になってると言わざるを得ません。その結果,授業改善に取り組もうにも学びの場としての学級が機能せず,十分にその効果が現れず,教師次第で子どもたちの状況が変わってしまうという減少が報告されています。
 こうした現状を鑑み,学級経営にかかわるこれまでの研究成果を踏まえながらこれからの時代に合った形を創り上げていくために2018年3月10日に日本学級経営学会が立ち上がりました。その活動と研究の成果が子どもたちの豊かな学校生活,そして希望を抱く未来の創造に寄与することを願っています。
 本学会では,学会本会(今年度は2019年3月9日)を見据えて,全国各地で学級経営実践セミナーを開催することにしました。横浜大会がその記念すべき第1回目です。多くの方にご参集していただきたいと思います。今回のテーマは,「6月危機を乗り越え2学期に備える」です。学級経営には1年間に何回か危機と呼ばれる時期があります。それを克服するポイントは何なのでしょうか。そこから見えるその後の学級経営を安定させるポイントは何なのでしょうか。
 今までありそうで実はなかった日本学級経営学会の初の具体的な活動になります。記念すべきそのスタートに立ち合ってみませんか。
 
1 日時 6月17日(日)受付9:30~

2 場所 横浜市スポーツ医科学センター 大研修室
     〒222-0036
     神奈川県横浜市港北区小机町3302-5(日産スタジアム内)
     http://www.yspc-ysmc.jp/ysmc/know/access.html
     JR横浜線・東海道新幹線「新横浜駅」北口下車徒歩15分
     横浜市営地下鉄「新横浜駅」下車8番出口徒歩15分
     JR横浜線「小机駅」下車徒歩15分

3 参加費 4000円(日本学級経営学会員は3000円)

4 申し込み方法 こくちーず(http://kokucheese.com/event/index/515749/) 

5 内容
10:00~10:15 オープニングセッション 赤坂真二(上越教育大学)
10:20~11:10 講座1「学級のレディネスに応じて指導する ~二つの学級開きから見えること~」
山田洋一(北海道・小学校)
        コメンテーター 佐内信之(環太平洋大学)

11:20~12:20 講座2 「学級経営と気になる子どもへの支援を両輪で考える」
        川上康則(東京都・特別支援学校)
        コメンテーター 青山新吾(ノートルダム清心女子大学)

昼休み

13:20~14:10 講座3 「教育評価でクラスをつくる」
        岡田広示(兵庫県・小学校)
        コメンテーター 近藤佳織(新潟県・特別支援学校)
  
14:20~14:35 学びカフェ(自由交流)
         *参加者同士のフリートークタイムです。

14:40~15:40 トーク・セッション
         山田洋一(北海道・小学校)
          川上康則(東京都・特別支援学校)
         松下崇(神奈川県・小学校)
         阿部隆幸(上越教育大学)
         コーディネーター 佐藤多佳子(上越教育大学)

15:40~15:50 クローズドセッション 阿部隆幸(上越教育大学)

6 その他
・申し込みを希望の方はこくちーず(http://kokucheese.com/event/index/515749/)からお申し込みください。
・日本学級経営学会員は、参加費が3000円となります。申込フォームで必要事項をご記入ください。
・会場近くの昼食会場には限りがあります。お弁当をお持ちいただいたり、事前に昼食会場をお調べいただいたりするなど、ご対応よろしくお願いします。
・講座の内容、順番は都合により当日、変更になる場合があります。ご了承下さい。

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2018.04.09

あすの社会科を考える会in仙台

第5回あすの社会科を考えるin仙台のお知らせです。
6月16日(土)の開催です。詳しくはこちらから
案内文を掲載します。

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 「社会科の授業がうまくいかなくて…。」「自分は社会が好きなんだけど,子どもたちがなかなか乗ってこなくて…。」「どうやったら,楽しくなるんだろう。」「子どもたちがよく考えるような知的な社会科の授業にならなくて…。」

 子どものために頑張ろうとしているあなた。社会科の授業に真剣に向き合おうとしているあなた。実にすばらしいです。そんなあなたのために,社会科授業の達人が,社会科授業の「いろは」について教えます!もちろん,社会科授業を創る力をさら高めたいあなたにも十分満足いただけるような,ディープな話題もあります。あすの社会科の授業をともにつくっていきましょう。

 「あすの社会科を考える会」もご好評いただき,第5回を迎えました。第4回は昨年11月18日に開催され,「学習問題・発問」をテーマに子どもの興味を引くものや,対話的で深い学びを促すものまで,参加者の皆さんに十分満足していただける会になりました。

