研究・研修

2018.07.08

学会研究会で発表

昨日は日本教育工学会の研究会で発表をした。以下のとおり。

●小学校第5学年を対象とした情報技術の社会的影響の理解に関する授業実践の考察
佐藤正寿(東北大学大学院/東北学院大学)、安里基子(東京学芸大学)、山本朋弘(鹿児島大学)、堀田龍也(東北大学大学院)

学会発表のプレゼン作成にも発表準備にもかなりの時間をかけた。これは当たり前のこと。
教諭時代に全国大会で発表したことはあったが,それは10年以上前のこと。ルーキーと同じだと思って取り組んだ。これから何度も経験していって上達するようにしなければいけない。

それにしても会場の明治大学は周辺も含めて素敵なキャンパスで快適だった。中学校の部活の先輩がご勤務されていることを思い出した。(田舎の中学校だったが,その先輩だけは勉学も部活の努力ぶりも凄かった。)
隣は帝京平成大学。こちらは通信制の修士課程で共に学んだ同期がご勤務されているな・・・と高いビルを眺めながら思い出した。

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2018.06.11

今年度初の講師役

有難いことに職が変わっても講師役をいただいている。ただ,大学の講義が最優先だし,土曜日も学内業務があったりするので,依頼されたものはこちらの都合にあわせていただいている感じだ。それも有難いことである。

今回は岡山。前日は縁のある皆さんと懇親会。同じ意識を共有しているメンバーなので,岡山のファミリーの中に入れさせていただいた感じだった。その後の懇親も意義あるものだった。

さらに今日は講師役。「学力向上プロジェクト」ということで,その文脈に沿った提案授業と協議会,私の話という内容。提案性のある授業は今までの教育委員会の取り組みの反映だった。5年前と6年前にも講師役で伺わせていただいが,その時から継続して研修会を続けている。それが学力のつく日常の授業の意識化になって表れている感じだった。その基本路線に沿って,話をさせていただいた。
大学教員になったからといって話の内容は変わるわけではない。ただ,自分の主張の根拠の確認に今回は時間を割いた。その点はやはり変化かなと思う。

今回の講師役をスタートに今年度も月1~2回(多い時は3回)のペースであちこちに行かせていただく。今の立場に見合ったよいペースだと思う。

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2018.05.05

教職員支援機構の研修教材

ネット上の研修教材といってもなかなかお勧めのものはないのだが,今回は「今までなぜ見つけることができなかったのだろう」というもの。

それは,独立行政法人教職員支援機構の研修教材である。こちら

著名な先生方のスライドとともに見ることができる。もともと校内研究会向けに作成されたものであるから,時間も20分から30分前後と手ごろ。もちろん,校内研究会ではなく,自分自身が学ぶためにも効果的だ。(むしろ,そういう使い方の方が多いのではないだろうか。)

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2018.04.23

土日で学ぶ

この土日は,東北大学での学び。
土曜日は情報リテラシー連続セミナー。以前から開催されており,今までも数度参加したが,前職時代は土曜日の出動と重なり,頻繁に参加とはいかなかった。
しかし,大学院生になり自分もスタッフの一員となったことから,今回から今までとは違った形での参加ができそうである。

今回は「働き方改革」で今一番話題の妹尾先生。やわらかい話し方の中に,きちんと根拠のあるデータや資料が出てきて,さらに私たちに思考を促す投げかけ。時々笑いもあって,まるで,授業を受けているような感じだった。話を聞いたり,ディスカッションをしながら,前職だった小学校時代のことをあれこれ思い出した。懇親会でも,貴重な話やVHSの皆さんとの交流等価値あるものだった。

日曜日は大学院ゼミ。金曜日から体が珍しく不調となり,体調の維持とレポート作成の中で何とか迎えることができた。なかなか進まない研究であるが,今回も大きなサポートを堀田先生はじめ皆さんからいただいた。こちらについては,今年の4月の今回のゼミからが,自分の本格的な挽回のスタートと思っている。恵まれた環境(職場と大学院が同じ市にある・研究職に就いた)をフルに生かしながら,前進していこうと思う。ちなみに今回のゼミの記録は自分が担当した。こちら。ゼミへの貢献もこれからである。

2月来た時には寒い大学キャンパスであったが,今日は30℃。新緑が芽吹いていた。

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2017.11.13

教師力アップセミナーに登壇

教師力アップセミナーに登壇。
いつものことながら,自分を鍛えてくれる場である。年間の講師陣のWebを見て,「自分の力なら全力で準備しないと…」とつくづく思う。(他セミナーでも気持ちは同じだが…)

今回は模擬授業で久しぶりに歴史を扱った。「情報」をテーマにこの分野でもできることを確認した。
記録のために,テーマと内容を記す。

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テーマ「アクティブな社会科授業づくり ~社会科好きの子どもを育てるためのコツ~」

主な内容

1 アクティブな社会科授業づくりの基礎・基本
  ・切実感のある課題を
  ・実社会との関わりを生かす
  ・話し合いの手がかりを準備する
  ・思考を促す発問を
  ・学びを深める新たな学習課題を
  ・まとめの共有化を

