2009.07.09

有り難き書評

書籍も発行されて半年も入ると「安定期」に入る。
この安定期というのは、売れ行きのペースが定まるということである。コンスタントに読まれ続けるものもあれば、なかなか注文されないものもある。自分の著書の中でも、ノート本は今も読まれているが、授業のアイデア本などはアマゾンランキングを見てもなかなか上がらない。
一番新しい本「価値ある出会いが教師を変える」も発行して半年が過ぎた。これまた安定期に入っている。有り難いことに今だに書評で取り上げられることがある。最近もWebで3つほど見付けた。その中の一つに「部長M ブックブログ」に取り上げていただいた。
このブログ、様々なジャンルの本を独特の視点から書いている。取り上げられるだけで恐縮するのだが、さらに「工夫を発見した」と次の5点とその詳細を書いてくださっている。

  1. 時系列で編集されている
2. 一文が短く簡潔
3. 取り上げるエピソードが具体的
4. 振り返りをうながす工夫
5. 書き手の視点が徹底的に謙虚

何度も読んで「こういう評価をしていただいて有り難い」とつくづく思った。著者冥利に尽きる。

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2009.07.08

HP運営のヒント

地区懇談会で校長からHPの仮オープンの話があった。
その後の懇親会で興味をもった何人かの保護者の方から、お尋ねがあった。
そのやりとりの中で本校HP運営のヒントが見つかった。HPには「携帯のサイト」がついている。私自身はそれほど重視していなかったのだが、保護者が一番最初に注目するのはここではないか・・・と。

本校のネット環境はまだ高速インターネットになっていない。その中で選んだツールである。地域のネット環境も同様である。その中でのHPであるから、環境を考えた重点的な運営が必要だな・・・と感じた。
ちなみに仮オープンのページはこちら。内容は今後充実させる予定。

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2009.07.06

複式の強み

今日の岩手県教育センターの出前複式授業。
これはセンターの事業としてあるもので、本校が依頼したものである。費用はセンター持ちで、しかも指導主事が本校で飛び込み授業を行うもの。大変ありがたい事業である。複式のメリットである。
さらに自分自身が2年前にセンターの協力校として、指導主事の先生方とつながりがあるので、その点でも有り難い情報を得ることができる。

研究授業、研究会ともに価値があるものであった。授業から学ぶのは複式の指導方法ばかりではない。算数の発展的な部分をどう指導するか、算数における言語活動の充実はどういうことを指すかといったことも学ぶことができた。さらに研究会では、少人数であるからこそ、出席した先生方が思う存分質問をしたり、感想を話すことができた。自分自身もプロデュースした甲斐があったとつくづく思った。

これは講師の先生も同様だったのでは・・・と推測する。講師の満足度も、人数ではなく、参加者の意識の高さによるからだ。私自身、それは講師の時に感じることである。

さて、研究会の司会&記録である私も研究会の時には楽しい雰囲気にいつも以上に多くのことを話した。
「複式だからこその強みもあるはず。それを授業に取り入れるべきだと思っています。どんなことがありますか」と話題に出した。
「4年生が3年生にリコーダーを教えられる」
「1つ上の学年から、教え方を教わって、それを自分が下の学年に伝えられる」
「単式だと固定した人間関係だが、複式だと毎年変わる」
「自学力がつく」
「何といっても教具が一人一人に行き渡る。一人一実験や調理実習でも一人ずつできる」・・・等々
このように多くの強みが出てきた。
自分もいくつかは実感していたし、このブログにも書いていたが、やはりこういう会では多くの情報を得ることができる。そして、どんな状況でも発想や見方を変えれば「強み」が見えてくると感じた。複式も同様である。

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2009.07.04

学級渡り鳥のメリット

前任校には最後の年は担任外だった。専科で6年生2学級に社会を1年間教える他に、その他の授業時間はいろいろな学級に入った。週に平均20時間程度は授業をしていた。残りが主担当の研究主任・情報教育主任として、学校運営の中核として仕事をした。多くの学級の研究授業の参観、各部会の研究会への参加等、実にいい経験を1年間でさせていただいた。
1時間だけのその学級でも、全力で授業をした(当たり前だが)。だから、わずか1時間の補欠授業でもよく覚えてくれて、廊下ですれ違っていた時にもよく親しく挨拶をされたものだった。

今、土日に水沢に戻る。用事であちこちに行くと、子どもたちによく会う。自分が住んでいるところは、前任校の学区であるから当然のことだ。にっこりと挨拶をする。
今日も自宅近くを車で走っていたら、中学生が3人歩道で立ち話をしていた。近づいたら、よく入った学級の子たちだった。何度も雑談をした人なつっこい子たちだ。向こうも気づいて、「あーっ!」と指をさされた。そのまま礼をして帰ったが、何もなつかしかった。

ささやかなふれあいだが、これは自分が学級を渡り鳥のように歩いていたメリットだ。担任外だからこそ、大規模校でも多くの学年の児童と接点がもてた。そのよさを改めて感じた日であった。

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2009.07.03

3つの自己開示

住友生命の「職員室」というリーフレットがある。教職員向けに月一回発行されているものだ。
何の縁かわからないが、「学級通信づくりのコツ」というコーナーもあり、私の学級通信本をベースにコンパクトにポイントが示されている。私には事前にチェック依頼が来て、いつも「OKです」と返信を出している。今回で7回目であった。

このようなリーフレットは一通り目を通す。学校に来る冊子も同様だ。時には貴重な情報が得られる。貴重な情報が得られなくても、トレンドに触れることができる。自分にとって「異分野」に触れることは重要だ。
「職員室」8月号には明治大の諸富先生が「児童・生徒に教員の気持ちを伝えるコツ」として「自己開示」について書いていた。

・価値観の自己開示・・・「先生は、人間としてやってはいけないことがあると思うんだ・・・」
・感情の自己開示・・・「今日のあなたの頑張っている姿を見て、先生は本当にうれしい」
・事実の自己開示・・・「先生があなたたちの年齢のとき、実はこういうことがあってね・・・」

そうだ、そうだと思いながら読んだ。担任時代であれば、これらは自分にとって意識をしていたことだった。今、授業でも、子どもたちに日常の生徒指導や行事の励ましを言う場合がある。考えてみれば、こういうことは担任時代より明らかに意識が低くなっている。仕方のないことではあるが、問題はそういう状態で話しているということだ。子どもたちに共感が得られなければ意味がない。
さっと見たリーフレットがこのような気づきを得た。やはり目を通すものである。

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2009.06.29

有り難き環境

世の中は夏だ。
岩手でも「今日は気温が30度になります」と予報が出る時期になってきた。
暑い夏。それは仕事をする上では厳しい環境だ。7月になってからの暑さで授業が効率的に進まなかったことを思い出した。

さて現在。本校は実に涼しい環境である。「やませ」の影響である。だから、日中の気温の予報が高くても実際には涼しい。教室はもちろん、外での体育も校外学習も適温である。時として冷害の原因にもなるが、学校の仕事をする者にとっては有り難い気候である。同じ岩手県でも南部にある前任校とは本当に違うものだと感じている。

さて、自分のアパートはまた別。朝は窓をあけて空気を入れる。ちなみ自分は朝型人間だから、今の時期は4時台に起床する。鳥のさえずりがあちこちから聞こえてくる。昨年も思ったが、なんと贅沢な仕事環境だろう・・・と改めて思ってしまった。
今の時期は避暑地で過ごしているようなものだ。この朝の極上生活をもっと楽しもうと思った。

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2009.06.28

健全な家庭人であれ

昨日、今日と吹奏楽の大会だった。我が家の子は2人とも関わっているので、連日でその演奏を聴くことができた。それぞれ満足のいく結果が出たようだ。
文化クラブであるが、その練習は時間的にはけっこう厳しいようだ。その分、結果もついてきたのかもしれない。
同時に同じ教職として担当の先生方のご苦労も思う。夜の練習、休日返上での練習・・・ここは小学校教員との明らかな違いである。感謝以外の何物もない。親としては子どもたちを伸ばしていただいて、有り難い気持ちでいっぱいだ。

さて、今日読んだ「明日の教室3」の中に、インパクトのあるフレーズがあった。「健全な家庭人であれ」というものだ。上越教育大学の西川先生が書かれていた部分だ。

「健全な教師として、その時々の健全な授業観を獲得する過程には3つの罠がある。(中略)第3の罠は、自分の時間のすべてを学校に費やし、その他の社会、特に自分自身の家庭との関係が希薄になってしまうという罠である。」

そうならないためにも「健全な家庭人であれ」と主張されている。共感できるメッセージである。家本先生の著書にも似たメッセージがあったことを思い出した。

中学校・高校のクラブ担当(小学校も?)の先生方に感謝しつつ、クラブ活動での保護者の期待がふくらむと、ここに書かれているの原因の一つに結びついていくのでは・・・と感じた。かつて自分がスポ少担当(実質は学校のクラブと同じ)だった時には、先のようになっていた傾向があった。今は今で単身赴任。自戒をこめて先の文章でいろいろな思いを巡らせた。

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2009.06.27

質問のあり方

志水先生が「質問のあり方」というエントリーを書いている。
重要な指摘である。
これは講演会での質問例であるが、授業研究会でも似たパターンがある。かつて、国語の公開授業研究会で自説に基づいた授業展開を主張していた先生がいた。他の先生から、「この研究会は〇〇小学校の仮説に基づいて授業をしている。それに基づいた意見を言うべきである」とすぐに窘められていた。全くその通りだと共感した覚えがあり、その時からその視点を失わないようにしているつもりである。

だから、このような「講演会や研究会での質問のあり方」を学び合う機会が必要だと思う。勉強している人であれば、様々な書籍で同様のことは述べられているから学んでいるとは思うが・・・。

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2009.06.25

上手くいっているのは「ツイテいる」

いい講演を聞く機会があった。
地元の中小企業の社長さんである。
自分のモットーを20カ条にまとめており、「マイナス言葉を使わない」「陽転思考で」等、私自身のモットーと重なる部分が多く、共感できるものだった。

その中で特に「なるほど」と思ったのが、『上手くいっているのは「ツイテいる」と考えよう』ということだった。誰しも、成功すれば自分の努力だと思いたくなる。それはそうだ。自分のことは自分がよく知っているからだ。しかし、それでは奢りを生む。「上手くいっているのは、たまたまツイテいるだけ」なのだ。そう考えたらよい・・・・そんな趣旨の話だった。
確かにそうだ。自分なりに誰しも努力はしているだろう。認めてもらいたい気持ちはあるし、その努力が結果に反映されたのなら、「努力した結果」だと思いたくもなる。
しかし、それでは隙ができる。謙虚さも失われるかもしれない。さらにうまくいかない時は、「努力しているのに」と思ってしまうであろう。

日ごろなかなか講演を聞く機会がない。今回の講演はこの考え方を知っただけに十分に価値のあるものだった。

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2009.06.24

4倍アクセス

いつもの習慣で今日のアクセス数をチェックしていたら、いつもの4倍ぐらいある。
どうしたものかと思ったら、こちらのニュースに紹介されていた。
これは初めての経験。もっとも沖縄の米作りについて授業をしたものの、このニュースにぴったりと合うかどうかは別なのだが・・・。ただ、ネット・ニュースの威力には驚いた。
もっとも迷惑コメントもついていた。これもニュースの影響。こういうこともあるものだ。

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2009.06.23

人を育てる

今年度に入ってから平日の読書量が減った。目の前の仕事のために参考にする本は毎日目にしているのだが、自分の教養を高めるものは、もっぱら休日。それだけ目の前に仕事に追われているということだが。

さて、明日は出張。今年度初めて学校を一日空ける。登校日では年2、3回程度の貴重な機会だ。直接会場に向かうので、いつもより朝はゆっくり。さらに今日はいつもより早めに帰ったということで、久々の平日の読書。やはりいいものである。この方が目の前の仕事のエネルギーもわいてくる。

今日は思うところがあって以前読んだ「あぁ、監督」(野村克也著・角川書店)を再読した。思うところがあった分、価値ある言葉が次々に入ってきた。

・組織はリーダーの力量以上には伸びない。
・監督の「器」とは何か。「信頼」「人望」「度量」「貫禄」「威厳」「表現力」そして「判断力」「決断力」ということになろうか。
・川上さんは選手たちに「野球人である前にひとりの人間であること」を厳しく説いた。
・本人が「自分が次期監督候補である」という意識を持てば、当然野球を見る目や選手を見る目が変わってくる。
・人を遺してこそ、真の名監督である。

ここに今の自分が考えなければいけないことへのヒントがある。自分自身が実践を重ねるのも原稿を書くのも、今までの経緯からすれば自然なことだ。同時に「人を育てる」ために何をすべきかももっと考えるべきなのだ。器を磨くのも当然のことである。

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2009.06.19

発信したら情報が返ってくる

「情報は発信したところに集まる」とよく言われる。
確かに、発信が乏しければ情報の集まり具合は芳しくはないだろう。ただ、発信したからといってもどんどん集まってくるわけではないと、経験上思っている。

しかし、ここ数日は別であった。

・朝日小学生新聞に先週の取材の記事が掲載された(17日)。一面の6割ぐらい割いた記事であった。Webでは残念ながら見ることができないが、小学生対象の新聞らしくビジュアルにわかりやすく書かれている。ノートの著書も書かれていて、ぐんぐんとアマゾンランキングも上昇した。ブログは紹介されていなので、ふだんより少し多め程度のアクセス数だったが、紹介された本はやはり別だった。

・新聞といえば、「教育新聞」に月に2回連載をしている。全国紙なので、これは反応が時々ある。今日は、教育関係会社から、辞書活用に関わる資料をいただいた。参考になるものばかりでこちらが有り難かった。いい情報であった。

・そしてブログ。コメントから、「子育てハッピーアドバイス」の出版社のブログを知る。「今日のハッピー仲間」として紹介された。リンクして気に入ったのが、「日めくり子育てハッピーカレンダー」。共感するいい言葉が並んでいる。再読したくなった。

発信しているからこその情報のリターン。自分の知識も広がる。

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2009.06.18

クローズアップ現代

平日はほとんどテレビを見なくなった。ニュースはネットや通勤のラジオ(結構充実したニュースや解説が聞ける)で情報を得ているし、家でもそれなりにすべきことがあるので見ている余裕がないというのところだ。その分、土日に実家に帰った分、家族と見ている。

さて、それでも帰ってきて晩ご飯を一人で静かに食べるのはいやなので、自然とその時間はテレビをつける。8時前後が多いのだが、今週はクローズアップ現代を2回見ることができた。いつもまずはこれを見て、興味のあるテーマなら見続けるし、違っていればすぐにチャンネルを変える。

1回目、一昨日の番組では、「人に優しい企業の挑戦」がテーマだった。「不況の時は攻めの経営、好況時は守りの経営」、「急成長は敵」といった発想の転換を促す話に共感した。
今日は「“10歳の壁”を乗り越えろ~考える力をどう育てるか~」というテーマ。東大教授の佐藤学先生がゲストで、小学校での算数実践が出ていた。現場人からすれば、「特別な授業」という感じではなく、集団での学び合いを育てているもので、これまた好感がもてた。調べていくと、犬山市では何年も前から学び合いを取り入れているようだ。その成果はこちらの本になっている。どちらも後半部分しか見られなかったが、それでも自分にとっては価値のある情報だった。
また来週は月曜日が太宰治、火曜日が足利事件。興味のあるテーマが続く。問題はそれまでに学校から戻れるかということだけど・・・。

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2009.06.17

宿泊体験学習で

5年生で大きな行事の一つが宿泊体験学習である。林間学校、宿泊研修と本県で言う場合がある。
本日はその行事。ただし、複式なだけに5・6年一緒である。(修学旅行と隔年で行う。だから5年生で修学旅行に行く子もいる。)

小規模校の行事の負担感は大規模校に比べれば少なく、メリットは大きいと感じた。たとえば、キャンプファイヤーにしても、大規模校で担任していた時には役割分担、事前リハーサル、物の準備、出し物の練習等々、かなりの時間をかけた。さらに4クラスの学校の時には、事前の指導に割く時間もかなりのものだった。当日は当日で、トラブルに対応したり、時間のかかる班のお世話をしたり・・・とゆとりのない日程だった。教師にとっては、本当に体力を消耗する行事だった。
その点、本校はウォークラリーでは班が少ないので、全て到着してから休憩の時間を設けることができたし、キャンドルサービスでは、班の出し物もじっくりとすることができた。余裕のある行事はやはりいいものである。

その宿泊体験学習で「こどもぐんて」というものがあることを知った。ネットで調べてみると、アマゾンでも売られていた。大人の軍手では大きいという子にはぴったりである。いろいろな商品が売られているものだ。以前ダンボールカッターが売られている時に感心したものだった。「必要は発明の母」である。

最後に、所員さんによる今日の宿泊のベッドメイキングの説明は秀逸だった。布団、毛布、シーツのミニチュア版を準備し、机の上で説明したのである。もちろん、表や裏、しまい方も詳しく説明していた。かつては、どのシーツの上に寝たらいいのかわからない子もいたが、これなら間違わないであろう。これも教材の工夫である。

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2009.06.16

用語の定義

教材研究をしていて、時々「はて、この定義は?」と思うことがしばしばある。
社会科で特に多い。昨日も新学習指導要領で重視されている世界地理の部分を調べていて、「島」の定義を改めて確認した。「オーストラリア大陸より小さい陸地」といった部分はもちろんであるが、その逆の「岩のようなものも島か」というところである。

国際海洋法によれば、「島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、満潮時においても水面上にあるものを言う」と書かれている。満潮時にちょっとでも水面に浮かんでいるのであれば、れっきとした「島」ということなのだ。(これは沖ノ鳥島が有名)
こう考えてくると、「山地と山脈の違い」「湖と沼の違い」「海に流れている川。その境目は」など、あれこれと定義についての疑問が浮かんでくる。社会科教育については、好きで研究しているものの、このような知識面はあまり強くない。こういう調べざるをえない環境はその知識を増やすチャンスである。(ちなみに、山地と山脈、湖と沼の違いはこちらに書かれていた。)


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2009.06.15

原稿を書いてよかったと思った時

読売新聞の岩手版に年に数回「学びの現場から」というコラムを書いている。「何を書いても結構」ということなので、気軽に思ったことを書いている。一昨日掲載されたのは、こちらのブログ原稿をベースにしたもの。さっそく教え子から反応があった。「私たちのことだー、嬉しい」と。

とある方から先週電話。「ノート本」を若い人たちとの研究会で使っています。役立ちますと。これは他の先生方からも「先生方に勧めています」と言われることがある。

先日は、大学の先生から、「学生に「価値ある出会いが教師を変える」を読ませている」という話をお聞きした。これにも恐縮してしまった。

こういう反応をいただくと原稿を書く苦労も吹っ飛ぶ。自分が書いたものが誰かの役に立つのなら、それは本当に嬉しいことである。それがまた自分のエネルギーになり、前進することができる。

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2009.06.14

県民の励み

6月14日。昨年、岩手宮城内陸地震があった日だ。
自分は東京にいて、その瞬間を体験しなかった。それは幸いなことではなかった。家のことが心配でも、帰る新幹線がストップしたまま。何とか仙台まで辿り着いたが、それ以北は運休。一泊かと思ったら、20数km離れた一関までバスが運行していることがわかり、何とか家に戻れた。その日のブログのアクセス数はふだんの3倍ぐらいになっていた。

さて、今日「県民を励ますためにもがんばりたい」をモットーに大会に出た選手たちがいる。富士大学野球部だ。岩手の花巻市にある小さな大学だ。大学野球選手権。高校野球のようにテレビ中継されるわけではないから、地味なのであるが、地元ではちょっとした期待感があった。春の甲子園の花巻東高校に続いての活躍。全国レベルの選手が有名大学に行く中、東北の小さな一大学に進学した選手たち。それが決勝まで進んだのである。

残念ながら7回途中までのリードは守れず敗退したが、大変励みになった。
まず大学選手権に出ることが選手の目標だっただろうし、一勝するのも大変だったと思う。それが決勝まで来た。それは決して運ではなく地道な結果だったと予想する。スタート地点では東京6大学のようなチームではないのだが、努力でそれに匹敵するチームになった。これが尊いのだと思っている。
自分も教員になった時にはきっとぎりぎりでひっかかった口である。だから努力しかないと思っている。そういう点で共感を覚えたニュースだった。

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2009.06.13

新型インフルエンザであれこれ

いずれは来るだろうと思っていた新型インフルエンザの県内での感染者。
本県のバスガイドさんがかかったということで、一緒に修学旅行に行った子どもが出席停止という状況になっている。教員も同様である。

さっそく本校でも校長の指示で各家庭へのインフルエンザ対応のお願い文書を作成。「一からの文書作成」は結構しんどい。しかし、時間がない。そこでネットで検索すると、いくつかの参考文書が見つかった。それらをもとに文書作成。ネットで助かった。

今回は小学生が関わっている事例ということで、「もし自分の学校で似たようなことが起きたら・・・」と想像した。テレビでマスコミが殺到するする様子を見ていただけに、今そのようになると十分に対応できるか不安になった。対応基準をもっていないからである。
調べてみると、マスコミ対応のシンプルなコツとしてある方は次のように書かれていた。

・うそは言わない
・言ってはいけないことを言わない
・逃げない

なるほどなあ・・・と思った。特に「逃げない」というのは重要だと思った。「逃げ」の学校の姿勢が批判されている例も「いじめ問題」や「教員の不祥事」等であった。結局傷口を大きくしてしまう。
このような「対応の基準」をその日のために知っていなければ・・・と痛感した。

新しい対応で必要なことが出れば、必要な仕事も増える。それは同時に自分の学びの場である。そんなことを感じた新型インフルエンザ対応であった。

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2009.06.11

教え子の声に励まされる

初任の時に担任した子から連絡を受けた。「この夏に同窓会をやるかもしれないので・・・」ということだった。
聞けば、その時に担任した子たちが親になり、我が子が同じ学年(2年生)ということで3人で盛り上がり、そういう話になったとのこと。
「そうか、そういう年月を経ているんだなあ・・・」と改めて感じた。

担任したのが1985年。時は中曽根首相の時代。日航ジャンボ機事故、ファミンコンの登場、阪神タイガースの久々の優勝といった出来事があった年だ。もう24年前になる。その時の3年生だ。その子たちもそれぞれに成長し、結婚、子どもが授かり、今2年生。自分からすれば、あっという間の24年間だった。

赴任してすぐに校長に言われたのが、「初めて受け持った子は忘れられない」。まさにその通りだった。改めて部屋に飾っている初任の時の学級記念写真を見て、名前を確認する。「教師になった時の初心を忘れないように」ということで貼っているものだ。26人分スラスラ出てきた。それだけではない。一人一人のエピソードもすぐに思い出した。
電話をくれた教え子とも、家庭訪問の時のエピソードを話した。「そうだった、そうだった」と彼も覚えていた。そして、私が忘れていたエピソードを逆に教えてくれた。懐かしさでいっぱいだった。

定期的にこのような過去の仕事を思い出させてもらえる。そして、教え子たちのがんばりぶりを聞くことができる。やはり教師というのは有り難い職業である。

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2009.06.09

「うちどく」

自分が新しい分野の仕事をしていれば、それに関わる知識も増える。
教育振興運動(これは岩手独自のもの)の地区事務局として、読書やノーメディア運動を考えるにあたって、「うちどく」という言葉を聞くようになった。漢字で「家読」と書く。家での読書を指すのだが、単に家で読むだけではない。
家読ホームページ(こういうホームページもあるのだ!)には次のように説明されている。

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「うちどく(家読)」は家族で読書の習慣を共有することです。
家族みんなで好きな本を読んで、読んだ本について話す。
これが「うちどく(家読)」の基本です。

難しいルールは要りません。
家族みんなでルールを決めてはじめてみましょう。同じ本をみんなで読めば、会話もいっそう弾みます。また、お互いに本をすすめあう、家族そろって本屋さんで本を選ぶなど、読む本について相談しあうことでもコミュニケーションが深まることでしょう。
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担任時代は、子どもたちがどんどん読書する実践に目が行き、こういう家庭を巻き込んだ実践までは考えることもなかった。今の立場でできるのは、こういう実践である。もっとも、家読をするようになれば、子どもたちはますます本好きになるであろう。それは担任を十分にサポートすることになる。自分の実践も最終的には、担任実践にリンクしていっているのである。

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2009.06.05

プレゼン力

時々プレゼン力について考える時がある。
発表に関わって「プレゼンシート作成に力を入れたなあ・・・」と思わせるスライドがある。しかし、かんじんの話し方が今一つという例を何度も見てきた。「発表原稿ばかり見て、時々しか聞き手を見ない」というのはまだいい方で、ずっとパソコン画面ばかり見て発表する方や、場合によってはスクリーンばかり見て、聞き手に背を向けるという例もあった。

逆の例もある。パソコンによるプレゼンは一切なしで、「言葉の力」だけで印象に残るプレゼンをする方もいた。著名な講演者に多かったのであるが、一番印象に残っているのは「夜回り先生」こと、水谷修氏である。2年前に講演を聞いた。今も迫力のあるプレゼンぶりが思い出される。たとえは、次のような感じだ。

・話し方が非常にクリアー。しかも言い間違いが全くない。次々とテンポよく言葉が出てくる。
・むだな「エー」「で、・・」といった癖がない。
・描写がとても具体的。様子が誰でもイメージできる。
・会話文を時々入れて「一人劇」みたいなこともできる。
・会場のみんなが「水谷さんが自分を見ている」と思うような視線。これはなかなかできない。
・問いかけて挙手。聴衆も講演に参加している感じが強い。
・ユーモアもあり、飽きさせない。

まさに「プレゼン力」。考えさせる講演会だった。


 朝早く目が覚める。だんだん明るくなるのが早くなるので仕方がないが、今日は体調がよさそうなので起きてしまう。朝一仕事。

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2009.06.04

読書ボランティアさんの有り難さ

本校では月に2回、読書ボランティアさんが読み聞かせに来校される。
朝の15分程度で1・2年、3・4年、5・6年にそれぞれ本を町立図書館から借りて読んでいただく。子どもたちにとっては、楽しみな時間の一つである。渉外関係は私が担当なので、終了後に読んだ本の話を聞きながら、私自身の児童書の世界も少しずつ広がっている。

2週間ほど前に、ボランティアさんのお一人に、「教科書に出ている本を教えてください」と言われたので、さっそく資料を送った。そうしたら、今週、「教科書関連の図書」を町の図書館から40冊以上借りてくださった。中には「三つのお願い」や「スイミー」といったそのまま教科書に出ている本もあった。教科書の絵と見比べることができるので、面白い。本校は図書数が少ないので、担任の先生方も大助かりであろう。
読み聞かせだけで有り難いのに、さらにこの行い。本当に有り難いと思った。

私自身も展示作業をしながら、本を斜め読み。その中で見付けたのが「声に出して楽しんで読もう」シリーズ(小森茂監修・学研)。1年から6年まである。実に多くの作品が一冊に掲載されている。昔話、詩、歌、小説の一部等々。知っているものもあれば、初めて読むのもある。ただ、確かに「声に出すと楽しそう」である。
たとえば、1年生の6月だったら、「ずいずいずっころばし」「かごめかごめ」「ほ ほ ほたるこい」というように遊び歌である。これが8月になると、昔話の「こぶとりじいさん」や唱歌「浦島太郎」というように月によってテーマも変わってくる。「教材にもなるなあ・・・」と以前低学年担任の時に、楽しい詩を音読させたり、読み取らせたり、似た詩を作らせたりしたことを思い出した。

こういう世界に触れさせてもらって、読書ボランティアさんは教師の世界を広げるという意味でも有り難いと思った。

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2009.06.03

全校朝会の話

全校朝会で校長先生からの話が月1回ある。
今朝はその日だった。飼っている犬の話であった。犬の成育歴、扱い方、どんな思いで接しているか等々、ジェスチャーや関連グッズを用いた熱いお話ぶりであった。子どもたちは集中してよく聞いていた。
校長先生は事前にご自身の話を振り返る用紙を担任に配布していた。担任の先生方は朝の会で、校長先生の話を振り返ることができる。これはこれで、「校長先生にしかできない実践」だなあと感じた。
たとえ月1回でも積み重ねれば、「聞く力」は大きく伸びると思われる。

前任校の校長先生も月1回の全校朝会のために、きちんと話す内容をそのまま書き、読む練習をしていた。校長室に用事で入った時に、原稿を繰り返して読む練習をしていたことがあった。わずか3分ほどの話でも、しっかりと練習をしていた。その心構えは見習わなければ・・・と痛感したものであった。

以前読んだ向山洋一氏の本で校長先生の話のすばらしさを書かれていたものがあった。その校長先生も話す準備をしっかりとする先生だったのだが、ある日の全校朝会は「青空を見てみましょう。今日は青空がとってもすばらしいので、話すことはありません」と言って降壇したということである。これはこれで印象に残るエピソードである。

私も教育実習での校長先生の話で印象に残ることがあった。子どもたちが校長先生の話に共感して、話の途中でも拍手をするのである。担当の先生が、「今の校長先生になってから、子どもたちが拍手をするようになった」と話されていた。附属小であるから、校長先生は大学の教授である。「子どもたちに拍手をされるような話ができるようになりたいものだ」と思っていたが、担任時代はなかなかできなかった。

全校朝会の話一つでもいろいろなエピソードがあるものである。

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2009.06.01

やはり雑談はいい

前任校の担任時代は、教師も子どももすべきことが多くて、なかなか雑談ができなかった。「週に2回、いや1回でもいいから放課後に雑談したい」と思っていた。子どもたちとの距離が縮まるし、何よりも子どもたちと話すのが好きだったからだ。

今は担任ではないから、やはり雑談する機会は限られるが、補欠授業に入った時には給食時間が実にいい雑談タイムだ。やはり食べることは授業と違ってリラックスするのか、子どもたちの口も滑らかで、よくしゃべる。けっこう大事な情報も中学年・高学年で得ることもある。
さて、今日は1年生に入ったのであるが、今までだと1年生は自分のことを聞いてほしいようで、自分のことばかりでなかなか全員での会話にはなっていなかった。発達段階からすればそうであろう。
ところが、今日子どもたちと給食を食べながら会話をしていると、十分に話がかみ合っていて楽しかった。集団として、まとまってきたんだなあ・・と感じた。私もその仲間に入れていただいた。

「私、将来アイドルになるのをやめてケーキ屋になろうかな・・・副校長先生は?」
「じゃあ、将来アイドルになろうかな?」
「えー」
「えー」
「タイプじゃないよ」
「じゃあ、芸人になろうかな・・・」
「いいかもしれない。ダジャレ、多いものね」
「うん、サンドウィッチマンの一人になったら合うかもしれない(笑)」

こんな感じだ。(そうか、自分はサンドウィッチマンと違和感のない雰囲気か・・・)とちょっとガクッときたが、それでもこのような雑談は楽しくてしょうがない。補欠で学級に入る時の楽しみの一つになりそうだ。

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2009.05.28

心に残る言葉を拾う

仕事に追われていた4月。運動会に向けて全力投球していた5月。それらが終わって、今週からはいくらか時間的にゆとりが出てきた。今まで余裕がなくてできなかったファイル整理や校内巡視、そして送付資料に目を通すことができるようになってきた。

送付資料の中で県の副校長会の総会資料が目にとまった。通常であれば総会資料は、事務的な内容が多いのであるが、ここには特別講演の資料が掲載されていた。現場出身の大学の先生のものである。
いくつもの印象深い言葉が書かれていた。

・研究をしている教師は子どもたちと同じ世界にいる
・教師自身が学び続けていないと、教育意欲はいつのまにか落ちてしまう
・常に「学習能力」を高めるための努力をする教員集団でありたい