※参加者の感想  会の内容  十分満足 21名中20名 満足1名
      会の進め方 十分満足 21名中20名 満足1名

<第4回明日の社会科を考える会参加者の感想(一部)>
〇考えたくなる問いにたくさんえあうことができました。わかりそうでわからない問いや自分事としてとらえやすい問いを子どもたちに投げかけていきたいなと思いました。
○前回に引き続き参加させていただいて,たくさん学ばさせていただきました。発問が教科書や指導書と同じになってしまうことが多いので,分類された発問をもっと意図的に取り入れていきたいと思いました。
○ワークショップで同じ学年の方々とこれからの単元について構想を練り,深めることができました。


 今回は「私の社会科授業を大公開!」をテーマにします。今回は『模擬授業祭り』です!中堅どころのみなさんの社会科授業を大公開します。それを佐藤正寿と佐々木潤の二人がトークや質問で深堀していきながら,授業の「肝」を明らかにしていきます。
 恒例のあすから使える社会科授業をつくるワークショップも行います!今回も充実した会になることでしょう。初任層の方,歓迎します!社会科が苦手な人,大歓迎です!!今さら聞けないような話も,全然問題なくOKです!

それから,模擬授業をやってみたい方を募集しております。スキルアップしたい方ぜひどうぞ!

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日時 平成30年6月16日(土)
    13:00~17:00
会場 仙台市生涯学習支援センター(パルシティ内)仙台駅東口より徒歩5分
定員 30名
会費 3000円
テーマ「私の社会科授業を大公開!」

プログラム
13:00 チェックイン 「今日は何を目標に?」
13:10 模擬授業①20分 検討20分
13:50 模擬授業②20分 検討20分
14:30 休憩
14:40 模擬授業③20分 検討20分
15:20 模擬授業④20分 検討20分
16:00 授業づくりワークショップ
16:50 チェックアウト「今日の収穫は何?」

※ 懇親会も企画しております。仙台駅周辺を予定しています。


☆ 講師紹介
佐藤正寿:1962年秋田県生まれ。1985年から岩手県公立小学校に勤務。今年4月より,東北学院大学文学部教育学科教授。「地域と日本のよさを伝える授業」をメインテーマに、社会科を中心とした教材開発・授業づくりに取り組んでいる。主な著書に「スペシャリスト直伝! 社会科授業成功の極意」(明治図書・2011年)、「ゼロから学べる小学校社会科授業づくり」(編著・明治図書・2016年)、「これだけははずせない! 小学校社会科単元別「キー発問」アイディア」(明治図書・2010年)がある。

佐々木潤:1962年宮城県生まれ。現在,宮城県公立小学校勤務。楽しく,笑えて,知的な社会科授業を目指して日々研究と実践に尽力している。「一番受けたい授業」(朝日新聞社編)で全国76人の「はなまる先生」の一人に選ばれる。主な著書に「社会科授業がどんどん楽しくなる仕掛け術~どの子も社会科好きになる授業ネタ&アイデア~」(明治図書・2016年「学級開き入門」(明治図書・2015年),「一日一笑!教室に信頼・安心が生まれる魔法のネタ」(学事出版・2011年)がある。教育技術(小学館),月刊社会科教育(明治図書)に多数原稿執筆。

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2018.03.30

退職のご報告

 本日,教職員退職者感謝状贈呈式があり,列席いたしました。

 明日31日をもって岩手県の小学校教員を早期退職いたします。
 33年間の教員生活は出会う人に恵まれ,充実したものとなりました。感謝申し上げます。

 4月1日からは,仙台にある東北学院大学文学部教育学科の教授となります。この4月に新設される学科です。
 新しい道に入りますが,今まで自分が学んだことを生かしていけるように努めます。
 また,現在東北大学大学院情報科学研究科に大学院生として在籍しており,研究も充実させたいと思っております。

 皆さま,今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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2018.03.13

『社会科教育』4月号に原稿掲載

今は3学期のまとめの時期だが,雑誌はすでに4月号。

社会科教育』4月号に「視点5 今年から取り組みたい!新社会科授業テーマ別はじめの一歩」として「【ユニバーサルデザイン】まずは視覚化・焦点化・共有化の視点から」が掲載された。アマゾンはこちら

