2009.03.18

8年越しのイベント

メーリングリストやよく見るブログでの話題が「修了式・卒業式まであと〇日」というのを見かける。
今がまさにそういう時期だ。岩手では今日修了式、明日卒業式というパターンが多い。

さて、卒業記念イベントはあれこれ行ったが、とあるメーリングリストで紹介していただいたので、改めてブログでも紹介したい。

■8年後への自分への手紙
 子どもたちに20歳の自分宛に手紙を書かせる。それを教師が保管しておいて、実際に8年後に子ども達宛に送るというものである。くわしくはこちら

■8年後の再会
 卒業式の日に、20歳になった子どもたちと再会する日時と場所を決めておく。くわしくはこちらこちら

これらは、タイムカプセルと同じように行っている人もけっこういると思う。担任にしかできないことであるし、教師冥利につきるものである。

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2009.03.13

最後の学級通信は一人一人への思い出メッセージ

本校は学級通信を発行前に教頭が見るしくみである。校長には発行後に提出する。
明日の卒業式前に6年生担任が最後の学級通信を作成していた。
事前に拝見させていただく。そこには、6年生の子たち一人一人のメッセージが書かれていた。
先生方の通信には、「OKです」の他にコメントを書いてお返しすることがしばしばある。琴線に触れた時には特にそうだ。今回は担任の思いが文章から伝わってきて、長めのコメントを書いた。

私自身の学年末の学級通信は「思い出シリーズ」だった。卒業生の担任ではない時もそうだった。
その子へのメッセージ。ちょっと気取った感じで書いたものだった。

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■Hくん
 他の先生方が言う。君の目が変わったと。落ち着きのある優しい目になったと。それは以前の君を否定しているわけではない。人間は、成長すればするほど目が変わって、いくものなのだ。今考えると、水泳強化練習は自分を鍛えるいい場だった。そして、それに君は一生懸命に参加した。自分で自分を変えるチャンスを君自身が生かしたのだ。

■Iくん
 正直に言おう。5年生の時の水泳強化練習の時、君が厳しい練習にどこまでついていけるか不安だった。それが、一日も休まず練習をした。それが、6年生の時に実を結び、選手になった。それだけで十分と思ったが、市内6位と入賞を果たした。スタート台で緊張しきったあの表情が忘れない。同時に、ゴールでタッチした直後の満足そうな顔も。

■J子さん
 君は読書家。誰も認めるところだ。平均一日一冊のペース。5年生の時にも驚いたが、6年生でもそのペースは変わらなかった。そして、私が感心するのは、忙しい中で上手に時間をやりくりしている点だ。合唱クラブも、おけいこごとも並行して読書する。しかも、中途半端にしたのは一つもない。君のその徹底ぶり、今後の何事にも通用することだ。

■K子さん
 君に「代表委員をやって」と私は気軽に頼んだ。「エッ」と一瞬困った表情をしたことを今でも覚えている。ところが、実際になってみるときちんと自分の責任で仕事をしてくれた。それもそのはず。君は水槽が汚くなってくると、いつの間にか水を交換してくれていた。寒い中、係でもないのに・・・細かなことによく気付く人は責任感ももちろんあるのだ。

■L子さん
 君は最初、自分に自信がなさそうだった。自分を出すことを遠慮しているように見えた。でもそうではなかった。活躍の場が与えられると、どんどん積極的になってきた。君の活躍の場は、6年生では陸上だった。4月から朝練習をはじめて、10月までやり通した。陸上競技場で走る君は、何と大きかったことか。自信はその人を大きく見せるものだと感じた。

■M子さん
 君は、何ごとにもズバリと言う。誰が相手でも構わない。たとえ、学級のやんちゃな男の子でも、言うべきことを言っていた。自分の考えがしっかりしていなければできないことだ。それがふだんの生活だけでなく、学級会でどんどん出るようになってきたことを嬉しく思った。一人一人の個性が輝いてこそいい学級だ。君の個性も、学級で光っていた。

■N子さん
 努力の人。今まで君に言い続けてきた言葉だ。聞き飽きたかもしれない。しかし、あえてまた言おう。君は本当に努力の人だ。それも、人に言われての努力ではない。すべて自分で考えて、努力するというの点が尊いのだ。だから、君は自分の人生を切り開いていくであろう。それは、努力という財産が君にあるからできることなのだ。

