2009.11.20

教育の成果

どの都道府県でもある制度だと思うが、本県にも「永年勤続表彰」がある。
家人が今年該当で、「ご夫婦で式に」という招待をいただいたので参加した。県内で4百数十名。ちなみに自分は採用試験に落ちているので、来年度である。

表彰は一生に1回のことなので、受けられた皆さんにとっては一つの節目となったであろう。残りの教員生活を頑張って過ごそうという思いにもなったかもしれない。

さて、アトラクションがあり、名門高校の音楽部がすばらしい合唱を披露した。これは聞き応えがあった。素晴らしいだけではなく、訴えるものが伝わってきた。曲も表彰者に合わせたのか、「太陽がくれた季節」も歌った(これは自分が小3の時だった)。合間に話すメッセージも心に残った。
なぜ今回のアトラクションが高校生だったのか。それは教育のすばらしさ、子どもたちが力をつけることの見事さを感じることができるからだと思った。本当に教育はすばらしい。教師の仕事はすばらしい。そう感じさせるものだった。
その子たちのメッセージでも「私たちがこうして成長したのもの、温かくそして厳しく指導してくださった先生方のおかげだと思っています」というものがあった。自分の教え子から似たことを言われたことを思い出した先生も多かったことであろう。

教育表彰式には子どもたちのアトラクションが一番である。

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2009.11.19

考えさせるWeb

Web2題。

■小規模校の公開
 今までも書いたが、三重の太郎生小で学校公開が行われた。公開の様子はホームページに詳しく記載されている。こちら。ホームページの記事にプラスして学校便りを読むと当日の雰囲気が伝わってくる。
 太郎生小は私の勤務する小学校と同様に複式学級がある。そういう学校の公開記録はWebではなかなか見ることができない。しかも、提案性のある大胆な公開。魅力を感じるし、「小規模校だからできる可能性」も考えさせられた。本校で何ができるか・・・。足元を見つめよう。

■「管理職」について考える
 これまたよく見る野中先生のブログに、「希望降格で、179人」というエントリーがあった。野中先生による「管理職論」である。「管理職は、学校をまず教職員がすごしやすい職場に変えていくことである。」「管理職は、学校を変えるためには、ビジョンと方法論をもっていなくてはならない。」「今までの学校を成立させている<仕組み>をきちんと調べ上げなくてはならない。」というようにグサッと入ってくるフレーズが並ぶ。思わず自問自答。気づけば来年度について考える時期にもなってきた。考えていこう。

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2009.11.18

副校長実践

年1回の地区副校長研究大会。
今年は県の大会も東北大会も出席しなかったので、副校長実践を知る貴重な場になった。
・地域との連携を深める実践。副校長として何をするか。
・学級経営案の改善に向けての実践。
・教職員への働きかけ・・・等々。
実に様々な「実践」が出てきた。副校長の「実践」の範囲は広いということを改めて自覚をした。
昨年度は自分なりに教頭実践を年度末にまとめたが、今年は原稿執筆に時間を割いているので、十分な記録を残していない。自分も記録化していかなくてはと痛感した。こういう研究大会はその点では貴重である。

懇親会等の情報交換では読売新聞岩手版のコラムについて数人の先生に「読みました」と言われた。新聞というメディアの威力を実感。

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2009.11.13

どんな環境でも工夫はできる

小学生の図書館利用が過去最高という記事が掲載されていた。

たまたまここ1週間、図書館関係の様々な活動や催し物の計画があったので、「やはり工夫でできるんだ」と改めて感じている。
本校に赴任して図書室を見た時に、「規模からすると本の数はしかたがないのかなあ。古い本も多いかな・・・」と感じた。このご時世である。厳しい予算状況ではこれはやむを得ない。
しかし、1年半いると子どもたちを読書好きにする努力や工夫が本当にされている。

・地域の読書ボランティアによる月2回の読み聞かせ
・町の巡回図書館。月に1回、学校に120冊(30冊×4学級)の貸出
・ブックトーク・人形劇に開催(年数回)
・地域子ども会での読み聞かせ等々

経済的なことを心配しなくても、このようなことができている。特に昨日はブックトークがあり、いい本をたくさん紹介していただいたうえに、さらにたくさんの本を貸していただいた。
今日は巡回図書館。今、学校には子どもたちが興味をもつような本が300冊近く借りられている。本校の規模(全校32名)からすれば恵まれている。(考えてみれば学級に300冊近くあるようなものだ)
上記のことに自分も携わっているが、さらに大人向けの朗読会も本校学区で企画した。こちらの方をお招きしての開催(今月末)である。町のバックアップで、経済的な心配も無用。
どんな環境でも工夫はできるものだと思っている。

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2009.11.11

他校の授業参観

今日はとても嬉しい出張である。
他校の公開授業研究会参観。全員参加の公開研究会なので、授業を見られる。
担任の先生方にはどんどん他校に行って、刺激を受けていただきたいと思っている。しかし、学校割当旅費も限られているし、自分が行く出張は副校長の職務関係のものがメインになるので、今年初めて他校の授業を見ることができたというわけである。