全て校長時代に教員向けに書かれたメッセージである。基本的に「学び続けよ。それを教員同士で語り合え。そうでなければ子どもたちに教えることができないだ」ということであろう。
改めて今の自分を振り返る。自分自身で学び続けていても、それらを集団として話し合っているかといえば違う。いろいろと話しはするが、あくまでも仕事の運営が中心。そういえば、今年は出したいと思っていた教員向けの通信も今だ発行できていない。
資料を読みながら、自分の不十分さを感じる結果となったが、逆に言えば、今までそういうことすら振り返られなかった。来週はもう6月。2カ月遅れではあるが、今年の初心を思い出して新たなスタートを切ろうと思った。

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2009.05.27

「親切、丁寧が仇に」

「親切、丁寧が仇に」
今日の職員会議で校長先生が話された内容の見出しである。
「教育ジャーナル2008」11月号の特集である。
見出しに関わる内容は、聞く力を育てるための指導法であるが、翌日の連絡を徹底させるために親切に書いたり、お便りに書いたりする。その丁寧さが力を育てるために仇になっているのでは・・・ということである。
確かに連絡を徹底させたい気持ちはよくわかる。重要事であれば、なおさらである。連絡帳に書かせた上で、その日の帰りの通信に書いていれば、子どもたちは「ほら、通信に書いているよ」と言って終わり・・・ということもあるだろう。
さらに世の中全体も「丁寧で優しくなった」とその特集には書かれている。電車の視覚情報はそうだろうし、時刻表や乗り換えのアナウンスに注意しなくてもケータイでわかる。自分もいろいろなところでデジカメを使って、記録化している。

この話を聞いて思い出したのは、「一言少なく一手少ない指導」という有田先生の言葉である。「楽しい授業づくりの技術」という本の中に書かれている。
確かに何でも指示したり、丁寧に説明したりすることで子どもたちは一見うまくいくように見える。しかし、指示待ちになったり、自主的に行動できなくなる・・・ということもある。大事なのは、見た目よりも「どういう子を育てるか」ということである。
今まで優しくしたり、丁寧に言ったりしていたのを「一言少なく言って少なく」することによって多少の混乱が出てくるかもしれない。それでも、子どもたちの成長を考えたらこの指摘は重要である。

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2009.05.25

電話に注意

平日の代休は貴重だ。運動会と文化祭の年に2回しかない。
教諭時代は、夏休み等の長期休みで年休をとれたが、今は別。ということで、病院に行ったり、銀行関係を回ったり、市役所に行って手続きをしたり、清掃事業所にゴミを運んだりとフル稼働だった。合計9ヶ所も行ったことになる。
これだけ回ると、自然と「対応の違い」が入ってくる。「お役所や郵便局は昔と違うよなあ」と思いながら帰ってきた。

ただ、某所の対応は考えさせられた。受付が電話の対応をしていたのだが、相手がお年寄りらしく大声で話している。しかも、「そうじゃなくて、番号だよ」と友達言葉を使う。お客さんでも知っている人だから親しみを込めているのだろう。なかなか理解してもらえないらしく、大声はますます大きくなる。むろん、その方は業務に一生懸命なのだ。
そうなると、聞いている私たちもあまり愉快ではない。同じように感じている人がいるのもわかった。

また、とあるところでは大変混雑していた。それでも窓口業務の方は静かに集中して対応していた。ところが、後ろの席から、「いやいや、どうも」という笑いながら電話対応の声。お得意様との雑談も入っているのだろう。それがけっこう長く続いた。「笑っているより、この混雑を何とかしてくれ~」と思ってしまった。

共に電話対応の例だ。ふと自分を振り返る。職員室にいれば電話番は自分。似たような対応をしていないだろうか。気をつけているつもりでも、知っている方との話だと雑談風になる場合もある。
前の職場では、職員室が賑やかすぎて、電話中の先生が「静かにしてください」大声で言ったこともあった。電話中に気遣いは必要とわかっていても「つい、うっかり」ということなのだ。
改めて注意しなければいけないと思った日だった。

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2009.05.24

今年もすばらしい運動会だった

昨日が本校の運動会。昨年は昨年で小規模校のよさを感じた。今年はさらにパワーアップしたよさを感じた。
今年のよさ10項目をあげる。

・自主性の発揮・応援&スペシャル演技・・・・小学校では応援に負けたチームから涙。それぐらい燃えた。
・9学年のチームワーク・・・小中連携の見事さ。
・新種目で活気あふれる・・・長縄と綱を横にひく種目。新鮮であった。
・地域の皆さんのスーパーサポート・・・6時からの準備手伝い。競技では常に温かい励まし。
・係活動もがんばる・・・少ない人数だからこそ一人一人が重要だった
・組体操復活・・・部分的ではあったが、披露できた。観客からも「すばらしい!」
・職員のチームワーク・・・各自が自分の役割を果たす。校庭整備もよくがんばった。
・ハードな日程でも喜んで参加・・・低学年で4時までの練習が続くのはハード。これもよくがんばった。
・団体戦、白熱・・・一方だけが強いのではなく、白熱した好ゲームが続いた。大玉転がしはわずか1m差。
・メッセージのすばらしさ・・・終了後の各団でのメッセージが感動的。

かつてお世話なった教頭先生が、よく「10の視点」というのを出していた。このような運動会の時もそうだし、研究会後もそうだった。思い出して真似てみた。よくあるパターンは3個だが、それだとすばらしさは伝わらないだろう。10個ぐらいでちょうど伝わる。

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2009.05.23

記録の効果は大きい

立場上、全学年に補欠授業に入る。当然いろいろな教科の教科書を見る。
原稿を書く時にも資料の一つとしていろいろな学年の教科書を見ることもある。
一通り1~6年まで複数回担任をしているので、「この教材か。〇〇さんの音読を思い出すな」「この単元では〇〇くんが、こう発言したものだった」というように、断片的ながらその時の授業を思い出すものがある。

思い出しながら気づくのは、レポート化したり、学級通信に書いたりした単元や教材はわりと細かいところまで覚えているものである。やはり、「1回何かしらの記録を書く」という効果は大きい。

そして、パソコンにそれらの記録を保存するようになってからは、それらを見るのも容易になった。たとえば、急遽授業で5年国語の「新しい友達」の補欠授業を頼まれた時でも、自分が担任した時の学級通信から授業展開を思い出すことができる。
やはり「学級通信に授業記録を書く」「多くのレポートを作る」ということは、立場が違っても大きな財産なのだと改めて感じている。

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2009.05.21

「今までいちばん楽しかったのは何歳?」

このブログはココログであるが、新規投稿をする時に右側に「ブログネタ」というのが掲載される。
ふだんも結構気になるようなおもしろいネタを出してくれるが、「考えてみよう」という段階まではいかなかった。
ところが今日見付けた「今まで一番楽しかったのは何歳?」に思わず反応してしまった。

教育関係のブログなので、プライベートではなく、教員として一番楽しかったのは・・・ということで考えた。

子どもたちとの密着度でいったら間違いなく初任の頃だろう。休み時間に一緒に遊ぶのが楽しくてしょうがなかった。休日も子どもたちと遊んでいたぐらいだった(子どもたちが違う学区にあるアパートまでよく遊びにきた)。しかし、かんじんの授業や学級経営では苦しさそのものであった。厳しい時代だった。だから「一番楽しかった」とは言いにくい。

仕事の充実度で言ったら、ここ数年であろう。全国各地に出掛けたり、本を発刊したり、多くの先生方と出会ったり・・・と有り難いことばかりだ。しかし、時間に追われているのも事実だ。これまた、一番とは言えないだろう。

となってくると、教師になってから十数年経たあたりが一番楽しかったと言える時代かもしれない。特に13年目に担任した3年生の子たちとの日々は実に楽しかった。(念のために言っておくが、当然のことながら担任時代の22年間の全てが楽しかった)
活気あふれた子どもたち。素直でぐんぐん伸びていくのがわかった。子どもたちともとってもいい関係だったし、子ども同士も助け合ういい学級だった。社会と特別活動で新しい実践に挑戦したのもこの頃だ。雑誌原稿にじっくりと時間をかけて取り組むことができた。保護者も同世代ということで、たくさん協力していただいた。学年の先生方は自分以外は20代。自分も30代半ばでチャレンジ精神旺盛だった・・・。その頃、校長先生と面談をして、「今、とっても仕事が面白いです。数年前もそう思いましたが、今はその時よりはるかに面白いです」と言ったことを思い出した。価値ある時代であった。

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2009.05.19

危機への対応

新型インフルエンザのニュースが連日トップニュースで流れる。
今のところ関西方面での発症であるから、本県や本校への影響はない。しかし、「その日」が急に来るかもしれないので、あれこれ考えることがある。

自分の立場上、急遽の対応の時に、どのような動けばよいかわかっていなければいけないと痛感している。火事や地震、不審者対策のマニュアルはあるし、ある程度見通しはつく。
今回のようなケースは、学校でインフルエンザがはやり休校や学級閉鎖になるケースと似ているだろう。しかし、そういう時に対応の仕方については、どうすべきか十分な心得がない。
こういう時のために、対応法を学ぶことの必要性を痛感している。

自分がここ数日で学んでいるのは、各種メーリングリストで関西の先生方の対応である。「こういう時はこういう手立てで行えばいいんだ」「こういう時の文書はこのように書けばいいのか」といったことを、報告から学んでいる。「メールによる一斉連絡」の必要性も感じている。

いずれ、その日になって「・・・しておけばよかった」というのではダメである。日ごろの備えがいかに大切かと思う日々である。

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2009.05.16

3年後でも「担任冥利」

 今日は娘の中学校の運動会。娘とその組を応援しながら、同時に3年生の子たちを追っていた。
 自分が最後に担任した子たちがリーダーとして活躍している運動会である。平成18年度の卒業生だ。

 前任校の担任時代の5年間で2つの学年を受け持った。16年度組と18年度組だ。2つの学年は、子どもたちの実態も雰囲気も違っていた。本当にいろいろな子がいた。さらに18年度ぐらいには自分の仕事のフィールドが16年度時代より広くなり、常に動き回っている状態だった。そんな中で卒業した子たち。「もっといろいろなことができたのではないか。もっと育てられたのではないか」と思ったこともあった。

 その子たちにとっても最後の運動会だなあ・・・・と昨日、プログラムを見て驚いた。3つの組の代表(組長)が全員が6年1組出身の子たちだったからだ。「これは陣地での様子も見なければ」と思った。明るく上手にリードしているA君。スポーツマンらしく気合いを入れるB君。しっかりと頭の中で考えて指示を出すC君。小学校時代と同様に三者三様の個性で、それぞれのチームをまとめていた。
 むろん、3人だけではない。かつての担任した子たちが必死に走ったり、応援したり、踊ったりする姿を見て、小学校時代の多くのエピソードが次々と浮かんで来た。その子たちがこんなに立派に成長している・・・それだけでも嬉しかった。

 圧巻だったのは、閉会式だ。それぞれ結果発表され、組長が壇上で一言(といっても一人2分ぐらい)言う。優勝チームや2位チームは明るく、元気にメッセージを出した。感謝の気持ちを込めてだ。いい内容である。代表としてがんばった結果に満足をしているようだった。
 ただ、「3位の組長は何を言ったらいいか難しいだろうな・・・」と想像した。注目する。マイクの前で最初に「みんな、こんな結果ですみません」・・・その後言葉が出てこない。そうしたら、同じチームから「がんばれ~!」と何人もの励ましの声。勇気づけられて、「たった一つの賞だけど、この賞にはみんなのがんばりが入っていると思います」と言葉を選んで話した。うなずいたり、涙ぐんだりする同じチームの子たち。何とも感動的なシーンだった。
 そして、3人とも壇上でがっちり握手。元担任として「担任冥利」に尽きる瞬間だった。中学校での成長ぶり、先生方の指導ぶりも改めて感じた。

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2009.05.13

応援風景でわかること

数年前の野中先生のブログに「運動会で、その学校がどのくらいの状況であるかを判断するには、応援合戦を見ればいい」ということが書かれていた。
読んだ時に「全く同感」と思った。今まで二十数年間学校現場に勤務して、学校全体が安定した状態の時の運動会の応援はすばらしいものであった。数年前のブログではあるが、「我が意を得たり」という印象が強く、よく覚えている。

さて、本校は小中合同で運動会をする。応援合戦は小中一緒である。昨日は紅白初めての顔合わせ。
小学校1年生から中学校3年生は全員が迫力のある声を出していた。子どもたちのパワー炸裂という感じだった。
やはり、中学生の存在は大きい。
「俺(私)は応援団長の〇〇だ~!」と叫ぶ時の迫力。まさに小学生の見本である。小学校高学年の子たちも十分に見本になるのだが、中学生のそれはレベルが違う。高学年の子たちもさらに高いレベルがあるから、ますますがんばる。
むろん、運動会までは2週間近くあるので、これからさらに応援は見事なものに仕上がっていく。「我が校の様子」がしっかりと伝わるものになるのでは・・・と思っている。

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2009.05.12

授業時間以外の重要さ

先週まで2週間ばかり、ある学級に入った。といってもGWに重なったので、実際の授業日は6日だけなので、たいしたことではないのだが。
一日5時間程度の授業。ふだんも3時間程度、時には出張や年次の先生がいて5時間、6時間の授業も珍しくないのだが、一日担任として入るのは違うものだと改めて感じた。
授業時間以外の指導や対応の時間がけっこうあるのだ。担任時代はそれが当たり前だったから、全然感じなかったのだが、担任外に慣れてくるとまた別。
朝活動・朝の会・業間活動・給食・掃除・帰りの会・・・合計で105分である。授業時間に換算すると2時間分と15分。これだけの時間である。有効に活用すれば、多くの効果があることを改めて感じた。

かつてアメリカの小学校を参観した時に、日本の学校より遅く登校し、早く帰る様子を見た。しかし、先のような授業時間以外は食事と短い休憩だけだったので、実質の勉強時間は日本より多くなることを知って驚いた。こちらのサイト参照。
これがアメリカの強みだと思った。逆に日本は先のような時間が国際的に見れば強みなのであろう。これについては岡本薫先生の講演で聞いたことがあった。だからこそ、朝の会や掃除・給食の実践も盛んに報告される。
自分の場合は、朝の会・帰りの会はずいぶん一生懸命に研究したものだったが、掃除や給食はそれほどでもなかった。反省するとともに、これからでも研究しようと思っている。担任ではなくても、その面でのコメントができるようになりたいと思うからである。

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2009.05.11

ラジオは想像力メディア

昨日の夜の移動の時、ラジオで「岡崎郁氏(巨人2軍監督)のロングインタビュー」が放送されていた。岡崎氏は私と同年代である。昔から「学年が一緒の選手」は、注目度が違っていた。高
3の時の甲子園は熱中して見ていたものだった(特に箕島VS星陵の18回の死闘)。

さて、岡崎氏のエピソードには実に共感できるものが多かった。

1 入った時は、「レベルが違い過ぎる」と後悔した
 入団して2軍で練習を始めた時に、そのレベルの違いに驚いたとのこと。2軍なのに全員が自分より上手。時々「やめたい」とも思った。そう思った選手でも、努力によって1軍で「恐怖の6番バッター」と言われるようになる。精進があったからこそと感じた。
 自分の教員生活も「レベルの違いに驚く」ことが何度もあった。今もそうである。その都度、何とか近づこうと思う。やはり精進しかないと改めて思う。

2 「野球をとったら何もない」
 5年目に入院。練習生として、試合にすら出られない体になった。「もう解雇だ」と覚悟を決めた。その時に、須藤コーチに「おまえには野球しかないだろう。ドクターストップがかかっていても、残り1カ月死んだ気でやってみろ。失うものはない」と激励されて、ノックを受けた。そして、秋季リーグでヒットを打って、何とか解雇されずに済んだ。ピンチの時に励ましてくれる人の有り難さ。人間味あふれる話だ。同時に不器用な自分も教員という仕事以外の道はないと痛感した。

3 監督とコーチの違い
 コーチは専門的なディレクター。監督は総合的なプロデューサー。今の自分に必要なのは総合的な力である。不足している部分を日々の仕事でこれから学ばなければいけないと思っている。

4 夢ではなく「目標」
 最後に岡崎氏は「夢は?」と聞かれ、「夢ですか。自分の場合は目標ですね」と答えた。実現するための目標。それは決して手が届かない夢ではないという意志が感じられた。「坂本選手のように自分が育てた選手が1軍で活躍すること」と答えていた。「人を育てる」という点で共感できる話であった。

 岡崎氏のエピソードは自分の今と比べて共感できることが多かった。同年代ということもあるし、何よりも「ラジオだから」とも思った。想像力が増すメディアである。

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2009.05.10

職場作り

教員にとって運動会は一つの悩みであろう。
といってもその学校での取り組みではなく、我が子とのスケジュールである。「我が子の運動会と重なった!」というのはよく聞く話だ。むしろ重なっている方が多いのでは・・・と思われる。

今年の我が家は子どもたちと自分は重ならなかった。全くの幸いである。長女は今日、二女は16日、そして自分は23日である。
前任校でも幸いだった。子どもたちと同じ学校だったので、我が子の運動会の心配は無用だった。長女が中学校に進んでからも、同じ学区だったので重ならなかった(同じ学区内では、小中学校でずらす)。
ところが、職場の先生方では何人もの先生方が重なっていた。職業柄とはいえ、何とも気の毒であった。(それでも周囲が配慮したり、工夫したりしてお昼に少しでも駆けつけていたようではあった。)

運動会だけではないであろう。入学式、卒業式、家庭訪問、授業参観・・・等々。さらには日々の有給休暇。
今の立場になって、「働きやすい職場」にすることにも力を入れている。たとえば、他校で「休暇をとる時は自習の準備が大変なので、結局とる人も少ない・・・」といった話を聞けば、そういうしくみでないようにしたいと思って実践している。「疲れた時の積極的な休暇」も勧めている。あとで大きな疲れが出るよりも、こまめに休んだりリフレッシュしたりする方がいい。何よりも遠慮なく「家庭事情で今日は・・・」ということが言えるようになってほしいと思っている。

こういう「職場作り」も、今の立場として実践の一つになるであろう。かつて家本先生から、この点では多くのことを学んだ。それを実践していくのも自分の務めである。

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2009.05.09

過去の実践であれこれ思う

来週の講座のために、プレゼン作りをした。
ワークショップ型研究会についてである。文献・写真をあれこれ眺め、6時間ぐらいで一通りできた。資料作成は月曜日である。

さて、このプレゼン作りをしながら、あれこれ考えた。

・「同僚性」の優れた職場で研究主任を務めた幸せ。今回の自分のテーマのキーワードが「同僚性」である。新しい言葉で、「同僚と学び合う関わり」といった意味である。20代から50代まで、一人一人と関わりをもてたことの幸せ。今の自分を作っている。

・多くの文書を発行できたこと。研究通信、提案文書、依頼原稿、冊子の原稿、打ち合わせ文書、さらにはブログの文章等々。「研究」に関わるものだけで、こんなに書いていたのかと改めて思った。逆に言えば、今の文書作成の少なさを物語っているのかもしれない。(仕事上しかたがないところもあるが・・・)

・よき本との出会い。「スクールリーダーのためのコーチング入門」を再読したが、やはりいい本である。

・今回は自分にしては珍しく説明が多くなる。しかし、一方的な説明にならないように作戦を考えた。アイデアも出てくるものである。どういう結果になるかは楽しみである。

やはり考える機会があれば、脳も活性化する。こういう機会があることに感謝したい。

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2009.05.07

遊び心

連休中は一定量の原稿を書いた。
同時にその関連の一定量の本も読んだ。
原稿を書く時には同時に本もけっこう読む。その方が、原稿のためのヒントも見つかるし、表現の工夫も学ぶことができる。

今回、「遊び心」というキーワードが入ってきた。

家本先生の本からは、日本地図や各都道府県の地形を正確に黒板に簡単に書く先生のことが紹介されていた。ちょっとした自分の得意技を遊び心で紹介していたのであろう。子どもたちは間違いなく尊敬していたに違いない。

私は初めてみた研究授業で、初めて「遊び心」について考えることができた。6年、平安時代の学習だったが、教室に入って驚いた。一人の子が平安貴族の衣装を着て、前方に座っていたからである。その子はそのまま授業を受けた。その教師の遊び心だった。

ある先生は、教室に入る時にわざとネクタイを曲げて入ることがあったという。ある子が「先生、ネクタイが曲がっているよ!」と指摘したら、その子に「よく見付けたで賞」をあげるという。遊び心で褒めるネタを思いつくわけだ。

こういう話を読むと、すっかりと遊び心から遠ざかっていることがわかる。担任時代はあれこれ「遊び心」で楽しんだものだったのに・・・。でも、今回の話を読んで復活しそうである。原稿執筆&それに伴う強制読書のおかげである。

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2009.05.03

原稿を書くということ

昨日、今日と原稿を書いている。
この連休中は一定量の原稿を仕上げることを目標にしている。
(家もことも、のんびりもするが)
しかし、時間があるとどっかに油断ができて、却ってはかどらないものだ。
今日も「もっと書けたのになあ・・・」と思いながら寝る時刻になってしまった。

それでも、何かしらの原稿や指導案等の作成を数ヶ月間続けているので、まだ書けた方かもしれない。
昨年の4月は、新しい職場になるということで、原稿を書く時間を確保していなかった。全力で新しい職にあたろうと考えた。わずか1カ月であるが、その時に「書き続けないと腕は落ちる」と思った。
そういう反省があるから、原稿を書き続ける機会がある今は本当に有り難い。

ただ、自分の中で実力以上のものを書こうとしているのではないか・・・と反省している。それも捗らない原因だ。
背伸びしなくてもよい。今の力で書けるものでいいじゃないか。というより、今の力を客観視して、実力をつけることが大事なのだ・・・・今日はそんなことを思った。
原稿の評価が低いのなら、それはそれで実力の反映である。
そう思うと、明日は肩の力を抜いた原稿が書けそうだ。

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2009.05.02

書いて学ぶしかない

先日書いた挨拶状の続きのお話。
今日は5通書いた。全員が目上の先輩方である。ご退職の校長先生、校長に昇任された先生、お世話になった年配の先生方・・・等々。
後輩ならば気軽に書けるが、先輩方となれば同じ内容でも表現に気を遣う。
たとえば、「新天地でのご活躍を期待します」と後輩なら書けるが、「先輩方ならやはり『お祈りいたします』だよな。でも、『ご活躍をお祈りいたします』で本当にいいのか??」と疑問が出てくる。
こういう時にはネットですぐに調べる。OKだとわかる。
同時にその使い方の周辺情報も入ってくる。今日はこんなサイトがひっかかった。
「~のほう」という表現は、自分もこの頃気になっていた。間違いではないだろうが、「自分は使わないようにしよう」と思っていた。「ぼかす言い方」とは言い得て妙である。
それにしても、こういう学びがあるのはやはり自分が返信を書いているからである。
管理職になって学校の公用文書の書き方もだいぶ学んだ。決裁時に修正を加えられるのを見て、「まだまだ修業が足りないなあ・・・」と思う。これも書いて学ぶしかないであろう。

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2009.04.30

やはり1年生Ⅱ

今日も1年生。
「やはり1年生」と感じることが何度もある。

朝の会。一通り今日の予定を説明してから、「何か聞きたいことは?」と言うとある子が手を挙げた。
指名すると、「勉強することが楽しいです!」。こちらの意図とは違うのだが、「おー、それは楽しみだね」というと別の子も「国語が好きです」。さらに、呼応するように他の子も・・・・。何ともすばらしい学習意欲。

本校には観測塔がある。生活科の学習でそこに登ってみた。学校の屋根よりも高いところから周囲を見ることができる。裏にある牧場(牛がたくさん放牧中)もはっきりと見えた。思わずみんなで「ヤッホー!ヤッホー!」。観光気分だった。

帰りの準備の時。いったんランドセルを「ロッカーに置きなさい」と指示をした。そうしたら、ある子がまじめな顔で、廊下にランドセルをもっていって置こうとした。「ロウカに置きなさい」と聞こえたようだ。思わず「クスッ」。そういえば、かつて1年担任をした時に、前を向かせようと「先生におへそを向けなさい」と言ったらおへそを出して見せようとした子がいた。こんなところも1年生だ。

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2009.04.29

 転勤挨拶状への返信

 今年も転勤者からの挨拶状が来る時期となった。
 一人一人の文面自体は定型的なもので似ているが、添え書きがやはり嬉しい。「いきなりの6担になりました」「自然豊かな学校です」「明るい職員室です」等々、少しではあるが近況がわかる。「ああ、がんばっているなあ」「これから教師として成長するだろうな」と思う。

 さて、この転勤挨拶状は教師になってからずっといただいている(当たり前だが)。それに対して返信することは、わずかであった。その頃の筆不精が原因であるが、周囲が「返信無用」のような慣例になっていたのも原因である。事実、自分自身が初の転勤の時に挨拶状を出してもそれほど返信はもらわなかったので、「そういうものだ」と思っていた。

 ただ、2度目の転勤が130km離れた宮古市だったので、諸先輩から「どんな場所にも子どもたちはいます。海辺の子どもたちのために仕事に励んでください」「成長して戻ってくるのを待っています」といった励ましをいただいた。岩手県では、県北出身の教師が少ないために県南部や中央部の教師も一定期間は県北勤務を経験しなければいけない。住宅がその地にあっても、引っ越したり単身赴任したりする。「いよいよ県北だ」と思っての転勤だったので、その励ましが大変心にしみた。
 また、こと返信に関しては有田先生の行いから学ぶことが大きかった。ハガキを出した数日後には返信が届いていた。おそらく、即返信されていたのであろう。お忙しい中でも1日数十人ずつ書かれていたに違いない。

 このような経験を経て、今は挨拶状に可能な限り早く返信を出そう・・・と思っている。メールと違いハガキも手紙も時間がかかる。その時間も、「その人のために費やす時間」と思えば有り難い時間である。

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2009.04.28

やはり1年生

昨日、今日と1年生に補欠授業で入っている。
入学してまだ3週間あまり。
「1年生はやはり1年生」と何度も思ってしまう。

まずは反応が豊か。思わずこちらも反応が豊かになって、表情や声も変えてしまう。すると、それがまた子どもたちにとってはおもしろかったようで・・・。
帰りの会では「今日がんばったみんなに花丸をあげます」と言って空書きで花丸を書いた。それを「はい!」とみんなにプレゼントするポーズをとったら、その「エア花丸」を「いいものもらった!しまっておこう」と子どもたちがランドセルに入れる真似をした。その動作に思わず微笑む。
こんなことが1日に何度もある。

自分が1年生を担任したのは20代の頃だ。それも2回。その時の子どもたちを思い出した。やはり反応が豊かだったし、たくさんのエピソードがあった。違うのは自分の対応。「若くてしかも担任」だったから、はみ出した行動への対応はゆとりがなかった。反省しきりである。

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2009.04.27

共感できる原稿

スカッと気持ちのよい原稿に出会った。
こちらのメールマガジンである。
書かれている内容が具体的にイメージできる。そして、子どもたちにきちんと求めるべきものが明快。子どもたちも教師に言うことに納得するであろう。
そして何よりも自分が担任時代に実践していたことに共通するものが多く共感してしまう。「形式行為をやめる」「お願いをする」ということなどは、低学年時代ほど徹底したものだった。すると、子どもたちもぐんぐん成長していった。

こういう原稿がメールマガジンで読める。有り難いことである。
このメルマガには私も5年半連載させてもらった。3年分ぐらいはこちらに整理されている。
メルマガなので、原稿料などはない。その分、自分のデザインで好きなことを好きなだけ書けた。しかも月に1回、定期的に書かざるを得ない。自分の実践を積み重ねるにはもってこいの自由連載だった。有り難い原稿であった。

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2009.04.26

季節はずれの雪

今日も寒い日だった。4時過ぎのテレビを見ていたら「高速道路閉鎖」のニュースが入ってきた。「そんなに風が強いのか」とWebを見てみたら、何と「県北の雪で閉鎖」とのこと。

いつも夜に移動している自分にとっては、驚きである。県南では予想できない天気であった。天気予報にも雪は出てこなかった。こういう時にネットは強い。改めて天気予報を確かめると、曇りマークであるが、yahooの「みんなで実況!今の天気」は雪の数値ばかり上がっていた。今度はライブカメラを探してみる。すると、高速道路は真っ白。

ここからは即決。かなり早い晩ご飯を食べ、すでに交換していたタイヤを冬用に交換。ガソリンスタンドにもっていったら、「えっ?」と店員さんが驚いていたけど、「県北は雪です」と言って、急いで前だけ交換してもらった。
高速道路が閉鎖されると国道が大混雑する場合もあるので、降りるインターチェンジも混雑しないところに決めた。5時出発。

結果的に自分が県北に着く頃には雪も小降りであった。高速道路は閉鎖されたままだったが、道路もノーマルタイヤでもゆっくりいけば大丈夫だった。
結果論から言えば、そんなに急いで出発しなくても・・・ということになるかもしれない。
しかし、「自分が余裕をもって運転できる」ということを考えたら、今回の判断はよかったと思う。遅い出発だったり、「ノーマルタイヤで大丈夫か?」と不安を抱えたまま運転したりしていたら、少なくても安全面の確率は低くなっていたであろう。
さらに今回の出来事で改めてわかったことがあった。「リアルタイムのWeb情報の有り難さ」と「自分の中での優先基準があれば判断も早い」ということである。情報収集と判断基準は危機管理においての重要ポイントであろう。これも一つの学びである。

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2009.04.25

失敗談と参考文献

昨日紹介した「明日の教室」を読む。
この本の特徴は一定のフォーマットに従って書かれていることである。
1つのテーマが8ページで構成され、最初の2ページで、そのテーマの「基本的な考え方」「主な失敗例」「ポイント」「この他に押さえたい活動」をまとめ、その後に「ポイント」のひとつひとつについて、さらに詳しい内容を紹介している。このフォーマットが執筆時には「厳しいなあ・・・」と思ったこともあったが、いざ完成物として手にしてみるととてもいい。

まず失敗例。これが共感を呼ぶ。「ある、ある。こういう失敗」という感じだ。自分自身の経験でもよくわかるものが多い。それらを読むから、「基本的な考え方」や「ポイント」が説得力を増す。
また、 参考文献も最近の図書だけではなく、10年以上前に自分が読んで実践のヒントになったものも結構出てくる。もちろん自分ももっているので、改めて読んでみようと思った。

これらは、そのままこのブログのヒントとなりそうだ。これから自分の失敗例やかつての参考文献が出てくるかもしれない。

★改めて今春の自分が関わった発行図書
・「学校を活性化する伝統・文化の教育
・「小学校学級生活マニュアルプリント
・「すべての子どもがわかる授業づくり 教室でICTを使おう
・「明日の教室

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2009.04.23

苦手なもの

昨日は地区の副校長会の歓迎会であった。41人の副校長会の組織。4人の新メンバーを加え、にぎやかな会であった。自分も2年目ということで、知っている先生方が多くなり、あれこれ楽しい話を聞かせてもらった。

さて、これで一通り歓迎会が終わった。歓迎会に出て、つくづく感心するのが挨拶する皆さんの上手さである。

・聞き手の顔を見て、思いを込めて語る方
・準備をしっかりとしてきたことがわかるメモを時々見ながら、わかりやすいお話をする方
・印象に残るフレーズ、トレンドの話題を入れて話す方
・短時間でも一つクスッと笑えるお話ができる方・・・等々

「教員の話は長い」ということをかつてよく感じていたが、そんなことはない。なかなかの挨拶ばかり聞かせていただいた。
私自身は挨拶はとても苦手である。立場上、挨拶をしなければいけない時がある。それなりに準備はするものの、「定番のセリフ」すらうまく言えないこともある。ユーモアなんて全くなし。
だから、「突然の指名」なんてとんでもない話である。

