2014.09.02

「心奪われる板書」

こちらのコラムに興味あるタイトルが書かれていた。
書かれていた方は小牧中学校のPTA会長さん。中に書かれている通り、夏の小牧市の研修会でもお会いした。
その中でご覧になった有田先生の授業DVDでの板書。
鋭いな…と感じる。また、あの研修会で紹介してよかったなとも思う。

有田先生の板書の美しさについては述べるまでもない。いくつかの著書を見ても、その構成の見事さには感嘆する。
それとは別にそれに関わってのちょっとしたエピソードを。

もう10年近く前だが、私の勤務校にいらして御講演をされたことがあった。
その時に、黒板に書かれる時に、チョークの音が大きかった。
「安いチョークは音がするんですよ。高いチョークはしません」とさりげなく言われた。もちろんやさしく笑顔で。
このちょっとした言葉に、板書と共にチョークへのこだわりもあるんだな…と感じた。

また、かつて有田学級を参観した時に、子どもたちのノートの名前は、子どもたち自身が書くのではなく、有田先生が毛筆で書かれていた。一人一人の分、全員分である。担任が見事な文字で書かれた自分のノート。これなら間違いなくノートを子どもたちは大切にするだろうと感じた。

コラムからこんなエピソードを思い出した。

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2014.09.01

生活科25年

教育ルネサンスの連載で生活科がテーマになっていた。
2回目の実践校に上越市立大手町小学校が紹介されていた。
「ああ、大手町小…」と久しぶりに聞く学校名に記事をじっくりと読ませていただいた。

自分が低学年担任の経験は1年生が2回と2年生が2回。4回のみだが、それらが平成元年~平成4年まで4年間連続していた。年齢的には20代後半から30代にかけてであった。
その前年は6年担任で、学校の人事状況から「また6年だろうな」と思っていたら、当時の校長から「1年担任になってください。あなたには様々な経験が必要」と言われ、驚いた。ベテランが多い職場で1年生は年配のベテラン女性教員がそれまでは担任していたからだ。
タイミングよく、「生活科発足」の時代となった。さらに自分が教育事務所と連携した研究員になって、生活科をテーマにした研究を続けたり、学校公開で生活科の部長になったりした。他校の生活科実践の参観もあちこち出掛けたり、書籍も多く購入した。その時に手にした研究紀要の中に大手町小学校もあった。

本当は参観したい小学校だったが、諦めて研究紀要だけの購入だった。
送られてきた資料を見て驚いた。研究紀要は(確か)オールカラー。写真がふんだんに使われていて、ボリュームもある。見ていて、子どもたちの歓声が伝わってきそうなビジュアル判だった。
さらに年間の指導計画(生活科だから活動計画だったかもしれない)は、これまた厚いファイル式。子どもたちの実態に応じてファイルを修正して差し替えるということ。
その実践を学ぶことはもちろんだったが、この大胆な紀要や資料の形式は今までの自分の発想を打ち破るものだった。公立学校でもここまでできるのだと。

若い頃に、このような実践に触れたことは大きかった。あの時に高学年担任になっていたら、低学年担任になることはもしかしたら、なかったのではないか…とも思っている。

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2014.08.31

8月終了

8月終了。

例年講師役でいくつかの登壇がある夏。今年も充実した夏となった。

○講師役で学びを深める

 8月4日から始まった講師役は貴重だった。昨年度と同じ地での講師役が3ケ所あったが、当然内容を変えなければいけない。また別の講師役も新しいテーマ。その点で、自分の幅も広がった。さらに、参加者の感想から自分が励まされる思いをした。「自分の使命にはこんなこともあった」ということを痛感した。

○地区での学び

 自分の地区の研修は大切にしている。地区社研の事務局として、今年度第1回目のセミナーを主催した。校内の先生方も参加し、学びの場を提供したことは貴重だった。

○夏休みも通常業務を進める

 長期休業中の執務といえども全く暦通り。講師役(これは休暇を取得している)以外毎日出勤し、次への仕事を少しずつ進めていたことで2学期の始まりは落ち着いて始められている。また、学校評価や副校長会レポートを進めたことも収穫。学期中であれば、厳しいところであった。


○原稿には苦労した

 単発の原稿依頼が月に1~2本程度来ている。2年前に比べたらだいぶ少ないのであるが、「なかなか書けない」と思う日々であった。原稿については一定ペースを書き続けていることが一番いいのであろう。「大物」が長らく後回しになっているのも自分の反省である。

○2学期には…

 2学期が始まり10日たった。夏休み中に比べて、当たり前だが一気に仕事が押し寄せてきている感じである。9月からは講師役は月1回+αペース。その分、原稿や他の実践、研究に時間を割けるのではないかと思っている。

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2014.08.30

「ハードルが高くない」

一週間前に行った小学校での講義の感想をまとめた研修部報が届いた。
号数が37号。校内研修も第14回だった。
8月の時点でこれだけの号数と回数を重ねていることに敬意を表したい。そういう学校で話すことができたのは、光栄なことであった。