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今から14年前。教師になって10年目の子どもたちへのメッセージである。
この時には卒業式で大粒の涙を流し(式場を出た後、子どもたちの第一声は「先生が泣いている!」)、教室でも泣きながら一人一人に学級通信を渡した。全員分を書くと4枚ぐらいになる。それを真っ白い封筒に入れて渡したのだ。その個へのメッセージを添えて。一番泣いた卒業式だった。

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2007.03.19

旅立つ君に

恒例の最後の日の子どもたちへのメッセージ。
現在進行中・・・

Aくんへ
 6年間皆勤賞。たった6文字だが、これを達成するのは難しい。何せ学級で2人だけだ。具合が悪い時でもがんばった姿を思い出す。「継続することの大切さ」をよく知っている君。バスケットボールに賭けていこう

Bくんへ
  言葉遣いがきちんとできる人は信用される。君の言葉遣いはいつも丁寧だった。それだけではない。本当に見本となるような授業の時のノート。誰が見ても「すごい。丁寧!」と驚いていた。そのすばらしさに拍手!

Cくんへ
 はきはきした発表。抜群の計算力。でも、それ以上に私が感心するのは学級のみんなへの呼びかけだ。委員会の呼びかけ、そして学級会での発言。いつも積極的。エネルギーが必要な呼びかけができる君はすばらしい。

Dくんへ
 熱中という言葉が君にはあてはまる。学習でもそうだが、何といってもタイピングだ。学年でのタイピングNO1。きっと私より速いであろう。そんな君はきちんとしたあいさつできる。これもなかなかできないことだ。


Eくんへ
 5年生の時からの転校。しかし、いつのまにか君は学級の中心になっていた。明るい笑顔、やさしい性格、そしてスポーツマン。ユーモアもある。他学級の友達の多さにも驚いた。みんな君の人柄のよさ。すばらしい!

Fくんへ
 水泳や運動会での活躍、そして授業での発言。しかし、それ以上に評価したいのは、君がリーダーになろうと思っていた点だ。計画委員になって、がんばった。一つの仕事をやり通した経験は運動とはまた別の価値がある。

Hくんへ
 この2年間で私が一番印象に残ったのが「水沢の自慢CMを作ろう」だ。君は「及川家」をCMにした。自分の家を調べるのは変な気分だったかもしれない。その中での「跡継ぎ宣言」。実に「頼もしい!」と思ったよ。

Iくんへ
 5年生の時から取り組んだ水泳強化練習。6年生では練習を重ねるうちに記録が伸びてきた。記録が伸び50mが40秒台ぐらいまできた。記録会選手にはなかったが、誇りに思っていい。努力の証がそこにあるからだ。

Jくんへ
 5年生のころの君と今の君を比べると本当に変わったなあと思う。ぐっと落ち着きを増した。そんな君が得意なのは「熱中する」ということだ。理科実験での熱中ぶり、工作での熱中ぶり。その集中力は誰にも負けない。

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2007.03.05

6年生を送る会感想

時々全員の感想を学級通信に掲載する。6年生を送る会の子どもたちの感想を、一人3行にして全員分、掲載している。子どもたちの思いが詰まったものになった。

学級通信 プロジェクトZ 第178号より

昨日行われた6年生を送る会の感想を全員分掲載します。(感想は抜粋です。)


 5年生の時にはあまり何とも思わなかったけど、6送会の主役でもある6年生の気持ちがわかりました。次は卒業に向かってがんばっていきたいです。6送会がこんなに感動するとは思いませんでした。(A)

■各学年の出し物を見ていると、「やっぱりもう卒業なんだなあ」と実感しました。去年は6年生に感謝の気持ちで出し物をしていたけど、今年は在校生や先生たちに感謝しながら、歌を歌いました。(B)

■みんな6年生に感謝の気持ちを伝えていたので、6年生からの感謝の気持ちを伝えられたと思った。みんなの演技を見て、本当に感謝しているんだなあと思った。中学校へのやる気が出てきた。(C)

■6送会なんてと思ったけど、6年生にしかわからない思いや気持ちがわかったし、何より先生たちが、私たちのことをとても大切にしてくれているということがわかりました。うれしくて卒業したくないなと思いました。(D)

■私たち6年生のために、いろいろとおもしろい出し物をしてくれました。本当にうれしかったです。1~5年生の出し物も気持ちが込められていたので、泣けそうになりました。本当にうれしかったです!(E)