ただ、この挨拶の分野だけは今まで「原則」を学んでいない(学ぼうとしていない?)ということも理由として上げられるであろう。それは逆に言えば、原則を学べば伸びる余地があるということだ。決して得意分野にはならなくてもいいが、「苦手」が「やや苦手」という程度になっても立派な成長である。そうなるように努力していこう。

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2009.04.22

学校質問紙

本校でも無事、全国学力・学習状況調査が終了した。
問題について先生方とディスカッションするのはもちろんだが、私は「学校質問紙」にも注目していた。
これは校長先生の責任で書くものなので、私は書いていないが、これらのチェック項目が管理職として取り組まなければいけないことを示していると思われるからだ。
ちなみにこちらから見ることができる。

たとえば、校長先生からは次の質問をについて確認を求められた。

■教員が,コンピュータ等を使って,資料等を拡大表示したり,デジタル教材を活用したりするなどの工夫を行った

これは自信をもって答えた。本校のICT活用は昨年からスパークしている。

■授業学校の教育活動の情報について,前年度にどれくらいの頻度でホームページを更新し,情報提供を行いましたか。
■模擬授業や事例研究など,実践的な研修を行っている

これらは前任校ではしていたことだが、勤務校ではまだできていない。

■あなたは,校内の授業をどの程度見て回っていますか。

管理職として重要なのは先生方の授業力向上である。そのためには、参観は不可欠。自分も授業するだけではなく、先生方に働きかけなければ・・・と思った次第である。

これらの質問紙から、今必要なことが見えてくる。管理職にとっては学校運営を考えるうえで重要である。


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2009.04.19

疲れも吹っ飛んだ

今日は盛岡市内一周継走大会。
岩手県内の中学生や高校生、一般の駅伝大会である。一周3.8kmを男子は5人、女子は4人が襷でつなぐ。県内の半分以上の中学校が参加する大きな大会である。
本校の特色の一つとして、小中併設ということがあげられる。小学校の管理職であるが、そこは同じ学校。応援に出掛けた。中学校の大会を知る貴重な機会である。

この大会のために子どもたちは春休み返上で練習していた。小規模校には小規模校の大変さがある。それでも子どもたち同士で励ましあい、がんばる姿は感動ものであった。

また、他校の応援団の様子にも感銘を受けた。大会の教育的意義を改めて感じた。
さらには、前任校を卒業した子どもたちにも少しだけど会うことができた。みな背がグーンと伸び、きちんと挨拶を姿にこれまた嬉しくなった。

70km離れた盛岡を往復し、さらに夜は軽米に帰る。今日は地区の早朝作業もあり、正直「体力的にしんどいなあ・・・」と思っていたが、これらの感動にそんな疲れもふっとんだ

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2009.04.14

「魂の校長塾」

「総合教育技術」誌で野口芳宏氏の連載が始まった。
「魂の校長塾」というものである。第1回は「初任で出会った大物校長」というものである。
この文章に感銘を受けた。
もう20年以上前になるが、野口芳宏氏を知って次々と本を購入した。その中に「名人への道」というものがあり、初任校時代のエピソードも満載だった。しかし、今回の連載は初めて聞く話だった。だからなおさら新鮮だった。
その校長の実行力はやはり目を見張るものだ。

・講師は常に県下一級の先生・・・授業研究会ほど楽しみな機会はなかった
・講師の費用についても校長が敏腕を発揮した
・プールや電灯教室など当時珍しいものを設置した
・見識が高い、愛校心にあふれていた、子ども大好き人間だった

こういう話を聞くと、プロデューサ-力が必要なことがよくわかる。本校の自主研修のあり方を考えていた自分がとても勇気づけられるエピソードだった。

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2009.04.13

社会貢献の形

土曜日の学習会の会場は東京大学の福武ホールであった。
赤門を入って、すぐに左手にあった。ホームページに書かれている通り「学びと創造の交差路」にふさわしいホールであった。
そもそも東大のキャンパスが「知的な学び」の雰囲気がいっぱいだ。その中にあり、さらに美しい空間だった。安藤忠雄氏がデザインしたというのを聞いて、やはり違うなあ・・・と思った。
さらに驚いたのが、それらが福武總一郎氏(ベネッセ会長)の私財の寄付がもととなっているということだ。成功した実業家による社会貢献。アメリカではこういう話をよく聞くが、日本でもあったんだと感心した。

翌日、水沢を自動車で走っていたら、自動車学校の前で数名の方が看板をもって立っていた。看板を見ると、「早めのライト点灯」と書かれていた。さっそく点灯。すると、先頭にいた方が礼をしてくださった。心が温まった一瞬だった。
自動車学校の皆さんからすれば貴重な勤務時間を割いての取り組みだ。利益を上げるためではなく、自動車マナーアップや事故防止の活動である。これはこれで、自動車学校の皆さんだからこそできる社会貢献だと感じた。

どちらも社会貢献には変わらない。それぞれ自分にできる形で行っている。活動やスケールの違いはあっても、社会貢献への思いは同様である。さて、自分。社会貢献は意識しているが、まだまだ自分にできる形があるのではないか・・・と思っている。

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2009.04.12

コンビニコピーサービス

昨日、急遽の対応でローソンに入った。コピーをするためだった。
コピーをしていたら、「メディアからプリント」という表示が目に入った。「えっ?」と思って注目したら、どうやらPDFも印刷できるらしい。今までなら専門店にいかなければいけなかったが、コンビニでできるようになった。調べてみると文書のデータ保存もできるらしい。くわしくはこちら

昨年末からのサービスらしい。転勤してから、あまりコンビニとは縁のない生活になったためか、全然知らなかった。他のコンビニではあらかじめメールでデータを送っておけば印刷できるサービスもあると聞いた。
あまり使うことはないが、こういうことを知っておくといざという時に便利である。PDFデータがあれば、全国どこでもプリントアウトできるのだから。

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2009.04.11

偶然・ハプニングの日

昨日4月10日は偶然やハプニングが重なった日だった。
こういう日も珍しい。

まず朝。
5月にある運動会のために、早く来ていた先生方が競技の話し合いをしていた。会議で提案するために、競技の実例を本からコピーしていた。ふと見ると、どこかで見た本。「すぐできて楽しい運動会種目ベスト70」(たんぽぽ出版)である。この本には私もいくつかの種目を書いている。さっそく、巻末の著者一覧を示した。「おー」と同僚の声。
さらに傑作だったのが、その同僚が「この競技がおもしろそう」とコピーしたものが、私のものだった。最後に(佐藤正寿)と書いているのを見て、3人で大笑いをした。何という偶然。「大蛇をつかめ」というもので、綱引きの綱を横にひっぱるものである。新競技として本校で行うことになるのかもしれない。

午後。校外でとあるハプニング。学校とは直接関係ないものの、ヘルプに行く。といっても動物を相手にすることはほとんどないので、何をしたらいいかわからない。「一緒に追っかけてくれればいい」ということで、何とか無事解決をする。自然豊かな本校ならでは体験であった。
それにしても動物を相手にする子どもたちのたくましさ。これは都市部の子たちは真似できない。

学校から退庁し、200km帰省ドライブで10kmぐらい行った時、同僚から連絡。これまたヘルプの連絡だった。即対応。このタイミングで本当によかった。もっと連絡が遅ければ高速に乗っていて同僚が困っていた。

終了後にそのまま高速を走り、「この後は何も起こらないように」と願いながら水沢へ。夜行バスに間に合わなかったら、次の日の学習会には間に合わない。無事30分ぐらい余裕で到着。夜行バスに乗り込むことができた。スリリングな1日だった。

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2009.04.09

言葉を知る

昨日、保育園の入園式に行った時に、式の最初と最後に「総礼」と言って礼をした。
「ソウレイ?初めて聞くなあ・・・」と思いながら礼をした。
本校の式では「一同礼」である。これは一般的であろう。場合によっては、「一同礼」がないところもあるだろう。東北地方では「修礼」という場合もある。これについては、以前書いたことがあった
今回も当然調べた。そうするとちゃんと「総礼」は辞書にあった。
「全員で敬礼すること」という意味である。
辞書にもあるぐらいだから、修礼よりも一般的な言葉なのであろう。

また、昨日のニュースで「教科書バリアフリー法」について知った。目にハンディがある子のための法律である。拡大教科書の必要性はむろん知っていたが、法律で制度化されていることは知らなかった。

まだまだ教育界で使われる用語で知らないものは多いものだと実感した。

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2009.04.08

複式だからこそできる「クラス替え」

複式の学校に勤務して1年になるので、まだまだ複式のことは勉強しなければ・・・と思っている。
さて、今日複式学級ならでは・・・と思うことの出会った。
それは「クラス替え」である。

単式(学年1クラス)規模の学校に勤務をしたことがあった。6年間、同じ構成メンバーの学級であることがよさにもなるし、場合によっては問題点になる時もあった。これは自分もそういう小学校に通っていたからよくわかる。

さて、複式。今日、3・4年の学級に入った。昨年の3・4年とはメンバーが違う。昨年の4年が5年生になり、新たに昨年の2年生が入ってきた。今まで下学年だった3年生が4年生となった。それだけでも、学級の雰囲気が昨年とはまた違ったものになっていることがわかった。下学年だった現4年生は学級でリーダーシップをとろうとしているし、単式の学級から入ってきた現3年生は、緊張しながら新しいクラスになじもうとしていた。
「そうか、複式だと毎年形は違うものの『クラス替え』があるようなものなのだ」と感じた。「固定化していない学級集団」ということを考えたら、これは歓迎されるべきものだ。こういう面が複式にはある。

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2009.04.07

全校の担任

自分の校務分掌は「総務」である。
辞書には「組織全体に関する事務を扱うこと」と書かれている。「全体」がキーワードだと思っている。

それは実務仕事だけではない。子どもたちに関わることも同様である。
ここ2年「全校の担任」という意識で行動しているが、今年度も同じようにしていく。
たとえば・・・

・朝の校内巡視の時に早く登校している子どもたちと雑談する (以前は子どもたちが登校する前に巡視していたが、このことに気付いてから遅らせている)
・授業もする(今年も週に平均十数時間受け持つ予定。特に社会科をもつ回数が増えるのが嬉しい)
・休み時間、掃除時間、放課後も積極的に関わる
・担任の先生方への情報提供もする

担任の視点とはまた違ったものがあるだろう。それを提供するのが自分の役目である。

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2009.04.06

自分の事務仕事を見直す

今年度から副校長職となった。今日の始業式で校長が「今まで教頭先生だったのですが、今年から副校長先生になりました」と紹介していただいたので、子どもたちが「教頭先生、あっ、違った。フクコーチョーセンセー」と言いにくそうにしながらも、笑顔で呼んでくれる。「佐藤先生でいいのですよ」と言ってはいるが、少し恥ずかしい気分である。

さて、管理職も2年目ということもあり、昨年度とは違って見通しをもって仕事をしている。教師になって初任の時には見通しがさっぱりつかなかったが、2年目になると見通しがついて余裕が出てきていた。その時の感覚に近い。
前年度の文書を改めて見ると、「こういう文書を作っていたのか。今の自分なら修正するなあ」と思うこともしばしばだ。昨年の今ごろは、とにかく流れに乗るので精一杯だった。その点で、今年1年は自分の事務仕事を見直すいい機会になっている。

また、昨年は意識しなかったことも今年は気付くことがいくつかある。たとえば、今日の入学式準備での来賓の座る順番や紹介の仕方についてだ。昨年は「前年の通りの紹介で」という形で精一杯だった。今年は「なぜこのようになるのか」という点も考えるようになっている。

こうやってみると、昨年は本当にルーキーだったことがわかる。2年目の今年は管理職の事務仕事の力がしっかりと身につけたいと思っている。

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2009.04.03

花巻東高に元気をもらう

今日の地元紙は花巻東高校の甲子園準優勝の記事が5ページぐらい使われていた。
確かに快挙である。私が岩手に来る前に大船渡高校がベスト4に入った。その時は、秋田県人だったので同じ東北のチームががんばっているな・・・という程度だった。それ以来選抜では勝利なし。夏の大会では時々勝ってはいたが、初戦敗退が多かった。しかも岩手のチームといいながら、主力は関西や四国出身の選手ということも多かった。
それが、今回の準優勝。記事を読むと、このチームがますます素晴らしいと思えることがいくつも書かれていた。

1 「日本一」を目指していたこと
もともと日本一を目指していた。しかし、今まで甲子園で一勝もできないチームだから、日本一はオーバーでは・・・と思うのが普通だろう。でも、この志が大事なのだと思う。サッカーの国見高校監督だった小嶺監督の著書にも「日本一を目指しているチーム」と「初戦突破を目指しているチーム」の違いが書かれていた。
実際に準々決勝で花巻東はエースではないピッチャーが先発だった。決勝を想定して連投を避けるためだったらしい。そこにこのチームの本気度を見た。

2 カバーリングのチーム
ネット上で花巻東のカバーリングのすばらしさを書いている記事を読んだ。手を抜かずに自分にできる最高のプレーをする。それが当たり前になっている。実際にカバーリングをして、ボールが来ることは稀であろう。しかし、それらは無駄にはならない。安心感があればこそのプレーができるからだ。

3 人を育てている
本校に花巻出身の先生がいる。花巻東高校野球部の挨拶がすばらしいという話を聞いた。さらにこんなうれしいエピソードも。人が育つからますます強くなるのであろう。

4 そして「岩手のチーム」
花巻東はベンチ入りした全員が岩手の子たちだ。岩手の子たちだけで準優勝。これは県民に大きな喜びと感動を与えた。レギュラーではないが、ベンチ入りした子たちの中には4年前の水沢小卒業生が2人いた。他学級ではあるが、同学年を担任した私も大変嬉しかった。まだ2年生の彼らは来年度も活躍するであろう。

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2009.03.31

今年度の反省2

昨日に続き、今年度の反省である。

4 プロジェクト&講師の機会を大切にする
 ・今の立場では限られた機会となる。その分、充実した準備をする。

○→昨年度やその前に比べたら、あちこちに出掛ける回数は当然減った。それでも、まだプロジェクトに入れさせていただいたり、講師として登壇する機会も何度かあった。特に充実していたのは、実物投影機のプロジェクト。これは冊子発行への協力や今度発行される書籍への原稿執筆等もあり、充実したものとなった。また、社会や学習ゲーム、ICT活用、消費者教育、若手教員対象のセミナー等で講師を務めた。条件設定をしている中でもお声をかけてくださる方がいることについては感謝以外の何物もない。

5 社会科実践・ICT活用・地域のよさ・日本のよさを伝える授業
 ・自分の強みの部分である。授業実践は限られるが、何らかの形で発信していく。

△→学力向上のためにと授業をうけもって、毎日3時間程度は実践の機会はあった。活動としてICT活用や少しの社会科実践はできたものの、何らかの形での発信は無理であった。ただ、昨日も書いたが、ICT活用を校内に広めることができた点は「○」である。

6 原稿を自ら執筆
 ・何らかの形での原稿執筆を自主的にしていきたい。 

◎→これは管理職になると、原稿執筆の機会が減る・・・・そう想定して書いた。ところが、逆であった。教諭時代より、なぜか執筆機会が増えた。雑誌原稿が2倍ぐらいになり、新書版の単著も12月に発行できた。部分執筆書は4冊。間もなく2冊が追加となる。新聞の連載も進行中。これらの仕事が来年度の大きな仕事につながっている。

トータルで見ると、6つの目標は3勝2敗1引き分けというところか。目標は立てるが、勝ち越せば十分と思っている。毎年勝ち越せば、必ず前進していることになる。その点では、今年度もいい年だったと言える。

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2009.03.30

今年度の反省1

教師にとっての元旦は4月1日だと思っている。(担任なら子どもたちと出会う始業式もそうだ。)
そう考えると3月末は年度末の反省の時期。
今年度の目標に沿って反省したい。ちなみに今年度は、新しい職ということで、5月5日が目標設定の日だった。

1 教頭職の職務を覚える
  ・職責を果たすだけではなく、そこから「原則」「大切なこと」等を記録化する。

○→これは当然のことであるが、仕事を覚えざるを得ない。覚えなければ責任問題である。幸いだったのは、小中併設校だったので、中学校の教頭もいたことだ。不明の部分は何度も質問をした。これは普通はできないことだ。無駄な試行錯誤をしなくてもよかったことは、自分にとってはプラスであった。また、記録化という点では、このブログも活用させてもらった。自分なりにファイルにまとめ、今年度の実践はA4で50枚分ぐらいになった。

2 本校の特色を生かした「教頭実践」をする
 ・地域との連携、Web発信等、具体的な内容は今後検討する。

△→地域との連携という点では、昨年度並みのことはできた。しかし、「特色を生かした実践」という点ではまだまだ。学校ホームページも次年度回しになってしまった。ただ、「自分の強み」を生かした働きかけはある程度できたと思う。ICT活用の環境整備、2度の飛び込み公開授業、研究会の改善、次年度への布石等々。自分の強みがやはり取り組みやすいし、先生方も納得してくれる。その点では、目標とは少し違うが「○」である。

3 新たな分野の学びを深める
 ・「複式指導」「教育コーチング」にまずは取り組む。

△→これについては、完全に不十分。複式もコーチングも少ししか学べなかった。ただ、学校マネジメントということについては、職務上多くのことを学ぶことができた。教頭会という組織の研究もわりと盛んなことに驚いた。そこでの研究は今後も深めていくことになる。

4 プロジェクト&講師の機会を大切にする
5 社会科実践・ICT活用・地域のよさ・日本のよさを伝える授業
6 原稿を自ら執筆

 4~6については明日。

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2009.03.28

高速道路千円

景気対策として打ち出された高速道路1000円。今日から地方の高速道路でスタートである。テレビの朝のニュースもトップにもってきていた。さらには、ヘリコプターで高速道路の様子も写しだしている。
ビッグニュースであることがわかる。
これは週に2回、高速道路を使っている自分にとってもビッグニュースである。初めて、このプランを聞いた時には「まさに朗報」と思った。軽米の家と水沢は180km離れている。高速料金は4300円。これが1000円になるのだから、経済的なメリットは大きい。自分の場合、日曜日だけだが(帰ってくる日は金曜日)、半分でも大きい。金曜日も平日割引が効くので、通勤割引を過ぎた時(20時)でも乗る機会が増えるであろう。

ただ、単純に喜んでもいられないと思っている。正直なところ、高速道路での運転で「恐いなあ・・・」と思ったことは何度もある。回数が増えれば、そういう思いも多くなるし、緊張もかなり強いられる。
特に職場で12時間勤務後の高速はやはり疲れが出て、「まずい」と思ったことが何度もある。これが一般道ならすぐに停車してリフレッシュできるのだが、高速はSAまで行かなければいけない。
そして、何といっても冬の高速道路。吹雪の怖さ。
経済的な理由とこのようなことを思って、今までは一般道と併用だった。
これからも、「常に高速」とは考えずに、一般道も併用しながら・・・と考えた方がよさそうだ。

昨年の4月にこういう生活スタイルになった時に2つのことを決めた。
・交通事故にあわない
・かぜをひかない
目標ではなく、「決めた」というところに意味がある。「最優先」を意味するからである。だから、以前より睡眠時間も増えた。そのデメリットも感じてはいるが、現在のライフスタイルでは仕方がない。そのおかげで1年、決めた通り過ごせている。それでも「ヒヤリ」というのは何度もある。「千円だから・・・」と拘束されず、考えていこう。

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2009.03.26

蛍雪時代

蛍雪時代といえば、私たちの世代は受験雑誌・・・・と連想するであろうが、そうではない。
「釣りキチ三平」で有名な矢口高雄さんのマンガである。ふだんは自炊をしているのだが、たまに外食をする時の食堂に置かれているものだ。

このマンガは昭和30年前後の中学校が舞台である。矢口さんが育った秋田県の増田町。自分も秋田出身なだけに、これだけで親しみを感じる。
さらにその時代の生徒たちのすばらしさ。「7人の侍」の上映会を地域の人対象に行ったり、グランドを自分たちで造って「陸の祭典」をしたり・・・とその自主性には目を見張る。むろん実話であろう。
こんなにも中学生はパワーがあるんだと思うと同時に、そのような生徒の発想を「無理だ」なんていわず、サポートし実現を後押しする教師集団。「理想の学校」がそこにあるのだ。読んでいて、思わず熱くなる。

矢口さんは、生活科発足の頃、教育関係者に講演をしていた。記録を読んだことがあった。自分が生まれ育った自然が、今の自分を作っているという内容だった。美しい自然にすばらしい中学校生活。羨ましくなると同時に、勤務校にも共通するものがあると感じた。

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2009.03.24

農業経営に共通すること

今日は地区のPTAの方々との送別会。今までも何回もあり、地域の窓口である自分にとっては大切な場である。
また、違った職業の方とお話できる貴重な機会である。

PTAの中に酪農農家の方がいた。以前テレビで見た、搾乳ロボット(動画がわかりやすい)の話をした。24時間、自動化されていて、パソコンで一頭一頭の管理もできるものである。
そのロボットのことは評価しつつ、次のことを言っていた。

機械はあっても基礎的なことは絶対必要。生き物を対象としているだけに、生きるか死ぬかといった時は自分の経験で対応するするしかない。機械があっても、もともと持っている力が大事。

機械が仕事にもたらす効果は大きい。それでも酪農農家として必要な基礎力、考え方が一番大事だいうことだ。
ふだんのICT活用の授業に共通するなあ・・・と共感してしまった。

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2009.03.23

当事者になってわかる

今年度は校長先生他2名が転勤ということで、離任式で「転任者紹介」をすることとなった。
県や学校によって違うであろうが、岩手県では、転任者の挨拶の前に、簡単な紹介を校長がすることが多い。校長が転勤する時は、これが教頭の役目になる。

ところが、今まで「転任者紹介」で印象に残っていたシーンがあまりない。人数の多い学校にいて、一人一人の紹介する時間が短かったからかもしれない。また、紹介のしかたが事務的だったからかもしれない。
今回はせっかくの機会である。一人あたり1分半程度と計算をして(合計5分弱)、紹介の内容を組み立てた。
基本パターンは一緒である。

・本校在任の期間
・校長・担任・保健というそれぞれの職務で、子どもたちのために努力されたこと
・その人の人柄を示すエピソード
・転任される学校のこと

子どもたちのその先生との思い出が想起される内容を工夫したつもりだ。また、転任される学校は「岩手山が近くに見える学校」というように特徴を必ず入れた。
子どもたちにどれほど印象に残ったかはわからない。しかし、自分なりに工夫したことについては充実感がある。いい経験にもなった。

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2009.03.21

40万アクセス

あまりアクセス数にはこだわらないのであるが、区切りとなる時は意識している。
今日、カウンターを見たら40万アクセスを記録していた。04年5月から続けているから4年10カ月での達成である。昨年までは毎年アクセス数があがっていたが、今年度はアクセス数が昨年度より減った。これは管理職になって書く内容も変化したからであろう。もっとも、ページビューでのアクセス数であり、実質的に見た人の数は変わっていない。自分としては、とにかく見ていただけるだけで嬉しいし、「毎日チェックしています」というメールが時々来ると本当に有り難いと思う。

また、おもしろいと感じているのは右下の「検索フレーズ」である。その時々で検索される言葉が時期的なものが多い。たとえば2月だったら、社会科での沖縄と北海道の学習に関するものが多かったし、今は離任式に関わるものも入ってきている。また、春野家ケータイ物語というのも評判であるということがわかる。

本体のホームページは15万アクセス(カウンターが表示されなくなったが・・・)、日記も14万アクセス近くになっている。本当に有り難うございます。

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2009.03.16

カーナビ親

ラジオで新語紹介というコーナーがあった。
そこに出てきた言葉で「カーナビ親」ということがあった。我が子の進むべき道を指図し、その通りリードする親ということのようだ。マイナスイメージとして使われているようなので、改めて検索してみた。
どうやら日本経済新聞(1月9日)の記事で使われている言葉らしい。

 ・定義…子どもの進路をカーナビのように案内・指示する親
 ・長所…短期的な処世術を子どもに教えられる
 ・短所…子から失敗体験を奪うため、自己決定力が身につかない
 ・盲点…あくまで我が子中心。社会変革への視点を欠く
 ・背景…派遣社員など非正規雇用の増大、雇用不安を反映

そうそう、確かに長所もあるだろう。特に未来が不安なご時世だったら尚更だ。しかし、短所もその通り。逞しさは身につかないであろう。

ふと連想したのは、「カーナビ教師」だ。少し変えてみると、次のようになるのではないか。

 ・定義…子どもの活動をカーナビのように案内・指示する教師
 ・長所…短期的な活動術を子どもに教えられる
 ・短所…子どもたちから失敗体験を奪うため、自己決定力が身につかない
 ・盲点…あくまで我が学級が中心。その子の長期的な視点を欠く
 ・背景…学級崩壊への不安、学級や児童の問題の過度の意識化を反映

管理職になってみると、子どもたちの失敗体験に対して、自分がゆとりをもたずに対応していた時もあった・・・と気付く。新学期等で、学級を規律あるものにするカーナビ化は必要であるが、過度のカーナビ化はマイナスになる。教師にそのまま当てはまる「カーナビ親」の視点だと感じた。

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2009.03.15

中学道徳副読本

補欠授業で時々道徳の授業をする。急遽の対応の時などに、「では、道徳をしますか?」と申し出るのだ。副読本をもとに子どもたちに考えを発表させる。少人数だから、全員の考えを引き出しやすい。

今日中1の二女が道徳の副読本を読んでいたので、借りた。さっそく読んでみる。実に読み応えがある。「あいさつ」「席がえ」「いじめっ子の気持ち」といった身近な題材は深く考えさせる内容だし、星野富弘さんや骨髄バンク移植の話は感動的だ。小川未明、大仏次郎、水上勉といった著名作家が書かれた話も掲載されている。岩手県版の話も感動的だ。

このような題材を使って中学校では授業をしている。中学校の様子を知ることは、小学校の教育を考える素材にもなる。今回も考えさせられた。

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2009.03.11

一人一人が緊張するいい瞬間

今日は修了式予行だった。
卒業式は学校によって違いがあるものの、修了式は今までの学校はほぼ同じだった。
それが、最初の学年の様子を見て、「あー、小規模校だったらこうなるんだ」と感じた。
今までの学校では、「第5学年修了生、男〇名、女〇名、計〇名、起立。代表〇〇〇〇」というような形で一斉に立っていた。今日見たのは、「第5学年修了生、〇〇〇〇(名前)」「はい!(起立して礼)」というように一人一人が名前を呼ばれて、立って礼をするのである。5人なら5人全員が一人一人名前を呼ばれる。
「そうか、全員の名前を呼ぶのか。本来であれば、これが正しいのであろう。人数が多いので省略しているだけなんだ・・・」と改めて気付いた。小規模校ならでは・・・である。もっとも修了証書をもらうのは代表児童だが。

それにしても、一人一人、名前を呼ばれて返事をする時には、けっこう子どもたちは緊張している。全力で「はい!」と返事をして、きちんと礼をする。その子にとっていい瞬間である。大規模校だとこうはいかない。

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2009.03.09

卒業証書を受ける手はどっちから?