今回はアンケート結果という形ではなく、感想をまとめたもの。
その点では、項目別に書かれており、今回の講義のヒットポイントがわかりやすい形で書かれていた。
一番多かったのがヒドゥンカリキュラム。初めて聞かれる方がほとんどだったので、興味をもたれたのであろう。

また、項目順も工夫されていた。
「講義内容」→「人間性や笑顔」→「実践」という形で書かれていた。最後は「校長先生のお話にあるように、実際にためしてみなければ実にならない。2学期がんばります」で締められていた。
2学期スタートの部報らしいおわりである。

自分にとって一番嬉しかったもの。
特に嬉しかったです。
「一つ一つの提言はハードル的にはそれほど高くはない(失礼でしょうか)。どれもまず、やってみよう、できそうだと思えることが多かった」
実践的な講座なので、このように思われることが一番である。全然失礼ではなく、逆に意図がストレートに伝わって何よりである。

以前も書いたがこのような感想群は自分にとって宝である。
自分自身も2学期がんばっていこうと元気をいただいた。
感謝する次第である。

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2014.08.29

時には自著のことを

何冊か本を出させていただいている。
このブログの左側に紹介しているものだ。
この中で「授業に関わるものでの代表作は?」と聞かれたら、間違いなく「スペシャリスト直伝!社会科授業成功の極意」と答えるであろう。
社会科についての自分の実践をまとめたものである。
自分が社会の講師役をする時に、担当の多くの方が話題にしてくださる。
そして自分も、講師役の時に何度も読み直す。自分の実践の事典(かなり薄いのであるが…)のようなものである。

この本を発刊してから間もなく3年になる。
執筆時は軽米の小学校に勤務していた時だった。
3月上旬に8割ぐらいまで書き終え、残り2割を3月末まで書ければ…と思っていた。
その時に起きた「3・11」。
余りのショック、そして「原稿を書いていていいのだろうか…」という後ろめたさがあり、全く書くことができなくなったしまった。
その時に経緯はあとがきに次のように書かせていただいた。(部分掲載)

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 この本を執筆している今年の3月11日に、東日本大震災が起きました。私が住んでいる岩手でも津波による多数の犠牲者が出ました。私自身もかつて勤務した学校や学区の変わり果てた姿に大きな衝撃を受けました。地域教材を開発し、充実した社会科教育実践を行った数年間が消えてしまうような思いでした。

 しかし、新しい社会の復興に向けて、今人々は動き始めています。自分にできることは教育を通じて未来の社会を担う人材を育成することです。特にも社会科は直接未来の社会創りに直結する教科です。その社会科授業で復興を支援できればと考えています。

 初任校時代から多くの先輩方から社会科教育を学んできた私でしたが、いつしか後輩たちの方が身に回りには多くなりました。先達から学んだバトンをきちんと引き継ぎ、これからの世代の先生方に渡していきたいと思っています。この本はそのバトンのようなものです。多くの方々に手にとっていだだければ幸いです。
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震災後1ケ月ぐらいして、立ちあがる人々にこちらが勇気をいただき、何とか執筆活動を再開して6月にゴールしたものである。
そういう意味でも自分にとっては忘れられない1冊となっている。

あれから3年。
この本の誕生日である9月2日の頃になるとあの時の思いが蘇る。

※3年経てもまだ明治図書のランキングに反映されている。有難いことである。

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2014.08.28

ホームページの写真

このブログでは写真を掲載することはほとんどない。(今まで3度ぐらい?10年間で)
ところが、学校ブログは別である。写真が必須というような記事になっている。
今まであまり写真撮影は意識していなかったが、こちらの記事を読み始めてから、すぐに意識をしなければと感じている。

特に、「何を見せたいのかはっきりしない」という点では、心当たりがあり反省…。確かに「証拠写真」のような写真もあったかな…と思う。
また、「学校からの公式の情報発信は、世間的にもフォーマルなコードが求められている」という点も確かに…と感じる。多くの行事の写真の中でプライベート風に写真がなかっただろうか。
これからの写真撮影の観点を教えていただいた記事であった。

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2014.08.27

求道者イチローの原動力

夏休み中の研修会講師で愛知に行った際、名古屋(小牧)空港を使わせていただいた。
会場から空港に送っていただいた時に、「イチローの実家がありますよ」と言われ、教えていただいた。
車から見ただけではあったが、「こういう土地で育ち、羽ばたいたんだなあ…」とちょっとした感慨にふけった。

とあることを検索しているうちに「求道者イチローの原動力」のページに辿りついた。
プロ野球に関するコラムを読むのは好きなので、思わず熟読した。その中で印象に残る言葉。

・いま小さなことを多く重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道なんだなというふうに感じてます
 →このメッセージは雑誌の原稿に使わせていただいたことがあったなあ…