2 模擬授業 「戦争と人々の暮らし」  

3 教師こそアクティブラーナーに
  ・どのように教師自身が学ぶか
  ・未来社会を考える

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2017.07.29

熊本教師塾で講師役

本日は熊本教師塾「きらり」で講師役。今回で4回目。
1回目は9月だったが,2回目からは夏に行っている。毎回毎回「熊本は暑い」と実感するが,同時に「先生方も熱い」と感じる研修会である。

この研修会の特徴は「塾生」に対して行うという点だ。午前中は塾生さん対象の模擬授業。午後は一般の方を含めての講話。どちらも終了後に塾生さんからの「学びのキーワード」が示される。
実はこれが自分にとってもよきフィードバックとなる。こちらの仕掛けを見抜いている鋭いコメントや,「こういう視点で見ていたのか」という感じで私自身の講師役のヒントになることもしばしばである。

今回も先生方から多くの視点をいただいた。また,教育センターのスタッフの皆さんの心遣いからも学ばせていただいた。4回目ということで,知っている先生方ともご挨拶。熊本との縁の有難さを実感する1日となった。ありがとうございました。

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2017.06.22

講師役

例年、4月~5月の講師役は少な目である。
学校は、その年度の始まりの大事な時期。仕事量も多い。また、GW明けに大きな行事である運動会があり、それに力を割くことになる。
今年も5月に他校の校内研に一度お邪魔させていただいただけであった。

それが6月になってからは変わる。一気に2月まで講師役も、参加したい学会等が増える。
今週も教育センターでの講師役を本日終えたし、あさってはセミナーでの模擬授業役がある。

今回講師役をして思ったのは、公的な研究でも「自主参加」の先生方はやはり学びへの意欲が高いということである。
県内各地から「希望」で集まった先生方。中には十数年ぶりに会う先生から「先生が講座をするということで、訪問事業がありましたが、参加しました」という方もいた。校種は幼稚園・小学校・中学校・高校・特別支援学校とまさにバラエティ。それでも、学ぶ意欲が高い集団は小学校社会の例でも大丈夫だったと感じた。

ただ受講者が違うからといって、前回と8割方同じ内容というのは反省。新しい情報を仕入れていかないと進化はない。

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2017.06.03

ライフヒストリーインタビュー

主催する「「あすの社会科を考える会in仙台」セミナーも3回目となった。
今回は1.2回目の参加者が都合が悪く、遠くからのゲストをお招きしているのに、参加者が少なくなるのでは…と思ったが、初めての参加者が半数以上おり、盛会となった。

模擬授業3本、コアメンバーによる講座2本、そしてゲストによる講座2本と充実した内容で、参加者の満足度も高かった。
さて、その中で新しい企画としてゲストである古川先生に対する「ライフヒストリーインタビュー」を自分が担当することとなった。30分にも満たない時間で、古川先生の人となりや教育観を引き出すことができれば…と思い、次のような内容をお聞きした。

〇なぜ教師になろうと思ったのか
〇若手教員時代の教師修業の方法
〇教員生活でのターニングポイント
〇影響を受けた先生
〇若手教員へのメッセージ

時には予想外の破天荒なエピソードも出てきて、なかなか興味深い時間となった。参加者からも「刺激的だった」と評価をいただいた。
同時に同世代である自分も過去のことを思い出す時間となった。自分だったら、どんなエピソードを話すだろう・・・という思いにもなったよき時間であった。

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2017.04.18

放送教育全国大会

昨日に続いて研究大会情報。

かつて自分も東北大会で出させていただいたことがある、「放送教育研究会」の全国大会が今年度は仙台で開催される。
2日目の土曜日はすでに先約があり、参加が難しいが、有難いことに1日目は平日の午後からなので、学校の状況によっては、日帰りで参加が十分に可能である。
大会の1次案内がこちらに掲載されている。楽しみである。

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2017.03.21

「授業のネタ研究会 IN 関西」

19日の京都でのセミナーの翌日、尊敬する大阪の河原先生のお招きをうけ、「授業のネタ研究会 IN 関西」でお話をさせていただいた。テーマは「アクティブな社会科授業づくり」。1時間、模擬授業を含めながら話をした。中高の先生方がメインの研究会だが、熱心に聞いてくださった。

お聞きすると今回が第43回。積み重ねのすばらしさを感じる。河原先生からは新刊のご著書「クイズ主権者教育―ウッソ―?ホント! 楽しい教材71」をいただいた。中学校の講座を自分が受け持つこともあるので、さっそく活用しようと思っている。教材開発の着眼点には学ぶところばかりである。

さて、この研究会では大学時代に社会科教育法の講義の教官だった中村哲先生(関西学院大学)のお話もお聞きした。交通機関の都合で半分で失礼したが、当時の講義(もう35年前!)が鮮明に思い出されてきた。今は授業ビデオを見て、研究会をするのは当たり前だが、中村先生はその先駆者でその当時、附属中やご自身の飛び込み授業を授業で視聴させ、授業について話し合いを学生にさせていた。それだけではなく、有名な社会科教師の実践を数多く紹介していただいた。
一回、一回が学生に力をつける講義だった。自分が教育実習で、この講義で学んだ「〇〇なのになぜ~なのか」という発問を応用して、わりとうまく授業がいったことを今も覚えている。

今回は退官講演ということでのお話だった。70歳といいながら、実にお元気だった。有田先生もそうだったが、70代でお元気な姿を見ると、自分はまだまだと思う。

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