本校の卒業式は中学校と一緒のため、県内でも小学校では一番早い(たぶん)。
今週の14日(土)である。(だから春休みが長い。冬休みや夏休みとほぼ同じぐらいある。夏休みも冬休みも春休みもほぼ同じ日数という学校は珍しいであろう)
そのため、今が卒業式練習のピーク。
そんな中、先生方との雑談で、卒業証書を受ける時、右手からか左手からか話題になった。今までは左手からでやっていたとのことだったが、自分が前任校時代は右手からだった。「その学校なりでいいのでは・・・」と思ったが、気になったのでネットで検索してみた。

そうすると質問サイトに同じ質問をした先生がいた。それへの回答も右手からと左手からと様々。ただ、先のサイトの紹介されていたこちらのWebは深い礼儀作法を心得ているような方のようだった。
今回これらのサイトを見て思ったことは、「〇〇という方法が一般的」という場合、えてして自分の経験だけの範疇で言っていることはないかということである。その地域だけの常識というのが、教育の場合はあるのではないか。心したい。

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2009.03.08

このごろ失いつつあるもの

いつだったか、「先生のブログを読んで、『どうしてこんなに前向きになれるのか』とよく思う」という感想を言われたことがあった。自分の思いを率直に書いているものの、「ブログには前向きなメッセージを書こう」という意志表示も一定の割合であるのかもしれない。
それでも、日々学ぶことは事実として多い。年齢を重ねるほど、「我以外皆師也」という吉川英治の言葉が身に染みる。

同時に、失いつつあるものも意識している。担任の立場であれば・・・というものはけっこう多いし、集中力の減退も時々感じる。
そして、この1年、強く意識したのが体力である。環境が変わったということもあるが、休日の有り難みを感じる日が増えた。幸い健康に事故もなく過ごすことはできたが、今の体力とうまく付き合って毎日過ごしていかなければいけないなあ・・・と思う日々である。(体力維持のための運動を本気で考えなければ・・・)

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2009.03.06

若手の声

この頃、若い先生や学生さんのメールが月に数通届く。ほとんどが「価値ある出会いが教師を変える」を読んだことがメールのきっかけのようである。「教師という仕事について改めて感じた」「もっと自分から研究会に出ていこうと思った」等、それぞれ感想は異なるが、何からの印象に残ったのは同様のようであった。

これは今までの著書ではあまりなかったことである。授業のアイデアやノート指導、学級通信関係の本を今まで出してきたが、これらはやはりノウハウ中心であった。それらはそれらの役割がある。(事実、「学力のつくノート指導のコツ」は今も一定数、売れている)
同時に「価値ある出会いが教師を変える」も、読んだ人にとっては教師人生を考えるきっかけとなっているようである。

また、とあるセミナーで講師の役割を終えた時に、残っていた若手の先生から相談や感想を言われた。講座の内容に呼応してのことだった。自分もそうだったが、若手時代は実践してもうまくいかない時の方が多かった。特に初任時代は、「今回はうまくいった」という方がはるかに少なかった。日々悩んでいる若手の先生方に自分にできるアドバイスをした。

このような若手の声を聞くと、自分たちの世代の使命を改めて感じている。もっともっと自分たちより下の世代のために精力を注がなくては・・・と。

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2009.03.04

読書ボランティアさん

昨日で月2回の読書ボランティアさんによる読み聞かせが終わった。
最終回ということで3人の方のスペシャルバージョン。
・2冊の本の読み聞かせ
・読書クイズ
・全国各地の方言による「かさこじぞう」(3人での)
というように、構成も工夫されたものだった。「いやー、すばらしい!」と本当に思った。これがボランティアなのだから。

読書運動の盛んな地域の学区である。ボランティアの皆さんも、お子さんの頃からきっと読書に接していたに違いない。その影響がしっかりとプラスになって、こういう形になって表れているのだと思った。
今年学校に出向いていただいた回数は何と19回。熱意がなければできないことだ。

そして、このボランティアの皆さんの影響は子どもたちだけではない。実は私にもある。多くのすばらしい児童書があることを改めて感じた。20代の頃は学級の読み聞かせもよくしていたが、ここ十数年は読み聞かせも年に数回程度。すっかり遠ざかっていたが、読書のすばらしさという点を自分自身が学んだ。
終了後の談話で来年度の新しい構想も決まりつつある。来年度の実践が楽しみである。

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2009.03.01

ようやく3月

無事3月に入った。「無事」と書いたのには訳がある。
今の自分の環境で「冬」を乗り切るのが、今年の重大事だったからだ。

今の勤務校は県内でも寒さが厳しい。さらに自分は毎週片道200km近くを往復している。生活面、安全面でも冬を無事乗り切ることが、今年は重要なのである。心配事や迷惑をかけることがあっては、仕事にも私生活にも支障をきたす。

一番は雪である。これについては暖冬で助かった。雪道での運転は、慎重に慎重を重ねても「ヒヤリ」という瞬間がある。それが暖冬で少なかった。それでも雪道3~4時間の運転はやはりきつかった。今まで感じたことのない肩こりはするし、疲れも残った。
高速道路が封鎖された時には、噂通り大変だった。20kmを進むのに2~3時間。もっとも1回限りだったが。

もう一つは寒さ。「軽米の寒さは厳しい」と以前住んでいた人は皆話していた。確かに水沢よりはそうだった。が、これも覚悟をしていただけに、「それほどでも」というのが実感だ。ただ、学校の水道が凍った時には参った。その仕事にかかりっきり。冬休みだったから助かったが、「水はライフライン」ということを痛感した。

もっとも大変なことばかりではない。スキー場初体験や校内雪像祭りといった冬ならではの経験ができた。これは雪のよさを生かしたものだ。

3月といっても油断してはならないが、それでも春の足音が近づいている。来年度のことも同時進行で進んでいる。校内はもちろんだが、自分の中でも重点に置くものはすでに決めている。「まとめの時期」と同時に「スタートのための準備時期」ということを意識して、1カ月がんばっていこう。

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2009.02.28

作家の文章の魅力

新幹線に乗る。いつものように「トランヴェール」(JR東日本発行)を手に取る。すでに3月号だ。
冒頭にある作家の文章が好きである。
今回は岩手在住の直木賞作家・高橋克彦さん。一戸町にある御所野遺跡を取り上げている。
同じ二戸教育事務所内にあるということで、「おお、すごい」と思わず読み始める。もっとも本校とは50km近く離れてはいるが。

作家の文章はやはりいい。限られたスペースの中に、遺跡の雰囲気が魅力的に表現されている。

なんだかわくわくして渡れば、この出口の策にいきなりのどかな縄文ノセ会が出現する。派手なものはなに一つない。
復元された竪穴住居がいくつも広い空の下に点在し、静かな小川が流れ、豊かな森がある。実に見事な演出で思わず吐息が出る。いや、吐息と言うより笑顔だろう。本当の平和な世界に時空を飛び越えて訪れた喜びに満たされる。

このような文章を読むと、実際に訪れてみたくなる。いつも実家に帰る時に通っている国道4号線に入り口の看板がある。通常は金曜日の夜か日曜日の夜しか通らないが、昼通る時にいつか訪れよう。そして、「縄文時代の幸福感」を感じてみたいものだ。

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2009.02.26

小規模だからこその児童会活動

今日昼休み2年生に入ったら、「今日、放送当番なので行ってきま~す」と一人に子が放送室に給食をもって出掛けた。昼の放送に耳をすますとなかなか上手にアナウンサーをしていた。
実は本校は3年生から委員会活動を行う。今の時期は来年度のために、先行的に活動をしているのだ。だから、2年生が放送していることとなる。

このような経験は子どもたちにとって、とてもいいことである。低学年のうちから、いい経験をすることができるし、何よりも「学校のために役立っている」という意識を高めることができる。
そういえば、この間の児童総会でも1年生が堂々と発表していた。通常であれば、1年生は児童総会には出席しない。それが出席するだけではなく、発表までしている。いい経験である。

このような機会を与えられるのもやはり小規模校だからである。委員会、児童総会と低学年から参加できる児童会活動である。子どもたちは先輩方から仕事を教えられ、その学年なりにがんばろうとする。成長をするのは確かだ。

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2009.02.25

イチローのニュースから

WBCが話題になっているようである。もっとも平日のテレビのスポーツニュースで知るぐらいだが。
話題の中心はやはりイチローのようだ。

そのニュースで印象的なシーンを見た。通算の安打記録を持つ張本氏が、イチローの練習風景を見ていた。そこにイチローがやってきて、挨拶をするシーンだった。
張本氏とイチローの会話。

イチロー「教えてください。バッティングを」
張本「教えることは何もないよ」
イチロー「人間的なことを教えてください」

張本氏の言ったことは本音だと思う。教えることがある人は、いないのでは・・・と想像する。それでいながら、イチローは「教えてください」と言っている。むろん短い会話であるし、ふだんから大先輩に対しては、そのように言っているのかもしれない。それにしても、バッティング技術とメンタル面を向上させようとする姿勢がこの会話から感じられた。
張本氏は「イチローは先頭に立ってランニングをしていた。一人だけ半袖だった」と話していた。きっとその態度から、後輩たちも学ぶであろう。
このエピソードから自分が学ぶことも多い。

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2009.02.22

雪像作り活動

今年度。雪深い学校に赴任になった。
「子どもたちは冬になったら雪で遊ぶのだろうなあ・・・」と思っていたら、違っていた。
というのも、冬休みに校庭が予想以上の雪で埋まるのである。一番多い時には、鉄棒まであと10cmというところまで迫っていた。(写真参照。右側が小学生用鉄棒。左は中学生用)002
深すぎて子どもたちは遊びにくいのである。ちなみに学校の裏は屋根から落ちた雪が人の高さぐらいになっている。
それでも校舎のわき等で雪だるまを作って子どもたちは遊んでいた。

そこで、「何とかして外で遊ばせたい」と保健担当者は考えて「雪像作り」を企画した。
授業時間はとれないから、休み時間等を利用してグループごとに話し合い、製作をする。果たしてどうなるか・・・と思ったら、これが大ヒットだった。
休み時間ごとに子どもたちが外に出て、汗だくになって作る。かまくら、巨大ケーキ、お城、すべり台等々・・・一生懸命に取り組んだ。途中の休日で気温が上がり過ぎて融けてしまうというハプニングもあったが、金曜日の発表会は大変盛り上がった。教師チームの作品のすばらしさも光った。むろん、「冬でも外で遊ぶ」というねらいも達成した。

今回の取り組みで学ばせていただいたことがいくつもあった。
・弱みを逆手にとった取り組みを考える
・休み時間でもヒット企画なら子どもたちは意欲的に取り組む
・教員自らが取り組むことで子どもたちも燃える・・・等々
今回の成功できっとこの活動はこれからずっと続けられるであろう。来年度が楽しみである。

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2009.02.21

あえて地域を回る

卒業式まで1カ月を切った。
教頭の仕事として保護者および来賓に案内を出す。
来賓のうちの十数名は地域の方々である。そのうち、児童や生徒の保護者には子どもにお願いするが、その他については直接自宅を訪れて配付することにした。
今までは近くの子どもたちにお願いをして・・・というようにしていたし、けっこう広い学区で雪も深いので時間もかかる。

しかし、今回は直接配付をしたいと思っていた。来賓の皆さんの家をしっかりと覚えるということもある。学区を改めて見てみるということもある。教頭は地域との窓口と言いながら、意外と地域を回る時間も限られている。
そして、何よりも来賓の皆さん(場合によっては家族)に直接「ぜひ卒業式にいらしてください」と直接お話をできるのが一番と考えたからだ。確かに「いや、わざわざどうも、どうも」「ご丁寧に」と直接言われると訪れた甲斐があるものだ。

「地域のよさ」を知るためには当然地域をフィールドワークしなければわからない。「いつかは・・・」と思っていて、もう1年近くが経ってしまう。春になってから、改めて地域のよさを本格的に調べてみよう・・・そんな気ににもなった地域回りであった。

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2009.02.20

春野家ケータイ物語

本校にも届きました。待ちに待った「春野家ケータイ物語」の申込み案内が。
Webには次のように書かれています。

『春野家ケータイ物語』は、ケータイをめぐる情報モラルの学習を行うために、独立行政法人メディア教育開発センターとNTTドコモが共同開発した、映像教材です。
この教材のDVDには、ケータイをめぐる様々なトラブルに巻き込まれながらも、家族や仲間と話し合い、助け合いながら解決していく全8話のドラマが収録されています。

研修会でこのDVDを部分的に見る機会があったのだが、これは間違いなく「授業ですぐに使いたい!」と思うようなものだった。しかも無料である。それだけに案内が来るのが待ち遠しかった。
個人ではなくあくまでも学校としての申込みなので、校長に報告。3月に授業ができそうである。

特徴については先のWebに書いているが、K3プロジェクトの現場の先生方の活用レポートがあるので心強い。来年度は校内研修会(自主的な)でも活用できそうだ。

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2009.02.15

質問型・対話型が内容を深める

2日連続、似た光景を目にした。
質問型の授業スタイル、対話型のセミナースタイルがそれぞれその内容を深めているという場面である。

質問型は13日の食育授業。養護教諭にブドウ糖とそれが入った食べ物について授業していただく時間をとっていた。通常であれば、資料を使った「説明型」となるであろう。それを「質問型」でお願いをしていた。子どもたちから出てきた質問に答えるという形である。その方が子どもたちの学びが深まるということを、「質問がメインの授業」で体験していたからである。
最初は私から「ブドウ糖とはどのようなものなのですか」「どんな食べ物に入っているのですか」といった簡単な質問をした。その後子どもたちから、いい質問が相次ぎ、養護教諭も自分の知識や用意していた資料から適宜提示して紹介をしていた。臨場感あふれる場面となった。

対話型は昨日のセミナー。最後にゲストの赤坂先生(上越教育大学)に上條先生が「赤坂実践の特徴と由来」について聞くものである。その引き出し方が上手で、赤坂実践に係わる重要なヒントをいくつも知ることができた。(上條先生のブログにも書かれている)

どちらも「質問型・対話型」のよさを感じた。このスタイル、いろいろな場面に応用できそうである。

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2009.02.09

ネットでラジオも変わった

日曜日の夜に水沢から軽米に移動をしている。
以前は教育関係のCDを聞いたこともあったが、今は冬で雪道。できるだけリラックス+集中して運転している。
最近聞いているのが、ラジオ番組。NHKラジオ第一の「夜はぷちぷちケータイ短歌」がお気に入りである。
別に短歌のたしなみがあるわけではない。聞き手が送る短歌のちょっとしたよさに耳を傾け、それについて出演者がワイワイと談話を聞いていると何となく、単身赴任に向かう自分の気持ちも落ち着いてくる。

今日何げなく、昨日の短歌を見てみたくなってホームページを覗いてみた。やはり、作品自体が掲載されている。なかなかいい。
それと一つ驚いた。番組自体が聞くことができるようになっているのだ。(「前回の番組を聞く」)
ネットでこういうこともできるのか・・・と感心してしまった。

むろん、それでも放送時間に聞くのが一番。やはりライブが大事だ。
ただ、ホームページでもう一度短歌を見たり、聞き逃したら聞けるしくみがあるのはやはり便利である。

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2009.02.07

「現地に立たなければ」

久々に新幹線に乗って「トランヴェール」(JR東日本発行)を読んだ。東北になじみの深い作家のエッセーがいつも楽しみである。今月は高橋克彦さん。盛岡在住の歴史作家である。十数年前の岩谷堂小時代にトークショーがあり、当時の教務さんとPTAの副会長さんがお話を聞いたことがあった。学区に親戚がおり、よく遊んだという縁だった。

エッセーは、取材旅行はほとんど行かないが、土方歳三の小説を書くために会津若松に行き、考えが変わったことを書いていた。自分にも思い当たる言葉が書かれていた。

・ただ観光気分で眺めるのと、小説の舞台として見るのでは天と地ほど違っていた
・私の頭の中には土方のいくつもの言葉が浮かんだ。書斎に居ては絶対に出てこない言葉の数々だった。
・現地に立たなければ得られない心の働きだ

自分の置かれている状況に響く言葉であった。「観光気分」で他者の実践を見ているわけではなかったが、どこか自分と別世界的な意識で見ていなかったか。現場にいるのに、現場感覚が薄れてはいないか。今日の学習会でさらにこれらを強く意識した。

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2009.02.06

何事にも始まりがある

今週の3日に町の教育振興会の集会があった。各学校とも教頭職が担当者になって、その運動の促進をしている。
その集会の中で、印象的だったことがあった。挨拶や講演の中で、岩手独自の教育運動であるこの教育振興運動の始まりの話が言われたからであった。
きっかけは、昭和30年代の学力テストが全国最下位であり、県をあげてよりよい教育を作ろうということだったらしい。確かにその頃の教育環境はいいものではなかったであろう。
岩手県のホームページには次のように書かれていた。

---
◇ 教育振興運動は、学校、家庭、住民等が総ぐるみで、地域の教育課題の解決に自主的に取り組む岩手県独自の教育運動です。

◇ 昭和40年に、県内各地で地域をあげて学力向上のための取り組み(読書運動など)を行ったのが始まりで、以来、本県の教育水準の向上、子どもの健全育成、家庭や地域の教育力向上など、岩手県の教育環境の整備充実に大きな役割を果たしています

◇ 子ども、親、教師(学校)、地域、行政の5者が、それぞれの役割を果たしながら、相互に連携して進める運動です。
-----

具体的に取り組んだこととして、「学習机を家庭に」「机を購入できないのなら、リンゴの箱を机がわりに」「おみやげはお菓子ではなく本を」といったエピソードがあげていた。40年以上前、我が子のために、親子と学校と地域が一生懸命になって取り組んだ様子が想像できた。

当たり前だが、何事にも始まりがある。自分が担当になっているもので、そういう始まりを知っているか否かということは大きいと思う。この始まりのエピソードを聞いて、本学区に親子読書運動の火を小さくするわけにはいかないと感じた。
形だけ引き継ぐのではなく、理念をどう受け継いでいくか。それが大事だと思った。

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2009.02.04

人事交流

昨日文化の交流のことを書いたら、偶然テレビで「岩手と秋田の教職員の人事交流」のミニ特集を見た。ふだん見ないNHK地方版のニュースである。話題にすると情報が入ってくる。
しかも秋田から派遣された先生は、知っている先生だった。みちのく情報教育フォーラムで同じ班になった先生。同じ大学の同期である。情報教育にも堪能ということで、プロジェクタ・マグネットスクリーン・PCが映しだされた算数の授業の様子も紹介された。

もっともミニ特集としてはあくまでも「人事交流」の意義が中心テーマだったので、それらはほんの一部。「学力一の秋田県からきた教員」という点で紹介されていた。違う県から来たからこそ見えてくるものというのは確かにあるであろう。そういう教員から公に声を聞く会もあるようだ。

この北東北の人事交流は2年。なかなか簡単に希望しても、家庭事情があれば厳しいであろう。このような形でなくても、県内の超短期間の人事交流は可能では・・・と思っている。たとえば3日間、県北と県南の学校で交換で勤務してみるというようにだ。数日間学校で実際に働いてみるからこそ見えてくるものもあると思う。

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2009.02.03

節分は落花生?

とある研修会で、「節分の時には落花生をまくでしょう?」という話をしたら、「エーッ」という反応をされた。
これには、自分が「エーッ」となった。ずっと小さい頃から節分には落花生をまいてきたからだ。
「これは文化の違いなのだ」と瞬間的に悟って、その話題からすぐに変えた。

今日は節分。朝テレビを見ていたら、「節分でまくのは大豆?落花生?」という話をしていた。「そうそう、これこれ」と思わず反応する。見やすく全国一覧にしていた。ディレクターさんが調べたのであるから、正確というわけではないが、北海道・東北・新潟はやはり落花生。他は大豆だった。
その理由は、こちらのサイトが詳しい。

自分が「こういうものだ」と信じてきたところに、違う文化を持つ人が入ってきて、「ああ、これは自分のところだけの文化だけだったんだ」と知ることはけっこう多い。
実はこれ、岩手の教育現場の文化でも似ているなと思う。県南部、沿岸部、県北部と3つの勤務地でそれぞれ異なることがけっこうある。交流人事で初めて知る人も多い。そういう意味では、広い範囲で勤務をして県のあちこちの教育的な文化を知ることは、結果的に様々な教育文化が入り込むことになる。意義があることだと改めて思っている。自分が今の学校ですべきことのヒントもある。

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2009.02.02

通信のコメントを書いてもらう

とある新聞を見ていたら、教頭が学校便りに「返信欄」を設けて、保護者とのコミュニケーションを図っているという実践が紹介されていた。
「ああ、そうか・・・」と思った。
というのは自分も学級通信でしていたことがあったからだ。

拙著「学級通信のアイデア40」にも「ミニコメントを募集する」というテーマで次のように書いた。

------
 「学級通信の感想をぜひお知らせください」と通信でお願いをしても、保護者にとっては気軽に書けるものではない。でも、数行だったら案外集まりやすいものである。

★ ここがコツ!
1 ミニコメントコーナーを準備する
  「学級通信が100号を迎えました。簡単な感想をお書きください。書いたら切り取ってお子さんに持たせてください」と書いて、4行から5行程度の書き込みスペースを作っておく
2 子どもにもお願いする
  「家の人に『コメントを書いてくれたら先生は嬉しいなあ・・・』と伝えておいてね」とさりげなくPRする。
3 コメント特集号を組む
  一定量が集まったら、コメント特集号を発行することができる。
------

同じようなことが学校便りでも実践できる。(学校便りは本校は教頭が書いている。)
結局担任時代の実践がそのまま「教頭の実践」でも応用できるということを確認した。特にこの通信という分野では、まだまだ工夫できるのでは・・・と思っている。
なお、このミニコメントの実践等は住友生命の「職員室」というリーフレットに連続で掲載されている。有り難いことである。

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2009.01.31

すばらしき教師集団

前任校の校長先生が今年ご退職ということで、囲む会に参加させていただいた。
スピーチという役も仰せつかっていた。
市内で校長先生が2校に勤務をしたということで、その時の先生方も入り70名以上参加の盛大な会であった。
校長先生が教職員の皆さんからいかに信頼されていたかということがよくわかった会であった。大変楽しく、思い出に残る会であった。

同時に感じたのが前任校の教師集団のすばらしさである。
市のセンタースクール。引き受ける仕事も多い。子どもや保護者の対応にしてもしっかりと行わなければいけない。研究も先進的に進めていくという風土。陸上・水泳・部活も活発だ。学年会が遅くから始まることもしばしばだ。
そんな中で、「いつ準備したのだろう」という工夫がたくさんあった。教職員の出し物もそう、校長先生についてのプレゼンもそう、しおりの中の語録もそう・・・。時間がなくてもやってしまう・・・そういえば昨年度も研究もそうだった。じっくりと研究をしている余裕はないが、限られた時間でも一生懸命にディスカッションする。新しく取り組むことになったワークショップ型研究会も、「まずはやってみよう」という感じでやってもらった。
学校全体がそういう雰囲気だと、一人一人もその流れに乗ってしまう。その流れが心地よい日々だったのだと感じた。自分もその流れに乗ったのは確かだ。

時間があるから仕事ができるというのものではない。自分にとって最適の流れがあればそれに乗っかって仕事は進む。そういう学校にいるのであれば、それは幸せそのものだ。流れに乗っていないというのであれば、自分で流れを作ればいい。そんなことを思った。

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2009.01.28

立花先生からの手紙

今日も「価値ある出会いが教師を変える」のこと。
本に若い頃にお世話になったお二人の先生を実名で書いていた。そのうちのお一人が立花先生である。初任の時にすばらしい研究授業を参観することができた。その授業者である。数年前に校長先生をご退職された。当然のことながら、本を謹呈させていただいた。

その立花先生から今日お手紙をいただいた。便箋にぎっしりと6枚。本の感想だけではなく、私宛の励ましのメッセージがたくさん並んでいた。
読みながら目が潤んできた。自分は後輩を育てる年齢になっている。この本もそういうつもりで書いた。それが今も大先輩から教えられ、支えられている。自分のためにどれほどの時間を割いてくださったのだろう。何と幸せな出会いだったのだ・・・・と。

研究授業を参観した時には、立花先生は他校の先生だったが、私が転勤したことにより、1年間同職したことがあった。貴重な1年だった。その時に立花先生は担任はもっておらず、教務主任だった。まさに、大規模校の柱であった。

・提案は常に改革を意識していた
・担任が出張で不在の時には進んで補欠授業に入っていた。
・しかもその学級の子たちと休み時間によく遊んでいた。
・教務主任発行の週予定のミニコラムがとても読ませる内容だった
・生徒指導上のトラブルがあった時には真っ先に解決に向かって動いていた
・担任はもっていなくても、飛び込み授業で研究授業を引き受けていた
・同僚で心配な人がいると、面倒をよく見ていた・・・・等々

「まさに『スーパー教務』だ!」と常々思っていた。自分が昨年度担任から外れた時に、どういう行動をすればいいかと考えた。その時に、立花先生の姿が思い浮かんだ。モデルとなる像があれば行動もしやすい。

こういう教務主任さんと巡り会えたことの幸せ。たった1年でも学んだことはずっと生きている。その頃の立花先生の年齢に近づいてきた。いかんせん、まだまだ人として修業が足りない。立花先生は自分にとって身近な永遠の目標である。

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2009.01.27

所かわれば・・・

統計資料を見るのは昔から好きである。
教頭職になってから、そういう機会も増えた。勉強になることが多い。
今日、とある資料を見ていたら、驚いたことがあった。

「担任兼務の教頭」が全国には少なからずいることがわかったからだ。
北海道と四国に特に多い。愛媛県などは、珍しくはない割合である。

教頭職でも担任をすることは可能である。法律もそうなっている。
しかし、本当に稀なケースだと思っていた。むろん全国的に見れば、割合は少ないのであるが、都道府県の違いによって、ずいぶん違うんだなと思った。もっとも教頭が「教師の頭」的な意味からすれば、職名上も担任を兼ねるのは何ら不思議はない。

岩手に関することを言えば、冬休みが1月中旬まであることがよく驚かれる。「羨ましい」とも言われるが、その分夏休みは2週間ぐらい短い。当たり前だが、年間の授業日数は変わらない。

先の資料には、他にも教頭に関わる様々なデータが掲載されている。これらを照らし合わせると自分自身は、平均とはずいぶん違う数値が出ているのもある。それはそれで自分の特色なのだと思っている。

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2009.01.26

苦手なものに挑戦

自分には小学校教師として苦手なものが多すぎる。
今までの著書にも書いたが、「字が下手」「絵も下手」「歌も下手」「ピアノもできない」「家庭も苦手」「運動神経もよくない」・・・・とすぐにダメなことはあれこれ浮かんでくる。もっともそれでは子どもたちに申し訳ないので、苦手な分野もかなり本を買ったり、研修に自主参加をした。その結果は「自分はできないが、教えることはできるようになった」という教科も出てきた。
これらは「努力を継続する」という習慣を身につけることとなった。また、「苦手な子の気持ちを理解する」ことともなった。何が幸いするかわからない。

さて、教頭職となってやはり「苦手で困ったなあ・・・」と思ったことが二つあった。

一つは賞状の記名である。字が下手なのに、賞状の名前を書かなければいけない。多くのコンクールは賞状だけ配付され、「記名は学校で」というパターンである。慣例で教頭が書くことが多い。これらはその子の名前を分析し、かなり練習してから書くようにしているので、何とかできている。(未熟で子どもたちには申し訳ないのだが・・・)

もう一つはスキーである。岩手は雪国なのだが、たまたま今までの24年間は学校ではスキー教室がなかった。大学時代も縁がなかった。プライベートでも縁がなし。一回もしたことがなかった。一生縁がないと思っていた。興味もなかったので、それでいいと思っていた。
本校に赴任して行事計画を見たら2月5日に「スキー教室」とある。雪の多い地域だから、「ああそうか」と思った。でも担任ではないから、あまり気にかけていなかった。
しかし、冬になってから職員室の話題はスキー教室のことが多く出るようになってきた。聞けば、学校裏の牧場で数時間どの学年も練習するという。予想以上に力を入れている。
例年、教頭も子どもたちの指導にあたるという。明らかに子どもたちの方が上手なのに、「指導」はない。
苦手(というより未経験)なものを最初から拒絶するのもよくないなあ・・・。今年だけではなく、毎年ある行事だからなあ・・・と思い、スキーにチャレンジすることにした。(運動神経がよくない者にとって、新しいスポーツをすることはまさにチャレンジなのである)

今日がさっそくその日。2年生の指導の時間に混ぜてもらい、校長先生に子どもと一緒に教えてもらった。予想通り、何度か転びながらも少しは進歩をした。
考えてみればこれはなかなか得難い経験だった。年をとればとるほど、「初めての経験」は少なくなる。それができたわけだから。日ごろの運動不足解消にもなるし、何よりも少しずつ上達する喜びを感じる。さらに靴をとった時の解放感は、登山した後に登山靴をとった時の感覚(大学時代のワンダーフォーゲル部)を思い起こした。
初めての経験は次々と自分に刺激を与えるのだ。
明日も前向きに取り組むことにしよう。

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2009.01.25

有り難い感想に元気をいただく

拙著「価値ある出会いが教師を変える」(ひまわり社)を刊行してから1カ月がたった。

今までの本と違う手応えを感じている。
それは読者からのメールが多いのである。知人はある程度わかる。
しかし、今回は未知の方からのメールが時々届く。今までの著書は「まれに」という程度だったのに。
「価値ある出会いが教師を変える」の中に「講演者・著者に手紙を書く」という内容のものを書いた影響もあると思う。以下、引用である。

■講演者・著者に手紙を書く
 (中略)仕事上でも同様である。それは、こんな話を本で読んだからである。

 自分が感動した本や講演があったら、著者や講演者に対して礼状を書くといい。何も返事を期待するためではない。その本や講演の内容をもう一度自分なりに整理するためである。

 このことを聞いて「なるほど」と思った。本を読む。感動する。勇気がわく。そして行動する。
 しかし、日常はそれほど変わらない。また、いつもの生活に戻る。本を読んだあと、自分なりに考えを整理しておけば別なのであろう。しかも、読書ノートをつけるよりも、礼状の方が相手意識がある分、思考も深まるであるかもしれない。
 ということで、講演会や授業等で大変勉強になった時に、礼状を書くことにした。ただし、数はそれほど多くはない。ひんぱんに講演会や参観授業ができるわけではないからだ。年に二~三回、礼状を出すくらいであった。

この内容に共感して送ってくださった方もいるようである。
有り難いことである。
しかも、一つ一つのメールの文面が「こういう読み方もあるのか」「こう感じとってくれて嬉しい」という内容である。メールを読みながら、私の方が元気をいただいている。
著書を出す喜びはこういうところにもあるのだと感じている。

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2009.01.24

大学時代を思い出した

昨日の夜の移動中にラジオを聞いていたら、ゲストが名取弘文さんだった。
大変懐かしい思いで聞かせていただいた。大学時代に本で知った小学校教員で自分に影響を与えた先生のお一人だったからだ。当時は珍しかった家庭科専科の実践や教師としての行動ぶりに刺激を受けたものだった。特に「おもしろ学校の日々」の本を読んで「こんな学校にしたい」と思っていたものだった。実際の現場は本のようにはいかないということはすぐにわかったが、「子どもたちにとっておもしろい学校にした」という思い自体は強く強く初任の頃思っていた。

村田栄一さんも強い影響を受けた方である。「ガリバー」という学級通信を読んで、「こんな通信を教師になったら出す」と決意したものだった。こちらは実際に2年目から学級通信を出すことができた。理想のレベルには結局達することができなかったが。

ラジオの名取さんのお話を聞きながら、「こんな小学校教師になりたい」と思っていたあの頃の思い出を振り返っていた。そして、教師になる前の影響も結果的に自分の基礎になっているのだと改めて思った。

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2009.01.23

様々な分掌を担当するということ

 今日は町の学校保健研究大会であった。他校の健康教育に関わる取り組みや病院長さんの講演を聞き、有意義であった。自分の学校でも取り組みたいことについても考えることができた。
 考えてみれば、自分自身は学校の分掌の中で「保健部」に属した経験はほとんどない。初任校で2年間、安全担当になっただけだ。しかも主担当ではなかったので、何かを積極的に提案したという記憶がない。教諭時代の多くは研究部の推進委員や研究主任・学年主任がメインの校務分掌であった。似た校務分掌が多かったということは、自分の「強み」になったということで有り難かった。

 反面、保健部のようにほとんど関わることがなかった分掌については、実践面でも記録があまり残っていない。むろん、かぜ予防、インフルエンザ対策、むし歯対策、避難訓練の事前指導等すべきことはきちんと行ったが、工夫までいったかと言えばそこまではしていない。
 今年度では、その点管理職としてどの分掌にも積極的に関わっていること、そしてこのような町の学校保健会の担当にもなっていることで学ぶことが多い。そうすると必然的に関心も高まる。「強制されることの効果」である。

 そう考えれば、似た校務分掌が多かった自分の場合にはそれが「強み」になったが、異なる分掌を様々担当する場合には、広く様々な経験が自分の関心対象になりそれが「強み」にもなる。校務分掌の考え方としてこういうことも言えると感じた。

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2009.01.21

授業に専念できる環境を作ってもらっていた

 冬になり予想通りあれこれ施設面で対応することが出てきた。水道の凍結や大量の雪への対処。今日はPCのネットワークのトラブルの対応に追われた。解決のための方策も自分の勉強の一つということで、施設面のことでは日々学ぶことばかりだ。(それにしても、あれこれ原因を探ったり、電話で問い合わせをしたりしたあげく、コンセント一つで解決した時にはさすがにガクッときた。)

 こういう経験をして思うのは、「担任時代は授業に専念できる環境を作ってもらっていたんだなあ・・・」ということである。冬に暖かい教室で過ごしたり、氷点下10度ぐらいの朝でも水道も心配なく使うことができたり、パソコンルームでトラブルがあった時にはいつの間にか直っていたり・・・・。それが担当者の職務とはいえ、本当に有り難いことだった。

これらの仕事は、「ちゃんとやって当たり前。トラブルがあると目立つ」という仕事である。そうならないための準備をどうするか、これまた勉強中である。

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2009.01.20

ピンチヒッター万歳!

本校では2週間に1回、「朝の読み聞かせ」を地域のボランティアの方が行っている。本学区では、岩手県独自である教育振興運動(学校・保護者・地域が一体となって教育課題に取り組む)として読書運動が40年以上前から行われ、その伝統が続いている。その活動の一つが地域の方による読み聞かせである。

ただ、あくまでもボランティアなので、時々都合が悪い時も出てくる。今日はお一人、都合が悪かったので、私が高学年の読み聞かせに入ることにした。ピンチヒッターである。
朝の巡視が終わった足で図書室に行き、読み聞かせの本を探す。本校の図書室の様子をじっくりと見られるいい機会である。仕事が増えると必ずメリットがある。(そういう風に考えている?)