■全校のみんなが私たちのためにがんばって出し物をしている姿を見て、すごくうれしかったです。1年生で泣いている人が何人かいて、すごくありがたい気持ちになりました。送られる側の気持ちもわかりました。(F)

■みんな、ぼくたちはだめなところがたくさんあるのに、ぼくたちのいい所を言ってくれているなあと思いました。とてもうれしかったです。気持ちのこもった出し物ですごく気持ちが伝わってきて本当にうれしかった。(G)

■6送会では泣かなかったけど、感動しました。みんな演技やダンスを心を込めていたからです。おもしろくて笑った所もあったし、「ありがとう」と言われてうれしかったです。全校のみんな!ありがとう!!(H)

■今日の6年生を送る会はほかの学年が精一杯やっていたと思いました。今日のために1年生から5年生は毎日一生懸命やってきたということがわかりました。私も緊張したけど、練習した成果を十分に発揮できました。(I)

※他学年の先生方からも、学級の子どもたちの感想をいただいた(6年生についての)。別学年の親御さんが6年生の歌に感動をして、「何の歌ですか」という問い合わせもあったと聞く。やはり感動は広がるものだ。

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2007.02.26

気持ちいい!ボランティア活動

学級通信 プロジェクトZ 第175号より 
 
 毎年水沢小学校では6年生が、「卒業前にお世話になった学校のためにできることをしよう」という趣旨でボランティア活動に取り組んでいます。
 第一弾として金曜日にボランティア活動を行いました。あくまでもボランティア活動ですから、子どもたちの発案です。様々なアイデアが出ましたが、4学級合同で行うのはやはり「そうじ」がいいだろうということで、次のような内容で行いました。

 時間 15:00~15:45 (放課後です)
 場所(6年1組の分担)
 ・兄弟学級(5学級)の窓ふき
 ・トイレ掃除(ふだんなかなか手が回らないところ)
 ・体育館用具室

 それぞれの掃除は4人ぐらいずつの分担です。この分担も子どもたちで決めました。
 実際のボランティア活動では子どもたちの張り切りぶりが目立ちました。45分という時間でしたが、ずっと熱心に取り組んでいました。
 窓ふきチームは窓だけではなく、自分たちで仕事を見つけて取り組んでいた子たちも多かったですし、トイレチームも便器がぴかぴかになりました。体育館の用具室チームは、マットや跳び箱を全部出して、ふだんなかなかできないところまで、掃除をしました。
 担任の先生方にも「一生懸命にやっていますよ。きれいになって助かります」という声をかけていただきました。これは私も嬉しいことでした。子どもたちもボランティア活動したことを日記に書いてきました。抜粋して紹介をします。

・ボランティアでいろいろなことを思い、学びました。いつもは多い人数でトイレ掃除をするけど、今回は2人。ちゃんと協力して掃除ができました。
・とっても楽しく掃除ができました。卒業してもずっときれいな水沢小学校でいてほしいから、がんばって掃除をしました。
・すみずみまでそうじをすることが大切だとわかりました。これからは、そうじで時間があまったら、ふだんやらないところをもっとやってみようと思いました。
・終わるとみんなで「そうじで汗かいたのは初めてじゃない?」と話し合いました。
・「ありがとう」と言ってもらったのがとてもうれしかったし、私もきれいになってうれしい気持ちになりました。

 子どもたちにとっても学びが大きい活動になったことは間違いありません。次回は今週金曜日です。また多くのことを学ぶことでしょう。

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2007.01.22

3学期初日

3学期も日刊で学級通信を発行します。

学級通信 プロジェクトZ 第153号より

☆ 子どもたちの声が久々に教室に響きました。
  金曜日の3学期初日。教室では子どもたちが冬休みのことを話していました。「冬休みも楽しいけど、教室もやはり楽しい」・・・そんな雰囲気でした。事前に提出物を出すように指示をしていました。その提出率95パーセント。多くの子がしっかりと提出物を持ってきました。子どもたちのやる気を感じます。

☆ 1時間目はその提出物のチェックと一人一課題のカード書きです。一人一人が一生懸命に一人一課題に取り組んだことが、カードに書かれていることからわかりました。

☆ 2時間目は始業式。校長先生から「3学期は42日です。特に6年生は小学校生活最後なので、がんばってほしい」ということを話されました。子どもたちも背筋を伸ばして聞いていました。今まで「今年は卒業の年」というのは意識をしていましたが、改めて3学期になって「卒業が目の前に迫っている」ということを実感したと思います。
  教室に戻ってから、改めて校長先生のお話を確認しました。そして、私からも「3学期はまとめの時期。中学校までに必要な学力を身につけること」「思い出に残る日々をすごすこと」について話をしました。