本校の研究テーマと似ていたので、参考になる部分が多かった。人数も10人前後と小規模校だったので本校に近くその点でも得るものがあった。
同時に学校公開の「文化」についてあれこれ考えることができたのも価値があった。分科会の位置づけの共通理解は重要である。

それにしても、学校公開校は私の若い頃に比べたらずいぶん減った。今日見た学校も公開は9年ぶりのようだった。以前は5~6年ぐらいで公開したから、誰でも一回は在任中に公開経験をしていた。今は、「公開に当たらない先生」も出てくるであろう。それはその先生にとってはかわいそうなことである。

自分は2校目が自主公開をする学校だったので、6年連続公開という経験がある。この時代に研究授業をたくさん経験できたのは、自分の授業力を鍛えるうえで幸せだった。
むろん、公開するからには負担はかかる。しかし、その負担は自分の授業力がアップする喜びに比べたらたいしたことがなかった。
「いつでも自分の学級を公開できるようにしよう」
「研究授業はいつでも引き受けよう」
という心構えを教えてくれた学校だった。

その経験があったからこそ、担任時代の最後に飛び込み授業・取材授業が多くあっても、乗り切れたのだと思っている。

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2009.11.09

人に興味をもつ

 昨日のブログの続き。講演された先生は初任の時に少し縁があったのだが、2年前にも前任校でご講演をされた。その時に同僚と一緒に昼食をとった(ドライバー役だった)が、「あちこちでご講演されている先生だ。その時にチラッとお会いしただけでは覚えていないであろう。その頃とは違って自分もめがねをかけているし。」と思っていた。
そうしたら、昼食時に「どこかでお会いしましたよね」と言われた。前任校のことを話すと「そうそう、〇〇校長の時だね。初任もこっち(奥州)だったね」と話された。これには驚いた。
県内では著名な方なので、講演も多いはずである。行く先々で多くの人と接するであろうから、覚えるのも容易ではないはずである。それをうっすらとでも記憶していていた。一流となると違うとつくづく思った。

 似たことで思い出すのは、家本先生である。自分が2回ほど20代の頃に家本先生が編集される本の原稿を書いたことがあった。ただし、直接の知り合いではなかった。それから10年ぐらいして、縁あって家本先生に連絡をとる機会があった。その時に、「先生は10年ほど前に〇〇社の原稿を書きませんでしたか。記憶しています」とメールが届いた。これには驚いた。若輩者の原稿の内容と名前を覚えていたからだ。これで家本先生の熱烈なファンになった(もともとファンだった)。

 かつて田中角栄が官僚の名前と就職年次をひたすら覚えて、声をかけていたというエピソードを聞いたことがある。課長クラスでもしっかりと覚えていたという。大臣が自分の名前を覚えていた・・・となれば、当然感激するであろう。

 このように名前を覚えるということは、「人に興味をもつ努力をする」ということであろう。担任であれば、子どもたちに興味をもつ。その子のことをよく知り、声も何回もかける。講演者は関係者する皆さんのことをよく知ろうとする。この点、自分は関わりのある先生はもちろん、同僚のことを知ろうとする努力が不足しているなあ・・・。これも努力しよう。

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2009.11.08

講演から学ぶ

今日は家族参観日。本校が誇るのは出席率の高さである。100%参加は通常のこと。ご夫婦での参加もけっこう多いので、保護者参加比率は130%といったところ。そして、そのほとんどの方が続いての講演会にも残る。
今日の講演会は「地を養えば花開く」、県の要職であられる先生が、ご講演された。ユーモアたっぷりの具体的なお話に、聞き手は大満足であった。

 こういう講演会の時に、私は内容と聞きながら、どういう点に皆さんが引きつけられているか、どういう時に笑うかも同時に注目している。これは数年前にはなかったことであるが、ここ数年間で人前で話す機会も増えたので自然と見方も変化してきた。

今回の講師の先生は「ユーモアある子どもたちの詩や作文」を紹介してくださった。子どもらしい視点からの詩や作文に、保護者の皆さんがドッとわく。同時に「子どものセンスっていいな」と思われたことであろう。
また、子育てに関して言えば、自分の子育ての失敗談も入れていた。これは共感を呼んでいた。成功した話も印象に残るだろうが、それ以上に失敗談や苦労談は引きつけるものがある。「なるほど」と思いながら聞いていた。

 これらは自分はあまり行わない方法である。(依頼されるジャンルの違いだからしかたがないが)。その点でも参考になる講演会であった。こういう重鎮が県都から遠い本校に来ていただけることは本当に有り難いことである。

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2009.11.05

小中合同校内音楽会

本来であれば今日が町音楽会であった。
しかし、新型インフルエンザの影響で中止。近隣市町村でも同様の動きであるから、これはやむを得ないであろう。まして、音楽会であるから。(ちなみに生徒指導の保護者対象の大会も中止になった)