いくつか候補があった中で選んだのが「ともだち」という本。「谷川俊太郎・文、和田誠・絵」という部分にも惹きつけられた。1ページ1行か2行の詩なのだが、子どもたちの心に入る詩がたくさんある。

「ともだちってかぜがうつってもへいきだっていってくれるひと」
「しっぱいをわらわれたらどんなきもちかな」
「けんかはしたっていい、でもひとりをたくさんでいじめるのはひきょうだ」
「おかねもちのこ まずしいこ、どうしたらふたりはともだちになれるだろうか」(外国の子どもの写真2枚)

 こんな詩がたくさん。教室にぜひ置いておきたい本である。
 私も読みながら、「この本は道徳や社会の授業にも活用できそうな本だなあ・・・」とそのよさを感じていた。読み終わってから、予定にはなかった感想を聞いた。「詩を聞いて、自分が思い出したこともあった。でも、〇〇くん、〇〇くんはやっぱり友達なんだと思った」というように、子どもたちの心に響いたようだった。

私からは、最後の10ページに世界の子どもたちの写真と詩が掲載されていたので、「6年社会では世界の国を学習します。世界の皆さんと友達になるためには、どうしたらいいか学んでください」と話した。
終わったら、担任の先生に「授業のような読み聞かせでしたね」と言われた。自分の思いも入ってしまった読み聞かせになった。
時にはこういう読み聞かせもいいであろう。ピンチヒッター大歓迎である。

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2009.01.18

商売上手

土曜日に気付いた二つの郵便物について。

一つ目。某会社からの新ソフトの広告が入った郵便。クリアーケースのようなものに入ってきた。周囲を切り抜くと中が取り出せるだけではなく、ちゃんとクリアーケースにもなる。一石二鳥の郵便物だ。さらにケースには新商品が写真でデザインされているので、一石三鳥といったところか。この郵便物を受け取った人はけっこういるのでは・・・と思う。

二つ目。センター試験が我が家でも話題になった。1年後に娘は受験である。そうしたら、某社から関係書類が送られてきた。今も通信講座をしているところだ。ナイスタイミングというか、タイミングがよすぎて逆にどうなのか・・・。それでも話題になるから、やはり商売上手か。

これらは違う業種の話だ。じゃあ、教頭職の商売上手って何だろうなあ・・・とふと考えた。ここには書かないけど。

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2009.01.16

沖縄と北海道

昨年、今年と1月中旬になると通常よりアクセス数が増える。
というのも、こちらからのリンクがあるからだ。

「北海道と沖縄の違い」という題で、
『今、5年生の社会で沖縄と北海道について調べています。でもあまり良い資料が見つかりません。家のつくりの違いについての資料が一番いいのですが何か良いホームページはありませんか?
家についてではなくてもいいです。お願いします。』

というもので「授業した記録」ということで最後にブログのURLが書かれている。調べてみると一日に10件近く、ここからアクセスがある。
この「寒い地域と暖かい地域」の学習は自分にとっては、いつも楽しい単元だった。自分が使っている教科書は沖縄と北海道だったが、毎回自分なりに工夫したネタを持ち込んでいた。子どもたちも、「へー、こんなくらしをしているんだ」と興味をもっていった。
常にその違いを理解させることが多かったが、最後に次のような発問も準備していた。

沖縄と北海道の家の共通点は何でしょうか。

「どちらもそれぞれの気候に合わせて家のつくりを工夫している」ということである。子どもたちにとっては、難しいのであるが、この発問で子どもたちが社会的な見方を深めていくのがよくわかった。

それにしてもこういう「Q&Aサイト」はなかなか便利である。情報の正しさは吟味しなければいけないが、微妙な言葉の使い方の違いを調べる時に、よく活用している。
先のQAの関連サイトには教育関係のものが多く掲載されている。これまた読み応えがある。

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2009.01.15

今年の冬休み

全国各地ではすでに3学期(2学期制のところは2学期後半)が始まっている。
ふだんよく読む先生方のブログから、残り少ない今年度の実践に意欲的に取り組んでいる様子が伺える。

さて、岩手の冬休みは長い。夏休みが短い分、冬休みが長いのである。これはそのまま夏休みと冬休みの比重が同じであるということを意味しており、「研修」という視点から考えたら、。そこで、今年の冬休みを簡単に振り返る。

1 研修(講師役)
 冬休みは自分にとって研修に取り組める(講師役)いい機会である。今年は12月末にVHSで一回、1月に県学校レク大会で一回、登壇させていただいた。今までの財産に加えて新たな提案ができたと思っている。学校レクは続きも決まった。

2 原稿
 いくつかの原稿を執筆。そしてまだ執筆中。これも自分にとって有り難い機会だ。目的をもっていろいろな文献に当たることができる。過去に読んだ本を再読して、そのよさを改めて感じた。

3 反響
 冬休み中に「価値ある出会いが教師を変える」を発行させていただいた。「一気に読みました」「感動しました」といった有り難い感想をいただいた。今までの単著よりも多くの反響をいただいのも特徴的であった。ブログに掲載してくださる方もけっこう多く、人のつながりに感謝と改めて思った。

4 Web
 ブログと日記は毎日更新は冬休み中も同様。日記は8年目に突入した。

5 日常の仕事
 冬休みといっても、当たり前のことであるが、年末年始以外は通常の勤務日である。今年は1日だけ運転免許証更新のためにお休みをいただいたが、あとは出勤。その間に学校施設管理で時間を割くことが多々あった。今までいろいろな方のお世話でこういうことを気にしなくてもよかったのだなあ・・・と感じた。自分がその立場に立って痛感している。これから恩返しである。

6 放電しない
 今まで何度も「充電」という名の「放電」を繰り返した。年末年始は特にそうだった。そうすると、ペースを戻すのが大変である。そこで、年末年始も自分なり少しずつ生産活動は切らさないように心掛けた。「そういう時ぐらいゆっくりと・・・」という声が聞こえそうだが、自分はこのリズムがベスト。今回は「まあまあ」というところ。

 明日からいよいよ3学期。1年の仕上げに向けての時期となる。新たな経験はまだまだ続く。がんばろう。

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2009.01.13

成人式

昨日は成人の日。テレビでも成人の日関連のニュースが多く流れていた。

昭和から平成への移り変わりの年に誕生した子どもたちとのこと。私が11年前に担任した小学校3年生の子たちも20才だ。指導要録等の事務仕事の時に、昭和と平成が混在していたことを思い出した。

過去の担任歴の中でもこの子たちは特別だった。22回の担任の中で「持ち上がり」ではない1年だけの担任はわずか3回。その1回目の子どもたち。担任というのは1年勝負だと思うが、自分の場合にはほとんどが結果的に持ち上がりだった。途中でクラス替えはあるものの、3年持ち上がり(4~6年)も、4年持ち上がり(3年~6年)も経験している。
その子たちは2校目で7年目の自分の担任。長く同じ学校にいて、ポジションも変わらないと、いくら子どもが変わってもマンネリが出てくる。ところが、その時の3年生は大変人なつっこく、また友達をよく助ける子たちだった。また、同学年の先生方も転勤&初任ということで毎日が新鮮だった。そういう要素もあって停滞気味だった自分の実践も、この年を境に上昇していった。自分にとってターニングポイントとなる年だったと思う。
その子たちも20歳か・・・・としみじみ思った。

今年も「荒れた成人式」があったようだが、自分の住む旧水沢市(現奥州市)は「成人式の水沢方式」を生み出している。それほど有名ではないものの、数年前にNHKのテレビ番組でも取り上げられた。
構成自体はいたってシンプルである。来賓の祝辞といったセレモニーは最小限に抑え、代わりに何組かの親が
子どもへの手紙を壇上から読み上げる。どの子の親が読むのかはむろん秘密である。親としての苦労や喜びを成人した子どもは聞く。本人はもちろん、聞いている他の子たちも涙、涙の世界である。テレビを見ていた私も感動した。
むろんそのために、仕掛け人は苦労をする。登壇する親御さんだけではなく、たくさんいる成人式の親御さんに書いてもらうからだ。それでも、感動に変えられないものがあるであろう。
もっとも、奥州市に合併になり、今はこの成人式はどうなったのかはわからないが。

テレビニュースでは20年前の映像がいくつか流れた。バブルの絶頂期で株価は3万円台だったとか、ベルリンの壁が崩壊したとか・・・。自分にとってはついこの間のような気もする20年前だ。教師としては4年目で初の卒業生担任だった。ついこの間ということは、この20年間が充実していたことの表れなのかとも思う。
こんなことを成人の日に思った。

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2009.01.11

刺激を受け・・・

岩手の冬休みは長い。本校は16日が始業式だが、多くの小学校は19日が始業式であり、20日の学校もある。
(その分、夏休みは短い)
その点では、夏休みと冬休みの比重は同じである。研修会参加の貴重な機会である。教頭職なので、基本的には長期休暇の学校の留守番役なのであるが、それでも2回長い時間(90分と100分)で登壇させていただいた。その時には講師役だけではなく、いろいろな先生方と情報交換をした。さらに昨日は元同僚の披露宴で多くの先生方と情報交換もした。

それらの中で感じたことは、多くの後輩たちとも「価値ある出会い」をしてきたのだ・・・と改めて感じたことだ。
多くの先達から学んできた自分の教員人生。
いつのまにか後輩が多くなっていた。一緒に仕事をしたり、授業を見ていただいたり、セミナーで一緒になったり・・・・と多くの出会いがあった。特に地元岩手での同じ職場の先生方、地域の先生方、関係団体の先生方との出会いが、ここ数日の情報交換で鮮明に思い出された。

「そうだった。あの時には力を見込んで原稿を依頼していたなあ」
「有田先生の講座はいいチームだからこそできたんだよなあ」
「ワークショップ型研究会自体が一つの実践だったなあ」・・・等々

その中で、ハッとしたことがあった。自分が言った言葉を、後輩たちはよく覚えているのだ。
・やっぱり実践発表しなければダメだよと言われ、翌年の研究会で発表者に立候補したこと
・初めて出会ったのに「HP作っていませんか?」と言われてびっくりしたこと
そうか。自分の話したことを覚えていてもらえるなんて、何と光栄なことだ。
こういう後輩たちが身近にいるから、自分も刺激になるのだ。これも自分にとって「価値ある出会い」なんだ。
そう改めて思ったこの冬休みであった。

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2009.01.09

感謝!

価値ある出会いが教師を変える」(ひまわり社)出版のエントリーから2週間がたちました。直接お渡しした皆さんから、続々感想が寄せられています。
「若い先生には,きっと元気とやる気を与えてくれる一冊」
「読みながら、ところどころで、それぞれ理由が違った涙が出そうになりました」
「私が、今までやってこれたのも、価値ある出会いがあったからです。「価値ある出会いが教師を変える」・・なんて素晴らしい題でしょう」
といった感想です。
多くのブログにも紹介していただきました。これまた有り難いことです。

今回発刊して、相乗効果に驚いています。
一つはブログのアクセス数の上昇です。リンク先から入ってきているのだと思いますが、教頭職になりアクセス数も減っていたのが、以前の数値に戻っています。
もう一つ、他の本も売れているということです。ノート本、学級通信本も一緒に購入されている方もいるようです。

本を出すということはそれだけではない効果も引き出していると改めて感じています。

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2009.01.06

映画はいいなあ・・・

大学時代はかなり映画を観ていた。1年に150本ぐらいだ。
家庭事情で苦学生だった自分にとって映画は心の癒しだったし、自分の価値観を作ってくれた多くの名作に出会えた。

教員になってからは、気軽に映画を観る環境ではなくなった。映画館自体が近くにはなかったことに加え、余裕もなくなった。自然と足が遠ざかった。

しかし、今の環境になってから今年から映画を時々観られるチャンスだと思っている。といっても月1回程度だけど。学校から八戸まで30分。しかも平日でもレイト上映をしている。これは自分にとっては大きなチャンスである。

昨日は「ブタがいた教室」を観た。いろいろと考えさせるいい映画だった。元の実践はテレビ等で取り上げられたことがあるし、他の方の実践も見聞きしていた。
まず、新任教師がこのような実践できるということもすばらしいのだが、認めてくれる周囲にも目がいった。原田美枝子演じる校長のバックアップぶりにも目がいった。親からも当然のようにクレームが来るが、「子どもたちは何か不満を言っていますか?」と問いかけ、「(新任の先生も)がんばっています」と親御さんに頭を下げる。今の時代だったらできないかもしれないが、新任教師にとっては頼もしい管理職であろう。
「ブタをどうするか」という討論の場面は圧巻だった。自然な「演技」(あるいは「本音」?)がとてもいい。子どもたちも「天才子役」という感じではなく、「普通の子どもたち」という印象。それが共感を呼ぶ。
ただ、どうして教頭はいつも「教員の批判的役割」なんだろうなあ・・・。学校を描く場合の固定的役割みたいな感じである。現実は違うんだけどなあ・・・。
それは別ににして、自分のこれからの楽しみを感じた映画であった。

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2009.01.04

おみくじ

おみくじを引いた。今年は「吉」。
最近はふと「調べたい」と思ったことはだいたいがWikipediaで最初に調べる。
今回も、「おみくじの由来」「運勢の上位順(?)」「木の枝に結ぶ習慣」等、知らない知識が多かった。これは「地域のよさ・日本のよさを伝える小話」の一つになりそうだ(授業でも小話ぐらいはできる)。子どもたちも「吉」がどこあたりに位置づるかわからないであろう。

日本のおみくじのシェアの7割は女子道社。これは以前にも調べたことがあった。
そこの3代宮司のメッセージがいい。

「おみくじは占いではありません。たとえ、凶が出ても縁起が悪いと落ち込むことも、大吉が出て有頂天になることもありません。内容をよく読み、反省すべき点は反省し、励ましのお言葉として受け止め、日々努力を怠らないことが大切です。」

今日自分が読んだものも確かに励ましあり、自分への注意点もあった。広く通用する言葉で書かれているか・・・というのもあるだろうが、このようなメッセージは有り難いと思った。

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2009.01.03

箱根駅伝

例年通り、今年の正月も箱根駅伝に釘付けだった。(2日は大学ラグビーも)
昨年1月に瀬古利彦氏の講演会に行き一緒に写真を撮ったこと、渡辺監督の奥さんが初任校時代の同僚の娘さんということもあって、早稲田を応援していた。総合優勝を狙っていたというが惜しくも2位。目指していても、なかなか念願は達成できないものだ。
それにしてもいくつも印象的なことがあった。

・まずは優勝した東洋大。無名の選手を大学で育てての優勝である。これは似た環境にいる他大学にも大いなる励みになるであろう。どんな組織でも、可能性はあるのだ。

・しかしながら、6区のキャプテンはエントリー変更で走ることができなかった。勝利のためとはいえ、本人はもちろん、告げる監督(代行)もつらかったであろう。こういう非情さがよき結果を生むのも勝負の世界ならではと感じた。

・33年前にたすきがつながらなかった青山学院大。ゴール直前には誇らしげに襷を叩いていた。順位は下位であるが、「目指しているもの」が達成された時の誇りが伝わってきた。

・優勝候補の駒大がシード落ち。油断したわけではないだろう。前哨戦も好成績であった。練習をしても結果が全て。厳しい世界である。

・箱根駅伝で走ることができるのは230人。その何倍ものランナーが走れなかった。出身校を見てみると、本当に全国から集まってきていることがわかる。多くの思いや物語が伝わってくる大会。魅力的は点はやはりここにある。

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2009.01.01

今年のモットー

明けましておめでとうございます。
今年は穏やかな年明けとなりました。

さて、「今年の目標」といきたいところですが、仕事上では4月1日が元旦と思っています。
ですから、「今年のモットー」という形で新年の決意を表したいと思います。

1 献心
 「貢献」が、自分の仕事や活動の目的である。広く考えればすべて「社会貢献」につながっている。教員生活も3分の2に近づきつつある。残りの3分の1は恩返しの期間でもある。「『心』を尽くした貢献」をするようにしよう。

2 平歩前進
 今までの経験で一番確実に前進できるのが、毎日続けることである。ブログの毎日更新、仕事日記の毎日更新、インプット・アウトプットの日常化・・・等々。それらを継続する中で力もつく。一気に・・・というのは不要だ。毎日、確実な歩みで力をつけていこう。
 
3 「腕」と実践にこだわる
 管理職になっても授業にはこだわりたい。「授業の腕」も落としたくない。同時に、管理職としての実践も蓄積したい。そのどちらも追究できる今の環境は実は恵まれているのだ。

4 「価値ある出会い」を求める
 つくづく自分は「出会い」に恵まれていた。積極的に求めたというところもある。今の環境で可能な「出会い」を求めていこう。それが人生を充実させる。

5 「無事故」と「健康」最優先
 昨年は「ヒヤリ」としたこともあった。最優先と考えれば行動も変わってくる。

どうぞ今年1年、よろしくお願いいたします。

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2008.12.31

今年を振り返る2

5 スーパーサブを目指して
 小規模校の教頭として、最初のうちは事務仕事をメインにして行っていた。しかし、慣れてきてからは、校内全てのことに積極的に関わってきた。授業を週に十数時間受け持つようになったり、環境整備のための仕事もどんどんした。むろん、校長の補佐がメインであり、さらに教務・研究・生徒指導面でのサポートにも心掛けた。全て「サブ的立場」だが、スーパーサブを目指していこうと思っている。

6 学びの場
 単身赴任となり、積極的に学びの場に出かけるというのは厳しくなった。その中でVHSは大切な学びの場だった。スタッフである東北青年塾も2年目に入り安定してきた。来年もこの状況は続く。限られた環境の中で、学びをどう工夫していくか。自分の学び術が試されている。

7 新しい仕事
 今年もいくつかのプロジェクトに参加させていただいた。実物投影機のプロジェクトは、新任校での校内のICT活用がより広がる結果となった。雑誌の編集協力や新聞の連載も価値ある仕事だった。教頭職ゆえの仕事は初体験のものが多かったが、今までの財産が生きた。仕事の原則を学ぶことの大切さを痛感した。 

8 たくさんの課題
 いいことだけを書いたが課題はたくさんある。管理職として知識・経験の不足。教頭実践の不足。また、研究面での停滞も課題だ。日常でもインプットをもっとしたかったが、これも不足。全て来年の課題だ。
 それでも、まずは今年健康でいい1年が送れたことは本当に有り難いことだと思っている。

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2008.12.30

今年を振り返る

今年もよい年であった。有り難いことである。大きな環境の変化があっても、何とかブログもここまで続いてきた。簡単に振り返りたい。

1 教諭としての3カ月
 1月から3月までは前任校の教諭として、学校のためになること、研究主任としてすべきことを自分なりに努力、工夫はした。1月の教育センターで、校内研究会をライブで示したことは大きな反響があった。コーディネーターとしての仕事の喜びを感じた瞬間でもあった。

2 あちこちのステージに
 その教諭時代の3カ月の間もアクティブに行動した。1月には北方小の飛び込み授業、2月にはメディつきセミナーとネットワークプレ集会(仙台)。そして3月には引っ越し前日のネットワーク春集会。教頭になってからは「依頼も来ないだろう」と思っていたが、いくつかのセミナーや大会で登壇させていただいた。自分にとっての貴重な学びの場となった。

3 教頭となる
 4月からは教頭職を拝命した。実家と200km離れた全校児童31名の小規模校。単身赴任。全く違った環境で過ごすこととなった。仕事では今だに学ぶことばかりである。そんな中でも自分なりの実践や工夫もできてきており、この冬休みに今後の参考としてまとめる予定だ。また、環境の変化は体力的にきつい部分も多かった。とにかく無事故・健康を優先的に考えるようになった。

4 「価値ある出会いが教師を変える」、発刊
 12月に発刊。教諭時代の時に書き上げようと思っていたが、今までかかってしまった。単著としては4冊目。共著・編著としてネット書店に自分の名前として掲載されているものとしては7冊目である。反響が今までの本以上にあり、著者としての喜びを感じている。また、今年は依頼原稿に恵まれた。管理職になっても依頼が来るということは本当に有り難いことである。
(つづきは明日)

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2008.12.29

反響

今日も拙著「価値ある出会いが教師を変える」(ひまわり社)のことです。

読んでくださった皆様からポツポツと感想をいただくようになりました。
また、ブログやMLでの紹介もいくつかありました。
本当に有り難いことです。今まで出会った皆様がこのようにしている・・・・まさに自分の教員人生が「価値ある出会い」に支えられていることがわかります。

新書は若手から中堅にぜひ読んでいただきたいという本なのですが、「自分の初任時代にお世話になった先生方、出会った先生方を思い出された」という声もありました。それぞれの世代で違った読み方ができる本なのかもしれません。

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2008.12.26

中学校の冬休み

小中併設校のよさは今まで何度か書いてきた。その中の一つに中学校の様子がわかることがある。
自分は小学校勤務の経験しかないので、中学校の様子は話だけである。実際に冬休みに学校に来ていて、中学校のペースを見て、「ああ、こうやって子どもたちを育てているんだ」と感心することしきりである。

小学校の場合、冬休みに入ると子どもたちが登校することは本校はほとんどない。夏休みは水泳練習や行事等で子どもたちも学校に来るが、冬休みはやはり別である。
しかし、中学校は毎日子どもたちが登校して、補習学習とクラブ活動を午前中にみっしりと行う。1月も同様である。(むろん年末年始は休みだが)
3年生担任は入試のための仕事を計画的に行っている。英語の先生は海外派遣の引率関係の仕事。こういうのは小学校にはない業務である。教務さんに提出する出席簿の様式はずいぶんと小学校と違っていた。
冬休みは冬休みで小学校と中学校の業務や雰囲気の違いを感じる。

このような様子を実感できるのも小中併設だからこそ。見聞きすることは自分の経験に役立っている。

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2008.12.25

今年の冬休み

本校は19日(金)が終業式。すでに冬休み。
岩手は夏休みが短い分、冬休みは長い。本校は1月15日まで。

担任時代は、通知表で一段落。終業式でホッとして、諸帳簿を年内に出して、「いよいよ本当の冬休み!」といった解放感があった。それなりに休暇もいただいて、充電したものであった。(仕事への意欲が減退するような「放電」の時もけっこうあったが・・・)

今年の冬休み。担任ではないので、先のような解放感はない。勤務のリズムも学期中と同じなので、「ああ、冬休みだ」という実感はあまりない。

それでも、自分の時間がいくらか増えるのはやはり有り難い。依頼されている原稿の執筆と2つのセミナー講師の準備に時間を割く。その過程そのものが自分の学びとなっている。さらに、今年経験している教頭としての仕事で思ったこと、実践してきていることを簡単でいいのでまとめようと思っている。充実した冬休みになるように期待しよう!

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2008.12.23

文書を読むことが勉強に

仕事がら多くの文書を見たり、チェックしたり、書いたりする。
とある事務局文書を作成している時のこと。他校の教頭が事務局だった昨年度の文書を参考にして、修正して発行しようと思っていたら、ちょっとした「違和感」を感じた。
「貴台におかれましては・・・」というところである。

「貴台」・・・使ったことがない言葉である。「貴方様」というような意味であることは容易に推測できる。しかし、使ったことがないので、何となくしっくりとこない。それでも「今まで使っていたのだから・・・」と見逃すパターンもある。
しかし、今回は念のためあれこれ調べた。辞書で、そしてネットで。(こういう時のネットは本当に助かる。「yahooの知恵袋」みたいな質問サイトに似た質問が割と出ている)
どうやら男性向けに使われる言葉のようだった。(断定はできないが)
自分が出そうとしていた文書は女の先生への原稿依頼である。そのまま出していたら、失礼をするところであった。

こういう経験をすると、文書を読むことが本当に勉強になっていると思う。これだけではなく、担任の先生方の通知表の所見や学級通信からも調べてみることが最近あった。その都度「そうだったのか・・・」と納得する。まさに勉強である。

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2008.12.22

システムの変化

免許センターに行った。免許更新のためである。
ゴールド免許なので、簡単な講習ですんだ。講習担当は年配の方だったが、パワーポイントでポンポンと画面をチェンジさせて、話をしていた。一通り終わるとDVD。それらが当たり前過ぎて、違和感を全く感じない。
そういえば、この間の防災教室も50代・60代と思われる講師の方も同様にやっていた。
この手の講習会でのICT活用はもはや当たり前だ。5年前の免許更新時にも視聴覚機器は見たが、その時にはビデオだったような気がする。

午後になって銀行に行った。この3月までは時々行っていたところだ。機械で整理券を発行していたが、いつも待ち人数が多かった。
今日行ってみたら、取り扱い内容が3つに分かれ、その内容毎に整理券が発行されていた。確かに、これならば簡単に終わる内容なら、待ち人数が多くてもそれほど待つことはない。きっと「改善が必要」ということですぐに改革したのであろう。

改善すべきことはすぐに変える。そうしなければ苦情が来る。あるいは客離れにつながる。自分の置かれている立場でできることもあるのでは・・・とふと考えた。

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2008.12.19

とある所で

届け物の用事があって、とある所に行った時のこと。ちょうど朝会が始まるところだった。
すぐに届け物をして失礼をした。

「おはようございます!」という声が響いた。「ああ、学校と同じように挨拶から朝会がスタートするのだな」と思っていたら、また「おはようございます!」の声が響く。「教室と同じで、挨拶の声が小さかったからもう一度するのか?でも大人なのになあ・・・」と今度は思った。
すると今度は「ありがとうございます」「ありがとうございます」の復唱。
「いらっしゃいませ」「いらっしゃいませ」、「失礼しました」「失礼しました」・・・と復唱は続く。

「そうか、仕事のスタートに全員で復唱しているのだ!」と理解した。ちなみに、スーパーの朝会ではない。販売業務を中心とした施設でもない。しかし、このような朝会をするところに、「意識改革」をしようとする意志を感じた。これはその部署だけではない。他部署でも同様だった。全体で実践していることである。

さらに違う日の昼休みに行くと、室内が暗い。電気を消した中で作業をしていたのである。「経費節約」を徹底している。

こういう様子を知ると、自分が関わっている公的機関について改めて考えさせられた。

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2008.12.18

肥満傾向のニュース

先週、こういうニュースが出ていた。

岩手の小学校教師からすれば、「それはそうだろうなあ」と感じる。
「岩手の子どもたちは寒さに負けず元気に外で遊ぶ」というイメージがあるかもしれないが、それはあくまでもイメージ。なかなか遊ばないものだ。
子どもたちの意識もあるだろうが、環境の問題もある。本校は12月に入ってから校庭の雪がとけて雨でグジョグジョになって、全く遊べない状態である。まだ雪でしっかりと固まった方が遊べる。
また、友達も近所にいない・・・という子は車で送られて友達の家に遊びに行くという状態である。
さらにゲーム機の普及がそれに拍車をかけている。きっとテレビやゲーム機をする時間の全国傾向を調べても、岩手が長いのでは・・・と推測する。

これは子どもばかりではない。
自分も明らかな運動不足。これは今に始まったことではない。いつも車生活だから、歩く時間は不足している。東京に行った時など、「ずいぶん歩いたなあ・・・」といつも思う。大人の肥満傾向も実は岩手が多いのでは・・・と予想している。

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2008.12.17

シンプルなメッセージだが・・・

「大切なことは、『自分を磨く』ことだと思います。そのために、多くの人と出会ったり、本を読んだりすることです・・・」

ラジオからこのようなメッセージが流れてきた。運転しながらだったので、正確ではない。シンプルだ。今までの自分も努めてきたことだ。
しかし、何故かスーッと自分の中に深く入ってきた。
「人と出会う」回数が減ったからか。
「本を読む」ペースは変わらないが、もっともっと読みたいと思っている。
今の自分の環境から、先の言葉が重みをもって感じられる。もっとアクティブにならなければ・・・と思うこの頃だ。

さらに同じ人が続ける。(これも正確な聞き取りではないが)

「(80歳も近いが)80歳だからこそできる演技がある。それが俳優という仕事だ」

自分の経験が間違いなく「強み」になるのだ。それは今の自分にとっても同様である。
問題はその「強み」をどう生かすかということだ。これも一工夫しなければいけないと思うこの頃。

「誰だろう?」と思ったら宇津井健さんのコメントだった。ウィキペディアで調べてみると、座右の銘は「才能の器は小さい、努力の器は大きい」。これまた印象に残る言葉だ。

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2008.12.13

先輩の実践

理数系が極端に苦手な自分は、高校2年生の頃は私立文系に的を絞っていた。理科は本当に苦手で化学などは2回も赤点をとった。小学校高学年の理科専科の学習が「授業崩壊」であったこと、高校入試に理科がなかったこと(3教科)という要因もあって、結果的に教師になってからも基本的なことを勉強する羽目になった。

そんな自分が家庭の事情で地元国立大学を目指さなければいけなくなった。文系があるのは教育学部のみ。入った学科も第2志望の教育・心理学科だった。その中で教育学研究室に入った。
決して希望通り入った大学、学科ではなかった。しかし、学科の先生方や研究室の先輩・後輩には恵まれた。そんなに回数は多くはないが、雑誌や各種広報誌でご活躍されている姿を見るとこちらも元気になる。

大学卒業後、一度もお会いしていない1つ年上の先輩が、「総合教育技術」(小学館)12月号に掲載されていた。秋田の中学校の教頭職としての実践報告である。秋田は何せ学力テストの結果がいいことで話題になっている。その関係の特集である。
読んでみると、先輩である教頭先生が積極的に授業改善に取り組んでいることがよくわかる。教頭職だからこそ改善に深く関われたという部分もある。さらに教頭として学校の様子も的確に伝えている・・・まさに教頭としての「実践」だ・・・・と読みながら感心をした。
これは大いなる刺激だった。自分に足りないのはこういうふうな実践なのだ!

それにしても記事の名前でピンと来たけど、写真を見て「間違いない!」と思った。自分は25年ぶりに見られたらすぐにわかってもらえるだろうか?んー、自信がない。

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2008.12.08

ケータイが通じるようになった

本校はケータイ圏外だったが、アンテナが学校の裏山にできて、通じるようになった。
都市部では考えられないかもしれないが、山間部はケータイが通じないところがわりとある。
本校も便利になる。

しかし、実はこの「通じない」が自分にとっては、よかった面もある。
それは定期的に「確認」しなくてもいいからだ。あまりケータイを使う方ではないが、時々ケータイに電話やメールは入る。気付いてすぐに反応すればいいのだが、職務中では出られないことの方が多いし、そもそも自分が気付かないことも多かった。その「確認」をしないと、重要な連絡を見逃して失礼をしてしまう・・・・そういうことは前任校では何回かあった。

転勤してからはそういう心配が一切なくなった。全く通じないから、ケータイを「確認」する必要はない。緊急の連絡は学校の電話にかかってくる。その安心感が自分にとってはよかった面である。学校の仕事により集中できるのは確かだ(不便をかける点はもちろんあるが)。

むろんケータイが通じても、同じようにすればメリットを享受できるのであるが、たぶん無理であろう。人間、強制されるからこそ、うまくいくこともある・・・・そう思っている。

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2008.12.06

子どもの質問に窮する

2日連続で3・4年の学級に入った。
子どもたちとの雑談が楽しい。
そんな中で3年生の子から質問された。それも別々に2人から。

「先生は、どうして教頭先生になったのですか?」

詳しく聞けばどうやら「教諭→教頭」というルートでなるとは思っておらず、最初から「教頭先生」という仕事についたと思っていたらしい。
「いやいや、一昨年まで〇〇先生(担任)と同じように担任の先生だったんだよ」
「へー、じゃあ、なんで教頭先生になったの?」

再度同じ質問だ。
大人から質問されれば、むろん自分なりの答えはある。
しかし、子どもから初めて聞かれて即答できない。
少しして、
「そうだね・・・。ほら、教頭先生になると、いろいろな学級に入って、みんなと授業したり、触れあったりできるでしょ。だから」
と、一応「全校の担任」という視点での答えを言った。
「ふ~ん」と言われて終わったが。

そうだよな・・・。教頭という仕事は子どもからは見えにくい。
世の教頭先生方は同じように聞かれたら、どう答えるのだろうか。

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2008.12.03

全米最優秀教師

よく見るサイトに「全米最優秀教師」のエントリーがあった。
日本の中学校で授業をした様子が書かれている。確かに工夫されている授業だ。むろん、常にこういう授業・・・となれば難しいと思うけど。
もう二十年以上前だったかと思うが、NHK教育テレビでやはり、全米最優秀教師の授業を放送していた。これはアメリカでの授業。詳しい内容は忘れたが、やはり魅力的だった記憶がある。

さて、私が感心したのは、アメリカのこの教師に対する待遇だ。

先生のつくる教材は創造性にあふれ、生徒たちを科学の世界に引きつけていると評判が高く、州の教育長から推薦を受けて全米ナンバーワンに選ばれました。選ばれると1年間現場を離れて海外まで出向いて講演活動をして回ります。日本へはその一環としてやってきました。

1年間、講演活動をする。むろん今回のように飛び込み授業をして歩くのだろう。最優秀教師の授業である。学ぶ点は多いはずだ。多くの人々が見る機会に恵まれる。すばらしい最優秀教師の生かし方だと思う。
日本ではなかなかこうはいかない。授業の名人でも、飛び込み授業の回数は限られる。この点ではこのシステムを見習っていい。

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2008.11.30

ネタをもつ

 テレビで綾小路きみまろさんのCDがミリオンセラーを記録したことを取り上げていた。その中で「ネタ帳」も披露していた。一冊が積み重なってダンボール箱数箱になっているという。
売れるための戦略もおもしろかった。高速道路のサービスエリアで、団体バスの運転手さんやガイドさんに、自作のテープを「ガイドさんが疲れた時やネタにつきた時に流してください」とタダで配付したとのこと。そこから火がついたらしい。

 学級経営上、この笑い話のネタをもつことはけっこう重視していた。「明るい笑いのある学級」と「暗い雰囲気の学級」。子どもたちが好きなのはもちろん前者である。そのためには教師が笑わせる話のネタをもつことだと思っている。自分の場合に多いのは次の3つ。

1 ネタその1 教師の小学校時代のおもしろ話
  特に教師自身が担任の先生に怒られた話は子どもたちが喜ぶ。
2 ネタその2 教師の失敗談
  教師といえども失敗は誰しもあるだろう。それを子どもたちに話すことにより、子どもたちは親しみを持つ。
3 ネタその3 かつて担任した子の笑い話
  「傑作な子」は必ず学級に一人はいるものである。実話に創作を加えてお話にする。ただし、その子が誰かばれないように!