この号の特集にはユニバーサルデザインのリレー連載も始まり,その広がりを感じる。

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2018.03.11

「日本学級経営学会」が発足します

 「日本学級経営学会」が発足します。上越教育大学の赤坂真二先生・阿部隆幸先生が代表となり,私も理事として関わっています。ホームページはこちらです。以下挨拶文です。入会をお勧めします。

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教育実践の基盤として,また,学校生活の基盤として学級経営の重要性は広く認識されています。しかしその一方で,学習指導要領において,その定義はなく内容も示されていません。また現段階で,学部の教員養成段階において「学級経営」という専門科目はありません。一部の大学で,選択科目や選択必修科目として設置はされてはいますが,その内容は指導する教員に任されているのが現状です。

 そのことは,教員研修においても同様の傾向が見られます。学級経営にかかかわる講座を実施する自治体は増えていると見られますが,希望研修の場合が多く,また講座の内容も講師に任されていているので,養成段階における自由科目と同じ構造にあります。また,近年は学力向上の基盤としての学級経営の在り方が注目されつつありますが,授業改善は,地域ぐるみ学校ぐるみの組織的な取組がなされているにもかかわらず,学級経営についてはそれぞれの教師の個別の取組に任されているのが現状です。

 現在学級経営は,多くの教師がその必要性や意義を認めながらも,それを体系的な共通事項として学ぶ機会がなく,実際はそれぞれの教師の経験則に頼らざるを得ないのが現状です。経験は,一人ひとり異なります。ある教師にとっての成功が別な教師の成功を予期するかというと必ずしもそうではありません。学級経営は個別の教師の文化論になってると言わざるを得ません。その結果,授業改善に取り組もうにも学びの場としての学級が機能せず,十分にその効果が現れず,教師次第で子どもたちの状況が変わってしまうという現象が報告されています。

 全国のどの教室からも子どもたちの笑顔と真剣に学び合う姿が見られるべきではないでしょうか。子どもたちの健やかな成長を願うならば,学級経営の充実は学校教育においては不可欠です。そのためには,学級経営に関する汎用性の高い情報の共有が必要です。しかし,今までそうならなかったのには,いくつかの要因が考えられます。その大きな理由の一つに,学級経営に関する研究の不足があります。実践面においては熱心な取組がなされているにもかかわらず,研究論文等は異例とも言えるほどの数の少なさです。これまで生み出され来た,そして今も続々と生み出されている実践には,すばらしいものが多々あります。しかし,それらはどちらかというとその実践の確からしさ,つまりエビデンスが実践者の主観的な表現によるものになりがちでした。多くの人たちでそれを共有するには,その実践の効果に関するある程度のデータが必要です。子どもたちの生活の多様化による教室の様相の多様化に対応するためにはそうしたエビデンスが必要です。

 ただ,一方で学級経営がなされるのは実践の現場です。実践の現場にいる教師に届かないような形で研究の蓄積を進めても,それは従来のような実践と研究の乖離状況をつくるだけです。そこで,これまでの実践,また,学術研究を踏まえた上で,実践の現場にいる方々が活用可能な形で,情報を集積し蓄積し,それらを分類し整理し,さらによりよいものを開発することを通して学級経営の研究を進めていきたいと考えています。

 立場を超えて,一人でも多くの学級経営に関心をもつ方々に本学会の趣旨に賛同いただき,よりよい教育の創造に共に参画していただけば幸甚です。

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2018.02.19

著者インタビュー

新刊単著『教師のための実務文例集 文書の書き方からマナーまで』のインタビュー記事が,明治図書サイトに掲載されました。
こちらです
本書のよさが書かれています。
ちなみにこのインタビューのタイトルは「これ一冊で学校内の文書作成からメールマナーまですべてOK!
―できる教師は、必ず書くことの作法を身につけている―」です。

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2018.02.12

予約が始まっています

2年ぶりに単著が発行となります。

「教師のための実務文例集」(明治図書)です。明治図書サイトではこちら。アマゾンではこちら。共に予約段階です。
以下,まえがきです。

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 「はんこだけではなく,一言書くだけで保護者は担任を信頼するようになるものだよ」。初任時代に同じ学年の先輩から言われた言葉です。連絡帳に書かれた家庭からの簡単な連絡には,はんこを押すだけで返却することが多かったのです。また,「先月の工場見学の御礼文書がまだのようだけど……」と管理職から指摘されたこともありました。子どもたちに工場見学の御礼の手紙を書かせたものの,私自身が書く御礼状の書き方の例を探しているうちに,発送が遅れていたのです。