・野球がうまくなりたいんですよね、まだ。そういう実感が持てたらうれしいですね。
 →教師も同じ。今も自分は「授業がうまくなりたい」と思っている。有田先生は70代でも同じことを話されていた。

・僕がこんなにトレーニングをしている理由は簡単なことです。僕を獲ってくれたスカウトの方に失礼があってはい けませんから
 →他に人に対する感謝の気持ち。自分も同様である。

これら全てが自分に生かせる言葉である。「小さなことを多く重ねる」・・・今の自分にはこれが必要だ。特に新しい分野の発掘は不可欠。また、今まで育ててもらった感謝の気持ちが、後進を育てるエネルギーになると思っている。

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2014.08.26

モタさんの言葉

ふだんあまりテレビは見ないのであるが、時々ランダムにチャンネルチェックをすることがある。
先日、していたら目に入ってきたのは「モタさんの言葉」。
以前も同じようにして見たことがあった。

今回のメッセ―ジは次のようなもの。

欠点や
できないものは、
放っておいても、
長所やできるものを
伸ばしたほうがいい。

限られた残りの教員人生を考えている自分に、スーッと入ってくる言葉だった。

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2014.08.24

古き良き時代の学校・地域

秋田に行った折、ちょっと時間があったのでこちらに立ち寄った。(この日は休暇を取得)

今までも2度ほど訪れたことがあった。図書館施設と併設されているのであるが、独特の雰囲気が何とも言えずお気に入りである。地元出身の釣りキチ三平の矢口高雄さん関係のものが多く展示されていた。かつて生活科が新設されていた頃、矢口さんが教育書関係で多く登場されていたことを思い出した。

友人から教えられて矢口さんの「蛍雪時代」(1巻はこちら)を購入したことがあった。「古き良き学校と地域」がそこにあった。まんが美術館を訪れると行くまでの広々とした秋田の大地も相まって、いつも自分の小学生の頃を思い出す。
すでに岩手で暮らしている年数の方が長いのであるが、こういう時には自分は秋田生まれの秋田育ちだと感じる。
秋田に行くのにいつもワクワクするのは、こういうこともあるのであろう。そんなことを感じた一昨日の秋田行きであった。

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2014.08.22

つぶやきより

フェイスブックでのつぶやきです。記録のために掲載します。

・保健日誌を見ていたら、思わずクスッと笑えるものがあった。保健室来室理由の中に「大根ぬき」が…。「お楽しみ会で楽しんだのかなー」「思いっきり引っ張ったのかな…」「ワーワー言ったんだろうなー」等々、自分が担任時代に行った「大根ぬき」を思い出した。自分の場合には、冬の寒い体育館で体を温めるゲームの一つだったが。

・北海道から研究仲間を盛岡駅でお出迎え。盛岡は年に数回しか行く機会はないし、それらもほとんど研究会がらみ。あれこれリサーチして「盛岡再発見」を自分もした感じ。明日の県社会科教育研究会は参加はできないが、お話を聞くとインパクトのある提案になりそう。反応ぶりが楽しみ。

・水泳記録会のために事務局校として5ケ所から必要物品をトラックで借りる。どの施設も気持ちのよい対応ばかりで、有難かった。特にかつての事務局校だった方は、あれこれ考えてくださっていた。「仕事術」を覚えるなら事務局仕事は大きなチャンス。それは学校で事務局校を引き受ける時も同様。本校はいい勉強をしていると感じている。

・縁あって中学校社会の地理の教科書と指導案を検討。勉強になるなあ。小学校社会での資料を読み取る力を改めて別の視点から見ることになる。自分の専門教科は、小学校教師も中学校の教科書をじっくりと見た方がよい。(自分も時々しか見ていなかったが…)

・学習会からの帰り、ラジオから吉田拓郎の「夏休み」が聞こえてきた。
「そういえば、夏休み前の学級通信にはこの歌詞(一部)を掲載して、『自分の時の夏休みはまさにこんな時代』とコメントしていたな」と思い出した。その時の子どもたちも、我が子が小学生になっている世代である。

・お盆はいいな。出勤をしてもいつもの「対応」がほとんどない。今日は来客は1名、電話は1本も鳴らず。先生方も夏季休暇なので、回ってくる仕事もなし。日直の仕事をダッシュで行い、残りは自分の仕事に専念できた。だからといって、スムーズに仕事が進むかといえば思考を要するのは…。それでも「専念」は有難いものだと感じた一日だった。

・年2回のコンプライアンス特別研修会。担当ということで今までホテル支配人を招いて接遇等、特別な研修会にしてきた。今回は時間も限られていることもあり、自分が担当として30分の話。コンプライアンスなのだが、基本は模擬授業スタイル。不祥事事例を「どこが問題?」「どうすればよかった?」の視点からグループで話合ったり、〇Xクイズにしたりと楽しみながらできた。もしかしたら、コンプライアンスのテーマでも授業での指導法についてもヒントになる研修会もできるのでは…と思った。

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