 話す時には表情やパフォーマンスも重要である。ちょっと大げさなぐらいがちょうどよい。「先生っておもしろいよ」と子どもたちが言うようになるとしめたものである。
 今も1年~高学年までの各学級で子どもたちに話すのを楽しみにしている。

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2008.11.27

人形劇団から学ぶ

ゲストティーチャーは子どもたちにとってはもちろん、自分にとっても有り難い。
「専門家として知や技」を聞くことができるからだ。

今日は図書祭りで人形劇のボランティア団体「じゃんけんぽん」をお招きした。毎年のことで、子どもたちも楽しみにしていた。
今日の劇は「3枚のおふだ」。
「机1つだけ準備をお願いします」と言われていたので、勝手にシンプルなものだろう・・・と推測していたが、全然違っていた。スクリーン、舞台袖、OHPや音響等の機器、いくつものグッズというように、プロに近い準備にまずはびっくり。始まりも腹話術でトークする。むろん、内容も効果的なスライドや影絵をふんだんに取り入れた人形劇で、子どもたちもすっかりと惹き付けられていた。

読み聞かせと読書が盛んな学校なだけに、様々なこのようなプロの技に触れることができる。この間の樹原ゆりさんの朗読会。9月の講談社のお話探検隊。日常の読み聞かせボランティア等々。「仕事で・・・」という方もいるが、「社会のために・・・」「読書文化を広げたい・・・」という思いは同じである。
大学を出てから仕事オンリーで来た自分。こういう方々に接するといろいろと思うことがある。
まあ、こうやって思うことができるのもゲストティーチャーからの学びである。

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2008.11.24

ライブのすばらしさ

職員旅行でラグビー早慶戦を観戦した。同僚がチケットをとってくれていたもので、学生ラグビーファンの私も喜んで秩父宮ラグビー場に行った。ちなみに、この早慶戦は毎年11月23日に行われ、テレビで観戦していた。

ライブでなければ感じられなかったことがたくさんあった。
まずは会場の雰囲気。美しい芝生。向いのスタンドは早稲田と慶応に分かれ、母校愛の応援。自分たちがいる方のスタンドでも「ケイオー!行けー!」「ケイオー!止めろー!」と盛んにエールを送る女性が近くにいた。我が大学に誇りを持つ・・・羨ましいことだと感じた。(自分は大学の先生方や友人には誇りはもっているが、大学に・・・と言われれば・・・)

むろん試合も最高だった。
何しろ選手が近くでプレーする。迫力満点だ。
1つ1つに「ワー!」「ア~!」と思わず声が出る。
ライン沿いのトライの時には、他の皆さんと同じように思わず立って覗き込んでしまった。
1つのボールに対して、全員が自分に与えられた仕事をきっちりとする。全体のこういう動きはテレビでは見られない。
レフリーの動きや、チームをサポートする人の動きにも感心した。
ちなみに私は早稲田のファンであるが、慶応のウィングが同じ高校の出身。トライした時には大きな拍手をした。さらに宮古時代の教え子が東海大(違うリーグで現在首位)ラグビー部に入学して、努力をしている。

どれもこれもライブだからこそ感じることができることだ。自分1人ではこういうことはしないだろう。(たぶんすぐに帰ってしまう)
有り難い職員旅行だった。

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2008.11.16

出し惜しみしない姿勢

久しぶりの新幹線で、いつものように「トランヴェール」を読み始める。車中に備え付けのJR東日本の薄い月刊誌である。
この中の内館牧子さんのエッセーはいつもおもしろい。
今月号には、内館さんが橋田壽賀子さんに手伝いをしていた時のエピソードが書かれていた。やがて、内館さんが「ひらり」の脚本を書くようになり、一席設けられた。
その時の橋田さんのアドバイス。

「出し惜しみしちゃダメよ」

連続ドラマだから半年続く。この話を後に取っておくとか、この展開はあとから・・・なんて考えずにどんどん投入しなさいというアドバイスだった。これで内館さんは、すでにつくっていた半年分の大まかなストーリーを全部捨てた。「向き合う姿勢が間違っていた」という考えで。

身につまされる話だ。具体的に何か自分が出し惜しみしている・・・という仕事はない。しかし、今の自分の姿勢が何か中途半端だなあ・・・と思うことが時々ある。この「出し惜しみしない」という姿勢・・・内館さんが書いているように生き方全てに通じることである。

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2008.11.15

指示の原則

「冬は4駆でなければダメ」と何人もの同僚に言われたので、泣く泣く車を買い換えた。
先の車(シビック)はまだまだ十分に走れる。何よりも燃費がかからないので(リッター19kmぐらい)、長距離移動の自分はガソリン高騰時でもずいぶん助かった。
ところが、新しい車(またまたシビック・中古)は燃費が12~13kmほど。ガソリン代が1.5倍になった。月に3000km走る自分にとっては少し痛い。

ちなみに自分は車にお金をかけない。これは大学時代に恩師が話されたことがずっと心の中にあるからだ。

「この間、卒業生が来て『先生、ぼくもようやくソアラを買えるようになりました』と言うんだよね。これはダメだと思った。若いうち(その卒業生は20代後半だった)は、車にかけるお金の分を自分に投資しなくては・・・」

ソアラは二十数年前も高価だったと思う。貧乏学生で、バイトで自活をしていた自分は「全く、その通りだ」と思ったものであった。それ以来、「車にはお金をかけない主義?」である。

さて、そんな自分であるから、この燃費の悪い車で、エコドライブをしなければダメだと思うようになった。そんな時にラジオから「エコドライブの勧め」が流れてきた。意識していると関連情報が入ってくるものである。

「アクセルを踏む時には『風船を踏んでいる』と思ってください。発進の時には、5秒をかけて時速20kmにしてください」

「なるほど。わかりやすい」と思い、すぐにそのドライブ中から始めた。確かに風船だと思えば、強くアクセルは踏めない。ソーッとという感じだ。さらに「5秒をかけて時速20km」はかなりゆっくりである。バスの発進のような感じだ。ゆっくりやっても「3秒で20km」になる。ふだんなら1~2秒ですぐ20kmだ。数字を意識するとこういう感覚がわかる。
この話が自分に入ってきたのは、よく考えたら「指示の原則」に基づいていたからだ。

・イメージ語を使う
・数字を入れる

自分が子どもたちに語る時に意識化していたことである。改めてその原則を自分が体験して意識化した。すばらしい原則は応用が効くものだ。
ちなみに燃費は少しよくなった。それなりの効果はあるものだ。

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2008.11.14

「教育委員に机を」

時々見るサイトに「教育委員に机を」というタイトル。
確かに私が今まで勤務した地では教育委員さんの机はない(と思う)。もちろん教育長さんは別。
外部から見れば「おかしいこと」に思われるのであろう。教育業界にいれば、そういうこともあまり違和感がなくなっていた。外部の視点から見たら・・・ということを重視しなければいけないとこの記事を読んで思った。

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2008.11.11

「タフネス」が必要

毎週火曜日となると日本教育新聞が届く。
不思議なもので、自分がある分野に興味をもつとその情報が入ってくる。今回の新聞もそうだった。

社説では「伝統と文化」の指導について。今日まで執筆していた原稿のテーマである。また、教えて考えさせる社会科の実践例が掲載されていた。最近本格的に実践したいと思っている。さらに、書評では『「教えて考えさせる授業」を創る』が紹介されていた。自分が刺激を受けた書である。

それらと別に目が行ったのが、「高止まりする教頭の希望降任」というもの。先月のこちらの記事についての解説である。最後の文言が印象に残った。

一点付言すれば、管理職としての適性に「タフネス」を加える必要があるのかもしれない。

全くその通りだ。長時間の勤務にも対応できる体力的なタフネス、困難な業務に対するタフネス、常に前向きでいられるタフネス・・・。1つのキーワードになりそうである。

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2008.11.10

二つの窓口

今日は昨日の代休。あちこち行ったが、二つの窓口の対応があまりにも違っていた。

一つ目。平日でなければいけない手続きに行く。
依頼をする。他にお客さんがいないので、1、2分で名前を呼ばれるかと思ったが、なかなか呼ばれない。ふと見てみると、どうやら別業務をしている。そして、ようやく自分のお願いしたものを処理し始めているのが見えた。
きっと途中で中断すると不都合があった作業だったのであろう。自分も急いでいるわけではなかったので、名前を呼ばれていつものように「はい!」と返事をして、「ありがとうございます」と御礼を言って出た。
しかし、急いでいる人だったら、この対応にはきっとイライラするであろう。明らかに「お客様より自分の仕事を優先にしている」ように見えるからである。

二つ目。いつもの旅行会社さん。とあるプランで予約をとろうと思っていた。パンフレットに書かれているもので「まあ、これでいいだろう」というものだった。オプションで、そのパンフレットに書かれているもので1つのお願いをした。そうしたら、すぐに別のパンフレットを一生懸命に探して、「条件は違いますが、こちらの方が少しお安いです」ともってきた。
確かに比較するに値するものであった。「お客さんによりよいサービスを」という心が伝わってきた。

こういう対応を立て続けに経験すると、「本校の窓口」の業務も受け持つ自分の行為を反省する。いい学びである。

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2008.11.09

初めは義務感が強かったが・・・

昨日の樹原ゆりさんの朗読会の話。

この会の実行委員となった。教員OB、図書館関係、読み聞かせボランティア、PTA役員さん等、十数名が実行委員である。すべて軽米町在住の皆さんである。自分は「読み聞かせの盛んな小学校の教頭」ということで実行委員をお願いされた。他校の教頭もお一人、実行委員である。
休日の開催であること(ということは実家に帰られない)、夜の会議が数回あること(そのために学校の仕事も途中で切り上げ、さらに帰りも遅くなる)、チケット販売のノルマがあること等、正直気が重かった。一回目の会議の話し合いの雰囲気がさらに気を重くさせた。「義務感でするしかないなあ・・・」と感じた。

しかし、1回目の会議後、改めて自分の立ち位置を考えた。
自分に期待されている仕事は、学校関係への働きかけと機器関係であると感じた。特に機器の操作は、実行委員の年齢層を考えたら、自分がしなければいけない感じだった。2回目の会議では、その役割が明確になった。
特に読み聞かせのスライドをPC+プロジェクタで映すという重要な仕事を任せられることとなった。
不思議なもので、周囲に頼られると義務感が責任感に変わっていった。

当日は機器の入念なチェックし、、台本とスライドを合わせる練習を何度もした。実際に台本とスライドを渡されたのはリハーサル30分前である。
こういう仕事はうまくいって当たり前。何も目立たなくて当然という仕事だ。逆に、トラブルがあると担当者が注目される。今までもこういう仕事はあったが、何度やっても緊張するものだ。
いざ本番。「ちいちゃんのかげおくり」とあと1本の30分間は、ものすごい集中で仕事をした。何事もなく無事終わってホッとした。スタッフの方にも「完璧でした」と声をかけられ、実行委員のお一人にも「『あの方も樹原さんのスタッフのお一人ですか』と聞かれたぐらいよかった」と言われた。
リップサービスもあろうが、嬉しいことだ。
こうなると責任感から充実感に変わる。

義務感→責任感→充実感に変わった今回の実行委員の仕事であった。

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2008.11.07

複式のよさ

補欠授業で3・4年生の学級に入る。
総合のまとめをしていた。福祉の内容で、模造紙に、「調べたこと」「学んだこと」「これから自分たちがしていきたいこと」等を書いていた。11人が3グループに分かれてまとめていた。
私は子どもたちの質問に対応したり、様子を詳しく見ていたりした。

すると、4年生の子たちがしっかりと3年生をリードしていることがわかった。
まとめ方についてアドバイスをしたり、すべきことを指示したり・・・。4年生だけ相手に授業もしているが、その時に以上に張り切って、グループリーダーになっていた。
考えてみれば、総合の経験は3年生より1年間長い。まだ3年生は半年あまり。身に付いている力はずいぶん違う。当然のことながらリーダーである。そして、この組み合わせは子どもたちの学習にとって、いい関係である。
やがて3年生も4年生のリーダーのもと、身につけるべき力をつけるであろう。そして、4年生になってまた3年生を育てる・・・。複式はこのサイクルがずっと続くののである。
複式学級の1つのよさを見た思いであった。

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2008.11.06

いい仕事

施設管理に関わることで、事務さんがいい仕事をした。学校現場は事務さんや養教さん、用務員さんらのこういう働きで支えられているといつも思っているが、今日は特にそう感じた。

詳しくは書けないが、事務さんが書類上で先月までとの違いを発見した。それをすぐに教頭に報告。原因調査に乗り出す。電話をかけたり、現場を見たりしたが、よくわからず。しかし、事務さんがあきらめずに幅広く現場を見て、その原因と思われるものを見つけた。しかし、対処が今度はわからない。
そこからは教頭の仕事。連絡をして、プロに昼過ぎに来ていただいて無事解決。ホッとした。
自分は施設管理面の知識が疎いが、今の仕事ではそんなことは言っていられない。とにかく点検や困り事には一緒になって知識を増やすしかないと思っている。今回も新しい施設管理の知識を学んだ。

それにしても、事務さんが最初の書類上の違いをよく見つけたものだ。その後の報告、対応もよかった。結果的に被害がもっと大きくなる・・・という事例を防いだ。「助けられた」と思った。

担任時代はこういう部分はあまり見えていなかった。それなりに担任外の先生方には感謝をしていたが、当事者になってこそ実に多くの支えがあって、学校現場は成り立っているのだと実感している。そして、その支えを誇りに思う気持ちも今の立場であれば、よくわかる。今日もそのことを感じた。

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2008.11.05

賞状には句読点をなぜつけないのか

賞状は学校現場では日常的なものである。
若い頃、「賞状には句読点をつけない」ということを知ったが、その理由は分からずじまいだった。
昨日文献で関連情報を読んで、さっそくネットで検索。こちらにくわしい理由が書かれていた。
ささいなことであるが、こういうことを知ると嬉しくなる。

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2008.11.04

「失敗はチャンス」に共感

時々に見ているWebにスクール55がある。
その中に「若い教師が元気になる先輩の失敗談」というのがある。これが実におもしろい。「あの先生でもこんな失敗をしていたのか」と感じて、確かに元気になる。
今回は野中信行先生のコラムであった。実に共感できる内容である。こちら

最後に野中先生は書かれている。

大切なのは、その失敗を単なる失敗に終わらせないことです。失敗は、「人生の宝庫」なのです。
失敗したなと思ったら、迷惑をかけた人に正直に謝ることです。正直であることが、人間としてとても大切です。そして、その失敗を二度としないために、どうしたらいいだろうかと考え抜くことです。「失敗はチャンスなんですから」

全く同感である。初任の時には数多くの失敗をした。ある時など翌日から初任者対象の出張で2日間不在なのに、集金袋を配付しわすれた。その学校は「集金日」を設定していた。保護者もその日に合わせて準備をしている。
気付いたのはすでに5時過ぎ。出張関係の準備をし終わってから、6時半頃から一軒一軒集金袋を届けた。車で移動しても8時半頃までかかった。「渡し忘れました。すみません。明日から出張なので届けにきました」と正直に謝った。アパートに戻って、「あ~あ、また失敗だ」と落ち込んだ。
しかし、この出来事は一部の保護者から信頼を勝ち取ることとなった。「明日でもいいものをわざわざ届けてくれた。その真摯さがいい」と保護者会で話してくださった方がいたのである。有り難いことであった。同時に、「失敗を生かす」ことの大切さをその時に感じたのである。

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2008.11.01

どこでも「先生」

いつもの理容店。ここはカット、顔剃り、シャンプー、仕上げと次々に人が変わる。その過程で座る場所も変わる。分業化されている分、価格も手ごろだし、仕上がりも早い。駐車場も広いので繁盛している。

いつものようにイスに座ってカットがスタート。担当は20代後半ぐらいの女性。すぐに声をかけられた。
「違っていたらすみません。学校の先生をしていませんでしたか」と。
ドキッとする瞬間である。担任した子であれば、当然すぐにわかる。担任した子でなくてもリーダーだった子や印象的な子も覚えてはいる。しかし、それ以外の子となると・・・正直厳しい。
聞けば初任校時代に小学生だった子どものようだ。しかも自分が担当した学年とは全く離れている。
その学年の何人かはミニバスを教えたり、担任した子どもたちの兄弟だったりで覚えてはいるが、その子は全く記憶になかった。

それでもお客さんに対するサービスということもあるだろう。こちらの「担任は誰だった?」「今は〇〇小にいるよ」「その地区だったら、〇〇くんのお姉さんも同級生だったのでは」と、20年前の記憶を呼び戻して、楽しく会話をさせていただいた。
何よりも同じ学校にいた担任以外の先生の顔を、20年近くたってもわかるのが嬉しかった。心地よいひとときだった。

休日に水沢で過ごしてお店に入ると、たまに店員さんが自分を知っていることがある。かつて在籍していた学校の子どもや保護者に会うことはしょっちゅうだ。スーパーで立ち話も時々ある。この仕事ならでは・・・と思っている。


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2008.10.31

我が原点・秋田2

今回の教頭大会の参加者名簿に、大学時代に関わった人の名前を見つけた。ワンダーフォーゲル部の先輩、研究室の先輩・後輩、そして同期の者。なにぶん参加人数が多く、実際にお会いすることはできなかったが、「皆さん、がんばっているんだ・・・と改めて思った。
やはり、秋田は我が原点である。昨日に続き、教育実習の思い出を。(本体ホームページからの転載)

■ 気になる子

 教育実習に行ってから25年も経つが、子供たちの名前はけっこうすらすら出てくる。
 担任の先生に「学級委員長がそんな態度でどうする!」とよく怒られていた大川君(仮名)。私の家庭科の授業で子どもがなかなか集中せず「まさとし先生がかわいそうだった」と言ってくれた仲田ヨシノさん。(仮名)いつも、ひょうきんなことを言って、実習生たちを笑わせてくれた西君(仮名)・・・・といったようにである。

 ところが逆に名前は忘れてしまったが、その子の発言や表情を特に覚えている子がいる。
 その女の子は、実習生の誰に対しても心を開くことがなかった。それどころか、何か話しかけると怒ったりするものだから、実習生の中には、「私、あの子には話しかけたくない」と言う者も出る始末だった。
 その子はマラソンが得意だった。ちょうど実習期間中にマラソン大会があり、その子は2位に入った。
 廊下でその子に会った時に、私は「2位になってよかったね」と声をかけた。そうしたら、その子はニコリともせず、「(1位になれない)イヤミだ、イヤミだ」とつぶやいて怒るように走って行った。
 私もムッとしたが、その場はそれで終わった。
 
 実習最後の日、子供たちが実習生全員に書いた手紙をもらった。その子がどんなことを書いているか興味があった。読んでみると・・・。
 
「マラソン大会のことで、声をかけてくれてありがとう。わたしはなかなか自分から先生たちと 話ができません。だからとてもうれしかったです。」
 
 実習生に対するすねた態度は、「自分にも声をかけてほしい」というサインだったのである。
 子供たちは、誰でも先生と話したがっている。そして、先生にどんな態度をとっても、子供たちは教師の声がけを待っているものなのだ、ということを感じさせてくれた子であった。

■ 担任の思い

 中学校の教育実習はわずか1週間であった。
 そのころは「荒れる中学生」という言葉がマスコミをにぎわせ、校内暴力の嵐が全国に吹き荒れていた。大学の教官からは、「あなたたちが教壇に立つ頃は、小学校高学年で校内暴力があるかもしれない。」と脅かされたりしたものであった。

 さて、その中学校は校内暴力はないものの、あまりよいとは言えない状態であった。
 3年生の学級に配属されたが、まず担任の話を聞こうとしない。帰りの会など、平気で席を立ったり、変な声をあげたりしている。
 担任の女の先生が、「静かにしなさい!」と声をふりしぼっても、子供たちには関係なし。日直の「さようなら」という声で、教室は飛び出すように出ていってしまう。私たちはビックリしてしまった。
 
 その様子を見たのは実習初日。放課後、担任の先生との打ち合わせがあった。
 さぞかし、「困ったものです」といった言葉が出てくるのかと思った。ところが、その先生は開口一番、次のように言われた。

「あの子たちは、一人一人見るととてもいい子たちです。ただ、集団になると歯止めがきかなくなるだけです。」

 確かに一人一人と話をするととても感じがよい。担任の言っている意味が、わずか1週間であったが、よくわかった。
 「子供たちを信じる」・・・たとえ、どんな状況でも担任である限り、このことは大切にしなければいけない。そんなことを感じさせてくれた中学校の教育実習だった。

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2008.10.30

我が原点・秋田

私は生まれてから23年間、秋田県に住んでいた。大学卒業+社会人の1年間である。
岩手で採用されて23年と7カ月。いつの間にか岩手での日々の方が多くなってしまった。
それでも秋田は私の原点である。
その秋田(市)に久しぶりに来た。11年ぶりである。東北教頭研究大会のためである。大学時代によく歩いた駅前もだいぶ変わっていた。

教師としての原点を秋田を考えるのであれば、やはり教育実習である。大学の附属小学校に2度配属された。当時の指導教官から学んだことで強烈に覚えていることがある。

■「育てる」ことの意味

初めての教育実習の指導教官のK先生。40代半ばのベテランの先生だった。

初日は授業参観だった。何度も目にしたのが、友達の発表に自主的に拍手をする子どもたちだった。
本当に感心して一生懸命に拍手する子もいたし、つられて拍手をする子どもたちもいた。あくまでも自主的だから、拍手をしない子もけっこういた。
むろん先生は「はい、拍手!」なんてことは言わない。
その様子に違和感を感じた私は、生意気にも「発表の意味も考えず拍手している子もいるようだ。形式的に拍手するのはよくないのではないか」と実習日誌に書いた。(実習生なのに、ずいぶん失礼なことを書いたものだと反省している。)

K先生は失礼極まりない私の日誌に丁寧にコメントしてくださった。
「確かに、発表を理解をしないで拍手している子もいるかもしれません。でも大事なのは、『拍手ができる子を育てる』ということなのです」。
このコメントを読んだ瞬間、ガーンとなった。
そうだ、自分は実習生だ。学生教育評論家気取りでいたのではないか。自分も子どもたちを育てる一員なのに・・・。
教育の「育」のもつ意味を考えた出来事であった。

■プロとアマの違い

2度目のY先生は算数が専門であった。
実習生の中にT君がいた。数学研究室である。当然実習授業も算数を選択した。

そのT君が顔をゆがめる。平行四辺形の問題で、プリントを一生懸命説明するのであるが、子供たちは(わからない)という顔をしている。
T君は、さらに説明や質問を加えるものの、説明をすればするほど、子どもたちは困惑したような顔をする。
授業の原則の一つに「発問はやたら変えてはいけない」ということがある。発問がころころ変わったのでは、子供たちは混乱するばかりである。
ところが、実習生の悲しさ、そんな原則など知るわけがない。

やがてチャイムが鳴る。次の授業もある。
やむを得ない。Y先生の登場である。その説明、わずか1分。子供たちが「わかった、わかった」と生き生きとした顔でうなずく。
その様子を見ていたT君。実習生の我々の席に戻り一言。「悔しい」。
この時ほど、プロとアマの違いを感じたことはなかった。

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2008.10.29

伸びるための鉄則

講演のパワーポイントのスライドが紹介されていた。
志水先生の第6回教師力アップセミナーのものである(『授業力アップへの道』プレゼン)。志水先生のブログの中の10月27日にアップした中にある。こういう資料をWebで見られるのは本当に有り難い。
そのスライドの中で、「伸びるための鉄則」に注目した。

■伸びるための鉄則
1.自己努力:常に挑戦する
2.本を読む
3.人との出会いを大切にする
4.飛躍する機会を持つ
5.損得なしに動く

全て「その通り」と思う。特に4のような「ターニングポイント」がある教師は伸びる。5の「損得なし」というのは、「人のために役立つことを第一に考える」と近いと思う。(なかなかできないけど・・・)
今年度の自分。この5つの鉄則のうち、自信をもって「OK」と言えるのはいくつか。正直厳しい。まだまだ自分を伸ばしたいと思っている。自分の日常を見つめ直した。

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2008.10.27

「東京物語」

先日、茂木氏の講演ファイルを紹介した。その中で「東京物語」の一部を詳しく描写して話をされていた。一度見た映画を紹介されると、無性に見たくなる。
この「東京物語」は学生時代に見た。当時は映画を見ることが自分の唯一の趣味みたいなものだった。年間百数十本は見た。「東京物語」はその中でも印象に残っている作品の1つである。
昔なら、「見たいな」と思っても簡単に映画は見られなかった。今も映画館では見られないがDVDで映画そのものは見られる。近くのゲオに行ったら、すぐに見つかった。さっそく鑑賞。やはりすばらしい作品。これにも満足。

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入学前のしつけで大切なこと

 今日は就学時健診。入学前の子どもたちが学校に来て、健康診断や各種検査を受ける。小規模校ということでスムーズに早く進む。
 私の今回の担当は、「入学前のしつけ」。本来であれば教務さんが話すのであるが、出張が入っており、私がすることとなった。基本的な資料はあるので、それに基づいて話をした。

 さて、みなさんなら「入学前のしつけで大切なこと」と言えば、何を話されるだろうか。早寝早起き、食習慣、時間を守ること、ものを大切にすること等・・・・数多くの大切なことがある。その中で私自身はその中で重視しているのが、「あいさつ」と「がまん」である。この2つについて次のような話をした。

 『きちんとあいさつができる子はコミュニケーション能力が高い。豊かな人間関係を作る点でもあいさつは大切である。基本はもちろん家庭である。親があいさつ魔になることが大切である。
 また、あいさつといってもいろいろある。学校一番多く使われているあいさつ言葉は「ありがとう」である。こう言われることによって子どもたちは自己肯定感を持ち、自信につながる。
 小学校では数多くのルールがあり、それに基づいて集団で生活をしている。当然、自分の思い通りにいかないこともあるかもしれない。そのような時にがまんできることを身につけさせたいものである・・・。』

 この「入学前のしつけ」の話に役立ったのは、かつての自分の原稿である。
 以前、就学前の保護者を対象にした連載原稿を1年間執筆した。直接幼児教育をしたことがなかったので、苦しんだ部分もあったが、小学校教師の視点から書いてみてくださいということだったので、その点を強みとなるように執筆をした。多くの参考文献にも目を通した。
 その原稿を読み直して、「この部分を話そう」といくつかをピックアップした。このような原稿の生かし方もあるのだと自己満足。

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2008.10.25

大規模校、小規模校、それぞれのよさ

二女の中学校の文化祭に行った。
発表では学年6学級の合唱コンクールがある。課題曲、自由曲の計2曲。指揮もピアノももちろん生徒がする。改めてたくさんの子がピアノが弾けるのだなあ・・・と感心。
この学年は保護者として子どもたちを見ているが、同時に前任校で昨年専科の授業をした学年でもある。小学校時代より、逞しくなったし、合唱もどの学級も見事であった。きっと取り組み期間が充実していたのであろう。
小中連携で会議等をするたびに、中学校の先生方から「『黄金時代を作ろう』を合い言葉にしています」というお話を聞いた。教師も子どもも共有する合い言葉をもつことはすばらしいと思っていた。(学級のキャッチフレーズを自分も作らせていた)。そして、今その黄金時代になっているのではないか・・・と思った一日であった。この学年だけではない。2年生、3年生の聴く態度もすばらしかった。

小中併設校の私の勤務校の中学生もすばらしかった。みんなで取り組んだモザイク画は体育館にモニュメントとして飾られる。劇では一人一人の個性が際立った。最後の3年生のメッセージも小規模校ならではのものであった。

大規模校は大規模校でダイナミックな活動ができる。
そして、小規模校では小規模校で特色を生かした実践ができる。
二つの中学校の文化祭を見てそう思った。
そして、これは今の自分にも言えることである。


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2008.10.20

学校に行こう週間

岩手県の県立高校学校は学校に行こう週間を設定している。
偶然、代休の今日からが週間だった。考えてみれば、高校2年の娘も高校生活は折り返しを過ぎた。自分の無気力気味だった高2時代と違って、遅くまで吹奏楽クラブの活動に取り組んでいる。その成果は大会や文化祭等で見ている。
しかし、平日の授業参観は今まで見たことがない。そして、今の状況では卒業まで見られないのでは・・・と思い、今日は見に行くことにした。

午後2時に高校に行き、受付名簿に名前を書く。見ると・・・2番。初日ではあるが、まさか1ケタ、それも2番だとは思わなかった。あまりに少ないからか、担当の方に「ご案内します」と言われたが、さすがに遠慮をした。
娘の学級をしばし見て、さらに他学級も見る。しかし、来校者が一人、しかも廊下では誰とも行き会わない。来校者用名札をつけてはいるものの、「変に思われないか」「さすがに教室には入れないなあ・・・」と思いながら廊下から、ソーッとのぞいてまわった。こういう心理はふだんと逆の立場になればこそわかることだ。

高校の日常の授業スタイルを見ることができ、その点では大変参考になった。ICT活用でいれば、1学級で実物投影機を用いて、資料を拡大投影していた。家に帰ってから聞くと、時々行われているとのことだった。ちなみに岩手の高校の「ICT活用指導力」は5項目のうち3項目が1位である。

ということで1時間ぐらいは参観しようと思っていたが、ほんの20分程度で帰ることにした。出口では、せっかくだからアンケートを記入した。担当の方が、「小学校であれば、多くの方が授業参観に来るのでしょうけど、なかなか高校は・・・」と話されていた。
確かにそうだ。小学校はご案内で授業参観に来る。それは当たり前のことではなく、有り難いことなのだと今日参観して痛感した。

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2008.10.19

いい文化祭だった

文化祭が終わった。運動会と並び取り組み期間が長い2大行事である。子どもたちの数以上のたくさんの地域の方々に、劇、合唱、独唱、弁論等を見ていただいた。習字、図画工作等の教科作品も展示し、日々の学習の成果も見ていただくことができたと思う。