 共にもう30年以上前のことですが,私にとっては少し苦い思い出です。考えてみたら,「連絡帳の返信の仕方」「御礼状の書き方」は改めて時間を割いて指導されたことはありませんでした。自分で学んでいくしかありません。諸先輩に聞きながらその方法を覚えたり,書籍や雑誌等からサンプルを見て学んだりしてきました。経験を重ねるうちに,書き方のポイントもわかってきました。

 本書は,これまでの自分の経験が,「どうやって書いたらいいんだろう」と迷う先生方の役に立てばいいと思い執筆しました。
 第1章では,教師にとって書く仕事がいかに重要であるか,また,実際に文章を書く際のポイントを記しました。
 第2章から第5章は実践編です。「保護者向けの連絡帳・手紙の書き方」,「学級通信や連絡文の書き方」,「実務文書の書き方」,「社会人としての文章マナー」について,それぞれ具体例をあげながら示しました。
 また,自分の文章に関わる経験をコラムとして各章の最後に記しました。
 どこから読んでもすぐに役立つ構成になっています。

 この本が学校での実務や学級経営に役立つのなら,著者として望外の喜びです。自宅の本棚よりは,教室や職員室に置いて,活用してくだされば幸いです。

 本書の発刊に際しては,明治図書教育書編集部の林知里さんに大変お世話になりました。執筆の取り組みが遅れたにもかかわらず,何度も温かい励ましをいただき,刊行することができました。心より感謝申し上げます。

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明治図書サイトでは実際の本の中身も10ページほど立ち読みすることができます。

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2018.02.08

授業づくりネットワーク仙台集会


「授業づくりネットワーク仙台集会~新年度の準備はいかが? 徹底的に考える授業・クラススタート」が開催されます。私自身は都合があり,不参加なのですが,自分に縁のある団体・メンバーが登壇いたします。
お勧めです。
申込はこちらです。
以下詳細です。

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日時:2018年3月24日(土)10:00~16:30

講師:NPO授業づくりネットワーク理事(佐々木潤、佐内信之、阿部隆幸、石川晋)

場所:仙台市・日立システムズホールエッグホール(地下鉄旭ヶ丘駅隣接)

会費:3000円(今年度発行の4号の授業づくりネットワークを持参いただいた方は、2500円。学生、Teach For Japan関係者は1000円)

【講座開催にあたって】
 授業づくりネットワークは、今年の4月で創刊30周年を迎える教育研究団体です。1990年代から、ワークショップ型授業やディベート、特別支援教育など、様々なテーマに先進的に取り組んできました。大きな授業改革のうねりの中で、私たちのこれまでの提案に注目が集まっています。
 今年度はこうした情勢を踏まえて、年間5回の研究会を企画しました。東京、京都、岡山、北九州と続いて、今回が最終回。仙台で実施します。
 理論と実践の行き来を大切にしてきた私たちらしく、丁寧にみなさんのニーズに応える集会づくりをします。どうぞいらしてください。今回は、授業づくりクラスづくりの基本を、佐々木潤さんの教室に焦点を当てつつ考える集会です。

10:00~ チェックイン
10:10~11:00
理事による15分間提案~新年度に向けて考えること
 佐々木潤さん・・・教室のルールづくり最初の手立てとは
 阿部隆幸さん・・・結局、何を優先するのか
 佐内信之さん・・・歩調を合わせていく楽しみと難しさ
 石川晋さん・・・・最初の授業ですること

11:10~12:00
さらに聴きたいこのポイント  15分×4ラウンド

13:15~13:55
読書会・・・佐々木実践の変遷を掘る
 佐々木潤さんの主要論文を、著書から1本及び授業づくりネットワークから1本用意し、みんなで読みます。
 趣旨説明~13:20
 2本を読み込む~13:55
 論文について読書会・・・グループで読書会をする。

14:05~15:30
 佐々木潤さんの学級と授業を支える授業技術

15:40~16:30
 佐々木潤さんの実践の秘密を、授業づくりネットワーク事務局の3名(阿部、佐内、石川)が根ほり葉ほり聞き出し、その後、参加者のみなさんからの質問も受けながら、交流します。

参加費は3000円です。学生及びNPO Teach For Japan関係者は1000円。また、今年度の授業づくりネットワークを購読もしくは購入されている方は今年度発行の一冊(ゲーミフィケーション、インクルーシブ、オルタナティブ、道徳)をご持参いただければ、2500円です。

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