☆ 3時間目は「いのししテスト」。冬休みの課題の中からのテストです。8割が合格ラインですが、漢字は7割強、算数は6割弱の合格率でした。1月末にはCRT学力テストもあります。さらに復習を深めたいものです。

☆ 4時間目から一人一課題の発表会です。「工作作品」→「家庭作品」→「自由研究」の順番で発表することを確認しました。この日は工作作品のみの発表でした。
  一人一人の努力作に、発表を聞いていた子どもたちも「すごい!」「おもしろい!」という声が自然に出ていました。発表会は22日も続きます。

  こんな感じの3学期のスタート。どうぞ3学期もよろしくお願いいたします。

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2006.12.20

わたしのいもうとの授業

数年前に「わたしのいもうと」を読み聞かせしたことがあった。
子どもたちにとってインパクトのある本だったようで、その後も学級文庫から借りて読む子が多かった。
今の学校に転勤してきてから、読み聞かせようと思っていたものの、その機会を失っていた。
今年、いろいろな方のブログに書かれていたこともあり、改めて授業をした。その学級通信である。

学級通信 プロジェクトZ 第150号より

 時々児童書を教材にして授業をすることがあります。その中で、私たち教師が「いじめをテーマにするのなら、この絵本」というのが「わたしのいもうと」です。
 20年近く前に発刊された本ですが、今も反響の大きい絵本です。
 小学校4年で転校した妹。転校先でいじめにあい、学校に行けなくなってしまいます。

 中学校になっても、高校になっても行けません。その間、いじめた子たちは、すっかりといじめたことを忘れ、明るい声で登校していきます。短い文章の中に、重いいじめという現実が表現されています。また、表現されている絵も白と黒を基調にして、妹の心の中を表しているようです。
 結局、いじめにあった「いもうと」は死を選びます。「いじめた人たちは自分のことなんて忘れてしまったのだろう。もっと遊びたかったのに・・・もっと勉強したかったのに・・・」 最後のページにあったこの遺書は私に重いものを投げかけました。そして、この絵本を使って授業をしてみようと思いました。

 授業は次のような流れで行いました。

1 自分の妹について紹介をする
 →妹がいる子たちに、どんな妹か紹介をさせました。プラス面より「言うことを聞かない」といったマイナス面を強調する子が多かったです。これは予想通りで、のちの伏線になります。
2 「わたしのいもうと」の前半部分を読み、その後、妹がどうなるのか予想をする。
 →いじめられた妹が引きこもってしまうところまでを読みました。その後「ずっと家にいる」「死んでしまう」「元気に通うようになる」といったいろいろな予想が出てきました。
3 後半部分を読み聞かせる
 →遺書を残して死んでしまった結末。子どもたちはシーンとして聞いていました。
4 この妹の兄や姉だったら、どのような行動をとるか話し合う
 ・兄や姉として、いじめた相手に合ってあやまらせる。
 ・妹の相談相手になる
  大きくはこの二つに考えが分けられました。兄として、姉として思いやりのある発言が続きました。
5 感想を書いて発表する
 →以下、紹介をします。

■いじめる人はいじめられる人の気持ちを考えなければいけないと思います。ちゃんと相手の気持ちを考えるのが、大切なんだと思います。いじめは絶対にいけないです。自分の気持ちと相手の気持ちを考えることが大切だと思います。

■私の学んだことは、いじめは何のためにあるのか考えたことです。私はこの話を読んだことがあって、とても悲しくなりました。いじめた人たちはすぐに忘れてしまって妹がかわいそうでした。いじめた人たちは許せないと思いました。

■「わたしのいもうと」を聞いて、いじめは死んでしまうほど人を苦しめたり、こわくさせたりするんだと思いました。僕の妹はいやな所もあるけど、いじめにあっていたら守ってやりたいなあと思いました。

■いじめをする人は、いじめられる人の立場になってほしいと思いました。ぼくは、いじめられたことがなくて、いじめられた人の立場がわからないけど、この話を聞いて何となくわかるような気がしました。いじめは絶対にいけないと学びました。