今回の文化祭で自分の関わりでよかったと思うことが2つある。
1つは、劇や作品での担任のサポートである。事情があり、文化祭数日前まで2つの学級に担任代わりにずっと入っていた。そこで、担任の先生の要望に沿ったところまで劇や作品を仕上げるように努めた。担任の不在分をしっかりとカバーするのが自分の役目である。担任の先生方が復帰した時にも、残りの期間、余裕をもって進められたと思う。
もう1つは、取り組み方の改善である。いろいろな行事について、新参者の自分は全てが初めてである。しかし、「初めてだから今年度は様子を見よう」なんて悠長なことは言っていられない。前年度までの記録を見たり、事前に先生方から問題点をヒヤリングをしたり、提案事項を吟味したりしている。キーワードは改善だと思っている。今回の取り組みで、改善できる点はかなり改善できたと思う。これは準備段階で今までいた先生から、直接「今年のやり方はいいです」と言われた。「行事は段取りが大切」と常に考えてきた自分にとっても嬉しい一言であった。

担任は担任としての文化祭の関わりがある。同時に教頭は教頭としての文化祭の関わりがある。それがうまくいった時の「やり甲斐があった」と感じる。これからはそういう方向なのだと感じた。

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2008.10.18

自分は幸せな初任である

「教頭」という文字がニュースに出れば「何ごとか」と思って注目してしまう。
こちらのニュースもそうだった。確かにこれだけ降任するということは、教頭の職務の実態を物語っているのかもしれない。

教頭職は学校に一人である(大規模校では二人いるケースもあるが)。その学校の実態によって、仕事の内容も仕事量も異なってくる。教頭になる時には誰でも初任である。初任教頭研の時に話題になったのは、「わからない仕事の時にはとにかく前任者に聞くしかない」ということだった。一人職であれば、そういう仕事も出てくる。

その点、自分は何と幸せな初任であろうと思う。たとえば・・・

・4月のわからないことだらけだった時には小中併設というメリットで中学校の教頭先生から教えてもらえた。
・むろん、校長先生や事務さんにもあれこれ聞いて、仕事をサポートとしてもらった。
・時間の面で12時間勤務が教頭の平均であるが、それについては前任校の教諭時代とさほど変わらないので違和感はない。
・教頭は授業には関わらないことが多いが、固定の受け持ちだけで授業時数の半分ぐらいになっている。授業にこだわりたい自分にとっては、これは仕事上のメリット。
・何よりもよき同僚に恵まれている。

この恵まれた環境を「有り難い」と感じながら、1年間は「初任教頭は毎日が勉強」と思って過ごしている。そして、こういうことをブログに書けるということも。

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2008.10.15

平井コーチ

競泳の北島選手や中村礼子選手を育てた平井コーチが、日本代表のヘッドコーチに就任したというニュースをしていた。
一昨日、NHKの「プロフェッショナル」で平井コーチの番組を見ていたので(再放送)、うなずけるニュースと感じていた。この番組、「人を育てる」という点で示唆することが実に多かった。ホームページにその内容が書かれている。
ここに書かれている内容だけでも、自分の仕事に通じるものがある。

■ワンポイントで伝える
 たとえば授業を見る。レポートを見る。改善点を納得がいくようにワンポイントで伝える。これができるのはやはりプロとしての眼がなければできないことだ。

■選手の一歩前を歩く
 教育に関わる最新情報をどれだけもっているか。逆に、今までの教育の歴史の知識をどれだけもっているか。そして、自分が得た情報からどれだけ深く考えているか。それが自分の場合の「一歩前」だ。

■勇気を持って、ゆっくり行け
 同僚にどれだけやる気の出る言葉をかけられるか。どれだけ励ましができるか。自分の立場だから言えることも多いはずである。

■忍耐心と克己心を強くもった人
 これは今の自分に足りない部分である。仕事に慣れてきて慢心になっていないか。新たな目標を決めて、自分を高めていかなければいけないと思っているこの頃である。

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2008.10.12

原稿執筆から考える

今日は、部分執筆の本の原稿を書いた。
教室で役立つワークがコンセプトである。来春には出版される予定だ。
自分は15本を書くのだが今日はそのうちの5本を何とか書いた。(本当はもう少し書きたかったが明日回しとなった。)
自分は主として学級活動の内容を担当している。
「朝の会、帰りの会」「グループでの話し合い」「ミニミニイベントのこつ」等について書いた。
これらはふだんの学級経営で誰しも指導していることであろう。
このような対応のしかたを研究会でできないかと思う。
一つの場面を課題として出す。それに対して自分だったらどのような指導をするか、案を出す。きっと個性が反映されるであろう。全員が出したところで、それぞれの案について話し合う。きっと他の人のもので共感する案もあるだろう。それが研究会の学びとなる。

研究会といえば、どうしても主題研究がメインとなる。オーソドックスな研究の方法をそれによって学ぶ。
同時に、日々の実践の実力をアップさせる研究会も重要だと考える。これは即実践に役に立つ。むろん改めて研究会としなくてもよい。「教育雑談」でも「通信」でもよい。大事なのは、様々な指導法の情報を交流しあい興味をもって学び合っていくことである。

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2008.10.10

短期間臨時担任として

この2週間近く、臨時のある学級の担任代わりになった。担任が入院したためである。
3連休後には復帰することとなり、私の臨時担任も短期間で終わる。
今までも、出張する先生方の代わりに教室に入っていたが、それも1日限り。決められた授業をその担任の先生の学級経営に基づいて行っていた。しかし、今回はお任せ・・・ということなので、今までの佐藤学級のパターンで行った。最初の2、3日は子どもたちも慣れなかっただろうが、今はだいぶ子どもたちも慣れた。慣れたところでバトンタッチというのは少し淋しいが、子どもたちにとっては担任が復帰するのが一番いいことなので、しかたがない。

さて、臨時担任してつくづく様々な指導が担任はしていかなければいけないんだ・・・と久しぶりに実感した。特に授業以外のことがやはり多い。登下校のこと、朝自習、保護者との連絡、集金、朝の会での話し合い、行事対応、委員会活動、給食、休み時間のトラブル、身なりの指導、清掃等々・・・。むろん、教育で必要なことがほとんどだが、管理職としてできることは何か考えて、先生方が子どもと向き合う時間を増やしていかなければ・・・と痛感した。

担任時代はいろいろと担任外の先生方に対して思っていた。たとえば、担任外となれば、どうしても子どもたちのマイナス情報も目に入ってくる。それを担任の先生方に「指導して」と要求するのは容易にできる。しかし、要求が多すぎると朝から指導のオンパレードになる。その点を考えてほしい・・・と当時は思ったものだ。
こういう感触を思い出した。これが一番の臨時担任としての一番のメリットだった。

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2008.10.07

黄金色に紅葉

16km離れた職場へは約20分。信号が1カ所しかない。山へ山へと入っていく。
そんな職場に転勤した時、近くの学校に勤めていた友人から「秋は紅葉がきれいでドライブ気分でしたよ」と言われたことがあった。

10月上旬。水沢にいる時にはまだまだ紅葉には遠い。ところが200km北に行くと、やはり違うものだ。先週、山が色づき始めているところを見た。そして、今日改めて山を見てみるとだいぶ色づいてきたのだ。色とりどりの景色が本格的に始まる。しかも、田んぼには一面黄金色の稲。その情景に思わず「美しい!」と叫んでしまった。
こういう景色を毎日見られるのは幸せである。厳しい冬の前の束の間の癒しかもしれないけど。

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2008.10.05

天使になって旅立った

教え子たちは卒業しても皆私の心にいる。
担任した子どもたちならなおさらである。
いつも人なつっこい笑顔だった彼も同じだ。
今日彼と一時の別れをした。つらい別れだった。
多くの教え子たちも別れを告げにきた。
彼の人柄を物語るものだった。

10月4日。天使の日だという。
その日に彼は天使になって旅立ったのだ。

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2008.10.01

フィールドが広がる

地域が違えば、仕事上で違う方法があったり、違う分野のものがあったりする場合がある。
今週の月曜日の出張で、このことを改めて感じた。

地区青少年赤十字指導者協議会。本校もその会に入っている。前任校では、ほとんど関連がなかった会。本校に来て、そういえば高校時代「JRCクラブ」があったな・・・・と思い出した程度である。しかし、本地区では多くの小中学校が会に入っていることがわかった。

話を聞いているうちに、この分野は現在本校で取り組んでいることや私自身が実践してきたことを構成すれば、まとまった実践となるのではないか・・・と思ってきた。総合でのボランティア活動、道徳にある教材、そして社会科における国際社会の理解の分野である。
その中で、10年前に「ユニセフの授業」を実践していた。1時間だけだったが、自分にとっては印象に残る授業だった。子どもたちが真剣に考え、いい感想を書いていたからだ。中には、「世界の事実を知って、人生が変わるかもしれない」と書いた子もいたほどだ。
このような実践も含めて、いくつかの実践アイデアを出張の最中にメモしておいた。自分にとっては新しいフィールドがまた一つできた。学級をもっていないが、学校での実践はできる。担当者と協力して行うのが楽しみである。

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2008.09.30

半年が過ぎた

教頭職になってから今日で半年が過ぎた。
「すっかり慣れて・・・」と言いたいところだが、次々と新しい仕事が出てきて、そのたびに勉強をしている。
きっと1年を経なければ、やはり「慣れた」とは言えないのであろう。
ただ、「新しい仕事」というのは教頭でなければ経験できないこと。いわば本務である。それを勉強するということは、自分の仕事の幅を広げている。

「時間の経つのははやい」というのは、月を経るたびに感じている。8月、9月は本当にあっという間だった。日々充実していることの裏返しとも言える。
それは教頭職の本務に加えて、自分なりの生産活動を行う機会に恵まれているからであろう。
たとえば、「可能なら管理職でも授業にこだわりたい」と思っていた。あくまでも「可能なら」だ。それが授業できる環境にいる。そして、自分の受け持っている授業で新しい実践もできる可能性も出てきた。
また、原稿を執筆する機会も教諭時代と同じぐらい(それ以上?)恵まれている。
このような状況が充実感をもたらしているのであろう。

さて、残り半年。今行っている本務と生産活動を継続しながら、今年度の「教頭実践」をまとめていきたいと思っている。どのような形かは未定だが、自分の立場だからこそまとめられることがある。そう考えている。

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2008.09.29

読売教師力アップセミナーDVD

いろいろなセミナーに参加したくても、都合があって参加できない・・・・そういう人は多いであろう。
都合の中には、時間的理由、経済的理由、家庭的理由等があるだろう。自分もそうだった。特に我が子が2人とも保育園時代などは、なかなか研修会に参加できなかった。
今は、子どもたちも大きくなり、数年前からわりと出たい研修会には行くことができている。それでも時間は限られているから、行きたい研修会全てに行くのは無理だ。

自分も含めてそういう人たちの味方になるのが、セミナーのDVDや本についてくるDVDだ。情報を探せば、けっこう多くの教育関係のDVDが発売されている。
先日も志水廣先生のブログから、読売教師力アップセミナーのDVDを購入した。これは価値があるものだった。
「コーチング」の講座、模擬授業が2本、そして解説。どれも価値がある内容だった。音もプレゼン画面もクリアーで、セミナーの雰囲気も伝わってくる。
こういうDVDのよさは、一度見たあと音声だけなら車中でも聞くことができるという点だ。車中時間が長い自分にとって、大きなプラスである。自分の勉強法の選択肢が広がるきっかけとなるDVDであった。

なお、志水先生のブログはこちら

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2008.09.26

3日間の担任気分

本校では、担任の先生方が出張等で不在の場合、即私がその学級に入る。今まで他の先生方が不在ということは、一日だけだった。

ところが、今週は2日間、同じ学級に入った。しかも、その前日は別の学級。つまり、3日連続して学級に一日中入ったのである。

一日子どもたちを見ることができるのは、やはりいいと思った。
いろいろな子がいろいろな場面で活躍するのを見ることができる。
逆に、前の時間に注意した子をフォローする場面も出てくる。
自分の好きな方法で授業ができる。(これは担任の先生に「教頭先生にお任せします」と了解済み。)
そして、何よりも子どもたちとの距離が近くなる。
今日は2年生と遊んでいて、抱っこしてぐるぐる回していたら、「ぼくも」「わたしも」と次々に来た。もちろん、何度もしてやった。すっかりと目が回ってしまったが。

3日間の担任気分。とても爽快だった。

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2008.09.25

いい経験

 今日は本校ならでは・・・という経験を2つした。

 一つ目。2年と5年の合同授業。校内事情で2年と5年の体育を一緒にすることとなった。ともに5人ずつで、合わせて10人である。
何をしたらいいか・・・学年差が出てしまうのはダメだし・・・・あれこれ考えた末に、まずは鬼ごっこ。
 「地蔵鬼」を子どもたちがリクエストしたので、さっそく開始。これで違う学年のメリットが出てきた。
 地蔵鬼は、鬼にタッチされるとその場に止まり、地蔵のポーズをする。ただし足は開く。そこを味方がくぐるとまた逃げることができる。この場面で、2年生が5年生の足の間をスイスイ。確かに通りやすい。下学年が上学年を助けることができる運動なのだ。
 さらに、今度は2年5人鬼になり、5年5人を追いかける。ずっと終わらないのではないか・・・と思ったら、ちゃんと全員が捕まった。これには5年生も「今度はぼくらが最短時間で」と燃え、鬼になる。確かに15秒で全員捕まえた。その後も何度か、目標時間を設定してそれをクリアーできるかどうか行った。
 とにかく子どもたちは熱中。気付けば20分も地蔵鬼をしていた。涼しい日だったが子どもたちも汗をかくほどだった。

 二つ目は中学校の弁論大会の審査員。中学校では当たり前の行事だが、小学校では行っていないというものがいくつもある。弁論大会はその一つであろう。
 4人の弁士の内容、表現力、態度とも立派だった。先生方の指導のすばらしさを感じた。
 同時に小学生にも、このような弁論の基礎的な力をつけさせたいと思った。作文力、プレゼン力、そして表現力。すべきことはあるなあ・・・と感じた。今回も小中併設のメリットである。

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2008.09.24

教育ルネサンス

教育ルネサンスで「学校の情報化」をテーマにしている。
今日がその6回目。自分の興味のあるテーマだけに、注目して読んでいる。

先進的な動きを紹介しているのであるが、教員だけではなく、世の中の人に今の学校の方向性を知ってもらうのにいい内容だと思う。一般の方にも興味をもっていただき、「我が子の学校ではどうなのか?」と思ってもらうだけでも嬉しい。
今回のシリーズの中で自分がなるほどと思ったのは、第3回と第4回。
第3回では、岐阜の井上校長先生の「年配の教員はパソコンに向かえ、若い教員は子供に向かえ」というスローガン。全くその通りである。著書を読んだ時にもこのことが書かれていた。
第4回は、事務職に関すること。本町でも「事務の共同実施」が週1回行われ、県内では先進的な取り組みとして評価されている。今後の仕事の在り方は事務職だけではなく、教員もどんどん変わっていくのではないか・・・と予測している。「効率化」がキーワードになるののではないかと予測する。

いずれこれらのWeb情報はあくまでもガイダンス的なもの。興味をもった分野をもっともっと勉強していきたいと思う。

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2008.09.22

ラジオ野球中継がおもしろかった

休日の夜は翌日の勤務に備え長距離移動タイムである。6月上旬までや夏休み中は勤務日早朝(それも4時ごろ)に移動をしていたが、体力的に厳しかったので、体力第一ということで前日にしている。到着は23時を過ぎるが、日中に体力を使うわけではないので、翌日も体調はよい。

さて、長い車中では飽きないようにいろいろと工夫をするが、昨日は珍しくラジオの野球中継を聞いた。終盤に来て、大接戦を演じている巨人・阪神戦である。これだけデッドヒートをすれば、やはり盛り上がる。
そのラジオ中継から「なるほど」と思ったことがいくつもあった。

・一人のモデルがあれば、組織は変わる
 解説の田淵幸一氏の話。巨人の打線が変わったのは、ラミレスの加入による。ラミレスの打ち方を若手が見て真似た。数年前の阪神も同じだった。金本が入ってから若手が体を鍛えるようになり、ケガをしないで試合に出続けるようになった。
・アナウンサーの上手な対応
 解説者が翌日からの対戦相手について明らかに勘違いをして放送された場面があった。アナウンサーはあわてず、上手に話をつないで、自分の話の中に明日の対戦相手について話していた。解説者に「明日の対戦相手は・・・ですね」と訂正を求めることなく、自然の流れの中で告知する・・・これぞプロであった。
・「強い気持ちの者がちゃんとした仕事ができる」
 正確なコメントではない。おおよそこういうことを原監督が勝利監督のインタビューで言った。終盤のリリーフ投手がふがいない投球をしたことに対しての辛口コメントである。大一番であればこそ、より強い気持ちが求められる。だからこそのセリフであろう。

聞き慣れた野球中継であったが、真剣に聞けばいくつも学ぶ点があるものだと思った。

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2008.09.17

地域の「宝」

地域の皆さんの強力なバックアップについては、何回かこのブログに書いてきた。
地域の窓口である教頭職としては、本当に感謝している。

今日もそのことを感じた一日であった。
「勤労奉仕作業」・・・地域の老人クラブ、児童の祖父母が子どもたちと一緒に草取りをするというものである。
PTAの奉仕作業は別にあり、年2回行われているが、今日はお年寄りの皆さんが学校のために作業をしてくださる。
いくつのもの印象的なことがあった。

・作業の1時間近く前に学校に来て、「時間があるから」と言って、早めに作業に取り組まれたおばあさん
・子どもたちと会話をしながら、「それはすごいね」と子どもたちに励ましの言葉をかけていたおばあさん
・にこにこしながら、草を遠くの場所に一輪車で捨てに行くおじいさん
・退院して体調も十分ではないのに、「作業はできなくても、励ますことはできる」と学校に来てくださった老人クラブの会長さん

本当にお一人お一人が「おらが町の学校のために」と暑い中、一生懸命に草取りをしてくださった。しかも、草取りの手際も抜群。担当の先生が、「草取りオリンピックの金メダルです!」と話したが、本当にそうだと思った。

終了後は、ホールでお菓子とお茶。お菓子の買い出しは自分の仕事。前日にリサーチして、好みのお菓子を聞いてスーパーに買いに行った。これは喜ばれた。
さらに、接待する子どもたちの担任の先生のアイデアで、急遽リコーダー演奏と歌を行った。これは大ヒット。お年寄りの皆さんが、一生懸命に聴き、一生懸命に拍手をしてくださった。「ふるさと」の演奏の時には「うさぎおいし・・・」と口ずさむ方も・・・。
「本当にいい地域だ。子どもたちも幸せだ」とつくづく思った。
まさに地域の中で子どもたちは育っている。

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2008.09.14

整理をしていて巡り会う

長年購入し続けている教育雑誌やかつて参考にした本等を処分することに決めていた。
今日、ちょうどリサイクル日なので、大量に搬入。感謝の気持ちを込めて出した。およそ1000冊ぐらいと推定。
多くは教育雑誌である。「いつかは役立つ」と思っていて保存をしていたものが大多数。
しかし、今後のことを考えて一定の基準のもとに処分することを決断(というほどのことでもないか)。
雑誌や本を大量に保管できるスペースがあればいいが、子どもたちのものも増えてきた今、厳しい状況である。そして、多くの書籍によって、自分にとって価値ある情報が埋もれてしまっていると感じていた。

そして、整理をしていてさっそく巡り会った。昨日ブログに書いた戸田先生の著書である。
・「教師になるということ
「手紙で綴る北方教育の歴史」
不思議なことに整理し始めてから、すぐに巡り会った。これが、整理をする効果なのであろう。かつて読んだが内容も忘れていたので、スピード再読。自分が今の職場で実践するもののヒントを得ることができた。
さらに大学時代に読んだ斎藤喜博の「教師の仕事と技術」にも目が行き、パラパラ読み。そして・・・・といつまでも巡り会いが続きそうだったので、途中で整理をストップをした。
結局自分の歩んできた道を時々通ることが必要と認識した。

なお、処分したものについては、「惜しい」「もったいない」という気持ちはない。むしろ、役目を果たしてもらったので、ご苦労様という思いである。

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2008.09.13

恩師の著書

大学時代の恩師から、著書発刊のお知らせが届いていた。自分が大学生になったのは、もう30年近くも前になる。その時にすでに50歳ぐらいだった。改めて手紙を読むと、78歳とのことであった。そういえば、親父と同じ昭和5年生まれであることを思い出した。この年齢で学術書を出すエネルギーに驚いた。

戸田先生。ウィキペディアにも掲載されていた。北方教育研究の第一人者である。「北方教育」と言ってもご存じない方も多いであろう。昭和初期から戦前にかけて、東北を中心に起こった綴り方教育をメインとする教育運動である。秋田には北方教育社(サークルのようなもの)があり、その実践は当時輝けるものだった。その影響は戦後にも及んでいる。大学時代、そのような教育が秋田で行われていたことを自分も誇りに思っていたし、研究室の先輩が卒論で取り上げるのをみて、自分も取り組もうかと迷ったほどである。結局は「文学の中に見られる教師像の変遷について」というテーマの卒論になった。
戸田先生は栃木県のご出身であるが、この北方教育をはじめ、「秋田」にこだわった研究をされていた。今度の著書も同様である。

大学2年生の時に、戸田先生のお宅でお酒をいただいたことがあった。帰る時に、満月を見て言われたことを今も覚えている。ここに書くのは控えるが、「自分も鋭く、勇気をもって発言できるようにならなければ・・・」と思ったものだった。
決して第1希望の大学ではなかったし、第1希望の学科も落ちて、第2希望でようやく引っかかった秋田大学教育学部教育学科だった。しかし、このような恩師に巡り会えたことを誇りに思う。

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2008.09.11

町内陸上記録会への取り組み

本町には7校の学校がある。うち5校が複式学級がある学校である。全校児童が30人~50人台といったところだ。その中でも本校は一番の小規模校だ。

町の陸上記録会では、そんな規模の中で行われる。選手になれる確率も高い。前任校は4クラス、150人ぐらい学年にいたが、その中で選手は20人ほど。本当に選抜された子たちだった。
その記録会が昨日あった。小規模校が多い記録会のよさをいくつも感じた。

・「どの子も伸びる」記録会であること
 本校は全員が選手。正直運動が苦手と思っている子もいるであろう。それでも選手であるからには練習をしっかりとする。実際の記録会では、そういう子たちの目標は他校と競うことよりも自己ベストを更新することだ。その点では目標を達成していた子が大部分だった。記録を知って喜んでいる子どもたちの表情は実によかった。

・3年生から経験できる
 全体の参加人数が少ないので、3年生から競技種目がある。60mと800mである。また、走り幅跳びといったオープン種目にも参加できる。大会の経験自体が子どもたちにとっては貴重だ。それを3年生から経験できる。

・「選手団」という意識
 小規模校だからお互いを学年関係なくよく知っている。涙している子に周囲が励ましたり、予想以上の結果の子に駆け寄って抱きついたりと、子どもたちのチーム意識を強く感じた。

 今年は例年以上に練習に取り組んだ。専門家である校長先生自ら指導にあたったし、夏休みも特別練習をした。2学期になってからは、例年とは違った練習時間の設定をし、教職員全員で指導をした。昼休みも担任外でリレー練習に取り組んだ。その結果、リレーをはじめいくつかの種目でめざましい結果になった。やはり子どもたちは鍛えれば伸びる。そんなことを実感した陸上記録会だった。

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2008.09.09

蒔かれた種が育ちつつある

自分の公開授業&研究会から一週間がたった。
仲間のメーリングリストでは今もこの情報の交流が続いている。訪問団の皆さんや私はもちろんだが、他の皆様からも記録を見ての感想が発信されている。このような形で自分の学習指導案や実践が評価されることは有り難い。

さて、今日は関わって嬉しいことがあった。「私もデビューします」と言って、とある先生が実物投影機を初めて使った。前日に「教頭先生、明日算数の教科書を映したいので、セッティングを教えてください」と言われていたので、喜んで教室に入らせてもらった。
もともと1学期に周りの先生の活用話を聞いて、「2学期は自分も」と話されていた。活用のための土壌自体は作られていた。しかし、きっかけがなかなかつかめなかったのかもしれない。
ところが、先週の研修会が明らかにきっかけになった。「使ってみたい」と思ったのであろう。一歩踏み出したのである。実際に使ってみて、そのよさを話していた。同時に「子どもたちが使い方を知っていて、『前に出て書きます』と言うのです・・・」とも話されていた。私がその学級に入った時に、よく活用していたのだ。いずれ集中して学習する子どもたちの様子に、使った手応えを感じたようだった。これからきっと加速されていくであろう。それは本校でのICT活用の加速化にもなる。

一週間前の研究会は、それまでの土壌に種を蒔いたものだと言える。それも、強力な種だ。すでに育ちつつある。

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2008.09.06

職場の年齢構成

教員の平均年齢が過去最高になった。そして、自分もその平均を押し上げる年齢になった。これは全国平均だが、採用数の十数年厳しい時代が続く岩手県の平均年齢はもっと高いのではないかと思われる。

思えば、自分の新採用時代もそうだった。20代が3人。30代が1人。あとの13人は40代後半から50代だった。男の教員は自分と30代の先生を除けば50代が5人。自分の父親と同じ世代の方々ばかりだった。
ただ、これはこれで自分には好都合だった。ベテランの先生方の指導法を学ぶことができたし、「若い」ということだけで、子どもたちには珍しがられて担任以外の子どもたちも積極的にコミュニケーションをとってきた。学区外なのに、休日になるとアパートにはどの学年の子どもたちが次々とやってきた。

それが7~8年すると、大量採用時代の50代が退職し、新採用者がどんどん増えていった。大規模校は毎年2人ずつ採用されていった。5年もすれば20代が10人にもなる。2校目はそんな職場だった。20代、30代前半が担任の8割といった職場。自分はその中で29歳から7年間、学年主任をさせていただいた。3~4学級ある学年は平均年齢が常に20代。若い分、未熟な部分もあったが、新しいことにチャレンジできたし、何よりも活気にあふれた学校だった。自分も学年主任ということで、学校全体のことも視野に入れて学ぶことができた。

前任校は、20代から50代までバランスがとれた大規模校だった。岩手では珍しかった。バランスがとれていたが故に、ワークショップ型研究会がうまくいったと思っている。若手・中堅・ベテランとそれぞれの長所やよさがかみあった。各自がそれぞれ他世代からの刺激を受けて育つ・・・そんな理想的なところがあった。

今まで勤務した中規模校・大規模校は「ベテラン中心」「若手中心」「バランスのよい学校」と3パターン。そして、どのパターンがいい・・・・ということではなく、それぞれその特徴が生かされた学校だったと言える。自分もその中で伸びてきたと言えるであろう。
全国での教員の平均年齢が高くなったというのであれば、その環境の中で教員集団の力がうまく機能されればいい・・・そう思っている。

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2008.09.05

教え子からのメール

ホームページを開設してよかったと思うことの一つに、「教え子からメールが届く」ということがある。担任時代から子どもたちは私がホームページをつくっていることを知っている。卒業後、メールで連絡をとりたければ、私の名前で検索をして、アドレスを知るわけである。

先日、担任最後の教え子からメールが届いた。「中学校の教師を目指したい」と。さらに「先生の授業が受けたいです」とも書かれていた。中2である。どうやら職場体験があるので、自分の進路を考えたらしい。もっとも実際の職場体験は別の仕事だったようだが。(これは受け入れ先のことがあるので、しかたがない)

自分が中学校の時など、将来何になるかなど、全く考えていなかった。「目標の高校に入る」ということが将来の唯一の進路希望だった。その点、職場体験というのは大切なのだと感じた。職場体験そのものはもちろん、それに至るまで自分の進路を真剣に考える・・・・それだけでも、大人の仕事への見方も変わってくるであろう。ちなみに岩手県ではキャリア教育にかなり力を入れている。本校に併設されている中学校でも、今月末から3日間の職場体験が計画されている。併設校のメリットで、どのようなものかその様子を小学校でも知ることができる。楽しみである。

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2008.08.26

戦略があってこその勝利

オリンピックが終わるとNHKでは特集を組むだろう・・・・と思い、昨日は帰ってからテレビ視聴。
さっそくやっていた。もっとも8時過ぎから見たので、後半部分しか見られなかったが。
それでも、丁寧な事前取材や「『柔道』か、『JUDO』か」といった独特の切り口で、面白かった。

そのままダラダラとNHKをつけ続けていたら、22時から「NHKスペシャル」で「熱投 413球 女子ソフト・金メダルへの軌跡」という番組が入った。自分も感動した女子ソフトボールの金だったので、思わず見入ってしまった。
上野選手の準決勝、3位決定戦、そして決勝の軌跡を追うものであるが、それだけではなく全員が戦略をもってゲームに臨んでいたのがわかる内容だった。

たとえば、予選でなかなか打ち崩せなかったアメリカのピッチャーの微妙な癖を見抜き、ライズボールだと「上」、ドロップだと「下」とベンチからすぐに大声で教える様子が映しだされていた。まさに「徹底した研究」の戦略だ。そして、ボールにもかすらなかった投手を打ち崩す。
また、上野投手も新しく覚えた変化球をオリンピックでここぞという時に多用する。キャッチャーも、配球の的を絞らせないように細かく動いて工夫する・・・・。
テレビ中継では全く想像もつかなかったが、様々な戦略があってこその勝利だということがわかった。こういう裏側を知ることができる番組は面白い。
番組の中には、上野選手やチームメイトにゲームを回想するインタビューの映像が流れていた。それも時間をかけたインタビューであった。帰国してから間もないのに、インタビューをして番組に仕上げる。そして、オリンピックの興奮さめやらぬ閉会式翌日に放送する・・・このプロ魂にも拍手をしたくなった。これも一つの戦略だと思った。

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2008.08.25

共感する言葉

職務上、担任時代より多くの文書を目にする。様々な会報もそのうちの一つである。そこには、大会等の講演も時々掲載されている。今日見た「岩手県教頭会報」の講演録の中に、「理想の上司」として米内光政のことが書かれていた。戦前の首相である。(ちなみに岩手は日本で第2位の総理大臣輩出県である)

ではどういう点が理想の上司なのか。

1 部下職員の言うことをきちんと聞き、
2 部下には、自分の主義、方針、問題点を簡明、率直に示し、
3 実施は全部任せる
4 責任は全部とる

これらが米内光政がとっていたやり方だとのことである。まさに「その通り!」と唸ってしまった。自分自身にとっては、まだまだ遠い境地である。
しかし、よく考えてみれば、これは学級経営方針にもあてはまることである。子どもたちの言うことをきちんと聞き、明確な方針を示し、任せ、責任は担任がとる。そうであれば、子どもたちにとっては「理想の先生」となるのであろう。

そして、これは子ども社会の理想の上級生にもあてはまるであろう。本校は縦割り清掃を行っている。低学年の掃除を考えたら、この方法が一番である。その中で、上級生が下学年の子どもたちに、しっかりと大事なことを教え、見本をやってみて、任せ、大人ほどではないがうまくできなかった部分は上級生がカバーしている。今日は、2年生が1年生の子にしっかりと教えている様子を見て、「すばらしい!」と共感し、2人に話しかけた。

つまり、先の方法はどの社会でも大事なことを示している。いい言葉に巡り会い、その実例に巡り会った一日であった。

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2008.08.24

プロの編集力

実践や原稿のための文献探しのために、雑誌のバックナンバーを時々見る。教育雑誌を定期購読するようになって数年たってからの習慣である。
9月に公開授業を自分がすることとなった。教頭職になってもこのような機会が与えられているのは、間違いなく自分にとってプラスである。雑誌のバックナンバーを見ながら、「このような視点で授業を考えていけばいいかも・・・」といったヒントがいくつか見つかった。定期購読しているからこそ、こういうことも同時にできる。

同時に編集者の特集テーマの決め方にも唸る。というのも、これだけ長い期間購読していても、同じテーマはないからだ。むろん、似たテーマはあるが、それはそれで「発問・学習課題」といった授業で多くのウェイトを占めるものだからだ。たとえば、地図指導でもいくつかバックナンバーがあるが、その視点は異なっている。