ただ、ずっと音楽会を目標に先生方は練習に取り組んできた。子どもたちも楽しみにしてきた(小規模校であるから、全員で音楽会に参加する)。
そこで代替措置で校内で小中の音楽会を開くことになった。小学校は中学生に、中学生は小学生に聞かせるというものである。これも小中併設のメリットだ。

子どもたちは小学生も中学生もいい歌声を披露した。町音楽会のような場で他校と交流するのも1つの学びの場ではあるが、このような形でも1つの節目として長い期間の取り組みを終えることができたと思う。

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2009.11.03

若き日の失敗

今日はPTA研修旅行。前任校で前々任校でもなかったので、十数年ぶりの参加となった。
十和田現代美術館、まきば温泉での懇親会(温泉には入れずひたすら飲んでいた)、お父さん方との二次会と楽しい旅行となった。

お酒を飲みながら、かつて行ったPTA研修旅行の失敗を思い出した。教員になって3年目の研修旅行だった。場所は遠野。やはり昼の懇親会でお酒を飲んだのだが、隣のお父さんがやたらお酒が強くて、「先生、じゃんけんをして負けたらお猪口で飲むゲームをしよう」と言われた。酒の国秋田出身の自分としては当然受けて立った。(すっかり弱くなった今ならもちろん受けないが・・・)
勝負すること30分。すっかり酔っぱらってしまった。まさに「お酒に飲まれた」状態。
その後の記憶は途切れ途切れ。気づいたらアパートで寝ていた。
翌日同僚に聞いたら、「大丈夫?昨日はベロベロだったね。福泉寺(遠野名所)では走り回っていたし、帰りのバスはマイクを占領していたし。でもそういう姿もなかなか見られないから、おもしろかったよ。ハハハ」
その瞬間、真っ青になってしまった。

それまでお酒に飲まれた同級生や先輩を見て、みっともないなあと思っていたが、自分がそのようになってしまった・・・。若気の至りといえばその通り。羽目をはずす程度はいいだろうが、飲まれてはいけない。若き日の失敗である。

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2009.11.01

図書館と過去の情報がつながる

学校図書館に関わる調べごとをしていたら、ウィキペディアでの「学級文庫」という項目に辿り着いた。
「たいしたことがないだろう」と読み進めていたら、そんなことはなかった。「学級図書の利点」などは、現場にいる者としては「その通り」と思うものばかりだ。次に引用しよう。

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■学級図書の利点
・短い休み時間、雨の日の休み時間、また図工の授業中などに皆より作業が先に終わった手持ち無沙汰の子供など、いつでも気軽に本を手に取ることができる。
・とくに小学校低学年は学級担任が図書室へ引率・監督しなくとも、教室の監視下で本を読ませることができる。
・学級文庫は通常、図書室のような個人に対する貸し出し返却処理を行わない。そのため読もうと思えばすぐに読み始められ、おもしろくなければすぐに変えられる。とくに本が薄くて読み切る時間が早い、集中力が低く飽きっぽい小学生に適している。
・各学年の学力に応じた内容(漢字の使用頻度・難易度やページ数)の本を揃えて学力レベルに応じられる。
・「朝の読書」の時間(始業までの10分間読書)に読む本を持って来なかった場合も、代わりに読む本がある。
・常に教室にあるため、面白い本や奇妙な本は口コミで広がって学級における一種の「ベストセラー」現象が起こり、本を手に取る子供が増える。
・学級図書が「サンプル」として機能し、シリーズの続きや同じ作者の作品が読みたくなって図書室へ向かう子供もいる。
・常に目にしているため、学級文庫にある本の題名や著者名を自然に覚える。
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利点だけではなく、欠点、工夫内容もその通りだと思う。ちなみに本校の学級文庫は、町立図書館から月に一回巡回図書館号がバスで来る。各学級30冊の本を入れ替える。教師で借りる人もいるから、大人の読書促進にも役立っている。
さて、私が最も注目したのは、「北米における学級図書」という部分である。日本と北米の学級図書の主な相違点として「読書レベルシステムの導入」「出版業者との提携」「リラックスした読書環境 」が書かれていた。
自分がアメリカ研修に行った時のことがパーッと思い出されてきた。
週に1時間「ライブラリー」という時間があり、図書館情報学らしきものを学んでいた。学級にはカーペットコーナーがあり、子どもたちはリラックスして読み聞かせを聞いていた。もう16年も前のことだったが、この情報と当時の光景が結びついた。
きっとある程度問題意識をもっていれば、当時の学びも違っていただろうが、当時は「珍しいものを見ることができた」という程度だった。でも、それが逆に意識を少しは高めて、今の興味に結びついているのなら、それはそれで見たことの価値は十分にあったのだろうと感じた。今後も注目していきたい分野である。

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