■今日はいじめのことについてよくわかりました。いじめられるとすごくつらいのに、いじめた方は普通にしかも忘れていて、ひどいと思いました。もしも私に妹がいて、いじめられていたら、相談相手になってあげたいです。いじめは絶対にダメだと思いました。

 子どもたちの学びから、「わたしのいもうと」から学んだことが多いことがわかります。いい学びができました。


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2006.12.12

卒業アルバムの作文

卒業式の日に卒業アルバムを渡すには、今が編集のピーク。そのエピソードです。

学級通信 プロジェクトZ 第144号より

 このごろ子どもたちとの会話の中で出てくる言葉の中に「卒業」という言葉が増えてきました。たとえば、「あと卒業まで3カ月半です」「こういう力をつけて卒業して、中学校になろう」といった具合です。
 そもそも2学期になってから、卒業を意識することは何回かありました。「最後の水泳記録会」「最後の文化祭」といった行事面。10月から始まった卒業アルバムの個人写真・クラブ写真・委員会写真、そして6学年全員での集合写真。
 といっても、子どもたちにとっては「卒業はまだ先・・・」という意識でした。

 しかし、その卒業が子どもたちに先週ぐっと迫ってきました。それは卒業アルバムの作文書きがあったからです。これは全員が半ページずつ書くものです。書く量は限られているものの、そのままの字で印刷されるとても大事な作文です。
 そこですぐに書かせるのではなく、じっくりと時間をとって取り組みました。次のようにです。

 1 イメージ化のために例となる作文を読む。
 2 気付いたことを話し合う。
 3 書く内容と決める。
 4 段落を意識して下書きをする。
 
卒業文集はただの思い出作文とは違います。修学旅行、クラブへの取り組み等を書いてもそこから「学んだこと」や「自分の成長」がキーワードとなります。その点を意識して、子どもたちは下書きを書き始めました。教室ではシーンとした静けさの中、鉛筆の動く音だけが聞こえます。集中している証拠です。
 真剣に取り組んで40分ぐらいしてから、次々と子どもたちは下書きを書き終えました。
 改めて読んでみると、「成長したんだなあ」「がんばったんだなあ」という内容が多いです。一部分を抜粋します。

・陸上練習で、僕は最後まであきらめないことを学んだので、このことをしっかりと生かしていきたい。
・一人だけが手をぬいてもいいという気持ちがあってはいけないということも学んだ。人々をよい気持ちにさせるもんだと思った。
・僕は、いろいろな行事でリーダーになるのは苦手だけど、他のみんなと協力をしてがんばっていくことを続けたいと思う。
・これからも努力することを忘れずに、どんなことでも最後まであきらめずに取り組んでいきたいと思った。
・結果は残念だったけど、みんなでハーモニーを大切にできたのでよかった。
・これからどんどん成長していく自分たち。これからの自分を一生懸命に応援していきたい。大きな大きな夢、希望をもって・・・。
・中学校ではこの6年間であったいろいろな経験をがんばって生かして、中学校の生活を送りたいと思う。

 このような子どもたちの作文を読むと改めて成長したんだなあと感じます。教師として嬉しいことです。
 もっともこの卒業文集はまだ下書き段階。これからさらに磨き上げ、いい文章になっていくことでしょう。楽しみです。

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2006.12.08

今年を漢字一字で表す

毎年行っている期末ネタの実践。今年もしました。

学級通信 プロジェクトZ 第142号より

  毎年、どの学級でもしている実践があります。12月に「今年を漢字一字で表す」というものです。例年、京都の清水寺でその年を象徴する漢字を毛筆で書くニュースが流れます。そこから思いついて、ずっと実践してきています。記憶にあるのは1995年の「震」。この年は阪神大震災やサリン事件などがあり、この「震」が選ばれました。ちなみに昨年は「愛」でした。
 まず子どもたちに言いました。

 今年一年をまた漢字一文字で表してみましょう。

 子どもたちは「ああ、やったやった」「去年もやったから大丈夫」という反応でした。そこで、昨年度の例を紹介しました。

★ 「友」・・・友だちがいっぱいできたし、いっぱい遊んだから。
★ 「委」・・・委員会でたくさんがんばったから
★ 「打」・・・バスケットでシュートをたくさん打ったから
★ 「食」・・・おいしいものを食べて食べての1年間だったから
★ 「演」・・・金管クラブで今年演奏をがんばったから
★ 「炎」・・・2学期燃えて一生懸命に勉強をしたから
★ 「漫」・・・今年まんがをたくさんかいたから