また、同時に目次についても「よく、これだけ幅広く考えられるなあ・・・」と思うこともしばしばだ。9月号の雑誌群の中で思わず目が行ったのが「社会科教育」。特集テーマは「地図てんこ盛り授業”習得・作業活動37選」である。この「37」という数字に目がいった。
自分自身が同じテーマで37もの分野は到底思い浮かばない。それを編集者は、準備している。そしておそらく、もともと準備した数は37よりはかなり多く、削って削って37になってのではないかと推測する。本や原稿は予定量より多くの分量を書き、削ったものが、実際の内容となる。雑誌も同じだと考える。
このように考えられることが雑誌編集・企画のプロなのであろう。

また、今日は送った原稿について、編集者さんから原稿の自分の傾向と今後のアドバイスをいただいた。ズバリ、自分が思っていたことを指摘されたので、改めてその眼力に感服した。これまたプロの力を感じた。

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2008.08.23

体調管理

オリンピックのテレビを見続けているからではないが、体調管理は今の自分にとって本当に重要だと思う。
昨日夜から今日にかけては、大変だった。

昨日いつも通り、200kmの道を自動車で帰る。12時間勤務の後の帰宅は日によって不調の場合もある。昨日はそうだった。3分の2までは順調。残りの60kmがきつかった。信号待ちしている間に、ハッとする瞬間もあった。まさにヘロヘロ状態。こういうことを考えて、高速道路は帰路後半はあまり利用しないようにしている。「きついなあ。ここで休憩するか」ということができないからだ。
こういう日の翌日は体調が決まって不良だ。今日もまさにそう。一度起きてから、再度休息をとらなければいけなかった。結局、昨日のブログが更新できたのも、午後になってから。予定していた仕事は狂いっぱなし・・・という状態である。

職場と自宅の関係でいえば、理想は「職住接近」である。前の勤務校はまさにそうだった。自宅と学校まで車で2分。いろいろなことに即対応できた。仕事で疲れても、出勤等での気苦労はなかった分、体調管理もしやすかった。休日にプロジェクト等で遅い帰宅なっても、影響はなし。今考えると理想的だった。

まあ、そんなことを思い出しても仕方がない。問題は今の環境にどう適応するかということだ。新しい環境になって5カ月近くになっても「ベストパターン」ができないのが一番の原因。試行錯誤はまだまだ続きそうである。

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2008.08.22

アンケートに励まされる

講師をした「授業づくりネットワーク2008」のアンケートが届いた。
私の他にレポーター(3人)、記録者を入れても10人の分科会。これはこれで一人一人のニーズに応じた講座ができると、改めて小規模講座のよさを感じた。小回りの効く小規模校のよさと似ている。

そうだからか、アンケートには好意的な感想が書かれている。

・書籍、ネットではわからない生の声に触れられてよかったこと
・2学期の授業が具体的にイメージできたこと
・実物投影機が欲しくなったこと

今までいろいろな講師をしてアンケートを拝見する機会も多いが、官製研修のそれと民間研修のそれは違いがある。民間研修では参加費を払っていることもあり、本音を書いてくださる方が多い。「〇〇という内容を期待していたのに残念」といった声をもらったこともあった。
今回のアンケートの声は、自分にとっても大きなエールである。一緒に運営したスタッフの皆さんに感謝すると共に、一人一人を大切にする講座の重要性を感じた。

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2008.08.18

プロは業種の分だけある

学校の設備が不良の時や、壊れた時には修理を業者さんに依頼する。
その時に、「さすがプロだなあ」と思うことがしばしばある。今日は電気屋さん。体育館の電灯が数個つかなくなったので、見積もりを依頼していた。素人感覚で「地震の影響では・・・」「電球を代えれば大丈夫なのか・・・」等々、同僚と話していた。しかし、そこはプロ。ものの10分程度で原因を見つけた。部品交換となるが、「ブレーカーをスイッチ代わりにすれば、電灯がつくことも可能です」という。まだ若い方である。

プロというのはどの仕事であっても、時間とサービスが優れている。時間は短ければ短いほど、サービスは高品質であればあるほどよい。その点で、今日の電気屋さんはまさにプロである。短時間で、限られた条件の中で最大限のサービスだったと思う。

これは教育だって同じだ。野口芳宏先生が、音楽の先生が1時間の中で子どもたちを変容させることのすばらしさを何かの本に書いていた。担任にとっては授業の中で子どもたちを変容させることが、まさにプロの条件である。
では、プロの教頭とは何か。〇〇の時間で〇〇ができる・・・あてはまることはいくつか考えられるが、まだまだ自信がない。これから追究していこう。

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2008.08.17

夏休みを振り返る

本日で夏休みも終了。
読者の方で「えっ、もう?」と思われる方もいるかもしれない。北国は夏休みが短い。本校はわずか3週間である。
むろんその分、冬休み、春休みが長いのであるが。(冬休みは26日、春休みも21日ある)

期間が短いこともあったが、あっという間の夏休みだった。管理職ということで、学校での勤務が教諭時代より多くなった。さらには、水泳の引率、水泳記録会、演奏会引率等、通常の実務に加えて勤務時の仕事もあれこれあった。それでも、子どもたちが登校している時に比べたら、負担は少ないが・・・。

3カ所で講師をさせていただいたのは僥倖。職場の上司、周囲の理解があってこその講師役だった。かなり限定された条件の中でしかできないのであるが、今後も機会があったら、自分を鍛えるチャンスとして生かしていきたい。同時に、力を蓄えること、新しい主張を蓄積することも忘れてはいけない。

夏季休暇の4日は有効に使うことができた。2日間は家族旅行。さらに2日間は充電&アウトプット。学習会への参加は一つにとどまったことが残念であるが、現状からいけば仕方がない。その分、学期中に参加できれば・・・と思っている。

今後の自分の取り組むべき方向性を自分の中で決めたのは収穫であった。「集中と選択」の原則は変わらない。
さあ、2学期。充実した日々になるようにしよう。

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2008.08.16

オリンピックを楽しむ3

またまたオリンピックネタ。

前のアテネオリンピックのインタビューで一番印象に残ったのが、伊調千春選手であった。銀メダルにも、「ただ悔しいだけです」と厳しい表情で答えていた。試合直後ではない。翌日のメダリスト招待のテレビインタビューの場面だ。「銀メダルは立派」と思っていたのに、これだけ自分に厳しい選手がいることに驚いた。

それだけに、今日の決勝戦は注目した。特にも大逆転で勝ち上がってきただけに、金メダルを取るのでは・・・と思っていた。しかし、無念の銀メダル。
インタビューでも、また同じコメントになるのでは・・・と思っていたら、今後は逆に「銀メダルだけど、妹と同じ道を歩んだことは誇りです」と張りのある声で答えていた。表情も晴れ晴れとしていた。この4年間、苦しみながら練習をして、結果は目標のものを得られなくても、最高の満足度だったのであろう。これまた印象に残るコメントであった。
当たり前のことであるが、精一杯努力した者にしかわからない境地なのであろう。

ちなみに伊調姉妹は青森県の八戸育ち。先日、所用で八戸に行った時に出身中学校があった。そぐそばの横断歩道橋には伊調先輩への励ましの横断幕があった。後輩達にとっても本当に誇れる先輩であろう。自分のために行っているスポーツが、結果的に多くの人の喜びや励みになる。オリンピックのすばらしさ、スポーツのすばらしさを改めて感じた。

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2008.08.15

オリンピックを楽しむ2

今日もオリンピックをあれこれしながら楽しむ。
今日の話題は元選手達。
指導者として、あるいはテレビ局コメンテーター・レポーターとして各種目のオリンピックOBがテレビに映る。「ソウルでの斎藤選手は、日本の窮地(柔道での金メダルなし)を救ったなあ・・・」とか、「「バルセロナの時の岩崎選手のコメントは、翌日の朝日新聞の天声人語に書かれていたなあ・・・」等、元選手が映る度に思い出していた。

皆さん、指導者やコメンテーターとしてかつての経験を生かしていた。オリンピックに出たからこそ言えることもあるのだろう。「名プレーヤー、名監督にあらず」ということをプロ野球で聞いたことがあるが、オリンピックについてはその経験は大きいような気がする。
自分の経験を「強み」として生かす。これは何事にも通用することだろう。

さて、コメンテーターの中に長崎宏子さんがいた。私が話しかけたことがある唯一のオリンピック選手である。
長崎さんは秋田県出身。私が大学生の時に、小学生で平泳ぎのオリンピック代表に選ばれていた。モスクワオリンピックだったので、その代表は幻となったが、当時の秋田ではヒーローそのものだった。
彼女が中3の時に、その学級に家庭科授業のビデオ撮影を依頼されて行った。大学4年の時に教育工学センターのお手伝いをしており、その仕事の一つである。
もともと成績優秀な彼女は授業でも積極的だった。飛び込み授業の先生も頼りにして、何度も指名していた。その授業後に、授業の感想をたまたま教室にいる彼女に聞いたのである。(たいしたことのないプチ自慢でした・・・)

そのロス五輪では、金メダルを期待されながら4位だった。「重圧に負けた」と言われた。
その後のエピソードが印象に残っている。留学先のアメリカで、「負けたはず」の4位が、「世界の4位はすばらしい」と評価されたのだ。それが水泳への接し方や見方の変化につながった。
今は、「水泳の楽しさ」を教えている。先日は、子ども電話相談室の水泳の先生として、わかりやすく子どもたちの悩みに答えていた。オリンピックのために一生懸命に練習した彼女だから言えることもいっぱいあるのだろうと思う。
期待されてメダルをとれなかった選手の方がメダリストよりも多い。インタビューでは「敗者の弁」となりがちだ。しかし、それでもオリンピックに出たこと自体でも凄いことなのだ。全員にすばらしい拍手を送りたい。

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2008.08.14

オリンピックを楽しむ

今日はゆっくりとオリンピックを楽しむことができた。
4年に1回のオリンピックはとても楽しみである。きっかけは小学校5年生の時のミュンヘンオリンピックである。
その頃テレビに入っていた「ミュンヘンへの道」を夢中で見ていた。これは大会前に男子バレーの一人一人の選手の物語をアニメ化したものである。そして、実際に男子バレーは金メダルをとる。(ちなみに今はYou Tubeで懐かしい主題歌も聴ける。有り難いものだ)
その時からオリンピックが大好きになった。歴史そのものもである。この知識は教師になってから、オリンピックの授業をする時に大変役に立った。

さて、今回のオリンピックで楽しく感じていることがいくつかある。

・一人一人の選手のエピソードがわかること
 有名な選手だけではなく、あまり注目されていなかった(されていたのかも?)フェンシングの太田選手のエピソードなどは面白い。まさに「物語」を感じる。

・感謝の言葉
 金メダルをとった選手はもちろん、敗者の選手もインタビューでは「自分一人ではできなかった。周囲に感謝したい」という旨を述べている。実感だろうし、美しい言葉だと思う。

・努力する天才
 北島選手のコーチが述べていた。かつて有田先生も長嶋選手のことを同じように表現していた。これもいい言葉だ。(競技する時の北島選手の研ぎ澄まされた目も印象的だ)

自分の夏休みはもう終わってしまうが、オリンピックはまだ続く。もっと楽しむことにしよう。

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2008.08.13

校長室の窓から

管理職になってから購読している新聞に、「日本教育新聞」がある。学校経営に関わる情報が豊富で週1回届くのが楽しみである。けっこう知っている先生や岩手の実践例も出てくるので、それらも参考になる。

今週号に、盛岡の野口晃男先生の冊子「校長室の窓」が紹介されていた。それもかなり大きな扱いである。
野口先生には2年前に前任校の校内研修会でお話をいただいた。さらに遡れば、自分が20代の頃に、公開授業を参観したり、版画の指導の相談にものっていただいた。全て、すばらしいもので、「勉強になった」という言葉がぴったりだった。

新聞に紹介されている冊子は、野口先生が学校便りに掲載したものをまとめた私家版のものである。出版社から発行されてもいいぐらいの充実した内容のものである。新聞にも具体的な内容が紹介されている。その中での学年主任に対する「心構え10箇条」。

あなたの力を見込んで主任になっていただきました。
1 慰められるより、慰めるものに
2 理解されるより、理解するものに
3 愛されるより、愛するものに
4 愚痴を言うより、愚痴を聞くものに
5 人を当てにするより、当てにされるものに

あなたに似合わないことが5つあります。
6 焦っているあなた
7 怒っているあなた
8 威張っているあなた
9 ふさぎ込んでいるあなた
10 怠けているあなた

これはそのまま管理職の心構えにも当てはまると思っている。このような印象に残る言葉・内容の冊子である。日本教育新聞が紹介するのも頷ける。なお、これらの内容は地元新聞にも連載されている。盛岡タイムスのWeb内のグーグルで「校長室の窓から」というキーワードで過去の記事が見られるようになっている。

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2008.08.10

働くことは最高の道徳教育

今日は第2回目のPTAの奉仕作業であった。
2地区から四十数名の参加者だった。ちなみにその2地区は小中合わせても子どもたちは二十数名。その倍ぐらいの参加者ということになる。
というのも、本校はPTAに準会員制度を設けている。保護者ではなくても、PTA会員ということである。かつて我が子が卒業した学校、地域の学校ということで多くの方が会員になっている。そのお気持ちだけで嬉しいのだが、会費もいただいているので、たいへん有り難い。
そして、準会員の皆さん(年配の方が多い)も地域の学校ということで、PTAの奉仕作業に参加してくださるのである。暑さの中、これまた有り難いことであった。

さて、今回は中学生も参加した。
本校に転勤して思うのは、「何と、よく働く子どもたちだ」ということである。人数が少ないから、校舎内の掃除も必死になってやらなければなかなか終わらない。その分、一生懸命である。小学校1年生も縦割り班で、上級生から教わって、貴重な働き手だ。トイレ掃除など、だいぶ上達した。
中学生になれば、本当によく働く。今日もそうだった。男子は大人が機械で草刈りした草を集める。これがものすごい量。汗だくになって集め、草の山を作る。それを軽トラックの荷台にのせ、踏みつぶし・・・という作業を2時間休まずに行った。本当に頼りになる子どもたちだと思った。

よく考えれば、家でも学校でも、「働くこと」が義務づけられ、それが当たり前になっている。働く時には、大人の手際のよさを見て、素直に「すごいな」と思いながら、自分もそれに近づこうとする。そして、よく働いた時には家族や今回のように地域の大人からも声をかけられる。
これらは最高の道徳教育だ。勤労・奉仕の精神、大人への尊敬の念、そして協力する態度・・・様々な面が凝縮されていると感じた。今回の奉仕作業はあくまでもその中の一つであるが、今の教育で不足しているものを十分に見させてもらった感じである。

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2008.08.07

芸人たちを見て

お笑い好きの我が家の子どもたちに付き合って、年に1回は「ルミネtheヨシモト」に行く。
今日がその日だった。
いつも通り、芸人たちのパフォーマンスに大笑いをした。新喜劇は今まで見た中で一番おもしろかった。
会場が超満員だったが、確かにわかる。十分な満足感がある。
そんな中で思ったこと。

・昨年M-1で敗れたこの2人。忙しい中でもしっかりと準備をした芸だった。スピード感抜群で笑い続けた。
・3年前、学級の子どもたちも真似をしていた2人。しかし、今や歓声が一番少なかった。内容も他の芸人に比べたら・・・。やはり定番が一つで、それが飽きられたらつらい。
・7~8組の芸人が出たが、実力派の中に若手も出ていた。こうやって、若手も育っていっているんだと感じた。

さて、いいのか悪いのかわからないが、こういうイベントを見るとついつい自分の仕事と関連づけて考えてしまう。
芸人の様子は教師修行にたとえられるし、構成は教育イベントと共通点がある。そういう意味でも十分に見る価値があった。

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2008.08.05

自主モニターの勧め

とある教育雑誌のモニターを終わった。
雑誌が送られてきて、それに対して感想や意見を述べるものである。
モニターをして、一番のメリットは、その雑誌を「真剣に読む」ということである。やはり、人に対して感想を述べたり、意見を言ったりするためには、そうせざるを得ない。真剣に読めば、得るものも多い。
同時に雑誌の全体構成や特集以外の記事にも目がいく。「編集」という視点も広がるわけである。

以上のことから、モニターになることをお勧めする。
もちろん、モニターには簡単にはなれない。そもそもモニター制度を設けている雑誌自体が少ないであろう。
ここで言うのは「自主モニター」である。雑誌を読み「感想を必ず書く」という強制を自分に課すのである。それを実際に編集部に送ってもよいであろう。大事なのは、その強制によって、先のような読み方の変化が出てくるのである。

そもそも自分が教育雑誌原稿を書くようになったきっかけは、「読者の声」がきっかけだった。
今は廃刊となった教育雑誌であるが、「読者の声」の応募があり、真剣に読んだ感想を書いた。教師4年目のことだった。そうしたら、編集者さんから「実践レポートがあったら送ってください」という連絡があり、それまで書きためていたレポートを送った。そこから原稿依頼されるようになった。
あのハガキがなかったら、サークルに入っていない自分が原稿を書く機会はなかったであろう。あったとしても、すぐには巡ってこなかったであろう。

その後も時々自主モニターを行った。雑誌の「真剣読み」としてお勧めである。

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2008.08.04

海と温泉と星空と

5時で今日は勤務終了。中学生のサマーキャンプのキャンプファイヤーで2時間空いた。
このパターンは初めて。今まではそのまま7時まで残っていた。
「これはご褒美」と思い、「いつか行こう」と思っていた所に行った。

一つは海。学校から大きな道路に出てそのまま東に車を走らせると25分ほどで海である。種市の海浜公園。波が強くすでに海水浴客もわずかだったが、潮の匂いが何ともいえない。いい景色だった。それにしても学校からこんなに海が近いとは・・・。

次は温泉。おおさわ温泉という看板をいつも気にしていた。ちなみに岩手には花巻に大沢温泉というかなり有名な温泉があるが、それとは別。ちなみにこの大沢温泉の風情も評判通りである。こちらは学校から10分。晩ご飯をいただいて、温泉に入る。露天風呂もある。大広間でしばしゆっくり。今までは勤務後だともう遅いと思って来る気にもならなかったが、7時頃に帰っても十分に晩ご飯と温泉を楽しめそうだ。やはり来てみるものだ。

学校に戻ってキャンプファイヤーの時に、空を見た。「夏の大三角」「北斗七星」「天の川」がよく見えた。本校以外に周囲に建物はない。本当に美しい星空だった。見とれてしまった。

海と温泉と星空。多くの人が羨む環境の中にいるんだと実感した一日だった。

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2008.08.01

やりがいと学びのあった水泳記録会

子どもの作文のような題名である。
しかし、純粋にそう思った。

本校にはプールがない。20年前に新設する時に作らなかった。隣の小学校にスクールバスで移動して、プールを借りるという方法をとった。ちなみにそのプールは屋内プール。
これは正しい選択であった。何せ、本校はかなり涼しい。プールを作ってもなかなか水温が上がらなかったであろう。その点、屋内プールは週1回、1時間あまりの水泳学習が確実にできる。

ただし、回数が限られている。それでも水泳記録会に子どもたちは出る。
今まで勤めた学校では水泳記録会に出られるのは一部の子のみ。その多くはスイミングスクールに通っている子たちだった。しかし、本校はそういう子はゼロ。しかも、高学年で泳げる子は全員記録会に出すとのこと。
というわけで、私も水泳学習のある日は担任と一緒に引率し、プールに入って指導をした。少人数ということもあって、指導をした分、確実に子どもたちは伸びていった。子どもたちも自分の伸びを自覚して意欲的にがんばるし、私自身も教えがいもあった。
特に、なかなか25mを泳げなかった子やバタ足も厳しかった子がぐんぐんと力をつけてくる様子は、本当に指導することの面白さを感じた。水泳記録会でも全員が記録を伸ばしたのも嬉しいことだった。

実は指導面だけではない。
今回の町の水泳記録会では審判長となった。専門家ではないし、水泳も得意ではない。しかし、小さな町で人手も足りないとなれば、依頼された仕事は断れない。
そこで、水泳連盟の競泳規則を熟読したり、水泳の動画サイトを見て、自分なりに学びを深めた。特に規則は「そういうわけだったのか」と頷くことが多かった。
今日の本番では判断に迷う部分もあったが、何とか重要な役を果たすことができた。むろん、知識も増やすことができた。
自分に未知の分野の仕事が来た時には、新たな知識を自分が得るチャンスだと改めて感じた。未知の分野の依頼がきたら、そうとらえていくべきである。

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2008.07.31

東京駅待合室での出来事

東京駅で時間がある時には、銀の鈴近くの新幹線利用者用の待合室を使う。ここはイスがソファーで広い。疲れを癒すにはぴったりだ。

一昨日も20分ほど余裕があったので、向かった。近くの通路には、キャンプに行った小学生の子どもたちと引率者の皆さんが「終わりのつどい」のようなことをしていた。ボランティア団体主催らしく、スタッフはお揃いのジャンバーを来ていた。
キャンプで覚えた歌をギターに合わせて歌う。広場に歌声が響く。「夏休みにいい体験をしたんだなあ・・」と思いながら、ソファーに座った。
その曲が終わった時に、「静かにしろ!」という怒声が響いた。私と同じく待合室にいるお客さんだ。50代半ばぐらいの男性である。

「ずっと長くやっているけど、まだ終わらないのか!」
「いえ、私たちは許可を得てここで会をしています」
「許可を得ているといっても、うるさいだろう!それに私たちに許可を得ているわけではない!」
「あと1曲で終わりますから」
「ここで休んでいる人だっているんだよ!しかもここは公共の場だ!」
「もう少しですから・・・」
とその男性とキャンプのリーダーの人の言い合いが続いた。他のお客さんも子どもたちもその成り行きを見ている。
「周りのことも考えてくれよ!」
というセリフで男性は不機嫌そうにまたソファーに座った。

その後、リーダーの人が「お待ちの皆様、すみません。もう少しだけ、続けさせてください」と言うと、待合室にいる人たちから拍手がわいた。キャンプの会の人たちの応援である。自分も思わず拍手をした。

しかしながら、あとで考えたら、この応援は明らかにクレームをつけた人を「悪者」にしてしまう拍手であったと思う。「そんなにキレるなよ。子どもたちのいい場面だぞ」と。
しかし、その男性も、きっと長く待合室にいて、何らかの事情で耐えられなくなって怒声を出しててしまったのであろう。しかも、応援する人はいない。
許可を得ているといっても、公共マナーの点から言えば、男性の言っていることにも一理はある。「子どもたちのいい思い出の場だ」と思ってすぐに拍手をした自分。自問自答をした。どういう行動をとればよかったのだろうかと。

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2008.07.28

青森を知る

大学を卒業し、会社に1年間勤めるところまで、ずっと秋田にいた。23年間だ。
岩手で教員になり、23年間が過ぎた。
今までの人生の半分を秋田と岩手で過ごした。社会科好きということもあって、この両県の知識はだいぶ蓄えた。(住んでいるので当たり前だが・・・)

今年度転勤して、今度は青森がずいぶん身近になっている。
たとえば、先週の1学期のご苦労さん会は青森県八戸市で行った。実際にここから、本校に通勤している先生も2人いる。それほど近い。子どもたちも「大きな店」と言えば、八戸の「さくら野百貨店」である。
ご苦労さん会のコースは「青森県づくし」のものだった。説明を受けても特産品がわからない方が多かったが、海の幸・山の幸とも美味であった。そういえば青森は日本海にも、太平洋にも面している。(津軽海峡にも)

通勤途中で入るラジオはNHK青森である。ローカル放送の時には青森の話題だ。今から63年前に青森大空襲があったことを今日知った。全然知らなかったことである。市内の9割が焼けたということはほとんど壊滅状態になったということだ。そこからの復興。子どもたちにも教えたい事実である。

せっかくこのように身近になった青森県。本校にいる間に知識を増やしていこう。きっと秋田や岩手と違う面が見られるであろう。それを知るのが楽しみである。

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2008.07.26

教え子の披露宴

初任校時代の教え子の披露宴には招かれていたが、2校目の学校の教え子の結婚披露宴に初めて招かれた。
自分が1991年に転勤した時に1年生を担任した子である。聞けばもう24歳。早いものである。

この子たちとの出会いは新鮮だった。3学級で111名。縁起のよい数字だったからまだ覚えている。
自分は29歳だったが、学年主任だった。学年平均27歳のスタッフだった。今の岩手では考えられない。
1年生だから学級通信を頻繁に出そうと決め、確か220号ぐらいは発行した。
保護者の皆さんとも1年生ということで距離が近かった。保護者の皆さんの印象も強い。

Sさん。背が一番小さかった子である。それでも何ごとにも元気いっぱいに取り組む子だった。
年賀状をまめにくれていたが、小学校を卒業してから12年ぶりの再会だ。
披露宴前のウェディングドレス姿のSさんは、全く変わっていた。(当たり前だが)
もっとも笑顔は小学校当時のままだったけど。

その時の学級のクラスメートが2人来ていた。今は東京と仙台に住んでいるという。しっかりと挨拶する姿にこちらが圧倒された。2人とも思い出がたくさんある子だったので、あれこれ話す。
彼女たちを見ていて、一気に17年前にタイムスリップをした。

教師になって7年目。それなりに自信はついてきていたが、今考えれば学級経営も授業もまだまだの時代だった。それでも生意気に職員会議や研究会では尖った発言をしていた。
子どもたちに対しても、厳しく接した部分もあったが、やさしくする時には思いっきりやさしく接した。若さ故の行動も多かったに違いない。

それでも子どもたちは当時のことを「楽しかった」と話してくれる。ありがたいことだ。
今回の披露宴も教師冥利に尽きる一日になった。

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2008.07.23

またも震度6強

また地震。
6月には実家のある奥州がテレビで何度も取り上げられた。
今度の地震は一番強かったのが洋野町。その隣町に自分は住んでいる。
その日は飲み会があり、しかも寝た直後であり、最初の揺れに対する反応が鈍かった。しかしながら、激しい揺れに夢中で避難した。ガラスや柱のきしむ音に「アパートが壊れるのでは・・・」と本気で思った。
私自身は何も被害がなかったし、実家も大丈夫であった。
しかし、またもや多くの方がケガをした。被害が広がらないことをお祈りしたい。

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2008.07.21

努力が実る場面

本校は全校児童31名の小規模校だ。
しかし、伝統的にマラソンが強い。今日のマラソン大会では、見事に3年と5年で1位。面目躍如だった。
しかし、その栄光は素質だけではない。1位の2人は姉弟なのだが、ずっと努力をしていた。
6月上旬だっただろうか。いつもの如く6時過ぎに校舎内を巡視する。すると窓から学校の裏の坂を二人でトレーニングしている姿が見えた。聞けば、毎日走っているという。それは大会までずっと続いた。その努力があったからこその1位である。
努力が実ったのである。

折しも今日は高校野球の県決勝戦。思い出す教え子が一人いる。4年前に決勝に進んだチームの3番打者。宮古時代の教え子だ。
小学校6年生の放課後のグランドで彼は一人で走っていた。足腰のトレーニングである。走る仲間がいるわけではないので、まさに孤独なトレーニング。でもそれが実って強豪校の中心打者になった。
これも努力が実ったのである。

さらに夜。長女の定期演奏会。3年生の子どもたちのソロを聴いて、「ああ、この子たちも球児たちと同様に3年間努力したんだなあ・・・」と感じた。

立場は違うが、それぞれの努力は貴い。たまたま結果が出た子たちのことを例に出したが、結果が出なかった子たちにとってもその過程は価値があったはずだ。「努力は実る」とやはり思うのである。

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2008.07.20

「ゴーン流」学校経営

何度から書いているが教育雑誌を十数冊、年間購読している。二十数年間である。
「そんなに購読してい読んでいるのか」といわれれば、確かに斜め読みだし、
「1冊、1冊は役立っているのか」といわれれば、「すぐには役立ちません」と答えざるを得ない。
それでもトータルの視点で見れば、明らかに自分にとって必要なものである。

いくつものメリットがあるが、様々キーマンを知るという点が圧倒的に教育雑誌は得意である。
今日読んだ「学校マネジメント」に、宇都宮の小堀校長先生が出ていた。日産から民間校長になった方である。給食費を巡る奮闘ぶりが書かれていた。

ここで、今まであちこちで見聞きした情報が結びついた。
・そういえば、「ゴーン流何とか・・・」という本の広告が最近出ていたなあ・・・。
・前に新聞のWebで似た話が出ていたなあ・・・。
さっそく調べてみると、こちらこちらの記事が見つかった。
どうしても切り口として「民間校長」と「数値目標」が強調されるが、私が注目したのは「学校マネジメント」誌に書かれていた親子読書の取り組みだ。子どもが家庭で読書をするように普通に働きかけても難しい。そこで、発想の転換をして、「子どもが保護者に読み聞かせをする」ように取り組んだという。読書習慣がついたという保護者の回答割合が91%。まさに驚異的である。
数値目標はあくまでも手段。それを達成させるための努力と工夫がきちんとある。この一つの例を知っただけでも、雑誌を購読している意味はあると今日感じた。

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2008.07.19

口利きと鳥取県

このごろのトップニュースは例の大分県の教員採用汚職事件が多い。
全くあきれた話である。冗談で「岩手はどうなのですか」と聞かれる場合がある。全国各地で同じように教員が聞かれているのだろう。

さて、それによって浮かび上がったよき自治体の例がある。鳥取県だ。今日の朝日新聞によると、口利きの議員とその内容をホームページに公開する制度をとっているという。導入したのは改革派だったその時の知事。
先週のテレビ番組でも、それに似たエピソードを話されていた。知事になった頃、議員から県職員採用の口利きが入った。そこで、次のように指示したという。「採用ぎりぎりで同じ点数だったら、口利きした方を落としなさい。そういう人はバックがあるからとらなくても大丈夫」と。
「口利きは逆に不利」ということである。
そして、この制度である。ネットで調べたら、こちらに事情がくわしく掲載されていた。
これこそ、改革派知事の仕事だと思った。

昨年、一昨年と山脇先生のお招きで鳥取に2回行かせていただいた。聞けば、県教委で各学校で県外からの講師に旅費を出してくれるしくみがあるとのこと。むろん立候補制だが。その制度のすばらしさに感心したが、今回のこのニュースを見て、やはり・・・と感じた。

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2008.07.18

工夫すればできる

岩手は小規模校が多い。二十数年前は1000人規模だった小学校でも今は200~300人台という学校もある。
かつて自分がいた宮古市の長女の学校もそうだった。校舎の半分は使われていない。残り半分でも空き教室がけっこうあるという感じだった。

その小学校及び周辺小学校でこのような取り組みをしているという記事があった。
「環境が問題ではない。工夫次第なのだ」と思った。きっと子どもたちの興味・関心も高まるであろう。
元教員で「子どもたちに教えたい」「自分の力を社会のために使いたい」と思っている人も多い。人資源も有り難いものだ。

ちなみにコメントを述べている田中先生はかつての同僚。習字専科として学級に入っていたいたり、通知表の所見を厳しく指導していただいたりしたことを思い出した。

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2008.07.17

新たに知る

学校に国立国語研究所の「文字と社会」という冊子があった。おそらく寄贈されたものであろう。

通知票のチェックのこの時期、なぜか手にとってみたくなった。所見を見る時に、「言葉」についてよく考えるからである。そうすると、以前腑に落ちなかったことについて書いていた。
それは「令」の字についてである。以前「玲」という文字を通知表に書く時に下を「マ」のようにして書いて出したら、修正するように言われたことがあった。役所に聞いたら正しい名前が先のように表記されているからということだった。
しかし