 これらを紹介しているうちに、「よくできている」「あっ、それ、自分のだ!」というように、楽しい声が出てきました。
 そして、実際に自分たちが書きます。

 1 今年に関することで、思いついた漢字をいくつか書く。
 2 そのうちから一つ選び、その理由を書く。
 3 4人組で発表しあい、ベストの人を一人選ぶ。
 4 学級全体で発表する

 このような形で発表し合いました。おもしろい漢字やなるほどと思う漢字には、納得の声が出ていました。昨日出てきた中でいくつか紹介をしましょう。

 ・「優」・・・インディアン旗で優勝したから
 ・「鳥」・・・今年はチキンカレーが好きになったから。中学生で鳥のように羽ばたいていきたいから。
 ・「楽」・・・みんなと楽しく勉強をしたり、遊んだりしたから。
 ・「遊」・・・今年は友達と土日などを使った楽しく遊んだから。
 ・「走」・・・今年はたくさん走ったから。
 ・「努」・・・今年一年、たくさん努力をしたから。
 ・「幸」・・・6年生になって過ごす日々が幸せだからです。
 ・「思」・・・今年は人を思い合ったし、たくさんの思い出ができたから。
 ・「最」・・・最高学年、最後だし、最高な1年だったから。
 ・「蹴」・・・今年はサッカーをたくさんやったから。
 ・「笑」・・・いっぱい笑ったから。
 ・「打」・・・たくさんヒットを打てたし、県大会・全国大会に行けたから。
 ・「卒」・・・今年で中学生にあがるから6年生でいろいろなことを学んで卒業になるから。
 ・「力」・・・今年はいろいろな力をつけられたから。
 ・「飛」・・・バスケでたくさん飛んだから。

 今年も一年を表す漢字がたくさん出たな・・・子どもの考えっておもしろいなと感じました。

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2006.12.03

租税教室

本校では6年生を対象に毎年「租税教室」が行われている。ゲストティーチャーが教室で実際に授業を行う。社会科の税の学習の導入として位置づけると価値がある。
一般的にこのような授業では、「お任せ」という場合が多いであろう。しかし、私はよりよい授業にするためにT2として、どんどん「介入」をした。結果的にそれが子どもにとっていい学びになった。

学級通信 プロジェクトZ 第138号より

 先週の金曜日、租税教室がありました。これは税金についての理解を深めると言う目的で税の専門家を教室に迎えて、学習をするというものです。1組には奥州市役所のTさんがいらっしゃいました。

 今まで各学校で授業されているということで、Tさんも慣れていました。最初に子どもたちにジュラルミンケースを見せて、開かせました。
 中に入っているのは、「1億円」(写真)。もちろん本物ではありません。実際に持ってみたら、10kg。その重さにも子どもたちは驚いていました。 これだけでも子どもたちは大喜びなのですが、あくまでも税の学習です。今度は税のビデオ(アニメ)を見ました。そこには、「税金のない世界」が描かれていました。たとえば・・・

・ごみ収集ができなくて街中がごみだらけになっていた。
・橋も税金がないので、壊れたらなおされなくなった。
・火事の時には、消防署から多額の請求が来る。
・交通事故でもお金を払わなければいけなくなる。
・交番に行っても、道案内ですら料金が取られる・・・・

 もちろん空想のお話ですが、リアル感がありました。このような世界には子どもたちは住みたくないと子どもたちも思いました。

 千葉さんからは「みんなも消費税を払っている」ということを話題に出していただきました。消費税です。これは子どもたちもお店で買い物をした時に確かに購入しています。今まではあまり意識していなかった子どもたちも改めて税金が有効に使われていることを知って、意識をしたようでした。また、その税金がどのような使われ方をするのかということがどのような仕組みで決まるのかといったことも学びました。さらに、一人あたり85万円、学校ではお金がかかっていることも学びました。
子どもたちの授業感想です。

・今まで100円のものを買う時に5円は余計だと思っていたけど、大切に使われていることがわかりました。今日はとてもいい勉強になりました。
・税金が世の中のいろいろなことに使われていることがわかって、とてもよかったです。もっともっと税金のことを勉強したいです。

 実際に税の学習は、社会科で行います。今回の学習はその事前学習として価値があるものでした。

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